[聖なる旅] 


聖なる旅



五島 小値賀島 編




2009.5.22〜5.24
                                
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 5月 22日
 押戸石でのウエサク祭からの流れで、長崎に行くことになった。(押戸石のウエサク祭 編) あの日の夜、さっちゃんとピロートークで盛りあがっていた時に、ごく自然に五島の名前が出てきた。・・・あれは確か、先月の高熱を出したプロセスの後(Diary 172)、急に五島うどんが食べたくなって、エイトスターから取り寄せたところ、それが凄くおいしかったという話だったような。(そっちかよ〜。笑)
 
 五島にも不思議な場所があると聞いていたので、いつか行きたいよね〜と言っていたところで、すでに日付が変わって5月10日になっていたことに気付き、「あ〜五島だ〜!」ということで、ビビビっ! インスピレーションが来たときが、そのときという感じで、どうせ行くなら5月中・・・それも、新月の前後ぐらいが良い気がする。・・・ということは23〜24日頃かな〜。なんて感じで、浮かんできた。とはいうものの、その場所のことは何も知らない。五島のことを耳にしたのは、今年の年明けにお参りした巨石パークでのことだった。(巨石パーク 奥の院編

 参加していた方たちの中に、長崎から来た御夫婦(前田さん)がいて、ご主人が私の出身地である今治の大山祇神社に深い縁があって、度々訪れていることを知った。また奥さんのほうは、マチュピチュに興味があるという話も出て、何かのご縁があるのを感じていた。一方、さっちゃんは別の流れで繋がることがあり、それぞれに連絡先を交換することになった。
 そこで同じくビビっときた、さっちゃんが前田さんに尋ねてみたところ、ちょうど五島で奉納をする予定があるから、その時なら案内して下さるとのこと。それも、その日がピッタリ23日になっていた。(!) 二人で驚くと共に、満月のウエサク祭でのインスピレーションだったので、これは何かある、行かなきゃ! 行くしかない!ということで即決。

 長崎にあるというぐらいで、五島がどんなところか、何の予備知識もなかった。事前にわかったのは、その場所が小値賀(おぢか)島だったこと。博多から夜中に出ているフェリーがあるけれど、翌日の現地での待ち合わせ時間を考えて、前の日から佐世保に入ってホテルで一泊することにした。すると、それなら家に泊まって下さいと言って下さり、申し訳ないと思いながらも、そのご好意に素直に応じることに。(^^) さらに、せっかくなら島でもあと一泊をされたらと・・・。(!) 日帰りの予定だったので、どうしようと思いつつ、もうこうなったら宇宙のプランに任せるしかないということで、急遽二泊三日の旅になった。

 22日の朝、佐賀への高速バスに乗ったところで、「アイリス」の名前が入った看板が目に飛び込んだ。(うふふ) 曇っていた空から、ほんのしばらくの間だけ、雫のような雨が降っていた。いつもの龍神さまからの挨拶だ・・・。
 大和町で待ち合わせて、ランチしてから長崎へ向かうことに。この日は「かつみうどん」さんの定休日だったので、代わりに「龍登園」へ。かつみさんと同じ道沿いなので、いつも前は通っていたけれど、中に入るのは「佐賀の結びのまつり」でお泊りして以来。 他にもランチのお店はあるけれど、今日はここから出発することが出てきていた。

 ホテルの中には、マクロビオティックのビュッフェレストランがある。いつか入ってみたいと思っていたけれど、いつも「かつみうどん」さんが優先だったので、来るチャンスがなかった。 種類もかなり豊富だけれど、メニューの内容がすごく充実している。他の自然食ビュッフェでは目にしないものが多く、しかも医食同源を考えている上に、品の良い味でどれもおいしい♪

   

 取り皿は、小さく区切られているので取り易く、心配りやセンスも感じられる。どれもおいしそうだったので、頑張ってチャレンジしたけれど、さすがに全種類までは無理だった。(^^) デザートの豆乳&黒ごまプリンは、お代わりしちゃったけど。(へへへ) もう、すっかり気に入っちゃった♪ さすが、龍が登る園という名前だけはあります。(ふふふ) & 入ってすぐ、「龍登園」の丸に十字のマークが気になっていた。・・・

