[聖なる旅] 


聖なる旅 



秋分の伊勢・熱田 編


2008.9.22〜9.24
                                
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 9月23日(秋分の日)
 4時頃に目が覚めた。昨夜はおかげさまで、心穏やかな夜を過ごせた。6時にチェックアウトとして出発。荷物を預けたら、キーナンバーが「81(光)」になっていた。(!) 今日から、また新たな光へと向かっていく・・・。 は〜い♪ 準備はOKで〜す。v(^^)v

 爽やかな風と、ひんやりとして秋めいた朝の空気が気持ち良〜い。るんるん気分で、内宮へと向かった。宇治橋の前に来た。お部屋に置いてあった崇敬会の冊子にも、宇治橋は俗界から聖界への架け橋であり、神域のシンボルとしての境界になっていると書かれていた。
 ふ〜っ、まずはゆっくり深呼吸。何度訪れても、入るときは緊張してしまう。今の私は本当に、この太陽神界の神域に入れるだけの準備が出来ているのかと・・・。神域の中では、何一つごまかすことなど出来ない。全てが見通されているから。


 五十鈴川を眺めながら、ゆっくりと渡った。相変わらず、川の水は見事に澄み渡っている。夜が明けたばかりの静かな朝に、せせらぎだけが優しく響いてくる。空には、おもしろい雲も。・・・羽を広げた鳥のように見えるけど、頭には冠のようなものがあり、目もはっきりと見開いていますね。


 境内もし〜んと静まり返り、鳥の鳴き声と玉砂利の上を歩く自分の足音だけが、耳に入ってくる。人がいないせいか、いつもの何倍も広く感じる。これまで目につかなかったものも、見えてくる。あ〜気持ち良いなあ〜、うれしいなあ〜♪ その繰り返し。(うふふ)
 五十鈴川の御手洗場の前が、網で塞がれていた。今日は、水の量が多くて流れが早いので、封鎖しているらしい。あらあら、せっかくお清めしようと思ったけれど、やはり昨日のお風呂が禊になっていたようで。(^^) 


 神域の森が、語りかけてくる。立ち止まっては、木の幹も撫で撫で。伊勢神宮は、4度目になる。その時々での目的は果たせていたけれど、その内の2回はツアーだったので、こんなにゆっくりと味わっているのは初めて。それも早朝参拝ならでは。v(^^)v お泊りして良かった〜♪ その喜びに浸りながら、出来る限りゆっくりと歩いていた。・・・神宮会館では、早朝参拝の無料案内もあり。


 正宮の前にきた。いつもなら、この石段の上もたくさんの人だけれど、ここに来るまでもほんの数人の姿しかなかった。正宮も、光に包まれて輝いている。その光に向かって、一歩ずつ石段を昇っていく。
 
 アマテラスさま・・・太陽神さまに、心からの感謝のお祈りと光を。 秋分の日の節目のときに、また呼んで頂いてありがとうございます。
 白い布が、風でゆらゆら揺れていた。そうでした、初めて参拝したときは、この布が風で全開状態になったのでした。(当時のレポート) その次に来たときは、ここで三頭の鹿ちゃん達が現れたことも。それに、一日目のときにはスカラベちゃんの友達が来ていたのですね〜。(高野山・熊野編) あの時は、変わった虫さんぐらいにしか思っていなかったけど。(^^; 去年のRAINBOW TOUR の時にも飛んできたことから、ようやくその意味が判明。(セドナ編 Page5) 太陽神のお使いとして来てくれたことが・・・。ありがとうございます。
 
 新御敷地の周囲は、塀で囲まれていたので、いつもと違う道を通っていたら、伊勢の森の上から朝日が射し込んできた。わ〜、きれ〜い♪ 周囲全体が、金色の光でキラキラ輝いている。黄金の夜明けだ〜。(きゃっきゃっ) その光を浴びながら、荒祭宮へ。


 ここでも見事に、私一人になっていた。感謝の思いと宣言をしながら、お祈りをしていたら涙が出てきた。「ありがとう」と「ごめんなさい」・・・出発前日の数霊セミナーで、私たちの胸に最後に残る言葉は、この二つだと言っていた。
 まだまだ未熟な私でごめんなさい、そんな私にも光を与えて下さり、見守って頂いて、ありがとうございます。その感謝の気持ちが溢れてきた。周りには誰もいなかったので、抑えることをしないで、声に出して泣いていた。・・・ 石段の上に座って、気持ちを落ち着けながら、その思いをDiaryに書いていた。
 しばらくしたら、ド〜ンド〜ンと太鼓の音が響いた。時間をみたら、ちょうど7時になっていた。(これも合図の一つに。^^)
 
