[聖なる旅]


聖なる旅 



2011 愛媛 編


2011.12.26〜12.28

                              
                                
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 12月26日〜27日                                
 クリスマス&新月が明けた翌日、柾至の要望で父のお墓参りに行くことになった。出発前になって、急に思いついたということで、坊主にしてきた柾至。ゆっくり帰ってからでも良いのに・・・・と思ったけれど、彼なりの意味があったみたい。(^^)

 高速バスに乗る前に、夕食を済ませておくことに。かなり冷え込んでいたので、温かいものが良いなあ〜。鍋物が食べたいけど、バスの時間があるから同じ駅ビル内であるかな・・・。すると、ピッタリのお店を発見! それもイメージで浮かんでいた、味噌仕立てのちゃんこ鍋がある。(わ〜い♪) 最上階にあって、和風の落ち着いた雰囲気。 案内されたのは、素敵な個室。(うはっ) それでいて、お手頃なメニューがある。(御膳屋 奥離さん)
 新鮮な具材が一通り揃っていて、おいしい〜♪  良い出汁が出た〆の雑炊は、とじた卵でアツアツを頂いて、心も身体もかなり満足。 (写真は、柾至のカメラにて)

   

 この寒い中を船で渡るので、ちょっと気合いが必要だったけど、これで一気にアゲアゲ上昇気分♪ 一時間しかなかったのに、ピッタリ間に合ったし、スタートしても上々。 & この後の旅の流れを示していました。(うふふ)

 まずは、高速バスで小倉へ。フェリーは久し振りだったけど、この間に港までのバスが運行されることになっていた。駅から港まで、自分で移動しないといけなかったので、これはとても有難い。
 フェリー内も、ちょっぴりバージョンアップ。柾至と乗るのは、2007年が最後だったみたい。(2007夏至編) しばらく広間に座って、彼は本を読み、私は明日の移動をアイフォンで検索したりと、それぞれに時間を過ごした。

 明け方に、松山港に到着。アラームが鳴るまで、夢を見ていた・・・・。リムジンバスで、終点の道後温泉へ。まだ薄暗い商店街を抜けて、6時の刻太鼓を耳にしながら入った。

   

 一番乗りで、2階のお座敷へ。いつもの場所に座ると、すぐ横に大国主神さまの屏風。 10月の日向では、お世話になりました。(^^) 斜め前には、大国主神と少彦名神。そう、道後温泉は、この二神に由来している。
 「神代の昔、大国主命と少彦名神の二神が国造りのため伊予に来られたところ、折悪しく少彦名神が重病に倒れた。これを見た大国主命は掌の上に少彦名神をのせ、沸き湯に浸されたところ、さしもの重病もたちまち治った。身をもって湯治を体験された二神が浴池を整えられたのが、この道後温泉の始まりと伝えられている。」 

 しばらく一人だったので、霊の湯に入りながら、禊をしているつもりで「アワの歌」を口ずさむように唄っていた。40分ぐらい入って、お部屋に戻ると、柾至は1階にある神の湯にも入っていた。(ふふふ) 冷えた身体も温まり、おいしいお茶を頂いて、又新殿を案内してもらった。金箔で描かれた白鷺さんが素敵。(詳細は、Diary49にて) 続いて、夏目漱石のお部屋も。お初の柾至は、「坊ちゃん」の本を読んでいたので、興味津々。(^^)

 外に出ると、空は淡い金色に染まっていた。バスを待っている間も、写真を取り捲っている柾至。カナダの友達から、欲しいと思っていた一眼レフカメラをお手頃価格で譲ってもらっていたのだ。

   

 まずは、いつもの石手寺へ御挨拶。バスから降りたところに、ピカピカ黄金のお大師様がにっこり。青年の姿でイキイキしていて、同じ坊主頭の柾至と気が合いそうな感じ。(笑) そのお隣には、龍の背に乗った観音さま。後ろには、天女姿の観音さまも。ご無沙汰していました〜。

   

 太陽を背に受けた修業中のお大師さまも、存在感が強い。仁王門の風神&雷神さまに、鯛を持った恵比寿さま。「よう、来たの〜。」と、手を振って迎えてくれた。

   
 
 大わらじを撫で撫でして、境内の中へ。最初に「仕合わせの鐘」を打つことに。祈りを込めて、思い切りゴ〜ン! 全身に響くように振動して、スイッチオン。お茶堂に祀られているお大師さまに、改めて感謝の祈りを。 線香を立てようと思ったら、この日の一番乗りだったようで、私たちの二本が目立っていた。(えへへ)

   

 八十八ヶ所を参拝するように、一つ一つ祈りながら光を送り、椿に彩られた弁財天さまにも感謝を。

   

 大師堂から、絵馬堂へ入ると素敵な菩薩さまたちも。 向かいにある蓮台の上から見上げると、山の上にいる成就大師(西安大師)さまが遥拝出来る。(高さ16mの日本一の像) その横には、マハームドラ(お大師さまの手形)があり、二十一光明真言の契印を受け取る。そう、「21」は、金星の光で目覚められた御大師さまの数字でもあるのです。

   

 たわわに実った万両の赤い実が、豊かさを感じさせてくれる。七転八起の再生石に祈り、本堂の前に来たと同時に、雲の中から太陽が出てきた。(!)

   

 太陽から、光が降り注いでくる。その光を見つめていたら、ふわ〜っと包まれたようになり、胸がいっぱいになってウルウルしてきた。明るく温かい、慈愛に満ちた光で心が溶けるように。 合掌して祈り、感謝の光を送っていた・・・・。(写真 知らない内に、柾至が激写していた。^^)

   

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