[聖なる旅]

聖なる旅

霧島 編


            
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2004.4.23〜4.25
                          

4月25日

 昨夜は、お布団に入ると同時にぐっすり。(^^) 今朝は、5時に起きて朝一番のお風呂へ。私一人で貸切だ〜。鳥さんたちも、相変わらず早起きね。次第に明るくなる空を見ていた。いくら何でも、この時間に飛行機雲は飛ばないだろうね・・・。タップリ時間を過ごして、そろそろ上がろうとしたところへ、霧島連山を横切るように、一直線の飛行機雲が走り始めた。あら、まあ!(パチパチ)  
 バスの時間まで、テラスで過ごしていた。このホテルは、ロビー以外にも、ゆったりと寛ろげる広いスペースがある。(普通なら、その分で客室を造っているかもね) 余分な装飾もなく、全体の造りはシンプル。主役は大自然なのだと感じさせてくれる。Mihoちゃん達が、置かれていた旅の雑誌を見ていたら、そこにペルーのことが載っていたりして、どこに行ってもシンクロは続く。神代人形の他に、霧島の木と泥染めで造ったという、小さな置物もあった。それが、最初に駅で見た猿田彦命そっくりで、目に存在感があるものだった。(では、一緒に帰りましょう。^^) ホテルからは、プレゼントとしてオリジナルのキーホルダー(アフリカ南部の洞窟に古代人が描いたシンボル入り)や、押し花のカード(桜の花!)も頂いた♪ それも何気に手にしたものが、それぞれにピッタリの色だった。(^^)
 お世話になったスタッフの方に、バス停まで送ってもらった。霧島神宮に行くというと、親しい宮司さんに連絡してくれたり、荷物を預ける場所まで頼んでくれた。(う〜、感激!) 何から何まで、ありがとうございました☆ (写真左・昨日撮ったものです。^^)

 神宮に着いて、紹介してくれたお土産屋さんに荷物を預けた。(助かります〜) 前回のツアーの時は、すぐ脇の駐車場がら入っていたが、今度はちゃんと石段を昇り、神橋を渡って入った。参道には、虹色の光が射し込んでいた。境内に入って、いきなり目に飛び込んだのは、龍馬ちゃんとお龍さん! まあ、ここにも!? 二人揃ったニッコリ笑顔が可愛い♪  龍馬の笑い声が聞こえて来る感じ。(待っていてくれたみたいで、うれしかった。^^) 


 次に、「招霊(おがたま)の木」が目に入った。この最近、竈戸神社や愛宕神社でも目にして、気になっていた。紹介してくれた宮司さんを訪ねて、案内してもらうことになった。(よろしくお願いします。^^) そこで最初に説明してくれたのが、この木だった。

 ” 招霊(おがたま)の木は、天の岩戸開きの際に、天鈿女命が舞を舞うときに手に持っていたもので、神を招く神聖な木とされ、葡萄の房のような実が鈴の形をしている。
 「君が代」に歌われている細石(さざれ石)は、小さい石が集まって、長い年月をかけて何層にも固まったもの。(神秘的な石でした)  日本の国旗は、外国との目印に旗として使ったのが最初であり、日の丸は太陽の印として、日本の国が永遠に栄えていくという謂れがある。
 霧島神宮は、森の中に厳かに建っており、参道は神様の森の気に溢れている。御祭神は、天照大神の孫であるニニギノミコト。人の世界に初めて降りられた神様で、日本の基礎を創られた、事始めの神様。御后は木花開耶姫で、富士山の象徴ともされている。
 (他にも、皇室と所縁があるところを神宮と呼んでいることや、神々の繋がりや、他の神社との関わりなども詳しく説明して頂きました。)
 御神木は、樹齢800年のメアサ杉。高さ33mで桧や楠木など7種類の樹木がヤドカリをしている。神宮を真っ直ぐに行くと、高千穂峰になる。高千穂河原から移って500年。本殿の両脇には角守神社があり、南九州独特になっている。
 霧島神宮は、国を守り、国家の安泰や国の繁栄を祈願する神社であって、個人のことをお願いするものではない。(そのつもりで来ました。^^) ”