 風日祈宮へ。この橋は、また別の結界になっている。五十鈴川にも光があたって、キラキラ〜。ここでも木漏れ日の光が、赤い愛の光とクロスになっている。さっきまでの気持ちを引き締めるような空気から一転して、暖かい光に包まれていた。太陽からの、アマテラスさまの慈愛によって。


 ここでもまた一人になった。お祈りをしながら、私も風を吹かす人になりたい、そうなります。・・・その思いが湧きあがっていた。しばらく過ごした後、再び橋に戻ったら、さらにパワフルな光が降り注いでいた。


 橋の上で太陽に向かって立ち、両掌を太陽に向けて、しばらく目を閉じていた。細胞の隅々まで、太陽からの暖かく、力強い光が浸透してくる。 聖なる栄養を全身で吸収しているような感じで。
 全細胞に行き渡ったと感じたところで、目を開けた。太陽を見つめながら、両目と第三の目から光を受け取り、松果体へと送る。「真実を見通す、聖なる輝きを放つ目を持つように・・・。」 その言葉が響いていた。 そして、私はまた生まれ変わる・・・☆


 この頃には、境内全体に暖かい陽射しが降り注いでいた。入れ替わりに、グループの参拝客も入り始めた。そこで、きれいなニワトリさんが現れた。どうやら放し飼いで飼われているらしい。また気品のあるニワトリさんだこと。思わず、じ〜っと眺めてパチリ。(^^)

 おっとっと、いつのまにかこんな時間に! 最後にもう一つ、お参りしたいところがあった。大山祇神社へ行かなくっちゃ。この時、もうタイムリミットになっていた。でも、お正月にお参りしたときに、縁のある神さまだとわかったので、御挨拶しないわけには行かなかった。(阿蘇・伊勢編 Page2) 
 あ〜でもバスの時間が〜! と思いながら早足で歩いていると、あれは!? 神苑の舞台の上に設置されている。入ったときは、布で覆われていたので何だろうと思っていた。何かをシンボライズしたものだと思うけれど、私には太陽と月のように見えていた。

 後でわかったのは、昨日からの三日間は秋の神楽祭になっていて、この舞台では極楽に住むとされる「神の鳥」の舞が披露されたとのこと。・・・と書いていたところで、入るときに出てきた鳥の雲が浮かんできて、あの鳥が「神の鳥」なのだと!!  改めて良く写真を見たら、確かにそう見える。一足先に、舞い降りて下さっていたのですね。 いつもこうして、わかるように現れて下さっている。そして、ちゃんと気付かせて下さっている。神々さまというのは・・・また感動でうるうる。


 何とか、大山祇の神さまと木花開耶姫命さまに御挨拶をして、宇治橋へ。最後にバタバタとすみません。(^^; 
 鳥居の前で、もう一度振り返って感謝の光を送ったあと、バス停へとダッシュ。良かった〜、まだ止まっている。急いで飛び乗って座ったところで、ドアが閉まって出発。ふ〜っ、ギリギリセーフ! この時間のバスに乗らないと、後の予定が間に合わなくなっていたから。(ほっ) ・・・ありがとうございました。(^^;
 
 向かったのは、月読宮。これまでも気になりながらも、ツアーでは周らないところなので来れなかった。そこで昨日読んでいた本に、主人公たちが月読宮に呼ばれたことが書かれていて、今回は行くべきなのだと思った。
 
 ここにも暖かい木漏れ日が注いでいた。(写真右は、新御敷地) 伊勢神宮の別宮の四宮がお祀りされていて、参拝の順番まで記されている。(月讀宮→月讀荒魂宮→伊佐奈岐宮→伊佐奈弥宮)  その順番通りに、日頃の感謝として心を込めて、ゆっくり参拝させて頂いた。


 月読命さまは、アマテラスさまの弟神ですが、月の神さまとして、私の中でいつも浮かんでくるのは、銀色に輝く髪の美しい姿(シクイルケさま)になっている。(Diary23にて) ・・・ちなみに、月読命さまも、とても麗しい姿をされた神さまとのことです。(うふっ♪)
 ここには、普段の優しい神様のお心を表す和御魂と、時に望んで格別顕著なお働きをされる荒御魂の両方が祀られているということで、また特別な御神徳があるとのこと。さらには、父神・母神の伊弉諾尊・伊弉冉尊さまも、一緒に祀られているということで、素晴らしい神域になっていた。

