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聖なる旅 



2010 伊勢・熱田 編



2010.3.19〜3.21

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 3月 21日(春分の日)
 昨日は、朝早くからフル活動だったので、お部屋に入るとグタ〜っ。シャワーを浴びてから、リラックスしようとテレビを付けたら、京都が紹介されていた。それも、龍馬ちゃん縁の場所として、武田鉄矢が案内していた。(!) 一昨年、初めて訪れていたお墓も映った。(鞍馬編 Page1) その途端に、胸が込みあげて涙が溢れてきた。武田鉄矢も泣いていた。ただ懐かしいだけでなく、龍馬への思いなのか、龍馬の思いが伝わってくるのか、自分でも良くわからないけれど・・・。

 武田鉄矢が、こんなことを言っていた。「龍馬は、決して絶望することがなかった。絶望しなかった人だけが、後の希望になる。」  そうだった、あんなにも波乱に満ちた時代に生きていたのに、あんなにもいろいろなことが起こっていたのに、彼は絶望もせず、愚痴をこぼすような生き方をしなかった。どんな時も、希望を失うことがなかった。常に前を向いて、大志を抱き、自らが道を開き、転換させていた。その大海のような広い心に触れたからかもしれない。・・・

 夜は、ぐっすり眠りながら、たくさん夢を見ていた。かなり鮮明な夢で、目が覚めてからもはっきり残っていた。先にチェックインをしてから、また自転車を借りた。夜は一晩中雨が降っていて、明け方になって上がった様子。そういえば、初めて訪れた時も、2005年の時も激しい雷雨の後だったね。
 宇治山田駅前に止めて、6時台の始発のバスに乗って内宮へ。ここで、外宮ー内宮間のバス代が、410円だったことに気付く。(^^) 続いて、大きく「21」と書かれた看板が目に入ったり。(ふふふ)

 再び鳥居の前に立って、ただいま〜☆ 神柱が立つ宇治橋から、山の上に姿を現した太陽が見えていた。春分の日の日の出になっている。その太陽は、白く浮かんだ満月のように見えて神秘的。そこで、シナイ山を登る時に見えていた月を思い出した。太陽と月の統合を表わしているように・・・・。 冬至の日には、この宇治橋の中央線の延長線上に太陽が昇るそうです。

   

 最初に、子安神社と大山祇神社へ。木花咲耶姫さまと、父神である大山祇大神が祀られている。大山祇大神は、日本の山を管理している大神であり、私の生まれ故郷に総本社がある。今回は、アンデス山脈を始めとする南米の山々との融合をお祈り。参道から外れた奥にあるためか、ここはあまり人が来ない。内宮で静かに過ごしたい時や、一人で瞑想したい場合には最適な場所で、私の隠れスポットでもあり。(^^)

 参道に戻ったところで、ニワトリさんの姿が見えた。また色鮮やかで、気品のあるニワトリさんだこと。そこに美しいメスも登場し、小さなニワトリさんも。(うふふ) そこで一声、響き渡るように大きく鳴いた。(!) いきなり驚いちゃったけど、新しい夜が明けたのを知らせてくれたようです。(パチパチ) 

   

 神苑の松の木(御手植松)も、相変わらず見事な枝ぶり。 古札を返し、火除橋から一の鳥居をくぐり、五十鈴川の御手洗場へ。この川の前に立つだけで、心身共に浄化されたような気持ちになる。どうかこの水のように、私の心身もお清めください。私にも、地球を清めるお手伝いが出来ますように・・・。 続いて、五十鈴川を守る水神さまをお祀りする滝祭神へ参拝し、地球の水の蘇生を祈った。

   

 二の鳥居の前に立つと、また白い太陽が見えていた。ちょうど御正宮の上に浮かぶように。 あの大木も出てきた。必ず、この大木の前で足が止まる。光が降りて、キラキラ〜。 精霊になって、今にも動き出しそう。(ロード オブ ザ リングみたいに。^^) 内宮を守って頂き、ありがとうございます。(撫で撫で)
 
