[聖なる旅]  


聖なる旅 



カナダ 2009 編


2009.12.16〜12.31
                                                                              

                                                          Page 1

12月16日(新月)
 お昼過ぎの便だったので、朝のお祈りのときに新月祀りと、カナダでの「和」の儀式の準備をしておいた。余裕のつもりが、荷物が多くなってしまって時間が掛かり、予定ギリギリで出発。空港に着くと、カートが一台もない。(あらあら) それもそのはず、カウンターにはベトナムの団体グループがド〜ン! おっと〜、大混雑状態になってる〜。
 すぐ後ろに、おばあちゃんが一人でやってきた。同じく遅くなってしまったので、チェックインが間に合うかどうか心配している。待っている間お話をしていたら、一人でLAに住む娘さんを訪ねるらしい。(!) これまでも何度も(10数回)行っているようだから慣れているとはいえ、80歳近くぐらいだから、やっぱりすご〜い。(パチパチ) 
 
 今回は、出発時から荷物が多かった。それも、軽く10キロ以上はオーバーしているはず。(ほほほ) わかってはいたものの、柾至たちに持って行きたいものがたくさんあったので仕方がない。最近さらに荷物の規制が厳しくなったようで、それぞれのカウンターには大きく目立つように、「20kgまで。それ以上は超過料金」とある。(あちゃ〜) 覚悟をしながら荷物を載せると、スーツケースだけで25kg以上、そこにもう一つのバッグを加えたら・・・(!)   
 にも関わらず、手続きが終わると、にっこりと美しい笑顔で「いってらっしゃいませ。」と見送ってくれた。あ、あれ!? 気付かなかったのか、どうかわからないけれど、とにかく全く何も言われなかった。ギリギリの大混雑状態だったのが、幸いしたのかも。何はともあれ、私にとってはラッキー! この後、成田でもスルーなので、このままカナダまで届くことになっているし。思わず感謝。 お心遣い、ありがとうございます。(ぺこりん) 

 搭乗口に着いたら、ちょうど搭乗が始まるところでピッタリ。ベトナムグループのチェックインに時間が掛かったようで、遅れての出発。それでも、成田では充分に時間があるから大丈夫。(^^) 荷物もないし、空港内を少し散策。無印良品のお店で、新しいバッグインバッグを見つけた。落ち着いたダーク系のマジェンダカラー。先月買い変えた、グレーパープルのお財布にもピッタリの色。(むふふ) キティちゃんショップでは、レインボーのキティちゃんが、こんにちわ〜♪ (うふふ)

 ラウンジに入ってPCを取り出し、ブログを書いたり、サイトをチェックしたりして、時間までゆっくり。カナダのほうが、気温が低いと聞いていたので、重ね着していたけれど、空港内は暑くて暑くて。薄いブラウス一枚で、やっと良い感じに。
 
 今回のフライトは、エアカナダ。何度もカナダへは往復していたけれど、エアカナダを利用するのは初めて。新しい飛行機のようで、なかなか良い感じ。席に着くと、すぐにお隣さんが話し掛けてきた。カナダ人の男性だけど、日本語がペラペラ。学生時代から日本に来ていて、ホリデーシーズンでの里帰りみたい。お薦めドラマや映画の話など、いろいろお話していたら、ベジタリアンミールを予約していた。・・・ 私は、どちらにしてもあまり口にしないつもりだったので、リクエストしていなかった。
 小さい頃から、動物食はあまり口に出来なかったらしい。エンターテイメントの中に、アメリカのFOODをテーマにしたドキュメント番組があると教えてくれて、私も観てみた。ファーストフードの裏側なども描かれていて、これを観ただけでも考えちゃうような内容。他にも、イルカさんも出てくる海や自然をテーマにしたものもあると教えてくれたり。関心事が似ている人だった。

 そんな感じで、ほとんど眠っていない状態で到着。8時間ちょっとなので、映画を数本観ていたら、割とすぐに着いちゃう感じ。空の上からは、真っ赤な朝日が見えていた。パワフル〜!
 柾至のパパ(・・・今回は、彼が通称で使っているマイクと呼ぼう)のお迎え。現地の時間では、お昼を回ったぐらい。外は、雨だった。バンクーバーは、秋ぐらいから雨が多いという。先月も一ヶ月ぐらい毎日雨ばっかりだったとか。これまで、太陽サンサンの夏にしか来たことがなかったものね。でも今回の目的は、別にあるので、それも良しなのだ。(^^)

 そのままSAFE WAYのスーパーへお買い物。前回、ここで意識を失いそうになったことを思い出した。そうでした・・・あの時は、身体(血液)の変換総仕上げで来ていたのよね。(カナダ編 2008) すっかり終わった今の状態が、有難いこと。普通に歩けるという、当たり前の状態に感謝が出来る。
 パーティのためのケーキも予約。果物もいっぱい買い込んでおいた。皮ごと食べれるブドウも、プリプリしておいしいのだ〜♪ お家に帰ると雨も止んで、お空が明るくなってきた。テレビを付けると、ボンジョビのプロモが流れてきた。初セドナの旅の最後に見送ってくれた曲だった。今回は、「おかえり〜」と迎えてくれたみたい。(うふふ)

 シャワーを浴びて、ゆっくりしていたら、柾至が大学から帰ってきた。お〜っ、すっかり大きくなって・・・そんなことないか。(笑) いえいえ身体ではなくて、この僅か3ヵ月半でも、何かが大きく変わっているのを感じた。今はスカイプでテレビ電話みたいに話せるから、それほど離れている感じはなかったけれど、実際に会うとまた違う。 髪の毛も伸ばしているらしく、外見の雰囲気も少し変わったけれど、まず何より環境が大きく変わったんだものね。

 その頃には太陽が顔を出して、窓からは日が沈んでいくのが見えていた。夏は9時ぐらいまで明るかったけれど、冬は5時には日が暮れて、6時前には真っ暗状態になっているという。

 夕食を用意してもらって・・・ここでは甘えさせてもらう。(^^)、夜は、二人でしばらく話していた。 只今、彼は最初の試験の真っ最中。マイクによると、毎日家でも6時間以上は勉強しているとのこと。 


 本人曰く、入ってすぐの頃は、レクチャーを聴いても、ほとんどわからなかった。渡された論文も、3ページの意味を理解するだけで、2時間以上は掛かっていた。今は、勉強することが習慣になっている。高校の頃が、どれだけラクだったか。(^^) ・・・
 日本でも、あまりテレビは観なかったけれど、カナダに来てからは、ほとんど付けたことがなく、ニュースや必要な情報をサイトからゲットしている。勉強の合間に、日本のコメディを数分観て、気分転換させているとか。それで、だんだん授業にも追いついて行けるようになったみたい。
 私にも想像付かない。大抵の場合、留学生であれば、最初の数ヶ月〜1年ぐらいまでは、ESLのクラスに入ったりするのだけれど、最初からネイティブの人たちと全く同じように受けていた。日常の会話と、大学の授業とでは比較にならないはず。そうして、自分で努力して超えてきたから、大きく感じられたのかも。・・・ 私もその姿をみて、もっと頑張ろうと思った。

 おっとっと、いつのまにかこんな時間に。今日は丸一日眠っていないので、ぐっすりお休みしよう〜☆