 まだ時間が充分にあったので、四宮の前でしばらく座って過ごした。「月のように、美しく光り輝きながら、闇の中でも光りを照らす。」・・・昨日の外宮で浮かんできた言葉と似ている。それに、今朝受け取った「太陽のように、豊かな生命力を注ぎながら、暖かい慈愛の心で包んでいく。」が加わる。まさに、太陽と月の統合ですね。 さっきの内宮の舞台にあった、二つのシンボルが浮かんできた。

 最後に、五穀豊穣の神さまをお祀りしている末社(葭原神社)にお参り。御神木らしい立派な木の間から、太陽の目を思わせる光が注いでいた。「開かれた、開かれた」・・・祝福の光だった。(!) わ〜ありがとうございます♪


 バスに乗って、再び内宮前へ。そうだった、外宮から内宮を繋ぐ道に、この月読宮と猿田彦神社もあったのですね。(&天の岩屋の天鈿女命は、猿田彦さまの奥方でもありました。^^) そして、その道の名前が「御幸(みゆき)道路」になっているので、また喜んでいる私♪ (単純だなあ〜。笑) 
 昨夜の外宮からのバスのことも思い出した。この通りは、神さまの道になっていたのですね。(有り得ないことも起こるはず。^^) また、同じく道沿いにある神宮会館で一晩過ごし、今朝はこうして3時間もの時間を掛けて、じっくりと周ることが出来た。神々からのたくさんの光を浴びながら・・・。弥山に続いて、今回は一人で来るようにと示された意味も、良くわかった。 心から感謝します☆

 おかげ横丁で、出来たての「神代餅」と「太閤餅」を買って、会館に戻った。売店には、伊勢神宮のものも売られていた。お正月に買っていた鈴(紫色)の交換として、今度は太陽と月の光を思わせる、黄色の鈴を買った。お土産として、式年遷宮のシンボルが入ったストラップなども。・・・これは、出発前にご馳走して頂いた御礼も兼ねて、妙見神社のMさんへ。(^^)

 ちょうど良い時間に、駅までの送迎バスもあった。・・・この時間だけのサービスだったけれど、私が予定していた列車にピッタリ合う時間だったのです。何から何まで有難いことです。(ペコリ) 伊勢の神々さまたちに別れを告げて、五十鈴川駅へ。

 ここから、次の目的地までは2時間弱。ローカルな列車に揺られながら、受け取った光をじっくり統合していた。
 「伊勢は、命の根源に帰るところであり、原点に戻るところ。人生の節々のときに省みて、これからの行く先を考える。」 その意味を、じっくり感じながら・・・。

 駅に着いたら、お迎えのシャトルバスが待っていた。少し山のほうまで入って到着。ここで、みんなと合流。
 今回こうして伊勢に来ることになったのは、エジプトから帰った直後から始めたワークの最終プログラムが、この日にこの場所で行われることになったから。そのために、他の人たちは同じように前日から入って、この研修所で一泊していた。ここに泊まれば無料だったけれど、それよりも私は伊勢で一人で過ごすことを選んだ。・・・というよりは、そのようになっていたのがわかったから。

 そのプログラムについては、例によって名前とか、詳しい内容については公開出来ないことになっているので、私の中で起こったことだけをシェアすると・・・

 ここで行われたことは、ある儀式のようになっていた。そのための最後のワークというのが、ちょうど10日前の20時間掛かったというワークのこと。(Diary161) そして、ここでは古代から伝承されているという、81のマントラを表す文字の中から、自分自身としての一つを授かった。それは、自然と魂から浮かんでくるものとして、自分で選択するようになっている。はっきりと見えてくるまで時間が掛かることもあるそうだけれど、私はすぐに浮かんできた。そして納得した。
 最後に、その81の光の文字が全て入った、金色に光るカード型のものを頂いた。その裏側には、「神人合一」の意味を示す言葉が入っていた。手にしたときに、私にとっては完結のためのイニシエーションになっていたことを実感した。

