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聖なる旅 



 京都 2010 編

2010.12.14〜12.15

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 12月15日  PART 1
 早く眠ろうと思ってベッドに入ったものの、しばらく目が冴えていた。このまま朝を迎えちゃうのかな・・・と思ったけれど、数時間後に眠りについた。久し振りに、とてもリアルな夢をみた。ヴィーナスメンバー達と、旅に出ていた・・・・。

 朝食はサービスで付いていたので、買っておいたヨーグルトと、焼き立てのパンにコーンスープを。昨日とは風が変わり、一気に冬の気配になった。 8:08発で出発。平日なので、出勤のラッシュアワーだった。 
 乗り換えの電車を待っているとき、目の前に一枚の羽根が舞うように落ちてきた。(!) 地下のホームなのにね。そこで、鳳凰が浮かんできた。そういえば、鳳凰もサインの一つとして、有り得ない場所に羽根を置いていくことがあると聞いていた。・・・・ちなみに、鞍馬への叡山線は410円なり〜。& 33分発だった。(ちゃんちゃん)

 途中で、いつしかウトウトと意識不明に。目が覚めると、すでに山景色。何だかワープしたみたい。(ふふふ) 電車を降りて外に出ると、さらに気温が下がっていた。(ブルッ) 駅のホームで一息ついて、心の準備。 例の絵巻図を、またじっくり眺めた。
 
 天狗の総元締めである僧正坊と、義経の稽古風景。(画像は、前回のレポートに) 月夜に、弁慶と出会った五条橋の上で舞う義経。そして今回、最も惹き付けられたのは常盤御前。 美女千人に選ばれただけあって、この絵図は美しく&色っぽい。(うっとり〜) 目の前に存在するかのように感じられて、しばらく眺めていた。義経の母である常盤御前は、母性だけでなく、女性としての魅力にも溢れていたのですね。また理想の女神が現れちゃった。(うふっ)

   

 さて、では気合を入れて行きましょうか。まずは、門番になっている大きな天狗さんに御挨拶。近くでみると、目力も凄くて迫力がある。どうやら鞍馬は、前の日に雨が降っていたみたい。(!) この清浄な空気の冷たさも、何とも言えない。自然と、気が引き締まる。 

   

 結界の仁王門をくぐり、石段を上ってケーブルカー乗り場へ。今回も、ここで頼もしいガンダロフの杖を手にした。(よろしくね〜)  待っている間、お堂の毘沙門天さまにも御挨拶。よろしくお願いします。 ・・・ その毘沙門天さまが、この後に。

   

 乗っている間、動物や植物たちは調和を保って生きていることや、大自然から頂いた天からの賜物として大切にすること、宇宙生命や宇宙エネルギーである大きな力についての話がある。「光に向かって」のメッセージも、心の中で思い出していた。 何度読んでも、心に響いてくる。その生き方は、まさに目指している道そのものだから・・・。

 他の人たちとは出来るだけ離れて、一人になって一歩ずつ上っていた。弥勒堂の弥勒菩薩さまにも、帰ってきた御挨拶。弁財天さまのお堂の手前には、鮮やかな椿の花。
 ここには、「心清き人には聴こえる」と言われる水琴窟がある。一滴の水が反響して、お堂の中から優しく響き、それが弁財天さまの奏でる妙音になっている。前回よりも、もっとはっきりとクリアに響いてきたので、うれしくてしばらく聞き入っていた。(^^)

   

 見張り番のような手水舎の龍さん。相変わらずパワフルで、ご苦労さま。翔雲薹(しょううんだい)からは、比叡山が見えている。あの辺りが延暦寺かな。

   

 視線のようなものを感じて、その上空をふと見上げた。二つの目が見下ろしている。あれは龍神さま・・・・それとも。(!?) 本殿金堂では、煤払いのお掃除をしていた。他に参拝する人の姿はない。今が絶好のチャンスと思い、六芒星の光のサークルへ。

