[まさしの一日 Vol 15]







                        Vol.16

                                      Since 1999.8.14



3月 31日
今日は、甘木に遊びに行って来た。
これは、福岡・甘木・朝倉親子の交流を目的に企画されたもの。好きなの私たち・・・こういうプログラム (^^)。それでまたすぐに応募しちゃった!参加した家族は12組で31人。その中には背振のときに同じテーブルだった親子もいて、また隣でご一緒した。
場所は、市内から約1時間半ぐらいのところだった。甘木の名前は良く聞いていても、私はどこにあって、何があるところなのか全然知らなかった。渡してくれた地図や資料を見てみると、甘木周辺には小京都と呼ばれている秋月や邪馬台国の遺跡に数々の神社や仏閣もあり、それらが山と平野に水と大地といった豊かな自然の中にある。高速を降りてどんどん山の中に入って行く。その山は貴重なツゲの原始林として国の天然記念物にもなっていて、杉木立には澄み切った川が流れている。その川の清流には、6月になるとホタルの乱舞も見える名所となっているらしい。知らなかったなあ〜。こんなにいいところだったなんて!私はバスの中から見える景色に釘付け。
 まずは、共星の里で甘木の方たちとの歓迎式。空気が冷んやり・・・と言うよりも、かなり気温が下がっていて肌寒かった。この共星の里は、廃校を使って世界子供美術館にしているところだった。頂いた資料には、小さなひとつの星(地球)の上で、共に生きる人々が星のように輝くことを願ってつくられた言葉だと書かれていた。教室には、世界の子供たちのアートが展示されていて、それが大自然と調和して不思議な空間を創り出している。国境を越えて、純粋な子供たちのあるがままの感性が映し出されていた。
 式のあとは秋月の手漉きの和紙と竹ひごを使っての凧作り。地元の老人クラブのおじいちゃんたちが一緒に手伝ってくれた。そのあとは、餅つき大会。着いた時は降っていた雨も、このときには待ってましたと言わんばかりに太陽が顔を出してくれた。まさしも一緒にペッタンペッタン。つきたてのお餅を大根おろしやきなこをまぶして、その場ですぐに食べる。もう〜ほっぺたがおちそうな位においしかった〜。そのあとにランチが待っているのも構わず、あまりのおいしさに私も一緒におかわりをしてしまった。(^^; 昼食は、おかあさんたちがおいしい郷土料理を作ってくれていた。かしわのご飯にがめ煮にサトイモや山菜の煮物などなど・・・。食べきれずに残ったものは、お持ち帰りにまでしてくれて、お餅もたくさんお土産に頂いた。v(^^)v
 子供たちとの交流会が終わって、お別れ会では福岡を代表してまさしが感想と最後のあいさつ。これは、当日の朝受け付けした後に、スタッフからお願いされていた。「え〜っ!」と恥ずかしがりやのまさし。それでも何とかお役目を果たしていた。そのせいか、最後にみんなで握手するときに、甘木の子供たちがまさしのところに集まってしまって、またまたちょっぴり照れていた。
 共星の里を後にして、私達は水の文化村に行って、いよいよ凧あげ開始。さあ〜一生懸命作った凧がうまく飛んでくれるかな?  凧あげって、思ったよりも難しかったのね。ぐるぐる回ってしまって、なかなかうまく飛ばない。スタッフの方たちが糸を調整したり、和紙を張り直したりして、何度も手を貸してくれた。私も思わず天使にお願いしちゃった。そして、最後の最後についに飛んでくれた! ヤッター!って感じ。まさしも満足。良かった良かった。
 最後は水の文化村の中を見学。甘木には大きなダムが二つあって、福岡の大事な水源地となっていたことも、このときにわかった。一緒に水を使った実験もしてみたりしておもしろかった。あっという間の一日だったな。他にも親水公園などもあるみたいだし、夏は森林浴に最適みたい。また来たいなあ。また行ってみたいところがたくさん出来た♪

