[聖なる旅]




聖なる旅


鳴門 編

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2002.4.4〜4.5

4月 4日
 朝、フェリーで松山に到着。兄たちが迎えに来てくれて出発。まずは、香川にある金刀比羅宮へ。
 駐車場で杖を貸してくれた。参道には、讃岐うどんやお土産屋さんが建ち並んでいる。小学生の頃に何度か初詣に来ていた。それも眠い目をこすりながら、夜明け前から家を出ていたのを憶えている。そうそう、この長い石段。このときに貸してもらった杖が役に立つ。あの頃は、一生懸命石段を数えていたなあ。いつも途中でわからなくなっていたけど・・・。(^^) 

 365段目にある大門までは、両脇にお土産さんがあり、ここまでは籠屋さんも出ている。ここで奉納されている馬が目に入った。「なになに!?」 じっと見ていると、本当に生きているように思える。(写真・右)きっと中に入っている・・・。何処のどなたかまでは、わかりませんが(笑)、しばらくお話した後、(・・・と言っても一方的に私が話すだけ^^;) 光りを送ってお祈りしておきました。
 旭社は、天保建築の枠をもって造られ、国の重要文化財にも指定されており、天地開闢の神々を祀る社殿とされている。趣のある社殿で、いい雰囲気。(写真・左)その上にある本宮までは785段。(やっと半分・・・)

 琴平で人気なのは、”幸せの黄色いお守り”。(また黄色だ〜) 真ん中に金マークが入り、ウコンで染め上げた鮮やかな黄色をしている。黄色はあふれんばかりの恵みと愛をもたらしてくれる色、稲や麦の実りの色、豊穣の色、エネルギーにあふれた力強さで満足を約束してくれる色との説明があった。私たちの今年のテーマカラーでもある。うん、何だか元気が出てきたぞ〜♪(相変わらず単純すぎる?) 

 それにしても、今日のこの空! 雲一つない青空が広がっている。境内からは、こんもりと整った形の讃岐富士が見える。気持ちいいなあ〜。さて、奥社までは、あと583段。ほとんどの参拝者は、ここで帰っているみたい。私たちは・・・やはり行くべきなのよね。(フ〜っ) 片道約20分。途中にも二つのお社が祀られている。兄と柾至は、さっさと到着。ここまでトータルで1368段。(石段の段差は低いので、思ったよりも大丈夫・・・かな) 鳴門での神事の前に、自分たちなりの禊と準備が出来たような気がした。

 ここ金刀比羅宮のことは、急に浮かんで来た。今回、鳴門での神事に参加することになり、最初は一緒に飛行機で徳島に向かう予定だった。でもフェリーで行けば安いし、兄たちと一緒にゆっくり話しながらも行ける。そうすると、この機会に善通寺も行ける。近くには金刀比羅宮もあるから寄れると思った。でもそれも必然だったことがわかり、例によって、出発前に明かされることになった。

 この琴平は、一般的には水の神・海の神として信仰されており、船の守り神と言われている。(私はそれすらも知らなかったが・・・)琴平の神は大海龍王であり、事開き、道開きの働きをされる神であること。宇宙から降りている波動が、また私の生まれ星と関係していたこと。それに、もう一つの星の働きが加わっていることで、大地震をくい止め、日本沈没をくい止める。すなわち、大地を揺るがし沈めるという働きを変革し、日本が沈没するのを防いで頂く。

 出口王仁三郎は、四国の四都市(高知・徳島・高松・松山)の頭文字をとって、「こ・と・た・ま(言霊)」と読んでいた。それは、四国には言霊の働きが秘められているということであり、この琴平が「言霊による立て替え直しの働きを秘める神」の鎮まるところであったこと。他にもあるユダヤの預言者が眠っていることや、ギリシャ神(ポセイドン)に海龍神のことなど・・・次々に知らされた。愛媛にも神社はたくさんあったはずなのに、私たちはわざわざここまで、父に連れられて来ていた。それも、この時のため!? また一つ一つと明かされていく。


 おっと!気が付いたら、もうお昼過ぎ。急がなくっちゃ! 讃岐うどんは後にして、次は善通寺へ。ここは、弘法大師(空海)の誕生の地で大師三大霊跡のひとつ。本当に、駐屯地とは目と鼻の先だった。

