[聖なる旅]


聖なる旅 



2007 元旦 編



2007.1.1
                          

 1月 1日
 12月31日
 2006年も、いよいよ終わり。午後は、柾至と大掃除の仕上げをした。最後にスッキリ出来て満足。(^^) 
 
 今年も、おじいちゃんとの3人で元旦ツアーに参加することにした。いつもより早めの夕方発だったので、ちょっとバタバタ。電車に乗る直前に、柾至が携帯を忘れたことに気付いた。でも、ギリギリだったので、取りに帰ると間に合わない。いつも、友達と新年のメールを送り合っているので、さぞショックと思いきや、今日はちょっと違った。
 「いいよ、いいよ。その分、勉強出来るから。」 しっかり自分で作った単語カードを持って来ている。 おっ!? 私のほうが驚いた。 ハワイから帰って、ますますやる気になって来ている。(よしよし。^^)

 天神からバスに乗り込んで出発。今回は申し込むのが遅かったからか、一番後ろの座席。でも、そのおかげで足元のスペースが広い。後ろに荷物も置ける。 ラッキー! 後部座席だけ、金色のシャンデリアが付いてキラキラ。 ふと座席番号を見ると、11列目の44番シートになっていた。 う〜ん、いい感じ♪  ありがとうございま〜す。

 まず最初に、玉名で年越し蕎麦を食べることになっていた。山の中を走っているみたい。バスから降りると、「参詣・・・」と書いてある。もしかして!? わっ、やっぱりそうだった!  お店の名前が「たんぽぽ」と聞いて、すぐに浮かんだけど、本当にそうだったとは。

 ここは、去年ダライラマ法王の法話会があった、蓮華院誕生寺だったのです! (当時のレポートへ) 今年はどれにしようかと、ツアーのチラシを眺めていたところで、大晦日の除夜の鐘を蓮華院で迎えるというツアーがあり、これも良いなあ〜と思っていたから。
 チラシには、途中で年越し蕎麦を食べるとしか書かれていなかったから、うれしいサプライズ&とっても得した気分♪ 

 あの時も、同じ「たんぽぽ堂」さんでのお食事だった。さらには、お蕎麦だけかと思ったら、精進料理のお節御膳という感じの豪華な食事。(まあまあ) それもお肉類の代わりに、おいしい大豆のお肉(セイタン)があったり。(セドナのオーガニックレストランを思い出します。^^) ちゃんと蓮の実まで。(わ〜い♪) 
 お腹一杯で食べ終わって、売店を覗いたけど、あの天眼石はなかった。やっぱり、あの時だけだったのかな。 手にしておいて良かった〜。(この後、再び天眼石が関わることに・・・)

 そして、二人で素早くお参りにダッシュ! 本当は、この時間は除夜の鐘の準備で、境内には入れないことになっていたけど、早めに灯りを付けてくれて、私たちも入れることに。(ラッキー!) 
 世界一の大梵鐘「飛龍の鐘」の前で、感謝のお祈り。(この鐘を、至心に念じてつけば、楽を得、悟りを得るなど、大きなお加護と霊験があると言われている。) 
 そして、ラマ様がいらした奥の院五重の塔の前へ。一年の感謝を、ここでお祈り出来て、とっても満足。(^^) ありがとうございました☆  (・・・これには、続きがありました。次のDiaryでね。^^)
 空を見上げると、真上にお月さまの姿があり、雲ひとつない空には、星がキラキラ光っていた。
 

 そして、2007年に築城400年を迎える熊本城へ。 その400年祭のオープニングイベントとして、カウンダウンがあるのだ。プロローグのテーマは、「夜明け」。 

 まだ早かったようなので、フードコーナーのテーブルに座ろうとしたら・・・あらっ、そこに顔見知りの人が! その方は、6年ぐらい前の瞑想会から、天拝山でのイベントや幣立神宮などで、ご一緒していた平林さん。(幣立レポートで) 
 こうして会うのは数年振りだったので、お互いにびっくり! それも、同じツアーに参加していたのだった。(!) 同じバスに乗っていても、それまで気付いていないところがまた・・・。(ふふふ) しかも、この大晦日の日に会うなんてね。(^^)

