[聖なる旅]


聖なる旅 



富士山 編
           
                        
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2006.1.12〜14
                          

 1月12日
 出発前の10日の明け方、左足が勝手に動き始めた。あ〜、また来た〜!(自動調整なり。^^) 今回は、向う脛だ。その間、ゆっくり呼吸しながらマスターのシンボルとマントラを唱えて、プロセスが終わるのを待つ。(ふ〜っ) その日、急にDVDプレーヤーの調子が悪くなり、しばらくの間フリーズしたりしていた。続いて、買い換えたばかりのマイミーオまで。あらまあ!
 翌日の11日。マイミーオはメーカーのサポートセンターに連絡して、すんなり解決。DVDプレーヤーは、いつの間にか正常に戻っていた。(!?) 午後に、レインボーファミリーの一人から、ビデオの返却と一緒にプレセントが届いた。素敵な金色のレースの袋の中に、お香立てと陰陽のマークが描かれたインド産のお香が入っていた。(まあ素敵♪) 
 この日は、1が三つ並んだ日で、鏡開きでもあった。昨日から今日にかけて、必要のなくなった古いエネルギーが出て行って、新しいエネルギーが注がれるという、エネルギーの入れ替えが起こったようです。それが、この旅への準備にもなっていたみたい。(ふふふ)

 夜明け前の薄暗い中を出発。搭乗口で待っている時に、朝日が昇り始めるのが見えた。ピンクオレンジの美しい光を放っている。優しく穏やかで、慈愛に満ちた光。今回の旅も、素晴らしいものになりそう♪

 機内の窓からも、朝日が見えていた。周囲の山々が、雲海に浮かんでいるみたいに見える。「日本画みたい・・・。」とみほちゃん。何度も飛行機には乗っているけれど、こんな光景は初めてかも。(天空から見下ろしているかのよう) その美しさに言葉を失ってしまいそう・・・。

 機長から、松山の上空を飛んでいるとのアナウンス。見下ろすと、四国山地が見えていた。頂上を雪に覆われた山が連なり、城壁のように見える。(万里の長城のようなイメージ・写真下左) その中には、弘法大師が修行した霊峰の石鎚山がある。
 座席にある地図と照らし合わせて眺めていた。あの辺りが剣山かな。・・・ということは、室戸岬の真上を飛んでいるはず。(またまた弘法大師ちゃん・・・) 先には淡路島も。
 続いて、紀伊山地も見えてきた。上から見ると龍体の形をしていて、山々の頂上が龍の背に見える。(写真下右) あそこが、高野山かな。(合掌) そして、熊野の上空を飛び、しばらくすると伊勢の町へ。町の中にこんもりと生い茂った一帯が現れた。あそこが伊勢神宮かも。空がクリアなので、はっきりと見える。もし反対側の席だったら・・・!?
 熊野から続いた旅の総集編って感じね。うれしいなあ〜♪ 弘法大師さま、神々様、その節はお世話になりました。(高いところから失礼します。^^) 空の上から、心を込めて感謝の光を送らせて頂いた。そして、広い伊勢湾から海沿いに建っている中部国際(セントレア)空港へ。神々様に見送られ、楽しい空の旅を終えて、すでに満たされた状態。(^^)


 セントレア空港は、新しい国際空港だけあって、さすがに広い。(外に出るまで時間がかかります。^^) デザインもモダンでお洒落。(トイレも。^^) 今回は昼食を用意する必要がなかったので、空港ダッシュはなし。腕の見せ所がなくて残念だったけど、それらしい場所もなかったので良かったみたい。(笑)

 このツアーは、総勢42名になっていた。例によって、年配の方達ばかりで浮いていたけど、すっかり慣れている私たち。(^^) 名古屋の空も、雲ひとつなく晴れ渡っている。心も自然と晴れ晴れとして、気持ち良〜い。(イエイ!)
 浜名湖のSAで、昼食のお弁当をゲット。旅に出たら、その土地の名物を頂くのをモットーにしているので、ここではうなぎのわっぱめし弁当に。その後で、売店の中にあるベーカリーを覗いてみると、おいしそうなパンがズラリ。しかもお値段が手頃。午後のおやつとしてゲット。(ここのベーカリーは、お薦め!) キラキラ光っている浜名湖を眺めながら、ランチタイム。お弁当は、寿司飯にうなぎ、鮭フレーク、海老、しっかり味のついたアサリに、竹の子や椎茸などが載っていて、おいしかった♪ 空を見上げると、進行方向に向かって、一直線の飛行機雲が走っていた。

 一時間ほど走り、富士川SAに着く辺りで、早速出ました富士山が! お〜っ! くっきりと見えている。(感動〜♪) そこで、また飛行機雲がピューッ。私たちのバスに並んで、一緒に走っている感じ。御殿場からは、雪を被った富士山に。
 実はさっき見えていたときは、頂上の雪がほとんどなかったので、あれれ〜っと思っていたのです。(写真左) 南側・北側で富士山の状態も違っているということで、それだけ大きな山なのだと、改めて感動。さすが日本一の富士山! どこから見ても美しい形をしている。この時は、何も覆われるものがなく、裾野までバッチリ見えていた。雪山の富士山は、やっぱり最高!(写真を撮り損ねてしまったけど。^^;)