   

 御正宮の石段の前で立ち止まり、ゆっくり深呼吸。一年半振りのお参り。今回は目的も、はっきりしていた。ペルーで太陽神の融合が行われる前に、大和の太陽の女神さまに、和龍を通して「和合」の光を送り、光を受け取ってくる。そして、その光をペルーへと届けていく。・・・
 祈りを込めて、一歩ずつ石段を昇る。太陽神界の至高殿への階段のように。明け方まで降り続けた雨で輝いている石段に、椿の花が色を添えていた。 (これこそ花道ですね。^^)

   

 一通りの祈りを終えて、しばらく垣根から眺めていると、また胸に込み上げてくるものがあり、ウルウルしていた。アマテラスさまの慈愛に温かく包まれたのを感じて・・・。言葉として発しなくても、思いはわかってくれていた。ありがとうございます☆ この光は、ちゃんと届けさせて頂きます。(魔女の宅急便として。^^)

 籾だね石から曲がって、神さまにお供えする米が入っている御稲御倉、古神宝が納められている外幣殿を通り、アマテラスさまの荒御魂が祀られている荒祭宮へ。昔から、荒御魂は困ったことや願い事があるときに、このお宮を頼ってきたという。そのため新しい事に取り掛かるときに、お参りすると良いとされている。 「和」の光を入れながら、最善の元に目的が遂行されることを祈った。終わったところで、ゴォ〜という飛行機(!?)の爆音が響いた。ここでも祈りが通じているのを感じた。(ほ〜っ)

   

 そろそろ時間だ! そこから一の鳥居まで、足早に戻った。春分の日であるこの日は、皇居内において神武天皇をはじめとする歴代の天皇、皇后、皇族方の御霊をお祀りする「春季皇霊祭」が執り行われている。その遥拝式が、8時から神宮で行われていた。
 この間は、境内の参道も通行止めになっていたので、参拝客たちも一緒に見守っていた。短い時間だったけれど、終わってから一列に並んで戻っていく光景は、さすが伊勢神宮という感じで、厳粛な雰囲気に包まれていた。

   

 まだ時間は充分にあったので、再び五十鈴川へ。ほとりの石の上に座り、静かに流れる川のせせらぎを耳にしながら、しばらく瞑想状態に。さっき来たときは、次々に人が来ていたのに、この時間はぷつっと誰もいなくなっていた。 どれくらい時間が経ったのか、わからなくなるくらいに、心地良い時間を過ごせていた。・・・ 滝祭神さまも、ありがとうございます。

 今度は、奥の森の中を通ってみた。またここで、太陽の光がキラキラ〜。お空は雲っていたのだけれど、こうして折に触れて、穏やかで優しい太陽の光が注いでくれていた。 ・・・ この柔らかい光は、ちょうど一年前の春分の日に迎えた、シナイ山の朝日と似ていると思った。(エジプト編 Page14) エジプトの太陽神(アテン神)とも融合されているのですね。

   

 そして、最後のお参りとして風日祈宮へ。ここの神橋も修復中だった。しばらく橋の上に立って、五十鈴川の支流を眺めてから入った。ここも、また独特の雰囲気を持った神域になっていて、私の好きな場所。・・・結局、どこも好きみたいだけど。(^^) 
 風日祈宮の神さまは、外宮の風宮の神さまと力を合わせ、神風を吹かせてモンゴル軍の襲来から、日本をお守りされたという。それらのことから、どちらも困難に立ち向かう時などに参拝すると開けるといわれている。この時期、私の周りでも、次の段階に進むために現状を打破しようとする人たちがいた。そのプロセスを、最善の状態で乗り越えることが出来るように、一人ひとりの顔を浮かべながらお祈りした。
 
   

