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聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 生命の鍵を開ける旅 〜


2009.3.9〜3.28
                                                                                

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 3月 18日 (後編)
 ランチは、すぐ近くにあるレストランへ。ルクソールでは、人気のお店らしい。2階に上がって、お得なセットメニューから選ぶことに。モロヘイヤのスープをメインとして選んだら、パスタのスープに、サラダ、ピクルス、茄子の前菜、ポテトのトマトソース、パンにタヒニ・・・(写真右) これだけで、すでに十分な気がしたけれど、それにグリルチキンとポテトフライ、ライスがあるのです〜。(あらら)

 モロヘイヤスープは、カイロのお店のほうがおいしかったけれど、食べられないかもと思っていたチキンのグリルは、外の皮がパリパリと香ばしく、中は柔らかかった。大きな二切れだったので、ムスタファにも食べてもらって。 フライドポテトも、ゴールデン色にカリッと揚がっていたし。デザートもあり。フレッシュな生マンゴージュースも最高♪ ふ〜っ、お腹いっぱい。 これも明日に備えて、今日の内にしっかり食べておけってことかも。(^^)

 ゆっくり頂いた後は、スーパーマーケットに連れて行ってもらうことに。カイロでもお願いしているけれど、その前にどんなものが売られているか、チェックしておきたかった。

 甘みの入っていない100%のタヒニもあるし、オーガニックハニーも見〜つけた! 日本よりは、かなり安い。
 ハイビスカスなどのハーブティーや、フレーバーティーもいろいろある。セットのものがあったので、ここでお土産用にゲット。なつめやしのバーもあるね〜。みんなは、ちょっとマニアック風なエジプトのガムやお菓子に夢中。(ふふふ) 

 おやつ代わりに、バナナを買おうということで、みんなで道路を挟んだお店に行くと、高めの金額を言われた。前の日にスークで相場を知っていたから、これはどうもおかしいということで、ヒンドゥを呼んで確認したら、やっぱり・・・(オイオイ!) おじさんも、しっかりしている。(笑) 
 
 ルクソール神殿へ。まだライトアップには時間があったので、一時間ほど自由時間として解散。 
 アフメッドやヒンドゥたちからは、いつもグループ全員で行動をするようにと言われるけれど、RAINBOW TOUR では「精神的自立」も目指している。グループで動くことで、一人では見えないこと、気付かないことがわかることもあれば、一人や少人数になって動いてみることで、自分にフォーカスしやすくなって、今の自分を知ることが出来る場合もある。この旅では、そのどちらも経験して欲しいと思っていた。それも、初めて訪れる場所で、どこに何があるかわからない状況だからこそ、その意味が大きくなる。 最初から最後まで、後ろから誰かに付いて行くだけでは・・・ね。(^^)

 RAINBOW TOUR では、一人ひとりに対して、そのための設定もされている。つまり、本当に必要なことしか起こらない、決して意味なく危ない状況に陥ることはないということ。私自身にも、それだけの信頼と確信がないと、このTOUR は出来ないし、最初からやろうとも思わない。・・・ なので、こういう時は、どこで何をするか、自分たちの内なる声に従って選択し、好きなことをしてもらうのです。
 
   

 それぞれに分かれてGO−GOー! さて、私たちはどこに行こうかな〜。道路を渡って、ナイル川沿いを歩いてみることに。日が暮れる前で、良い雰囲気になってきたよ。(ふふふ) いつのまにか、昨日の夜と同じメンバーになっていた。お出掛け シスターズ結成なり。ムスタファは、カメラマンなので。(ほほほ) 
   

 階段を下りてみると、お店が並んでいる。マーケットにも入ってみた。テラスのあるレストランやカフェもあり、ナイル川を眺めながら寛いで、シーシャをしている姿も。 
 そこで、あのモーヴェンピックのアイスクリームが出てきた。エジプトでは有名と聞いていたけど、前回はどこにあるのかわからなかった。やったね!(えへへ) どれもおいしそうだったけれど、マンゴーとストロベリーに。どっちも濃厚で、果肉が入っていておいしかった〜♪ (満足、満足)

   

