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聖なる旅 



カナダ 2008 編


2008.8.2〜8.11
                                                                              

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 8月 8日
 昨夜は、ホテルのスチームサウナとジャグジーに入って、汗を出してから休んだ。夜中に、しばらく咳き込んだ。ほらほら、また出てきたよ。 何ってたって、ここはネイティブの聖地だものね。(^^)
 柾至はカメラを持って、朝の散歩に行っていた。その間、私はゆっくりして、戻ってきたところで出発。


 周辺にはパークもあって、トレイルもたくさんある。地図をみて、気になるところへ。30分ぐらい走ったところで、出てきたのが Deer Lake。 鹿さんも大好きだから。(うふっ) またまた緑の上に、ゴロ〜ン。太陽からの陽射しを浴びながら、大地からのエネルギーと一緒に全身で受け取る。 あ〜良い気持ち♪ 今日もまた、自然界が癒してくれている。


 二人は、湖畔のトレイルを一回りして散策してきたみたい。それぞれに良い時間を過ごせた。


 もう一つ、どうしても行ってみたいと思ったのは、RAINBOW FALL だった。地図に名前だけは載っていたけれど、道がわからない。出発前にホテルのロビーで尋ねたら、スタッフの人も知らなくて、ネットで検索してくれたものの、写真ぐらいで詳しいことはわからなかった。
 そこで、もう一度インフォメーションセンターへ。調べてもらったところ、ボートツアーでしか観れないことがわかった。そのツアーは、午後から出ている。よっしゃ〜! それなら夕方までには帰れるし、ちょうど良いかも。 ということで、その間にランチをすることに。 ついでに、オーガニックかベジタリアンメニューのある、お薦めのレストランを教えてもらった。
 先に、二人がボートツアーのチケットを買いに行ってくれた。これで大丈夫。(ほっ) レストランは、昨日のギフトショップからすぐ近く。2階のテラスのテーブルが、入れ替わりに空いた。 ここからは湖が見渡せる。やったね♪ 
 サーモンがゴロゴロ入った、クラムチャウダーに、ベジタブルのバニーニサンド、付け合せのサラダもフレッシュな野菜がたっぷりで、おいしい♪ 


 そうこうしている内に、時間が近づいたので、サンドまで手がつけられず、テイクアウトさせてもらった。・・・スタッフのきれいなお姉さんも、すごく感じが良かった。
 あ〜、間に合うかな。先に、柾至のパパが行って受付をすることに。まだゆっくりしか歩けないので、ちょっと焦った。(はあはあ) でも、時間にはギリギリ間に合った。(ふ〜っ) それに現地の人は、もっとのんびりしていたし。(^^)

 さあ出発するよ〜! 他には老夫婦と家族連れだけだったので、ゆったり。 バニーニを食べながら、リラッ〜クス。 スタッフのお姉さんが、それぞれのポイントで説明してくれたり、この周辺で採れたという化石も見せてくれた。(お〜っ)
 奥のほうまで行くと、フクロウや熊の形をした岩も出てきた。さすがネイティブランド。その森の中には、ペトログリフも見つかっている。その場所は聖域になるので、コーストサリッシュ族の人たちによってのみ、ツアーが行われている。(モニュメントバレーのような感じね。^^) 


 そのペトログリフは、2000〜3000年以上前のものと推定されていて、伝説の怪物サスカッチ(写真下左)や狼、幾何学模様や飛行機の形をしたものもあるという。(!) 自然と調和して生きていたのは、どの先住民も同じ。彼らの生き方から、私たちは学んで行くべきなのでしょうね。(写真は、HPより)


 聖域からの風と、聖なる水のしぶきを浴びながら、ウトウトと夢心地になっていた。


 そうして、RAINBOW FALL が出てきた。山の頂上で、かなり高さがある。これなら、ボートからでしか見れないのも納得。その姿は、神々しく感じられた。聖域の中にある滝は、先住民の人たちにとって、神のような存在でもあったのではと思った。良かった、ここまで来れて。じっと見つめながら、手を合わせていた。
 

 ボートは、その滝のところでUターンして戻り、2時間のボートツアーも終了。のんびりとリラックスも出来て、本当に良い時間が過ごせた。 仕上げにジェラードのアイスを食べて(笑)、ハリソンレイクともお別れ。 一昨日のRAINBOW LAKE に続いて、虹の女神アイリスちゃんや、温かく迎えてくれた、この地の精霊たちにも感謝☆

 帰りは道を変えて、ルート7の川沿いから帰った。夕方ぐらいにダウンタウンに到着し、オーガニックのスーパーでお買い物。RAW SESAMI のペーストやアガペのシロップなども買ってみたり、日本へのお持ち帰りをごっそり。ちなみに、農場で買ったブルーベリーは、RAW HONEY に漬け込んだ状態で、持って帰ることにした。・・・密閉ビンに入れて、しっかり封をしてグルグル巻きにしたら、大丈夫だった。(イエイ)

 お部屋に戻ってからだった。突然、今日の帰りのフライトのことが浮かんできた。 もしかして!? 急いでチケットを取り出してチェック。 あ〜これは! どうしよう、この予約は昨日の夜の便かもしれない。ひえ〜っ! 
 ・・・ 帰りのフライトは、午前1時過ぎの出発になっていた。大抵の場合、このように日付が変わる場合は、日程表にもカッコをして次の日の日付が記載されているのだけれど、送られてきたものにはなかったことから、気付かなかった。 いや良く考えたら、すぐにわかることではあったのだけど。(^^; 
 つまり、今日の夜に発つつもりだったのが、実際には昨日の夜のフライトになっていたということ。あ〜どうしよう。格安航空券だから、変更も出来ないけれど、すでに飛び立っているだなんて・・・これは、もうどうしようもない。

 ガガ〜ンとショックを受けながらも、まず日本の旅行会社に電話してみた。調べてみるとは言われたものの、通常の営業は休みになっていたので、時間が掛かりそうだった。その間にチャイナエアラインに連絡してみた。すると、確かに昨日の便だった・・・・。何も連絡しないで乗っていないのだから、仕方ないと思っていたところ、それでもいつかは帰らないといけない。(ははは) 次は、いつのが取れるのだろう。 すると、明日の同じ便なら席が取れるとのこと。(よかった〜) しかも、何と何と、そのチケットをそのまま移行してくれるというのです!! え〜っ、本当ですか〜!? 高くても、もうノーマルチケットを買うしかないと思っていたら、信じられないことに、そのまま変更してくれることになったのです。それも、全く手数料もなしで。(わ〜ラッキー♪)

 その思わぬ展開にびっくり & 感謝の気持ちで一杯になった。そして、もしかしたら最初からそうなっていたのではと思えてきた。 いくら私がドジとはいえ(^^;、こんな風に便を間違えるのは初めてだったし、気付いたのが空港に行く前だったこと。まだパッキングもこれからだったし、全部準備した状態で空港で気付いたら、もっとショックでパニックになっていたかもしれない。

 この日は、2008年の8月8日・・・オリンピックも開催されていた、「888」の日。何もないとは思わなかったけれど、てっきりその流れで帰るのかと思ったら、このようなプランが用意されていたとはね。今までにない新しい展開でのサプライズに、すっかり脱帽です。(あっぱれ、ハイアーセルフちゃん♪) 

 それで結局、本来の予定から二日間延びることになった。そのことに、どこかでほっとしていた。いつもなら、少なくても2週間以上は滞在していたのを、今回は短くしていたから。その理由も幾つかあったのだけど・・・。

 何はともあれ、あと一日はゆっくり出来る。それがうれしかった。何から何まで、最善の導きをありがとうございます☆