 南大門から入ると、右に大きな楠が二つ。「こんにちは、おじゃましま〜す。」とご挨拶して光りを送る。左側には五重塔。まずは正面にある金堂にお参り。仁王門を通って御影堂へ。その前に御影池に佇む弘法大師にご挨拶。そこへ、あることが起こった。

 鳴門の神事は午後4時の船に乗って、淡路島に渡ってすることになっていた。私たちは途中で合流しようと思っていたのだが、ここで止められた! その神事には参加しないほうが良い・・・いや、正確には行くなとばかりにストップがかかった。私は一瞬戸惑った。そのために来ているのに、どういうことだろう? そこで兄は、「やっぱり・・・。良かったじゃない。自分たちだけでやろうよ。」と言った。ああ、そうか・・・そう言うことなんだ。ここで、これまで胸に引っかかっていたものが、何だったのかわかった。

 3月にした幣立の神事の後で地震が起こったそうだが、それは地球を浄化させるために起こしてくれたものだと、その方たちは言っていた。私たちが長野で見たソーラーレインボー。(長野編にて) それは、これから起こる地震の前ぶれだと後で言われた。そこで私は頭をかしげた。私があの朝、太陽にかかる虹を見たとき、そこには宇宙からの大いなる祝福を感じていた。ネガティブなイメージなど、これっぽっちも浮かばなかった。
 今度の鳴門の神事は、大きいことになる。神事の後で、大きな地震が起こるかもしれないと言われた。地震によって、この地球を調整しようとしているのはわかる。そのため、いろいろな人達が、大きな地震が起こるとか、富士山が爆発するとか預言している。そうでもしないと、地球自体が危ないから・・・もうどうにもならないところまで来ているから。それは真実かもしれない。でも、本当にそれしか方法がないのだろうか・・・。他にもっと出来ることは? その前に、少しでも抑えることは? 
 
 そこへ、全く別のところから、琴平の働きを知らされた。そして、この後に行く鳴門についても。鳴門の渦には清める働きがあり、この渦の底にこの世に起こる災いも沈めて行く力がある。それを知って納得した。だから、私は鳴門に行くのだと。そのことを祈るために・・・。

 兄は幣立の神事の後で、またすぐ高知に行く用事が出来、その時にその方たちに会うことになった。「なんかちょっと違うな・・・」兄は、その時にはもう気づいていたようだった。だから、最初は鳴門の神事に参加することを、渋っていたのだ。その時の私には、まだわからなかった。鳴門には必ず行くことになっている。そう強く感じていたために、一緒に参加することにしたのだ。
 この日もそのつもりで向かっていたのに、その手前で止められて気づかされた。その意味がわかったとき、一気に軽くなった。同じ事が、前にもあったことを思い出した。あの時も、あなたはここまででいいから、後は自分のやり方でやりなさいと伝えられた。そう、今度も自分たちでやればいいのだ。今日は、この4人でやれということなのだと。

 そこで、さらに気づく。この最近、必ずと言っていいほど4時に目が覚めていた。この日の朝は、ピッタリ4時だった。今日は4月4日。ここは四国。4は始まり。そして、私たちは4人。このことは、最初から決まっていたこと。彼らを通して再度使命を確認し、メッセージを受け取る。そして、私たちが鳴門に行くきっかけを貰うため。そのために出会ったことがわかった。それを、この善通寺で、弘法大師の前で教えられた。有り難いですね〜。メッセージというのは、直前にしか知らされないことがある。そうでないと、今に集中出来ないからでもある。それを受け入れるためには、信頼することの他に柔軟性も必要。急に予定が変わっても、すぐに対応出来るぐらいにね。(^^)

 おかげで、この善通寺でもゆっくりすることが出来た。せっかくだったら、戒壇廻りもしたかった。空海誕生の場である御影堂に戒壇廻りの道場があり、ここは大師ご誕生の場へ直接お詣りできる最も尊い結縁の場となっている。壁には、功徳あふれた曼荼羅の浄土世界が再現されている。中央広間には、空海とそのご両親、四国八十八ヶ所霊場のご本尊様をおまつりしている。足元には、八十八ヶ所のお砂も敷き詰められているそうだ。広間では、空海の声も聞くことが出来た。すぐ傍にいてくれたのが感じられた。来れて良かった。呼んで頂いてありがとうございます。