 そろそろ戻ろうと、上に上がると、ウインターパレスホテルの向かい側になっていた。・・・夕暮れの散歩には、最適の場所です。そこでサンセットタイムになり、夕日がナイル川に沈み始めた。 このタイミングは、またお見事! ルクソールでも、サンセットが見れるとは期待していなかったので、うれしいサプライズ♪ 
 太陽神に、感謝の光を送っていた。

   

 この間ムスタファは、またまたバンクーバー繋がりの現地のお兄さんと、仲良くなっていたのでした。(ちゃんちゃん^^)

 ちょうど良い時間に戻った。みんなと合流したところで、神殿内へ。
 入り口を入ると左側に、カルナック神殿と繋がっていたという、スフィンクス参道がある。 年に一度行われるオペト祭りの時には、アメン神が神輿に乗って、カルナックからの参道を通り、この神殿を訪れる儀式を行ったという。 ・・・ それで、先にカルナック神殿から入るようにしていたのでした〜。
 
 第一塔門の前には、太陽神のご神体であるオベリスクが、高く聳えている。その脇には、ラムセス2世の頭部の像。光に照らし出されて、美しく神秘的に浮かび上がっている。はあ〜、やっぱり素敵♪ おっと! また動けなくなる前に、今回はちゃんとお参りしなくっちゃ。(へへへ)

   

 門をくぐると、右側には礼拝堂、左側にはモスクが建っている。中庭には、オペト祭りに使われる聖舟の安置所などもあり、周囲は未開花型のパピルス柱で囲まれている。
 第二塔門の前には、またまたラムセス2世の大きな像がド〜ン。頭には、上下エジプトの統一を表す冠を被っている。

   

 台座部分には、統一のレリーフ。このレリーフが、去年訪れたときの統合の象徴となっていたのでした。 脇には、ツタンカーメンとアンケセーメンの坐像。相変わらず、仲が良くて何よりです。(うふっ)

   

 大列柱は、高さ19mの開花型パピルス柱で、こちらもお見事。光の柱が、連なっているように見えて荘厳。その光に包まれた中を、歩いていく。

   

 アメンホテプ3世の中庭から、さらに先に進むと礼拝所、誕生の間と続く。そして、エジプト征服後、ファラオとして即位したアレキサンダー大王が建てた祠堂へ。ここにも、アンクを差し出して、口元から生命を授けているレリーフがあった。(はい、ア〜ンして♪ 笑)
 一番奥にある至聖所では、上から儀式を見守るように、鳥さんがアンクを持っている。(写真右)

   

 そこから引き返して、中庭にしばらく座っていた。この時間、ルクソール神殿は光の神殿になっている。天から注がれる、まばゆく美しい光に包まれているのを感じていた。
 去年初めて訪れたときは、カルナック神殿から意識が朦朧としていた。そのおかげで、空間を出入りしている感覚を知ることも出来ていた。それからの一年間は、いろいろな方法で鍛えられたので(^^)、目覚めている状態、意識がある状態でも可能であることがわかったのでした。(Diary 174

   

 まだ時間があったので、周囲にある列柱へ。列柱の間は、光の通路になっている。今だけでなく、いつでも意識するだけで、さらに進むと何も意識する必要がない状態で、光の道を歩んで行くことが出来る。 誰でも、内なる神と一つになっていれば・・・☆

 ・・・ 並べた写真をみて気付いたけれど、右は天からの光を受け取っている状態で、左は放っている状態になっていたのでした。(二人とも全く無意識だったはずだけど、どちらも必要ということで面白いかも。^^)

   

 ここで、神殿のおじさんが近づいて来て、私たちに付いて来るようにと合図。どこに連れて行かれるのかしらと思っていたら、奥にある礼拝所だった。そこで、一人ずつレリーフのある壁に立たせて、クロスをするように見せて、手を取って頭と胸に3回ずつと、儀式のようなことを。(まただわ〜) 

 それが終わってから、二人でハグするようにと示され、さらに・・・! どうやら、またカップルだと思われているみたいだけど、さすがにそれは遠慮しておいて、握手にしておいた。(笑)  そのとき、ちょうどテラちゃんとリカちゃんも通り掛かったので、一緒に。(^^) 