 平林さんは、大きくなった柾至を見て、さらにびっくりしていた様子。(私の友達だと思ったみたい。^^) 共通の話題が多いので、久し振りの会話で弾んでいた。
 30分ぐらい経った頃、添乗員さんが私たちのところに来て、イベントが始まっていることを教えてくれた。あら〜!? 実は、イベントは別の場所だったのです。時間になっても、まだ始まらないし、人が少ないとは思っていたけど。(笑) ツアーの他の人たちは、わかっていたようだけど、平林さんと私たちは勘違いして、ここに来ていたのです。 ちゃんと、そのための時間を作ってくれたのね。(ふふふ)

 会場の広場には、たくさんの人。ステージも用意されて、次の歌が始まるところで、結果的には丁度良かったみたい。(寒い中を、ずっと立って観ることになるから) 
 始まった曲は、月をテーマにした歌で、これまたピッタリ。正面には、ライトアップされた天守閣が浮かび上がっていて素敵。
 カウントダウンスペシャルライブとして、4人のアーティスト達が、楽しませてくれた。

 開幕式の後、いよいよ新年を迎える時間に。天守閣のお濠のところに、文字が照らし出された。参加者全員で、カウントダウンが始まった。 10・9・8・・・・3・2・1  おめでとう〜! HAPPY NEW YEAR !!
 わ〜! 歓声が響き渡り、レーザービームの光が照らし出され、2007年の幕が賑やかに明けた! (イエ〜イ!)


 続いて、「Lighting Symphony − 音と光の華舞台 −」として、常田富士男さんの語りによる、熊本城の歴史を語るライトアップショーがスタート。
 「もののふの城、炎上 !」というテーマで、熊本城が光による赤い炎に包まれていく。 お〜っ!
 シンセサイザーによる生の演奏も、盛り上げている。 この時は遠くて良く見えなかったけど、もしかしたら太宰府で観た人たちかもと思った。帰ってからチェックしてみたら、やっぱりそう。阿蘇在住のアーティスト 「Viento」。音の感じが似ていたから、ピンときた。 太宰府の舞台では、南米の音楽と和楽器をコラボした演奏を聴かせてくれて、印象に残っていたのだ。
 その演奏に合わせて、Aika ちゃんタイプの美しい歌と舞もあり。 夜空に幻想的に映し出されていた。

 こうして大勢で新年を迎えるのも、たまには良いですね。 「多くの人と共に,歓びを分かち合う」・・・2007年のテーマとして、相応しい幕開けになりました☆

 寒かったので、甘酒で暖まろうと、フードコーナーに行くと長い列。(あらあら) それで諦めて、早めに集合場所に戻り、近くのコンビニを探すことに。 その途中に、火の灯りが・・・。あっ、神社だ! 
 まだ時間があったので、お参りしようと入った。「菅原神社」とある。 ・・・ということは、もしかして道真ちゃん!? 梅の紋になっているから、間違いない。まあまあ、こんなところで。(^^) 予定外に、新年が明けた最初のお参りになった。 いつもありがとうございます。 新年の挨拶と、感謝を込めて光を送らせて頂いた。

 参拝を終えたところで、「甘酒をどうぞ。」と差し出された。 まあ、ちゃんとここで用意しておいてくれたのね♪ お心遣いありがとうございます。そこに、平林さんも来た。(さすが、ちゃんと呼ばれてきてます。^^) 熊本城で寒かったので、「火があると良いのにね。」と二人で話していたのです。(^^) おかげさまで、松明の火で冷えた身体を暖めることが出来た。 何から何まで、ありがとうございます☆

 この後は、バスで熊本港に移動して、朝までお休み。私たちの席は、足が充分に伸ばせるスペースがあったので、有難かった。 おまけに、隣が一つ空いていたし。その横は、年配の女性で、ご主人が来れなくなったので一人で参加していた。良く話す明るい人で、 ツアーの間ずっと柾至が話し相手になっていた。(^^) ちゃんと耳を傾けて、一つ一つ相槌を打っている彼の姿にも感心したりして。(笑)