 社殿は国の重要文化財。手水舎の龍も独特でした。私達は本殿の中に入り、階段を昇った奥の壇上まで案内して頂きました。(感激です!) 両脇には、黄色い玉を加えた竜柱が立ち、象や麒麟の姿も。天井には植物、周囲には大陸の絵も描かれている。御鏡の後ろには、さらに豪華な本殿があるそうです。霧島神宮は逆に、外に見えている部分よりも、見えないところに贅をつくしているそうです。(さすがです!) 
 ・・・私たちは、ついつい外側に見えているものや、外に表れるものに手をかけたり、意識を向けがちですよね。人の姿・形についても、外側から気にかけます。お化粧や身に着けるもので、いくらきれいに整えていても、内側が調っていなければ、本当に輝くことは出来ないのです。身体の内側からきれいにして、魂を磨けば、ただ自分らしく振舞うだけで、ただその場に存在するだけで、光が放たれるのですから。


 ” 「穢れる」というのは、気が枯れていること。古代の人は、気を大事にしていた。神社にお参りすることで、気を元に戻す。それが元気になるということ。魂を活性化することを大切にする。”
 最後に、霧島は神体山ー神が宿る山、聖なる山であると言われていました。丁寧に案内して頂き、いろいろお話も伺うことが出来ました。その上に、神宮の四季折々の写真のポストカードのセットと、するめや干しえび、昆布などの神饌(神様にお供えしたもので、これを下げて頂くことで、神と人が和合するというもの)まで頂いてしまいました。 感激です!本当にありがとうございました〜。
 その後、ともちゃんがまたまた御神酒を見つけて飲んでいて、甘くておいしいと言うので頂いてみた。ほんと、甘酒みたい。この御神酒は、代々受け継がれた製法に基づき、木花開耶姫さまにも所縁があるということなので、買って帰ることに。社務所では、青い鳥の鳥笛を見つけて、大事に連れて帰ることにしました。(^^)  
 この間、美しい黒いアゲハ蝶が、私たちの周りに光を振りまくように、優雅に飛び交い続け、とうとう最後には、模様の入ったアマゾン蝶々まで現れました。アマテラス様・・・ありがとうございました☆ (黒アゲハは、アマテラス様の御使いでもあるそうです。^^)
 元旦のときには、あまりの人の多さに、ちゃんとお参りすることが出来ず、挨拶だけして、また戻って来ることを約束していた。それを今日、こんな良い形で果たすことが出来てうれしかった♪  心から感謝しています。 これからも世界平和を祈り、最善を尽くしますね ☆

 まだ時間があったので、「景色が良いし、ソフトクリームもおいしいよ。」と、ホテルのスタッフの人に薦められた高千穂牧場に行くことにした。昨日の運転手さんと同じ会社のタクシーに乗った。最初は、ぶっきらぼうな話し方で、少し冷たい感じの応対をされたので、近くだから乗せたくないのかしらと思い、他の車に頼もうとしていた。でも、結局その人の車に乗ることになった。それがいざ乗って話していたら、本当は優しい人だとわかった。それに牧場に着いたら、荷物を持って周るのは大変だからと(坂を登るので)、駐車場の乗務員室に置かせてくれるように頼んでくれたりもした。(おかげで、すごく助かりました。) 私たちは最初に、昨日の運転手さんと比べてしまったのです。 人それぞれ個性があるのだから、表面だけですぐに判断したり、比較して勝手に思い込んではいけないということですね。 (誤解して、本当に失礼しました〜。^^;) 

 今日も青空が広がり、太陽がキラキラ眩しかった。さっきの運転手さんの話では、霧島は曇りや雨が多くて、こんなに晴れる事は少ないと言っていた。改めて、昨日からお天気に恵まれていたことに感謝。
 大勢の家族連れや団体のグループが、お弁当を広げて楽しんでいた。広場の展望台で、座れる場所を見つけた。椅子もピッタリ3人分あって、おまけにテーブル付き。(周りはベンチのみ) 何でこんな良いところが空いているのか、不思議なくらい。それに、正面には高千穂峰と御鉢がくっきり! (すごい特等席かも。^^) 牧草の黄緑と、香りが気持ち良い〜。 私たちは、ゆったりと座って、目の前に広がる長閑な景色を、の〜んびり眺めていた。鳥が飛んできて、すぐ横の木に止まり、美しい鳴き声を聞かせてくれていた。真上には、また飛行機雲がシュ〜ッ。続けて何本か走った。新鮮なイチゴ風味たっぷりのソフトクリームは、確かにおいしかった〜♪ 牧場を散策して、モクモクと草を食べていた牛さんに、二人がHWのスプレーを吹きかけたら、近づいてきて舌をペロペロ出していた。やっぱりわかるのね〜。


 帰りの運転手さんは、お薦めのお土産が売っている場所を、詳しく教えてくれていた。(また、次に来ることがあるのね。^^) 最後には三人揃って、泥パックで有名な温泉の看板が目に付いていた。今度は、泥パック風呂にも絶対入るぞ〜! 