 今日の写真です。ここでもちょっと不思議なものが写ってしまいました。


3月 25日
今日は、油山にハイキングに行ってきました。
油山の市民の森には十六景めぐりと言うのがあり、今までも定期的にしていたみたいで、私たちは背振から帰って来て、早速いい機会だったので参加することにした。今日はその中の国見岩のコースになっていた。あいにくこの日は朝から雨だったので、一度は中止になり残念に思っていたら、またしばらくして連絡が入って、小雨になったので実施するとのこと。時間ギリギリだったけれど、せっかくなので急いで支度して家を出た。60名の予定が雨で20名。子供連れは私ともう一組だけだった。市民の森のスタッフの方たちが案内してくれる。山道を登り始めて最初の数十分がやっぱりキツいみたい・・・。でもそのあとは、また自然と足が動き出す感じ。雨だから肌寒いと思っていたら、汗が噴き出してきた。まさしはジャンパーの下はTシャツ1枚なのに、それでも暑いと言って脱いでいた。黒田藩のお姫様が腰を降ろして名づけられたと言う姫ヶ渕を通って吊橋を渡り、鳥のさえずりを耳にしながら思っていたよりも早く油山の山頂に着いた。山頂では吐く息がまだ白くて、雨が結構降っていたけれど、気分は爽快! 自然の恵みと一緒に食べるお弁当も初めての経験だけど、これもなかなかいい(笑)。雨に濡れるのもイヤだった私・・・。それが山に登るとなると傘なんて差していられないし、そんなこと気にもならなくなった。まして、その中でお弁当を食べるのもおもしろいと感じている自分の変化がまたおもしろい(笑)。自然には逆らえないし、また抵抗するものでもなくて、その自然と一体になること。その素晴らしさを改めて身体で感じることが出来た。下りは雨でまた滑るけれど、背振での雪道に比べたら全然楽勝。昔は市街が一望出来たと言う二段重ねの国見岩の横を通り、360度見渡せる中央展望台で休憩。この頃には霧も晴れていた。桜も三分咲きできれいだったし、椿や梅の姿も一緒に見ることが出来た。私達を歓迎してくれているみたいに、うぐいすの鳴き声がずっと聞こえていた。すれ違う人たちと交わす挨拶。いいな、いいなあ〜♪ 時間的にも前回と同じくらいだったけれど、少しは慣れたみたいで今回は私も多少の余裕あり。v(^^)v  まさしは、帰りのバスまで時間があったのでアスレチックで遊んでいた。それならばと、せっかく来たので隣の牧場まで行ってみることにした。今度は二人でふざけながら、てくてく歩いた。目指すは牧場名物のアイスクリーム!(^^) 休日はたくさんの家族連れも、今日は雨でパラパラ。さすがにここまで来ると、バスを待っている間にウトウトしそうになった。まさしは、相変わらず元気。やっぱり敵わない・・。でも少しずつは私も鍛えられているみたいだから、これからを楽しみにしよう!
 今日の写真は天使のアルバムへどうぞ。
3月 16日