 もう時間を気にして、急ぐこともない。私たちのペースで行くことが出来る。お腹もペコペコだったので、おいしい讃岐うどんを食べた。麺にコシがあるので、お腹も一杯になる。高速の途中でも、ゆっくり休憩しながら走った。そのときに、高知で出してもらった姉の氏名(使命)も見せてもらった。お〜、やっぱり・・・!? この際ですから紹介しちゃいます。(^^)

わ わたくしたちの地球(ほし・くに)は
た たかまが原の再来を待ちこがれ
な なみだ流したアマテラスに
べ 別世界を創るから
み みろくの真秀呂場(まほろば)守るから
ち 地球蘇生に尽くします
よ 陽気な性格幸いしている

私の氏名(使命)は、わたなべみちよと申します。

 この使命の中にも、私と通じるところがたくさんあり、この時の為に約束して出会っていることがわかる。(私の名前の使命はこちらに) 私が日本に来た時に、彼女にもアチューンメントをしたくなったのも・・・。受けた時は、それほど関心がないようだったが、使っていれば、いつか役に立つときが来る、わかる時が来るからと伝えていた。そして、その時が来て知らされることになった。

 どこで鳴門の渦が見れるのかな・・・・。橋のところで展望台を発見。あと1時間足らずで閉館になる。何とか間に合った。ちょうど大潮が来る頃で、ちょうど良いタイミングのようだ。橋の下に作られたガラスの通路を進む。あ〜見える見える! 渦の真上に立って、見れるようになっている。すごいすごい! 潮が流れてきて、渦が出来る光景には宇宙の神秘を感じて、思わず感動する。この渦の奥底には、竜宮があると言われている。

 五十鈴を鳴らし、持ってきていたお神酒にお米、塩にハーモニーウオーターを撒きながら(お清めに一番いいのは、何と言ってもハーモニーウオーターです。本当はこれだけで充分) 4人で祈りを捧げた。そして、渦に向かって光を送る。良かった。やっぱり4人で出来て良かった。私たちに難しいことは、もういいから(笑)。形式だけに拘りたくないし、シンプルであればあるほどいいと思っている。大事なのは、内にある愛と光りを送ること。それだけで、ちゃんと通じるはずだから。


 日も暮れかけていたが、そのまま淡路島に渡ることに。途中で食べた鳴門金時がおいしかった〜♪黄金色で、自然の甘味にホッペタが落ちそうなのでした。(^^) 空を見ると、一筋の雲が走る。飛行機雲!? 雲一つない空に・・・。夕日が優しく私たちを包んでくれた。(ご苦労さま!って) 

 淡路島で向かったのは先山。アブラハムのいた「天の橋立」と剣山に続く鳴門の接点となっているところ。この二つの「会わじ」を会わせるところが、淡路島。ここには、あの(!)ユダヤの預言者が眠っていて、先山にはその預言者の御霊である大きな玉が鎮まっている。
 それは、”先頭に立ち、道を裂いて進んで行く働き、花を咲かせる働き”があるという。この山に着いたときは真っ暗だったが、頂上にある千光寺まで行ってみた。車のライトを付けたままにして、懐中電灯を持って、お寺まで行ってみる。階段まで来ると、ようやく明かりがついた。こんな時間にお寺に来る物好きは、やっぱり私たちぐらいかな。(笑) 吼えていた犬も、門の前から祈り始めると、ピタっと鳴き止んだ。とにかく辺りは真っ暗で、何にも見えないのだが、ここに来ることに意味があると思っていた。

 空には満天の星。ここもやっぱり来て良かったな。結局、行けたらいいなと思っていたところへ、今日も全部行くことが出来た。ホテルは徳島市内でいいところが見つかったし、食事に入ったお店のおばさんも優しかったし・・・。こうして、初めての徳島の夜を迎えたのでした〜☆