[聖なる旅] [2008エジプト編]  [RAINBOW TOUR 2009] [Page 1]


聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 アトランティスの封印を開く旅 〜


2009.9.1〜9.14
                                                                                

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 9月 6日(満月 PART 1)
 昨夜終えてから部屋に戻ると、眠くて眠くてたまらなくなり、そのままバタンキュー状態。5日前に出発してから、この数日間まともに眠っていなかったから、無理もないかも。(^^) 久々にぐっすり〜。
 
 二日目の今日は、朝6時からの出発になった。西岸観光として、まずは王家の谷へ。朝日でキラキラ光っている、田園の中を走り抜けた。

 トラムで移動してゲートに到着。入り口で、ガイドさんにカメラを預けることになった。(!)・・・というのも、この間に王家の谷内でのカメラ持ち込みが禁止になっていたのだ。(あらあら)  そう思うと、過去2回で王家の谷の写真が撮れていたのは、ラッキーだったのね♪ (前回のレポートへ)

 谷の中心に聳える、エル クルン山に御挨拶。テーベの墓地を見下ろす山は、王家の谷だけでなく、墓地全体の守護者として崇拝されていたという。 ファラオ達を見守って頂いて、ご苦労さまです。
 最初にガイドさんから、一通りの説明があり、後は時間までの自由行動になった。やった! 時間が限られているので、要領良く回らなくっちゃ!

 今日オープンしているお墓をチェック。行きたいところは幾つか考えていたけれど、今回も奥まで行く時間がない。・・・ それも、初訪問の時に、一番奥まで行っていて良かったみたいね。(2008エジプト編 Page11) ・・・ 何でも、チャンスがあるときに、出来るだけやっておくべし。(^^)

 まずは、ラムセス9世のお墓へ再び入場。 入り口には、霊界で守っている金色のコブラが並んでいる。大きなホルス神に両手をかざし、神のエネルギーを受け取っているファラオ。「洞窟の書」や太陽の船、口あけの儀式なども。 玄室は、階段を下りたところにあり、白い壁のお部屋になっていて、レリーフは未完成のまま。天井には、「昼の書と夜の書」も残っていた。・・・ 以下、写真は全てお借りしています。(ぺこりん)

     

 次に入ったラムセス7世のお墓も、ガラス板で保護されていて、比較的きれいに残っていた。そして、いよいよラムセス6世のお墓へ。このお墓は、壁画の状態が最も美しく保存されているという。ツタンカーメンと同じく、通常の3枚セットのチケットとは別料金になっているけれど、今回のメインと感じていたので、先にゲットしていた。

 入ったところから、美しく鮮やかな壁画で埋め尽くされた通路が続く。礼拝堂の祠に入っているオシリス神、ホルス神、アヌビス神、アンクを手に持ったイシス女神にスカラベちゃんと、みなさん勢ぞろい。
 突き当たりの玄室に入ると、あの絵が!! 「昼の書と夜の書」だ。前回のRAINBOW TOURで入ったラムセス4世のお墓にも、その一部があった。(エジプト編 Page 9) この書は、多くのお墓に描かれているけれど、その完成図がここに残っていると知り、是非観たいと思っていたのだった。

 エジプト中で最高に意義のある壁画で、古代エジプトの世界観が表わされている。巨大なヌト女神(天空の女神)が、夜に太陽を飲み込み、朝に太陽を生み出している絵が、背中合わせで二体描かれている。12時間ずつ区切られていて、一方は体内を太陽が、もう一方は夜空の星が胸のあたりから下腹部までを通過している。

   

 すると、番人のお兄さんが私に話し掛けてきた。そして、手で合図をした。えっ、何!? もしかして、上に上がって良いってこと? その絵は、玄室の天井に描かれていて、その下は高い段のようになっていた。どうやら、そこに上がっても良いということらしい。番人さんは、その前に待機してガードしていたのだけど、今だけだからということで。 わ〜い、わ〜い♪
 実は私が入ったときは、入れ替わるように中の人たちが出て、一組のカップルだけになっていたけど、その人たちも部屋から出たところだった。そう、この時には、またしても私一人だけになっていたのです。・・・ 初めてツタンカーメンのお墓や、アブシンベル神殿に入ったときと同じ状態に。(!)