 そうして、夜が明け始めた。7時過ぎに乗船。「オーシャンアロー号」は、熊本から島原まで約30分の就航している、超高速のカーフェリー。
 客室は、観光客船という感じでデラックスな雰囲気。ちょうど初日の出が昇る時間とあって、一般客も多い。空が染まり始めたところで、デッキに出てみると、鮮やかな濃いオレンジ色の太陽が、顔を出したところだった。 わ〜い♪ それも、ほんの僅かな時間で、すぐに雲の中へ。

 デッキは、何やら賑やかに盛り上がっている。 わ〜、わ〜♪ カモメさんの大群が、集まっているのだ! 鳴き声を上げながら、カモメさん達が船と一緒に走っている。 パンのエサを、みんなで投げ始めた。
 おじいちゃんは投げないで、手に持って差し出した。すると、その手からちゃんと取って行く。(お〜っ!) カモメさん達は、口を開けた状態で、早いスピードで飛んでくるので、近くで見ると迫力がある。でも、おじいちゃんに寄ると、カモメは指を突くことはしないとか。
 それで、私も挑戦。船はかなり早いスピードで走っているけど、カモメさんはちゃんと取って行ってくれた。ナイスキャッチ! わ〜い、ちょっと感動♪ (写真右が私・左はおじいちゃんの手) すると、周りの人たちも、手に持ち始めた。 大人も子供も、夢中になっていたりして。(ふふふ)


 すっかり初日の出のことも忘れていた。(笑) 遠い空の雲の中から、うっすらと昇っていたけれど、それも短い時間だったので、写真までは取れなかった。それよりも、カモメさんの写真をバチバチ。(^^) 初日の出ツアーが、カモメさんツアーになっていた。(笑)

 毎年恒例になっていた、初日の出の写真を紹介出来なくて残念だけど、どうやらそれにも意味があったようです。 

 去年、アマテラスさま(太陽神)からの強いエネルギーを感じたことで、月と太陽との統合も完成。今年は、大地としっかり繋がりながら、外に向かって統合した光を積極的に発信していく。そして、それは人と人との繋がりの中で、輪(和)を通して行う。一人で頑張るのではなく、多くの人たちと、歓びを分かち合いながら・・・。 
 ここで、カウントダウンに続いた、今年のテーマがわかりました。v(^^)v  カモメさんも、ご協力ありがとう〜♪

 島原に入った。島原温泉の「南風楼」へ。バスから降りたところで、目に留まったのが、「88−88」のカーナンバー。 うん、相変わらず良い感じ♪ 
 朝食は、これまた豪華なお料理でサプライズ。にぎり寿司から、海の幸満載の豪華な御節料理がズラリ。しかも、素材も味も良くておいしい♪ 島原名物の具雑煮まであって、もう満足。
 お食事がメインでないツアーの場合は、あまり期待出来なかったりするけれど、今回は違っていた。 今年は、予想外のサプライズが多い。 しかも、うれしい事ばかり。(^^) どうやら、今年は期待以上のことが待っているという意味もあるようです。(るんるん♪)

 島原の海を眺めながら、初湯へ。たまたま手にした籠のNOが、「33」番だった。(うん、またまたいい感じ♪) 静かで穏やかな海。優しい風が心地良い。 近くに神社があると聞いたので、早めに出て行ってみた。その丘の上にあがったところで、雲の中から太陽が顔を出した。(この間だけ) 小さなお社の中に、石の祠がある霊丘神社。お隣には、お稲荷さん。今まで、あまりお稲荷さんは参拝していなかったけど、今回は呼ばれている気がして、手を合わせた。


 ホテルのロビーに戻って、時計を見ると「10:10」なり。柾至は、時間を忘れて長湯をしてしまい、集合時間に遅れるということも。(オイオイ ^^;) でも、すご〜く気持ち良かったと、幸せそうな顔をしていた。(笑)

 島原城が見えた。お城は、5年ほど前に3人で訪れたことがある。(当時のDiaryへ) その後で気に入って、去年も島原を通って、雲仙に来ていた。そこで、天草四郎のことが浮かんだ。「魔界転生」で窪塚くんが演じていたからか(笑)、私は昔から天草四郎ちゃんのことが、時々気になっていた。