 箱根に入る手前ぐらいからは、所々に雪が積もっていた。太陽の光に反射してキラキラ〜。峠をぐんぐん登っていると、千石原のススキの名所や湿原も見え、車窓を楽しんでいた。箱根に来るのは、今度で確か4回目になる。中学の修学旅行と、東京にいる時に2回。河口湖まで周ったこともあるけど(柾至が赤ちゃんの頃)、富士山をくっきり見たという印象が残っていない。あまり意識していなかったからか、見えていなかったのか・・・。
 その時に訪れていた大涌谷の前を通り、芦ノ湖へ。ここでは遊覧船に乗る。海賊船の形をしていて面白い。(パイレーツカリビアンって感じ。^^) 桃源台から出発して元箱根まで、芦ノ湖遊覧タイム。

 湖畔沿いに赤い鳥居の九頭龍神社が見えた。九頭龍の神様には、数年前に御神縁を頂いたことがある。芦ノ湖の九頭龍神社は、龍神信仰の聖地となっており、開運・繁栄・縁結びの龍神さまだそうだ。ご無沙汰しています♪
 甲板に出てみると、寒いかと思っていたら気持ち良いこと。今日は、例年よりかなり気温が上がっているそうだ。空を見上げると、富士山に向かって飛行機雲がピューッと勢い良く走り、しばらくしたら続いて一本、もう一本と計三本に。 わお〜っ! それに、周囲に5つ、真ん中に1つ入った形の雲も。何あれ、おもしろ〜い! 富士山も山の合間に、きれいに姿を見せてくれていた。(ハ〜イ!)


 元箱根の近くでは、箱根神社が見えていた。大神さまは、霧島神宮の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、青島神社の彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)と木花咲耶姫命。ご縁のある神々さまが勢ぞろい。船の上から失礼して御挨拶。(^^) ちなみに芦ノ湖は、箱根山の火山活動によって創られたカルデラ湖だったのでした〜。


 お次は、十国峠へ。向かう途中では、太陽の光に反射した海が、金色に浮かび上がって見え、周囲はエメラルド色に染まり、そこだけが違う世界を映し出しているようだった。(写真右)
 十国峠は、火が峰、日が峰、日金、丸山と呼ばれてきた山の一部で、頂上からは十の国と五島が眺められることで有名な場所。ケーブルカーに乗って5分で頂上へ。360度の展望台になっていた。シーズンオフだからか、私たちのグループしかいないみたい。雪が積もっていたけど、風がないので寒くない。遠くにうっすらと浮かび上がった富士山が見えている。雲がかかっていて、思わずあの歌が・・・。(あ〜たまをく〜も〜の上に出〜し♪ 笑) そして、その富士山の上空に、また飛行機雲が! 


 周囲の山々も、ピンクオレンジの優しい雲に包まれ、幻想的に浮かび上がっている。キラキラ光る太陽の下に、金色に光る海も見えている。その反対側には、満月になりかかった白い月。 (ここはどこ!?の世界です) みなさんは一通り写真を撮り終えたら、すぐに降りていったので貸切状態に。静寂の中で、この美しい光景を眺めながら、しばらく自分たちの世界へ・・・。


 一日の内で、こんなにも違う姿の富士山を見せてもらえるなんて・・・。もう感激です。木の花ちゃん、ありがとうございます。優しいピンクオレンジの色は、木花咲耶姫が表してくれているのだと感じた。私も、そんな光が放てるようになりたい☆
 
 バスに乗る前に売店を覗いたら、小鳥の鳴き声に呼ばれて見てみると、その正体は小鳥笛だった。ハム太郎の帽子を被ったおじさんが、楽しそうに吹いている。(笑) 吹く度に、小鳥の口と尾っぽが動いて、何とも可愛いこと。ホーホケキョと鶯の声も出せるし、メロディも吹けるのだとか。特に親子になっているのが可愛い。お正月限定の金色と赤のものに目が行き、買っちゃいました。(^^) ようこそ、小鳥さん♪ うちには、一杯お友達がいるからね。(うふふ)
 山に沈む美しい夕日も見えていた。その夕日の上には、また飛行機雲。お空の上から、ずっと付いて来てくれているのですね。ありがとうございます。


 日が暮れて、伊豆のお宿に向かう途中では、33.3mの観音さまが見下ろすように立っていて、ホテルのすぐ手前にも、観音さまの像が目に入っていた。(見守って頂き、ありがとうございます) 
 今夜のお宿は、南熱川温泉。何と海のすぐ真ん前に立っていて、全室オーシャンビュー! 窓を閉めていても波の音が聴こえている。う〜、感動♪ 
 露天風呂に入り、空を見上げるとお月様がくっきり。オーラを放ち、煌々と輝いている。何から何まで、ありがとうございます。 お食事は、伊豆の海の幸料理。陶板の焼き物に、金目鯛の煮付けや煮物など一杯。 私たちは、の〜んびりと時間をかけて、楽しんだのでした☆