 終わったと同時にダッシュで着替えて、飛び乗るようにシャトルバスへ。駅について切符を購入していたら、3分後に列車が出るという。(わおっ!) 九州からの人たちとは、ここでもゆっくり話す時間がない状態になって別れることに。(大阪経由で新幹線で来ていた。)
 向かうは、名古屋駅。再び、伊勢も通ることになった。(わ〜い♪) 車窓から、最後のご挨拶。本当に、お世話になりました〜。言葉では言い表せないほど、素晴らしい時間を過ごさせて頂いた。私にとっては魂の里帰りでもあったので、暖かく迎えて頂いて心から感謝☆

 宇治山田駅で、急行に乗り換え。先のローカル線もそうだったけれど、この列車でも4人席に一人で座れるという余裕に。おかげで、足も伸ばせてラクラク〜。ゆっくりDiaryを書いたり、本も読んでいたので、3時間ほどの移動も全く苦にならず、一人旅を満喫していた♪ またその本(「臨界点」)には、これまたピッタリなメッセージが次々に出てきた。買ったのは、もう何ヶ月も前だったのに、これまで読もうとしなかったのは、この為だったみたい。(^^)

 名古屋に着いたのは7時頃で、これまたちょうど良い時間に。・・・何から何まで、良い流れで進んでいる。(うふふ) え〜っと、ホテルはどっちかな〜。名古屋駅も大きくて、一歩外に出ると方角が良くわからなくなる。立ち話をしていたタクシーのおじさんに尋ねたら、親切に教えてくれた。信号を渡り損ねて、行き過ぎたかな〜と思って、女の人に尋ねてみた。すると、同じ方向だから一緒にということで、案内してくれることに。 名古屋の人って、みんな親切なのね〜。(^^) 20代の可愛い女性だったけれど、いろいろ話し掛けてくるので、世間話などもしたりして。・・・ハートオープンで良いですね〜♪

 そのまま伊勢から帰っても良かったけれど、大阪経由の新幹線で来るのと、名古屋までのホテルパックが、ほとんど同じ料金になっていた。それに、ホテルの名前に「330」とあったので、ピンと来たのです。今回は、名古屋まで来て、もう一つの目的を果たす意味があることを。

 お部屋に荷物を置いて、すぐに外に出た。昨日のお昼の伊勢うどんから、まともに食事はしていなかったので(断食するようになっていた)、さすがにお腹が空いてきた。旅先で外食するときは、その土地のものということで、名古屋名物の味噌煮込みうどんを食べることにした。その前に、フルーツバーで、フレッシュなマンゴージュースで一息。(ふ〜っ)

 地下街をてくてく歩いて、駅の反対側にある山本屋本店へ。専門店として有名なお店らしい。名古屋コーチン入りなど、いろいろある種類の中で、豆腐とささ身のヘルシー煮込みにした。
 初めてなので、良くわからなかったけれど、うどんが固めということで、少し柔らかくしてもらうことにした。それでも固かったら、おっしゃって下さいとのこと。そんな感じで、お店の人は感じが良くて、サービスが素晴らしい♪ (飛び散らないように、エプロンも)
 自家製のお漬物も一杯ついてきて、珍しいセロリもあり。 お替り自由ということで、少なくなってきたら、声を掛けてくれる。アツアツの土鍋で出てきたよ〜。うどんはかなり固めだったので、ちょっとびっくり。特に、柔らか〜い伊勢うどんを食べた後だからね。(^^)
 蓋を取り椀代わりにするらしいけれど、私はご飯の上へ。別にご飯を頼んで正解。かなり濃厚な味だったので、お汁も一緒にご飯に掛けながら食べると、雑炊みたいになってちょうど良かった。ゆ〜っくり時間を掛けて頂いた。朝から良く歩いて、お腹ペコペコだったので、これでとっても満足♪ 

 またてくてく歩いて、お部屋に戻った。部屋番号は「303」で、またまた〜。( 3の数字は、神の三位一体を表す数字なり。^^) 持ってきたハーブティーを飲んでリラックス。その後で、テラちゃんの光の統合アチューンメントを。(ナイスタイミングね〜♪) 
 私も、その後で同じように、統合のシンボルを使って、伊勢から81のマントラまでを一つに統合させておいた。これで、インプットしてインストールしたような状態になり、より深く自分の中(魂)に刻まれる。v(^^)v ・・・これがアチューンメントのポイントなので、マスターディグリーの皆さんも大いに活用してね〜♪

 さて明日は、最後の一日として秋分のハイライトを締めくくりますよ〜☆