 神宮駅で待っている間、猿田彦命の像に挨拶しておいた。(あっぱれ、あっぱれ!って感じね。^^) 楽しい旅を、ありがとうございました。おかげ様で、身体も心も魂も、充分に満たされました。霧島は、私の大好きな場所になりました。また、是非呼んでくださいね☆

 このプランは、「霧島・指宿のんびり切符」を利用した。片道は新幹線つばめで、後の切符は指宿から霧島温泉周辺を、乗り放題で周れる特急の自由席がセットになったもの。博多からの往復で12000円という、とってもお得なプランだった。帰りは、のんびりとパノラマ列車に乗って帰る。「いさぶろう・しんぺい号」では、予約もしていないのに、またまた私たちに最適なシートが空いていた。展望の大きな窓で、車窓が楽しめるようになっている。そこで、遅めのランチタイム。運転手さんお薦めのお好み焼き屋さんで持ち帰りしておいた。私は、大きな丸ごと海老や魚介類がタップリのもの。満足でした〜♪ 

 この列車には、ちゃんとガイドの放送が流れていた。それだけでなく、それぞれのスポットで停車してくれるのだ! 「真幸(まさき)」駅では、真に幸せになるという鐘があって、幸せの分だけ鳴らすようになっていた。一杯幸せの人は、一杯鳴らすということで、思いっきり叩いたら、思ったよりも大きな音だったので驚いてしまった。(笑) 
 スイッチバックでは、ペルーの高原列車を思い出し、山をぐるっと一回りするループ線の最高地点の駅では、D51の蒸気機関車を見学したり、大畑駅では水が流れていたので、何気なく手を付けていたら、後で開運の水盤と呼ばれているものだとわかったり。(ラッキー☆) 次々に楽しくて飽きなかったし、何と言っても窓から見える景色が素晴らしかった。それもそのはず、日本三大車窓の一つだそうです。何も知らないで乗っていたので、予想外の面白さに三人で盛り上がっていた。(^^) JRも、なかなかやってくれます。(感心、感心)


 最後の「リレーつばめ」では、置かれていた雑誌に、泊まったホテルや乗ったばかりの列車のことが詳しく紹介されていたり。ふと窓の外を見たら、田原坂の大きな看板が目に入り、最初に鹿児島に呼んでくれた西郷さんのことを思い出したり。(今回は、すっかり龍馬ちゃんに気を取られていたので・・・^^; 西郷さんもありがとう。)  とにかく最後の最後まで、楽しく充実した旅でした♪
 改めて、この旅を導いてくれた、龍馬ちゃんのことを考えていた。自分の内なる声に従いながら、いつも子供のように純粋な心で、素直に泣いたり笑ったりして、自分に正直に真っ直ぐに生きていた。そして、どんなことも楽しんで、全力を尽くしていた。 
 私も、そんな生き方がしたい・・・☆

ともちゃんからのメール
 Miyukiさん、こんにちは*^ ^*
霧島では色々ありがとうございましたm( _ _ )m  体調のせいで温泉に入れなかったのは残念ですが、足湯には沢山入れたので、旅行中はいつもの時よりも体調良く(いつもは腰痛やら腹痛やらになりがちなのですが、おかげさまで今回はそういうことは皆無でした^^)過ごすことが出来ました。
高千穂河原や龍馬の新婚旅行地を回れて感激でした(^^) 自分の未熟さを知る旅でもあり、連休前に改めて自覚出来てよかったです(^^;)
 また、今年は「火と水」がテーマなんだ!と改めて感じた旅でもありました。(旅館のお部屋でのMiyukiさんとMihoさんの会話のシンクロは素晴らしかったです〜!!)
帰ってきてから見たNHKアニメ「火の鳥」でも、「火と水」が出て来たし、私が今バイトしている消防ももろ「火と水」なんですよね...!
 
