[聖なる旅] 


聖なる旅



長崎 編




2009.9.21〜9.22
                                
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 9月 22日(前編)
 チェックアウトして、荷物を預けた。その引き換えナンバーが、「41」に。(!) は〜い、ありがとうございます♪ 今日も、路面電車で移動。市内だったら、電車で大抵のところへ行けるから便利。小さな雨が、雫程度にポツリポツリ。 龍神さまも、朝からいらしてますね〜。(^^) 恵比寿町病院の看板も、目に飛び込んできたよ。 良い感じ〜。

 まずは、諏訪神社へ。長野の諏訪大社には、随分前に参拝させて頂いていた。(信州編 Page 3) 初エジプトに訪れた後で、諏訪とアスワンが繋がっていると知った。今回の旅で瀬織津姫さまを、お祀りさせて頂いたのはアスワンだったので、こちらでも御挨拶をしておこうと思った。。

 この神社は、鎮西大社と称えられ、長崎の総氏神さまとして、諏訪、森崎、住吉の三社がお祀りされている。

   

 大門の前に来て、陰陽石のことを思い出した。(!) この神社の参道の敷石には、男石と女石があり、男性は女石を、女性は男石を踏んだ後に、拝殿前の両性合体石を踏むことで、縁結びの願い事が叶うと言われていた。
 下の鳥居まで戻ることも出来たけれど、ここに立ってから、私たちの目的は「縁結び」だけではないとわかり、そのまま拝殿前の合体石へ向かった。
 大門の下にいらっしゃる狛犬さんは、大きくて迫力があり、台座の下にはフェニックスも。(お〜っ)
 
 これだ! 四角の中に丸が入り、幾何学的な紋様になっている。鞍馬寺のことも思い出しながら(鞍馬編 Page 2)、その石の上に立ち、まずは神々さまに御挨拶。 そして、アスワンでの糸結びの感謝を伝えた。

   

 この神社には、珍しい狛犬がたくさんある。とげ抜き狛犬さんの前を過ぎると、恵比寿神社。続いて、カッパ狛犬さん。愛嬌があって、笑っているようで可愛い。それも蛭子社の池の前に。昨日、蛭子=恵比寿=少名彦神という話が出ていたばかり。カッパさんは、蛭子ノ神の使いだと書かれていた。(ほ〜っ)

 赤い鳥居の中をくぐっていく。諏訪天満宮に、厳島神社、八坂神社も。その脇には、石造狛犬さん。こちらも、また可愛い。
 八坂神社でお参りしていたら、上から何かが足元にあたって落ちてきた。葉っぱだったみたい。「やさか、いやさか〜」 いつも、ありがとうございます。

   
 
 玉園稲荷神社へ。拝殿前までに、4対の狐さんがいて、それぞれに違った表情をしていた。2番目の狐さんは、金色の玉を加えていたし、ここでは青い狐さん。一番手前の狐さんは、稲を結んだものを。

   

 拝殿の横には、大きな蛙岩。この岩は、江戸時代から注連縄が張られ、霊石として崇められていて、長崎大水害のときには土砂崩れから社殿を守ったという。(ほ〜っ) また、「出した金は、またかえる。旅行に行っても無事かえる。病気になっても健康にかえる」等の願い事が叶うと言われている。 撫で撫で。(^^)

   

 斎庭にいる止め事狛犬さんには、願いを込めて、こよりを巻くようになっていた。その右横には、高麗犬井(こまいぬのいど)もあり。 そう、スフィンクスは、狛犬の大親分でもあるのよね。(ふふふ) ・・・ スフィンクスも、「999」の日にお目覚めになりました。(^^)

 昨日の懇親会で同じテーブルだった、通称ガイアさんにもバッタリ。この後、福岡へと入るらしい。恵比寿さまと大黒さまも出てきたよ。 え〜っと、説明書きによると、まず男性は大黒さまに、女性は恵比寿さまに賽銭を入れて、それぞれに念じながら目を閉じて歩いていくという、縁結びの恋占いになっていた。 占いはさておき、両方を撫で撫でしておきましょう。(うふふ)

   

 参道の途中にある、祓戸神社にもお参り。・・・瀬織津姫さまは、祓戸の神でもあり。そこには、逆立ちしている狛犬さんも。(か〜わいい♪) 

 四の鳥居のところに、女石があった。私とYokoちゃんも、女性性の活性化の意味で踏むことにした。(写真右)