   

 前回は、自分の中で新しい岩戸が開かれたのを感じていた。この時は、とても優しく、柔らかいエネルギーに包まれた。(!) それは、私には意外な感じがした。鞍馬山は、修行の場であったことから、力強く厳しく感じられるものがあった。そのために鞍馬に来る時は、自然と気合が入るのだった。 でも、ここで降り注いできたのは、慈愛に満ちていて、とても心地良い光だった。

 そこで、御本尊の尊天を表す言葉が浮かんできた。「月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く」 尊天は、愛の千手観音菩薩(月の精霊)、光の毘沙門天(太陽の精霊)、力の護法魔王尊(大地の霊王)の三身で一体。 そう、三位一体になっていたのだ。この時は、その中の太陽のように暖かい光で包まれたように感じていた。

 改めて前回のレポートから振り返り、私の魂の原点は、やはりここなのだと感じた。・・・では、ここでもう一度おさらいとして(^^)、
 ” 鞍馬山の信仰は、自分の霊性にめざめ、自分に与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく力強く生きてゆくことにある。宗派にも人種にも国境にもこだわることなく、ひとりひとりの真のめざめと、共に生かされている万物の調和を祈るのである。

 そのことを感じながら、もう一度空を振り返ったら、その雲の隙間から太陽の光が注がれてきた。そして、その顔は横顔になっていた。(写真左)

 柾至が対話していた、阿吽の虎さんにも御挨拶。(撫で撫で) 尊天の一体である毘沙門天は、寅の月、寅の日、寅の刻に現れ、これに因んで虎像が境内に置かれ、毘沙門天の神使いとして扱われているという。 それで、寅年である今年に、再び訪れることになったのですね。・・・・ 今こうして写真をみると、この横顔は像にそっくり。(!)

   

 ここで、ようやく他の参拝客たちがやってきた。そのまま奥の院へ。再び手水舎で清めて、ゆっくり深呼吸してから入る。よろしくお願いします。(ぺこりん) 入山ということで、また緊張してきちゃった。(ドキドキ)
 息つぎの水を過ぎたところに、金色にみえる黄泥の石が出てくる。他にも、この山では「緑色岩」や赤紫色の「紫貴船石」などもあるそうだ。

   

 屏風坂にある地蔵堂では、お経をあげている人がいた。その先には、大きな根を張った大木。今にも動き出しそう。(ロード オブ ザ リングみたいに。^^) 私もこれくらい力強く、大地に根を下ろすようにしたい。その先の木には、目に鼻もあって象さん(ガネーシャ)のようにも。(うふふ)

   

 背比べ石から、木の根道へ入る。牛若丸が兵法の稽古をしていた場所で、また空気が変わる。この木の根も、小さな足となって動いているようだった。その奥には、大杉権現社。 吐く息が白くなり、手が冷たい。
 またレンズエラーだ。(!) 実はこれで三度目になる。最初が本殿に着いたときで、次が奥の院の入り口だった。シャッターを押そうとすると、エラーが出て作動せず、もう一度スイッチを入れ直したら動き出す。 普段そういうことがないのに、ここでは続けて起こっている。その場所がまた・・・。
 お参りをしようとしたところで、「和龍」のことを思い出した。そうだ、ここにも祀っていこう。参拝してから、ある場所へ納めた。そこで風が吹いて、飛行機の爆音が響いた。

   

 そして、僧正ガ谷不動堂へ。お清めとして持ってきたオメガナノWを、池に注いだ。ここにあるサークルは、良くみるとお花の曼荼羅のようだった。そのサークルに立ち、祈りを捧げた。すると、同じように柔らかい光が注がれてきた。そして浮かんだのは、絵巻図で目にした常盤御前の姿だった。(!)