 御祈祷の場となっている神楽殿に寄って、新しいお札を手にした。そこで今年の干支の五十鈴が目に入り、買うことにした。ここ数年同じところで干支の鈴を買っていたけれど、12月は留守にしていたこともあって買い損ねていた。もしかして、それも伊勢の五十鈴を手にするためだったのかも。この五十鈴は、五十鈴川上流の清浄な土で焼かれていた。兄がプレゼントしてくれたのも入れて、幾つかの干支は持っていた。新しい仲間が増えて、うれしいな〜♪ (えへへ)

 内宮の御厩にも、神馬がいた。お久し振り〜♪ 同じように、トリニティカードを顔に向けていると、やっぱり反応した。(うふふ) 参集殿で、定番の鈴を買った。今回は、朱色のグラデーションにした。式年遷宮の金色ストラップも一緒に。・・・ これは、妙見の前田さんの元へ。(^^)
 最後に、勾玉池にオメガW(和龍水バージョン)を。 金色の大きな鯉が近づいていた(パチパチ)

   

 その後で、再びニワトリさんが。今度は、仲良く二羽で登場して、「和合」として締めてくれました。(ちゃんちゃん♪) 
 宇治橋を渡るとき、日の丸が目に付いた。鳥居を出る前に、もう一度振り返ったら、太陽が現れて見送ってくれたように感じた。そして、その下を一羽の鳥が横切った。
 太陽神界の神域である伊勢神宮。今まで以上に、充実して素晴らしい時間を過ごさせて頂き、心から感謝します☆

   

 満たされた気持ちで、神宮を出た。では、残りの時間でお祝いをしましょう〜♪ この時、まだ9時を回ったばかり。伊勢の参拝は、早朝からの行動に限ります。(^^) おはらい通りのお店は、そろそろ開店の準備をしようとしているところ。昨日、一通り回っているので、ゆっくりお散歩がてら歩いた。ひと息つこうと、おかげ横丁のお店に入り、あさり茶漬けを食べることに。 ゆっくり時間掛けて食べちゃった。(えへへ)

 昨日も、目に留まっていた大きな招き猫ちゃん。その先には、横たわっている猫ちゃんも。(笑) お店の中は、大小様々な招き猫がいっぱい。呼ばれた感じがしたけど、これといって買いたいものが出て来なかった。 ・・・ すると帰ってから数日後、ひょんなことから両手を上げた招き猫ちゃんが、わが家にやってくることに。(!) この時になって、招き猫は、お大師さまに縁があることを知ったのでした。(^^)

 お約束の横丁焼で、恵比寿大黒焼き(芋あん)を持ち帰りにして、こんにゃくの味噌おでんなども、ちょっと食べてみたり。最後の締めは、前から一度食べてみたいと思っていた、「赤福」のぜんざいを。かなり人気があるようで、この時間でも店内はたくさんの人。 あずきの粒が大きくて食べ応えもあり、かなり満足♪ (えへへ)

   

 通りに戻ったところで、また見〜つけた! 昨日通った時に人だかりが出来ていたので、何だろうと覗いてみたら、インスピレーションで来た言葉を、その場で書いてくれていた。 しばらく見ていて、私もお願いしたいなと思ったけれど、春分の日である次の日のほうが良いと思った。かと言って、その時間にいるのかどうかわからなかったけれど、何か伝えるメッセージがあるのなら、その機会が用意されるだろうと思っていた。
 そうして、さっき通った時はいなかったけど、この時には・・・。(!) 名前を書いて、ちょっぴりドキドキしながら並んで待った。あっというまにサラサラと書いていくので、並んでいても早い。まず名前をみて確認したような後で、「目をみてください。」と目を合わせてから書き始める。書き終えたら、読んでくれる。その後お金を渡して受け取ったら、終わりなのだけど・・・そこで言葉を掛けられて話していたら、シンクロすることがあり、連絡先も渡すことになったり。

   