 満たされたところで、そのすぐ向かいにある、赤い龍宮橋を渡って予止日女神社へ。龍神界を司る豊玉姫さまに、ご挨拶。新緑の緑が鮮やかで、爽やかな心地良い風が吹いていた。
 今日は、御神木の精霊さんを見つけちゃった。仲良く二体並んでいて、これも男女のようになっているみたい・・・。

   

 そして、もう一つ。本殿でお参りして、何気にお社の張られている名前の札を眺めていた。そこでふと、もしかしたらあるかも・・・なんて思っていたら、すぐ横にあった! まさか本当にあるとは、ちょっとびっくり。 ここまで来ているなら、かつみさんのところに行っている可能性もあったりして。それにしても、おもしろいですね〜。これまでは思いついたこともなかったのに、急に浮かんだところで出てくるなんて。(ふふふ) 新しい感じなので、もしかして最近なのかも。 誰の札かわかるかな〜。(^^) ・・・写真右の白い建物が、神社から見える龍登園。

   

 まずは、神社横のときわ堂さんで、ハーモニーウオーター仕様の白玉饅頭をゲット。 続いて、道の駅「そよかぜ館」では、甘夏と佐賀いちごなどをお土産に買って出発。武雄経由で行くことになった。ちなみに、武雄温泉のシンボルは、龍宮城の楼門なり。(^^) その途中で、白サギさんも登場。

 高速に乗って、サナトクマラからチベット展の話が出たところで、「999」がバーン! は〜い、わかりました。(^^)
 佐世保のインターを降りて、セブンイレブンに入って車を止めたら、目の前に「81(光)−41(神)」のゴールデンナンバー。 わおっ! ここで出てくるとは・・・。これからの数日間は、思った以上に意味がありそう。(ワクワクドキドキ)

 そこから見える、三角の山がピラミッドを連想させた。(愛宕山だった。) 前田さんに連絡し、途中で奥さんのみよさんに迎えに来てもらって、お家の中へ。ご主人もいらっしゃった。おじゃましま〜す♪ 一度お会いしただけなのに、快く迎えて下さってありがとうございます。(ぺこりん)

 お部屋には、エジプトシスターズの千夏ちゃんの書が、幾つか掛けられていた。千夏ちゃんは、あるとき「結びのまつり」レポートのページが出てきて、前田さんに見せなくっちゃと感じたらしく、プリントして渡してくれていたそうだ。(まあまあ) 
 お部屋に飾っていた、巨石パークの天の岩戸の前で撮った写真には、後ろからイエス様が両手を広げているように見えた。(!) 祭壇には美しい観音の姿をした金龍姫さま、神棚には力強い龍が二体向き合い、弁財天さまもにっこり。大黒天さまや恵比寿さまも、こんにちは。(^^)

 五島のことは何も知らない私たちに、地図や資料を見せて説明してくれた。その 小値賀(おぢか)島というのは、地図でみると手足を広げた人間の姿をしていた。(!) 海が隆起して出来た島であり、他の島々と異なって、この島だけが何千億年前の地質であることが、調査でもわかっているとのこと。
 また隠れキリシタンの地でもあり、美しい教会も建てられている。・・・隠れキリシタンという言葉を聞くだけで、胸が締め付けられるようになる私。
 約450頭もの天然の鹿や、万両の実が多く生息し、五島列島最古の信仰の地であるこの島を、お二人は「神の島」と言っていた。

 明日、私たちが奉納に行くのは、対岸にある島の山の上にある神社。写真を見せてもらうと、その背後には大きな巨石が建っていた! その時の海の状態で行けるかどうかもわからないし、どの登り口から入るかも、その時にならないとわからない。それほどまでに、誰でも簡単に入れる場所ではないからと・・・。
 お〜それこそ、まさに「聖なる旅」なり。v(^^)v ドキドキワクワク感が、さらに高まってきたところで外に出ることに。

 佐世保からは、九十九島が観れるということで、日が沈む前の時間に合わせて行くことにしていた。朝から曇っていたのに、外に出てみると空が明るくなっている。それも海側のほうだけ。おっ、良い感じ♪ みよさんに案内してもらって展望台へ。その途中で、「99」ナンバー!

 展望台に着くと、まさに夕日が姿を現したところだった。厚く覆われた雲の下から、顔を出すような感じになっている。また何て、見事なタイミング!!