その後浄化なのか何なのか、身体的な疲れがどっと出て、連休前半はおとなしく過ごしました。2日だけは、ラフさんの会長さんのトークライブに出かけてきました。ラフさんオススメだけあって、笑いあり、涙ありの素敵なトークライブでした!
「人間はひとりでは生きていけない。だから助け合い、同じ想いの人間が集まったときに人はより強くなるんだよ!」という話が出て、その時はSTSや半田代表のことが浮かびました。
 
 今日は満月で、皆既月食もありましたね♪ 私は夜中起き出して、月食の始めから皆既になるまでを見ることが出来ました(^^) 夜空が晴れていて、見させて頂けて感謝☆です。
 今日はスペシャルな日でおまけにお天気も良い♪ということで、久々に友達と巨石パークに登ってきました!(如意輪寺の護摩炊きに来ていた、松山の城本先生の所に
一緒に行った友達です)
いつものように、まずかつみうどんさんにて腹ごしらえをしてから登りました♪
 久々にお会いしたご主人はお元気そうで、Miyukiさんのことを「龍馬のお姉さんはお元気にされてるね?」とおっしゃっていました(^^) 西さんは、冬に雷山神社のMiyukiさんがおっしゃっていた他の樹から出ている椿の樹を見に行かれたそうです。
 丁度雪の降る日で、一面真っ白な中に一輪赤い椿の花が咲いていて、それはそれはとても素晴らしかったそうです。「『Miyukiさんにその樹のお話をしてもらったおかげで行って目にする事が出来たので、ありがとうございます』と伝えておいてね」、と言付かってきました(^^)
 
さて、おいしく腹ごしらえした後で、前回のようなルートで登って行きました。登り初めてすぐ、霧島神宮で見た白と黒の小振りな蝶々が現れて、道案内をしてくれるように、しばらく私達の前を飛んでいてくれました(^^)
 順調に!?烏帽子石や天の岩戸にも行って、あとは蛙石だ〜!!と登っていたときです。今度は目の前の道のど真ん中に、一匹の黒い縁取りの中が黄色い蝶々が羽をたたんだ状態でとまっていました。その蝶々が羽を広げると...!!中の模様は黒い縁取りにネオンブルー!!! アマゾンカラーの蝶々さんだったのです\(^0^)/
登りながら心の中で「黒アゲハさんが来てくれないかなぁ〜」と思っていたらアマゾンの蝶々さんが来てくれて、嬉しい驚きでした。霧島神宮に現れてくれたアマゾン蝶々さんとはまた違った、シャープな感じで麗しい蝶々さんでした。その後も彼女(彼?)は2,3分くらい同じ所でじっとしていて、もう一匹黒っぽい蝶々がお迎えに来て2匹で仲良く道の先の方に飛んでいきました。
 その後ケロヨンとも久々の再会を果たし、蓮の花の石にもご挨拶して下山しました。その途中で友達と色々話していたら、彼女もつい先週、“飛行機の窓から撮られた龍に乗った天女様”の写真を見たそうです! 今日彼女と登ることになったのも、なにか意味があったと感じました。
 下山途中で、登り初めてすぐ出てきてくれた黒白小蝶さんがまた来て、さよならのご挨拶をしてくれました。そしてそして、あと300m位で登山口に戻るというときです。友達が「あ、またあの蝶々!」 道の真ん中に、またアマゾン蝶々さんがお見送りに出てきてくれたのです。今日は巨石パークに登ってよかったなぁ!と感じて嬉しくなりました。 
カメラがあったら、蝶々さんをMiyukiさんにも見ていただけたのに...と思いました。その時に、お昼に西さんが「今日はカメラは持ってきたね?何かありそうだから...」とおっしゃっていたのを思い出しました。この事だったんですね!
 下山してからもいつものコースで、そよ風館によってソフトクリームを食べました♪季節のフルーツアイスでいちごがあって(しかも品種別に2種類)、それにしてみたらとっても美味しかったです!!オススメです(^^)
アイスを食べながら太陽と空を眺めていたら、飛行機雲が...。その時心の中で、「扉は叩かれ開かれました」「時は満ちました」というメッセージが聞こえたような気がしました。今後どのような展開になるのかは未知数ですが、これから秋のペルー行きに向け、楽しくテンション上げて(byラフの安田会長)精進していきます☆