   

 遮那王尊として祀られている義経堂の前に立つと、柾至のことを思い出した。彼は、義経とも深い繋がりがあるようだった。それで、常盤御前が出てきたのかもしれない。同じ我が子を思う母として・・・。
 11月11日に観た八千代座公演は、義経に関わる演目だった。私の中では、玉さまが演じた静御前と常盤御前が被っていた。義経は母に似た人を選んでいたのではと・・・。これも後でわかったこととして、昨日訪れた清水寺は、義経と弁慶に縁のある場所だったけれど、常盤御前は御本尊の観音さまを深く信仰していたという。

 すぐには立ち去り難かったので、お堂の脇に座り、しばらく過ごしていた。牛若丸こと義経が、鞍馬天狗(僧正坊)と出会った場所。 僧正坊に祈りながら、和龍を納めることにした。すると、また風が吹いた。(!) それまでは全く風ひとつなく、静かだったのに。 同じ現象だけれど、山全体が勢いよく動き出した前回とは少し違っていて、その風の動きも優しいのだ。 とても女性的で、サークルで祈ったときと同じバイブレーション。

   

 この違いは、2年間の内なる変化なのかも。(^^) ヴィーナスプロジェクトは、その翌年からスタートしていたから。 この次に来るときは、もっと成長してきますね。サナートクマラの使いでもある大天狗さんに別れを告げて、鞍馬山最後の地へ。
 魔王殿への木の根道。頭を持ち上げた蛇さんも、こんにちは。(写真左 すぐ手前に) またここでも、シャッターエラーが出た。(!) ・・・ これが4度目で最後だった。

   

 やっと、ここまで来れた。(ふ〜っ) では、もう一度おさらいとして(^^) ・・・ 魔王であるサナートクマラは、金星の霊王で、シャンバラの王であり、また猿田彦大神としても働かれているという。REIKIマスターであることはもちろん、全てのマスターの光を代表している存在。その女性性を司っているパートナーは、レディヴィーナス クマラ。

 2年振りに、サナートクマラからのメッセージを読んでみた。「シャンバラとは、龍宮のことでもある。」 それで、この間に龍宮の地で参拝することが続いていたのですね。 「レムリアは、シャンバラ作りの一例」 今年のRAINBOW TOURで、アンデスでレムリアの封印を開くことになったのは、その復活のためでもあり。 「夜明けがきて、青き龍が生まれた。」「水を呼び、水に祈る。」 ・・・・ 妙見神社に青龍が現れ、同じときに龍神さまからの示しで、地球を蘇生するための水(オメガWの元)に出会ったこと。 全てが一つに繋がってくる。

 また、「一なるものの教えは、三位一体である。」と伝えていたのは、サナートクマラであったことも知った。「宇宙根源の生命の樹の教え、創造主の教え、宇宙根源の三要素ということを表しているのであり、宇宙の真実の教えは、常に三位一体であることが込められている。」(「シリウス文明・・・」のブログより) 

 私が鞍馬山に入るときに、ドキドキするもう一つの理由が、その大いなるマスターの聖地でもあるから。ここで魔王と呼ばれてはいても、実際の姿はプラチナの髪に白い肌の美しいマスター。そのマスターを前にすることで、緊張するのだった。でも、この日は入ったときからずっと、温かく慈愛に満ちた光で包んでくれていた。この冷たい空気でさえも、優しく感じられた。・・・・

 拝殿の前で、しばらく祈りを捧げた後、その奥にある社へ。そこには、こう書かれている。「魔王殿の結界内には、いろんな生き物がいます。大切にしたいので、結界(柵)内は枝葉を拾うだけにしましょう。」 その柵から中へとオメガナノWを撒いて、和合の祈りを捧げながら「和龍」を納めた。最後に、流れている岩清水にも。
 そこで、また優しい風が吹く。この間も、他には誰も来なかった。 これで、鞍馬山でやることはやった。ほっとして、肩の力も抜けてきた。 & 気持ちも軽くなり、ルンルン気分に。v(^^)v そして、次へと向かった。