   

 佐々浦を境として、平戸に近い北九十九島は男性的で、佐世保に近い南九十九島は女性的な趣があると言われている。その島々を、夕日が優しく照らしていた。その周囲の海がキラキラ光っている。それも、どこか幻想的な光で・・・。 私たちは、しばらく静かに眺めていた。
 みよさんによると、光っている先はちょうど五島の辺りだとのこと。ここから、お先にご挨拶。呼んで頂いたことに感謝しながら、光を送った。 一羽の大きな鳥が旋回し、一筋の飛行機雲が走った。

   

 車に戻ると、すぐ後ろに「88−88」ナンバーが! それもゴールド色の車。 私たちが気付いたところで、さっと動いて出て行った。まるで待っていたかのように・・・。(ふふふ) 

 その後、近くにあるスパへ案内して頂いた。そのスパ(花みずきSASPA)は、豊かな緑に囲まれた中に建ち、近代的なリゾート施設のような感じ。車を止めたら、今度はすぐ横に「81」ナンバーが登場。・・・はい、立て続けにありがとうございます。ここでまた、三人で盛り上がった。(^^)

 靴と更衣室のロッカーのナンバーは、「666」に。(ふふふ) 温泉内は、平日だからか2〜3人ぐらいで静か。100%掛け流しの天然冷泉や、天然潮湯も。ミネラルが豊富なので、タイルが化学反応を起こして変色していたり。私は濃く色づいた薬湯のような浴槽に入り、貸切状態になったサウナから、最後は天然潮湯へ。
 まだお昼に食べたランチが、お腹に残っている感じだったので、休憩所の畳の上で仰向けになってヒーリングタイム。さっちゃんを待っている間、思ったよりも時間が経っていたようで、この間ほとんど眠っていたみたい。

 まったりと過ごしていたら、かなり遅くなっちゃった。このまま眠っても良かったぐらいだったけど、夕食まで用意して頂いていた。(あらあら) 船の仕事をしている長男さんと、可愛いガールフレンドさんも加わって、お食事がスタート。そのタイミングで、野球の部活を終えた次男さんも帰ってきた。
 その彼も、1月の巨石パークの奉納参りのときに来ていて、足を怪我していたにも関わらず、最後まで一緒に登っていた。そして、その彼の野球チームが、何と今年の春の甲子園で優勝していたのです〜!! それも、第81回目の甲子園になっていた! 何て素晴らしい・・・。
 2年前の佐賀の優勝と同じく、初優勝となっていた。長崎も開かれることを示してくれたかのように。 あの時に巨石パークに呼ばれたのも、やはり意味があったのでしょうね。 改めて、おめでとう〜♪

 長男さんは、仕事でカンボジアまで行ったことがあるそうで、その時には行きたいけれど行けなかったという、アンコールワットの話も出てきたり。それぞれに忙しい人たちなので、家族でもこうしてみんなが揃って食事をすることは、滅多にないとか。メインの焼肉とビールはさっちゃんに任せて、私は生野菜をパクパク食べながら、楽しい団欒の時間を一緒に過ごさせて頂いたのでした〜♪

 その後は、みよさんが姓名学で観てくださることに。私の名前は、先に名刺から見てくれていたようで、一つに揃っているということで終了。(ちゃんちゃん) ・・・そのときに、総画数が「41」だったことがわかってドキッ! 姓名学としては、「何かを起こす」という意味もあるとか。
 さっちゃんには、一緒に住んでいるご両親のことまで、じ〜っくり時間を掛けて観てくれていた。そこで、いろいろ気付いたり、わかることもあったみたい。年齢的にも私が帰国した年と同じで、発動する変わり目の時期になっていた。どうやらこの三日間は、彼女にとっても大きな意味のある日々になりそう♪ (ふふふ)

 話は尽きず、気付いたら午前1時半ごろに。(!) そうだ、寝る前に白玉饅頭を食べてもらわなくっちゃ! おそらく豊玉姫さまからだと思うけれど、ここでみんなに食べてもらうようにとのことで、買ってきたものだった。・・・その理由も、しばらく後でわかることになるのでした。(^^)
 祭壇や龍の書に囲まれたお部屋で、三人仲良く布団を並べて休むことに。これも、二週間前の満月の夜をそっくり再現しているみたい。真ん中に私で、左隣にさっちゃん、右隣はふみさんの代わりにみよさんで、名前まで似ているし。(うふふ) 

 明日の朝も出発が早いよ。それまで一眠りということで、お休みなさ〜い☆