 雲仙の普賢岳も近くに見え始めた。去年、雲仙地獄でキリシタンの殉教者たちに、お祈りをしたことを思い出した。(雲仙編) そういえば、その前にも柾至は私達とは別に、長崎にある友達の実家に招待されて、島原まで来たことがある。この土地に続けて来ているのは、やっぱり意味がありそう。気持ち良くウトウトしながら、そんなことを考えていた。

 初詣の神社に到着。バスが止まったところで、目を開けると・・・!? 何と、すぐ横に天草四郎の像が立っていたのです! これにはびっくり。 四郎ちゃんは、片手を差し伸ばしている。島原城の像よりも、もっと若い少年の姿で。 島原の一揆発生の時は、今の柾至と同じ15、6歳だったという。 やっぱり、島原は四郎ちゃんが呼んでくれていたようです。そして、私の中で浮かんできたことが(!)

 日本一の大門松で有名な橘神社で参拝。大鳥居の両脇に、高さ13mの大きな門松。(撫で撫で) めでたい、めでたい。(^^) 「国家鎮魂」の文字。なるほど・・・。ここでは、わが国へのお祈りをさせて頂いた。


 続いて、ツアー最後になる祐徳稲荷神社へ。 ここは、3年ほど前に呼ばれて来たことがある。(当時のレポートへ) さすが日本三大稲荷の一つ。数キロ前から、渋滞状態。駐車場からの長い参道には、お店がズラリ。
 ようやく辿り着いた境内も、人でびっしり。ズラリと参拝の列が出来ていた。拝殿の天井にいらっしゃる、美しい対の鳳凰さんにも御挨拶。そうそう、この鮮やかな金色。そして、この優雅な美しさ。 この美しい光を思い出すために、また呼んで頂いたのかも。
 運と福の授け神でもある御祭神さまに、感謝のお祈り。猿田彦ちゃんも、いつもお導きありがとうございます。
 その上にある奥の院にも、光を送らせて頂いた。前に来たときに、一通りゆっくり参らせて頂いているので、今日は新年の御挨拶ということで。(^^)
 子馬ちゃんも久し振り。撫で撫で、よしよし♪



 自由散策ということで、昼食の時間になっていたけど、朝のご馳走で、まだ食べれそうになかったので、十二穀米の入った「紅福いなり」を買っておいた。(後で食べたら、おいしかったです♪) 気温も上がり、バスの中は暑いくらいになっていたので、抹茶のソフトクリームも。(ほっ)

 参道のお店で、亥の置物を見つけた。ここ数年、干支の置物は、新年に見つけるようにしている。(去年の犬は、太宰府で買ったシロちゃん。^^)
  金と白金色のペアで、背中には金の俵を載せた土鈴になっている。 帰ってから説明書をみると・・・ 
 
 ” 亥は「猪突猛進」の言葉通り、勇猛の象徴とされてきました。又、子を多く産むことから子孫繁栄、豊穣を招く縁起の良いものとされています。
 「亥歳」を迎えるにあたり、新年の招福を祈念し、縁起の良い床飾りを創作致しました。・・・”

 いろいろ種類はあったけど、ピッタリのものだったみたい。「薬師窯」というのも良い感じ♪ 「猪突猛進」といっても、ただ闇雲に突っ走るのではなく、自分の進む方向をしっかり見極めて、その道に向かって、勇気を持って力強く進んで行きたい。 イノシシさん、今年一年よろしくね。(玄関でお迎えしています。^^)

 帰りは、金立(きんりゅう)のSAで休憩することに。まあまあ、最後にまたここに来るなんて。(^^) 去年は、ありがとうございました。バスに乗ったところで、「999」のカーナンバー。
 は〜い、これで今日は完結ですね。 何から何まで完璧です。v(^^)v

 「一年の計は、元旦にあり。」ということで、今年もちゃんとテーマが示されました。2007年 「9」の年。 「12」は、太陽系の完成の数で、「9」は地の完成の数だという。
 一日一日を大切にして、今年も達成させますよ〜☆