今日は、サルティンバンコを観てきました!
去年からコマーシャルとかでいろいろ宣伝しているのを見ていて、おもしろそうだな、観にいけたらいいなとは思っていたけれど、チケットも結構高いので、すぐに予約して買うところまではいかなかった。それが、先月おじいちゃんから今度来るサーカスがおもしろそうだからと電話があったので、それならばと急いで予約に行った。でも時すでに遅し・・・ほとんどのチケットは売り切れで、平日が少し残っていた程度。最初に行ったチケット売り場では、それでも取れて最尾列。今からだと仕方ないなと思いながらも、あともう一軒!と来たので、ダメ押しで行ってみた。すると、同じ公演日でも真ん中よりも前の席が連番で残っていた! ラッキー☆ どうせなら少しでも前で観たいものねえ〜。
 まずは親子3人のアダージオからスタート。子供ながらの素晴らしいパフォーマンスにため息ばかり。そのあともノンストップで次々に魅せてくれる。迫力のロシアンスイングには、まさしもエキサイト!二人でドキドキしながら見ていた。楽しかったのはジャグリングにエディのパントマイム。観客から一人ステージにあげて、一緒にパントマイムをさせる。ただ観せるだけでなく、観客も一緒に参加させるのはさすがにうまいなと思った。昔ラスベガスで見たショーもそうだった。演技者が一方的にするのではなく、観客も巻き込んで参加して一緒になって楽しんでいた。その一体感が良かった。まさしは帰りもずっとエディの真似をしていた(笑)。それにこのシルク・ド・ソレイユがカナダのケベックですぐお隣で結成されたと言うのも親近感があって、私たちにはうれしかった。
 唄と演奏とダンスも取り混ぜて、美しく鍛え上げられた肉体を使った見事なアートパフォーマンス。これが同じ人間の身体なのかと、思わず自分が恥ずかしくなるくらい(^^; 会場では練習風景のビデオも見せていたけれど、相当に厳しい練習を重ねてきているのが良くわかる。人間の限界を超えたと思わせるような演技に感動しながら、同時に人間の持つ無限の可能性を見せてもらったような気がした。本当はここまでと言う限界はないのだと・・・。自分の持てる限りの力を出し切っている彼らの姿は、とても輝いていて眩しかった。まさしは、始まってすぐに彼らの周りにブルーのオーラが見えたらしく、それがそれまで見た他の人のものよりも大きく広がっていたので、「すご〜い」と驚いていた。それに何でもやれば出来る! 不可能なことは何もない!ってことを、私たちに教えてくれたみたい。そう、彼らだけが特別なのではなく、同じ人間なのだから。ただ、それを信じてやっているかいないかの違い。終わってからも、私も頑張るぞ〜!て感じで元気がモリモリ出て来た。楽しかっただけではなくて、まさしにもいい影響と刺激を与えてくれたみたい。おじいちゃんも喜んでいたし、誘ってくれて感謝☆ 素晴らしい彼らのエネルギーを感じさせてくれて、本当にありがとう!