 続いて、一の鳥居にある男石へ。(写真下右) 意識を向けたら、足元から上がってくる感じがした。Yokoちゃんも、何かを感じたみたい。これで、男女和合に陰陽合一の完成なり。(めでたし、めでたし)

   

 再び電車に乗って、ある教会へと向かった。駅で降りてからは、雨もポツポツ来たので、タクシーに乗ることに。
 その教会ー本河内教会は、「無原罪の聖母マリア」がお祀りされ、ルルドの泉がある。長崎には、たくさんの教会があるけれど、今回は流れでここに来ることになった。
 ルルドの泉があるというくらいで、それ以上の前知識は何もなかったけれど、入ってすぐに神父さんが出てきた。 まるで、私たちを待っていたかのように・・・。そして、中を説明しながら、案内してくれた。

 ルルドの泉の水を、グラスに出して頂いた。その水を飲みながら、ここ長崎に修道院を設立して、6年間過ごしていたという、コルベ神父の生涯を説明したビデオを見せてくれた。
 日本を出て、アウシュビッツに捕らえられた神父は、ある人の身代わりとして命を捧げていた。その後、教皇パウロ2世によって列聖され、「聖コルベ」として聖人となった。

 そのコルベ神父が、実際に使っていたという、お部屋の中へ。机と椅子も、そのまま残っていて、座らせてくれた。最初にマリア様を通してから、イエス様へ。それが神の道へと繋がる、一番の近道だと唱えられていたそうだ。そのことを表わしている、絵と像もあった。(マリア様の背後に、イエス様として)

   

 木彫りのマリア像が、目を引いた。その像の前に立ち、お顔を眺めてみると・・・瞳が入っていた。(!) 少女のようなお顔で、優しく見つめ返してくれていた。思わず、胸が熱くなってきた・・・。
 その像の足元には、玉を加えた蛇も。(!) 像全体が、キラキラと光っていた。

   

 今度は、奥からお婆さんが出てきて、聖堂まで案内してくれることに。別棟の奥になっていたので、自分たちだけではわかりにくいところにあった。その聖堂内に、コルベ神父の祭壇があった。何と、そこにはローマ教皇も、お見えになっていた! その写真と、座られていた椅子も。

   

 コルベ神父は、バチカンの聖ピエトロ大聖堂において、列聖の宣言がなされ、大聖堂にはコルベ神父のレリーフも掛けられているという。そう、私たちもRAINBOW TOURで訪れた、あの大聖堂に・・・。

 今回、この教会に訪れることになった意味が、わかってきた。掲げられた絵のコルベ神父は、目の前に立っているかのような存在感があった。
 
 そのお婆さんは、ルルドの泉への道を教えてくれて、ペットボトルと傘まで貸してくれた。聖堂からは、坂道を登って行く。その途中に、ロザリオの碑が幾つかあり、その中の一つが「受胎告知」だった。・・・ イタリアで、象徴として何度も目にしていた。

   

 その奥に、ルルドの泉が出てきた。 澄んだ空気で、神域のようになっている。少女ベルナデッタとマリア様の姿も。以前、妙見の前田さんから、ルルドのマリアさまのビデオを見せて頂いていたので、その当時の状況が目に浮かぶようだった。

 持っていたオメガWを流し掛けて、そのボトルの中に、ルルドの水を入れて融合させた。ルルドは、マリアさまの奇跡の象徴。神と一体になれば、私たちもこの世において奇跡を起こすことが出来る。そのことを、示してくれていた。・・・ 光が降り注いでますね。(写真左)

   

 教会へと降りて戻ったところで、両手を広げた像が迎えてくれた。その像は、聖フランチェスコだった。(!) まあ、ここにも。 またしても、イタリアの旅と繋がっていた。・・・ この後で、イタリア編のレポートをすることになっていたから。

 再び中に入ると、私たちのタクシーの運転手さんが出てきた。待っている間、中に入ってルルドの水を頂いていたのだとか。メガネを掛けた目元がコルベ神父に似ていたから、顔を合わせたときにドキッとした。(^^)
 その運転手さんは、私たちを乗せた場所で、そのお婆さんを何度も乗せたことがあり、今日やっとこの教会の人だったとわかったとか。(まあまあ) それも、この後に行くところがあったので、そのまま待って下さっていたからだったのですね。・・・ 何から何まで。(ぺこりん)

 献金をしようとしたら、それなら本を持って行って下さいと、売られていた本を頂き、ちゃんとお釣りまで頂いてしまって。 傘を持っていなかった二人には、そのまま持って行くようにと渡され、最後の最後までお世話になったのでした。・・・ ありがとうございました☆

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