[聖なる旅]


聖なる旅



 
2010 冬至の伊勢 編


2010.12.20〜12.22

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 12月21日 (皆既月食) PART 2
 内宮前に着いた。今回もCANバスの周遊チケットをゲット。路線バスも使えることを知って、二日分にした。始発まで時間があったので、宇治橋の前へ。雨が降っていたのか、橋が濡れている。ホテルに入るまでは、月が煌々と輝いていたのにね。
 明日の朝に向けての御挨拶。そこで、また雲っていた空から、顔を出してくれた。その光で、橋も輝き始めた。(!)

   

 とても神秘的な姿だった。そして、またすぐに雲の中へ・・・・。(ほんの2分位のこと。)

   

 二見ヶ浦までは30分ほど掛かるけれど、最後まで私一人だけだった。 ・・・ 可愛いバスでしょ。(^^) 
 
 シーパラダイスに着くと、また待っていたかのようにショーが始まった。 相変わらず、近くで見ると大きいこと。この「小鉄」くんには、二人の奥さんがいるらしく、この間に子供が二頭も生まれたらしい。 お〜っ、それはまた! ここでも「新生」に・・・♪(うふふ)  得意技のシャチホコポーズにアッカンベーも、バッチリみせてくれた。(パチパチ)

 売店の中を通り抜けて行こうとしたら、海産物を売っているおじさんに声を掛けられ、引き止められるように足が止まった。すると、お吸い物を作って飲ませてくれた。「めひび」という伊勢ではお馴染みだという、海草(ワカメの根元)を入れたもの。(一切添加物なしの天然100%) なかなか良い味が出ている。朝から外を回っていたので、すっかり身体が冷えていたけれど、じわ〜っと温まってきた。 まあ、有難い。 ということで、一袋買うことに。・・・ 「海の幸」お土産シリーズが続きます。(^^)

 そのおじさんは、昔から神宮前に住んでいるとか。(まあまあ) 団体での観光客が多い中で、一人で来ているので珍しかったのか、いろいろ聞かれて、しばらくお話していた。別売りの小袋もサービスしてくれたりして。(わ〜い♪) 

   

 再び外に出て、二見ヶ浦の海へ。海風が冷たいけれど、さっきのお吸い物でチャージしたのが効いている。・・・ その意味もあったのね。 & 海のパワーも実感。
 新しく出来たのか、これまでは気付かなかった「縁結の歌碑」に目が止まった。「お伊勢まいりに見そ免(め)た あなた むすぶ縁能(の)夫婦岩」 京都の旅に続いて、縁結び、ご縁の大切さを感じさせられている。

   

 倭姫命が天照大神の御鎮座の地を求めて、この地を訪れた時、あまりの美しさに二度も振り返ったことから、「二見ヶ浦」と呼ばれるようになった。伊勢神宮にお参りする人々が、「清き渚」で身を清めて内宮、外宮へ向かったという習わしのある神聖な場所。それで神宮に入る前に、お参りするようにしていたのだった。

 まずは、八大龍王王神さまの龍宮社へ。手水舎の龍ちゃんも、改めてみるとホワイトゴールド系になっているのね。(うふふ) ここで、狛犬がカエルさんになっていることに気付く。(まあまあ) 訪れる度に、新しい発見があり。

   

 前回の旅で、ティティカカ湖と対になっていることに気付いた獅子岩。(伊勢・熱田編 Page 3) この時のほうが、もっと目が開いているように見えていた。& 瞳も入っている。(!) 
 夫婦岩の二つの岩を結ぶ大注連縄は、「結界の縄」と呼ばれ、神々が寄る神聖な場所として俗世と区別されてきた。この大注連縄は、長さ35m重さ40kgもある。鎌倉時代の後半である約650年前には、すでに張られていたという。現在も年に3回、張り替えの神事が行なわれている。ここで、その今年最後の張り替えが、出発の前日である19日に行われていたことを知った。(!) 
 
   

 手前のカエルさんを撫で撫でしてから、日の神皇居の遥拝所から参拝。今年、マチュピチュの太陽の門の前で祈っていた夏至の日、この二つの岩の間からは、太陽が昇っていたのですね。 そのことを思いながら、統合の光を・・・・。

 興玉神社で、猿田彦大神さまに参拝しようとしたら、太鼓が鳴り響き、またしても神事が始まるところだった。(!) そのまま一緒に、お祓いと祝詞を頂いた。ここでの猿田彦大神は、「甦りの神」としてお働きになっている。私にも、そのお手伝いが出来ますように祈りながら・・・☆

   

 満願蛙さんにも、そのことを祈りながら水を掛けていた。アマテラスさまが、日の入りとしてお隠れになった天の岩屋へ。ご祭神は、豊受大神でもある宇迦御魂大神。 数日前の伏見稲荷大社では、お世話になりました。
 岩屋口の中にも、小さな鳥居があるのを見つけた。千本鳥居のように、これからも岩戸開きのために、一つ一つくぐり抜けて行きますね。

   

 何やらテレビ局とかも来ていて、カメラもズラリと設置されている。警備員の姿も見えて、お話していたので、何かあるのかしらと尋ねてみると・・・。何と今日の皆既月食で、夫婦岩の間に満月が昇ることになっていたのだ。それも400年振りになるという。(!) 

 岩の間に昇るのは、夏至の太陽だけではなかったのですね。それも冬至の前日で、月が昇り始めると同時に皆既月食になる。2010年の年明けは、月食から始まっていた。それだけでも、特別な一年になることは感じていたけれど。
 全く何も知らないで、そんな重要な日に来ていた。それは、冬至を伊勢で迎えるという示しからで、いつもの流れとして前日に来ることになったのだけど、こんなサプライズがあったなんて。・・・

 テレビカメラの他にも、境内では朝早くから、プロやアマチュアのカメラマン達が場所取りをしていたそうだ。巫女さんも、テレビ局の取材を受けている。空は曇っていたので、実際に見られる可能性は、ほとんどないと思う。例え、肉眼の目で見れなくても、月は昇っている。それだけのエネルギーは、すでにここに満ちていたのだった。 昨日の夜の月は、そのことを伝えていたのでしょうね。・・・ そこで再び、太陽が顔を出してきた。

   

 もう一度、興玉神社で御挨拶をしようと戻ると、神楽の舞が始まっていた。太陽神信仰の復活と地球の再生・・・その祝いの舞のように。最後に、私も出来ることとして、二見ヶ浦の海に祈りながら、オメガナノWを撒いて、ペルーからの光を「和合」させて、海の中に沈めた。皆既月食の月が昇る前に、その光を届ける必要があったようです・・・・☆

 一通り終えて出ようとしたとき、観音さまの像があることに気付いた。「幸せの泉」と書かれている。後光の輪が、月のように見えていた。

   

 そして、今日の後半へ・・・。