 その絵の真下に立って、見上げていた。手を伸ばせば、壁画に届きそうな感じ。見事に、鮮やかで完璧な状態で残っている。写真では見ていたけれど、実際にみると素晴らしいの一言で、ただただ感動していた。 そして、天空の女神であるヌト神に祈っていた。すると、次第に手が熱くなってきた。・・・ 何かが伝わってきている。
 ヌト女神は、何のためにこの機会を与え、何を伝えようとしていたのか。 それが、今になってわかってきた。 この書は、ヌト女神によって、太陽が永遠に再生され、地球上にいる全ての人を保護していることが示されていた。 太陽の再生・・・そのための祈りを、これからして行くことを。

   

 周囲の壁には、「大地の書」などもびっしり描かれている。アンクを持ったアヌビス神、ソーラーディスクの上に乗ったスカラベ。番人さんが、目を閉じないというコブラは、プロテクションだと教えてくれた。 どれくらいの時間だったのか、しばらく経ってから、他のグループが入ってきたようなので、素早く下りた。 とても人気のあるお墓なのに、この時間帯は ・・・。 ありがとうございました☆

 集合して、次の場所へと移動。駐車場へと向かう道には、たくさんのお土産屋さんが並んでいる。お買い物の時間はなかったのだけれど、みなさん捕まってしまったようで、いつのまにか私とガイドさんの二人になっていたり。 初エジプトなら、何でも目移りしちゃうから無理もないですね。(^^)

 ハトシェプスト女王葬祭殿へ。ここでも最初に説明があってから、自由時間に。 20分弱しかないから、ちょっと急がなくっちゃ。参道が長くて、坂や階段もあるので、行って戻ってくるだけで時間が掛かるから、暑いけどダッシュ。 まずは、ハトホル神殿へ。(はあ〜、はあ〜)

   
 
 ここでは、番人のおじさんが手招きをして、ある壁画を見せてくれた。・・・ 大抵の人たちは、アラビア語しか話せないので、身振り手振りで教えてくれる。(^^) ハトホル神を象徴とした牝牛さん。同じ構図のものは、前に別の壁で見た気がしたけれど・・・よ〜く見たら、その牛さんの下でミルクを飲んでいる姿が! それが、ハトシェプスト女王だという。 わ〜、かわいい〜♪ & 感動しちゃった。
 そのおじさんが教えてくれなかったら、気がつかなかったかも。 ありがとうございま〜す。 ということで、ついでに写真もお願いしようとしたら、この場所が良いよと教えてくれたり。 すると指が乗ったりして、撮り方がイマイチだったところ(笑)、もう一人の番人さんが来て写してくれるなんてことも。 お世話になりました〜♪

   

 気がつけば、ここでも私一人になっていた。(!) 至聖所でハトホル女神に感謝の祈りを捧げ、中を覗いてみたら天井にキラキラ星があった。シリウスの星かな〜。

   

 それから急いで、参道で狛犬ちゃんになっている & ハトホルちゃんのダーリンであるホルス神に御挨拶して、坂道を駆け上がり、一番奥にある至聖所へ。 ヴィーナスプロジェクト を示してくれたハトシェプスト女王に、改めて感謝のお祈り。 二人のハトちゃんにも、特別なご縁を感じているので、ここに戻って来ると、魂が喜んでいるのを感じるのでした☆

   

 その入り口に入るときに、「暑いですね〜。」と日本人の男の子から声を掛けられていた。もう時間になっていたので急ぎ足で戻りながら、少しお話していた。その彼も一人で、日本人のいない外国グループに参加していたようで、エジプトは6日間だけで、その後はヨーロッパへと向かう45日間の旅をしているらしい。(わおっ!) お薦めの国を聞かれたので、ペルーと答えておいた。(えへへ) 良く考えたら、出発してから日本語で話すのは初めてだったかも。 & それが最初で最後になっていた。(ほほほ)

 さすがに夏のルクソールは暑いけど、空の青さも素晴らしい。中でも王家の谷は、周りに緑がないので太陽光線ビームが強い。ダッシュで回ると、ふ〜って感じになるけれど、朝の9時頃だったから、まだ大丈夫なのよね。 今日は、あともう一息だよ〜。