 書かれたメッセージは・・・
 「美由記が信じる心。それが全てを創ってゆく。美由記のホントの気持ちで、いつも未来を信じて描いて。」

 短い言葉だけれど、素直に伝わってきた。それは内なる自己の声であり、高次の存在からのメッセージでもあると思えた。書いている両脇に、恵比寿さまと大黒さまらしき像があるのも、目に入っていた。出発の時に空港で見送ってくれた、大黒さまを思い出した。・・・ ありがとうございます☆

 バスで駅まで戻り、まだ少し時間があったので、再び自転車で月夜見宮に行ってみることにした。今度はすぐに見つかる気がしていたら、その通りに簡単に出てきた。(ほほほ) やはり昨日ではなく、この時間に来ることになっていたみたい。(^^)
 外宮の別宮として、月夜見尊と月夜見尊荒御魂が一つのご殿に祀られているという、とても珍しい社。外宮の北御門からの道は、真中は歩かない、また穢れに触れてしまった者はその道を避けて通らなかったという習慣があり、神様の通う道であると信じられ大切にされていた。現在もこの道は地元の人々に、「神路通り」と呼ばれ、親しまれているという。・・・
 
   

 奥には、雷が落ちたと思われる大木があった。境内のご神木は両手を広げたような姿で、輝いて見えた。その先には、摂社として高河原神社も。

   

 ホテルに戻って、自転車を返却。今回は自転車のおかげで、時間を有意義に使えた。お世話になりました〜♪ (「タウンホテルいせ」さん) 名古屋までは、4人シートに足を延ばしてラクラク。セントレア空港も、お気に入り。(^^) 「ちょうちん横丁」を散策して、お土産のえびせんを買ったり。(ごぼう味が好き♪)

 帰りもお隣が空いていたので、3列に一人でゆったり。ウトウトしながら、ふと見下ろすと、ちょうど橋の上だった。また一つ領域を開いて、くぐり抜けたってことかな。(イエイ!) 空港に着いて出ようとしたら、モニターに龍馬の像が映った。(!) 最後の最後まで、見守ってくれてありがとう〜♪ 乗ったタクシーのナンバーが、「11−11」で完結なり。・・・ わかりやすく、ありがとうございます。(ぺこりん)

 帰りの搭乗ゲートが「101」だったので、何かメッセージがあるのを感じて、帰ってから調べてみると・・・「調和」と「和合」をもたらす数霊になっていた。(そのまんま!)  「自由なる 道しるべ 和合ありき 分かち合い」 

 エンジェルナンバーとしては、
 ” Allow your thoughts to be centered and focused on God. Be creative, like the Creator. Know that you're helping with Heaven's plan as you keep your thoughts centered upon peace. ”

 創造神のように、創造性を活かしていく。書いて頂いたメッセージとも繋がっている。初めて伊勢を訪れたときに言われたこと・・・「伊勢は、命の根源に帰るところであり、原点に戻るところ。人生の節々のときに省みて、これからの行く先を考える・・・。」 

 今回の旅は、ペルーでの「和合」へと繋ぐことを目的にしていたけれど、私個人にとっては、魂の原点に帰る旅にもなっていたのですね。それが、「魔術師」のカードが示してくれたことだった。 ” 火・地・風・水という自然界のエレメントと繋がって、新しいものを生み出す。創造していく。

 去年、一昨年と続けて、春分の日にはシナイ山で太陽に祈ることになったので、もしかしたら今年も!?と思ったりもしたけれど、伊勢になった。それもこれまでの旅を集結させたように、熱田神宮をスタートとして、御幸通りの別宮から周り、お初の猿田彦神社で道を開き、二見ヶ浦から外宮、内宮と、周る順番までも、伊勢参拝の王道(=神の道)コースになった。(パチパチ) 地のものも、しっかり頂いたし♪ 充足感でいっぱい。(^^)
 エジプトの太陽神から、大和の太陽の女神さま。そして、ペルーの太陽神へと光を繋ぐために・・・。は〜い! 何とかここまではやり終えたので、後は三ヵ月後に向けて準備していきま〜す☆