   

 待っている間、ラムセス2世のお顔の像に、最後の御挨拶をしようと思ったら、その前の少し脇に椅子が一つだけ置いてあった。いかにも座りなさいという感じだったので、遠慮なく。(笑) 
 じっと見つめながら、ラムさまと心で対話していたら、足元から次第にビリビリしてきて、ぐ〜っと上昇してくるのを感じてきた。 おっと〜! その感覚を味わいながら、黄金に光っているオベリスクに宣言していた・・・☆

   

 終わった頃に、みんなも集まってきて、その後は列車の時間まで、またフリータイムに。外に出ようと思ったら、売店にまたモーヴェンピックアイスを発見! おっ、やったね♪ みんなにも教えて、せっかくなのでまた一緒に食べることに。(ほほほ) さっきも気になっていた、メープルナッツとマカデミアナッツ。これで、思い残すことなし。(えへへ)

 あのターメイヤのお店に行こう〜! ちゃんと約束通り、戻ってきたよ〜。一緒に入れる具材は、自分で選ぶことが出来る。これで2LE だったから、本当に安い。お野菜だけになっていて、ヘルシーだしね。
 続いて、お隣のパン屋さんも。次々にアツアツが出てくる、丸く大きなパンは、パイ生地のように重なって焼かれていた。砂糖も一切入っていないとか。見た目は大きいけど、ふわふわに膨らんでいて柔らかい。他にも、小さなパンがいろいろある。明日の分として、ナツメヤシが入ったパンやマフィンタイプなども買っておいた。 ・・・ 甘さも控えめで、どれもおいしかったのです〜♪
 公園のような広場に入って、サンドイッチを食べながら、夜景を眺めて時間までゆっくり。夜風が涼しくて、気持ち良かった。

   

 ヒンドゥの同僚のガイドさんも一緒に、ルクソール駅へ。・・・お花模様の巻き巻きをしていて、可愛い人だった。 
 手続きを済ませて待っている間、何気なくヒンドゥとお話していたら、ある事実が発覚することに。 アフメッドとヒンドゥは、何と兄妹だった。(!) 
 別に隠していたわけではなくて、最初の日にそのことは話していたらしいけど、誰も聞いていなかった。(ほほほ ^^;) プランをしている時、アフメッドは南部エリアの許可証を持っていないので、ツアーに同行出来ないから、代わりにベストなガイドを用意していると言っていた。

 ヒンドゥは最初、その話を聞いたときに、自分にはとても出来ないと断ったそうだ。前回の私たちの写真も見ていて、ご両親からの会ったときの話も聞いていたことで、却ってプレッシャーのようなものを感じたらしい。そこを彼から説得されて、引き受けることにしたのだとか。だから、実際に会うまでは、かなり緊張して不安だったとのこと。でも、いざ私たちに会ってみると、みんなフレンドリーだったので安心したし、今では家族のようにも感じていると・・・。

 その話をしているとき、ヒンドゥの目がウルウルしていて、私も思わずじ〜んときて、最後は二人で泣きながらハグハグしちゃった。・・・ シスターと聞いて、てっきりお姉さんかと思ったら、妹のほうだった。大人っぽくて、しっかりしているヒンドゥちゃんなのでした。(^^)  
 それで、納得することもいっぱい。 そこまで心配しなくても大丈夫なのに・・・って思ったくらいに、面倒を見てくれていたから。 とにかく、私から離れないようにということで、度々彼からチェックの電話も入っていたようだけど。(笑)  ちょっぴり過保護な、エジプトのパパとママなのでした。(このグループとしては、二人が一番若いのだけれど。^^)  エジプトの人たちは、家族に対しても愛情が深いのでしょうね。

 今回の寝台列車は、同じファーストクラスだったけど、もっと設備が良かったみたい。お部屋に洗面台も付いているし。また、スタッフのおじさんも面白い人で、音楽に合わせて踊ったり。(^^) さすがに、運んでくれた食事までは手を付けられなかったけど、明日に備えてゆっくり休みましょう〜☆