3月 11日
 10日から二人で背振にある少年自然の家に遊びに行って来た。
ここしばらくお休みが取れなかったので、一緒に遊びに行くのは随分と久しぶり。この間、まさしは友達と遊んでいて、先週は友達の家族と一緒に映画に連れて行ってもらったりしていた。このプログラムは「背振の自然で親子のつどい」として市政だよりで募集されていたもの。登山に天体観測に野外調理ありで「これはおもしろそう!」とまさしに聞くまでもなく、(もちろん彼はOK!)その場ですぐに申し込みをしていた。何しろ車を持っていないので、なかなかこのような場所には行けない。だから、このようにバスで送り迎えもありの企画はうれしい!
 10日の朝、20組の親子で60人余りの参加者を乗せてバスで出発。山のほうは、まだ雪が残っている。実は、昨日の雪で5cmの積雪があったらしい。それで、プログラムの一部は変更になった。そのまま自然の家に入り、オリエンテーションの後に散歩がてらに、周囲を散策。これが散歩とは言うものの、雪のある急な坂道を北風を受けながら約1時間歩いて周るもので、私はここですでに足の筋肉が・・・。日頃の運動不足を思い知らされ、午後からの登山はどうなることやらと思わず心配になってしまったほど(笑)。昼食の後、室内組と登山組に分かれてのレクリエーション。最初のプログラムでは、朝から九千部山に登り、そのあとぐるっと尾根道を周って自然の家まで歩くことになっていた。それが急に天候が変わったので山頂は雪で登れなくなり、近くの一ノ岳の登山に変わり、この日はまた気温が低かったので、希望者は室内でレクリエーションも出来るようになっていた。私達はせっかく来たので登山にした。背振ダムを一回りして、いよいよ登山道へ。私はここでまた「ヒエ〜!」って感じ(笑)。狭くて急な坂道をどんどん登って行く。ここまで来たら行くしかない!考えたら、以前は歩くのが好きじゃなくて、出来るだけ歩かなくてすむようなことばかりしていた。それが、最近になってやっと歩くことの大切さに目覚めて来たところだった。それで、そろそろ登山もいいかなと・・・。それに自分達だけだと、つい甘えが出たりして途中であきらめそうでも、みんなが一緒だと頑張れそうな気もした。まさしは、毎日重いランドセルを持って歩いているだけあって、全然平気みたい。時々後ろを見てくれてたりしてね。でも、ある程度歩いていると、後は流れに乗っているみたいにどんどん自然に歩けるようになってきた。気が付いたら、もう山頂。ヤッター! ここからは下りで楽勝と思いきや、雪道に落ち葉が濡れているのですべるすべる。両側の木につかまりながら、身体を斜めにして踏ん張って下って行く。そのために身体に力がかかって、余計に足腰にくる。子供達は、何度もしりもちをつきながら、それでもキャッキャッ言って楽しそう。そう、結構大変なんだけど、これがまたスリルでいい刺激になって実はおもしろかったりして・・・(^^)。山登りなんて学生時代にイヤイヤ登らされた記憶しかない。そのときは最初からそんな気持ちだったから、キツイとしか思えなかった。それが自分で選んだからなのか、気持ちを切り替えただけでこんなに楽しく感じるなんて・・・。これは、私には大きな進歩なのだ(笑)。私は歩きながら、これも私たちの人生に似ているなあ・・なんてふと考えていた。一見、与えられた環境は悪条件に見えるけれど、それも捉え方ひとつで楽しむことも出来る。そして、それを乗り越えたときには、やり遂げたという喜びと感動があり、それが大きな自信になって返って来る。山道を降りたとき、みんなで一休みして記念撮影。みんなとってもいい顔している。私もまさしも満足・満足! 自然の家に戻りながら、私はもう次のことを考えていた。またどこかに登ってみたいなあ・・って。そう、これも同じ。どんどん次にチャレンジしたくなる。新たな目的と進化に向けて・・・。何しろ、今朝のカードは私はInspiration(山の中に天使の絵)でまさしはJoyだったからね。予定では3時間はかかるだろうと言っていたけれど、みんな優秀だったと言うことで約2時間半で戻ってきた。最初の九千部山だと、行程は約20kmで朝出発して夕方到着の予定だった。改めて地図を見せてもらってゾ〜っ。変更になって良かった〜。私にはちょっと頑張って登れる位のちょうど良い距離になっていたから。あれでは初心者の私にはとても無理だった。途中でダウンしていたかも・・・。これも昨日雪が降ってくれたおかげ。天使さんに天象の神様ありがとう!危うく命拾いしたって感じかな(笑)。
 そのあとも子供達はみんな元気で、プレイルームでずっと遊んでいた。さすがにすごいパワーだ。おなかいっぱい夕食を食べた後は、天体観測。スクリーンを使っていろいろお話を聞かせてくれた。残念ながら雲が出てきて惑星は見れなかったけど、満月はくっきりアップ。お部屋は12人部屋だけど、一家族ずつなので2人で占領。まさしは2階のベッドでご機嫌。私はその頃には、さすがに疲れが出てお風呂の後はバタンキュー。
 翌朝、広場でラジオ体操して朝食。そのあとは野外調理。メニューは豚汁に焼きそばとおにぎりなど。薪で火を熾して大きなお鍋で作った。外はまだまだ寒かったので、温かさが身体に染みわたる。初めて会った人たちも一緒に山に登って、ごはんを作ればもう仲良し。まさしもお友達が出来て、出発の時間まで外で遊んでいた。私も少し無理をして休みを取った甲斐あって、久しぶりに大自然に囲まれて、いい時間を過ごした。また来たいなあ〜。今度はもっと暖かい時にね(笑)。

自然の家を散策 歩こう、歩こう〜私は元気〜♪
滑らないようにしっかり木につかまってね みんなで作っておいしかったね☆