[聖なる旅] 


聖なる旅



五島 小値賀島 編




2009.5.22〜5.24
                                
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5月 24日(新月)
 昨夜は、床の間の神棚の真ん前に、頭を向けた状態で休ませて頂いた。アマテラスさまの絵が描かれた掛け軸に、立派な恵比寿さま、弁財天さまに、八坂神社のお札まで。(!) そのおかげでというか、例によって眠っているような、漂っているような状態で一晩過ごした。

 そして、目が覚めたときには、 ” 王位石から目にした船は、「宝船」になる。” ・・・その言葉が浮かんでいた。
 
 朝は、お庭の鶯の声で起きた。まだ5時前だったので、そのまま鳴き声を聴きながら、お布団の中でまったり。みなさんは深く熟睡中。お疲れさまです。(^^)

 起き上がってからも、しばらくお庭を眺めていた。引き続き鶯さんが、すぐ近くで飛び交いながら、美しい声を聴かせてくれている。今日は、風が吹いていた。「新風が巻き起こる。」 ・・・(!)

   

 朝は、持って来た佐賀のいちごに、お豆腐やお味噌汁、大根おろしや自家製梅干など、おいしく頂いた。裏庭には家庭菜園の畑があって、お刺身と一緒に食べたレッドオニオンや大根から、いちごに桃まで、たくさん育っているのです〜。いいですね〜♪

 さて、それでは最後の一仕事に行きましょうか。その前に、お兄さん夫婦と一緒にパチリ。この後、光子さんはお仕事に行かれるので最後の御挨拶。お忙しいのに、すっかり甘えさせて頂き、お世話になりました。(ぺこりん)

 残りの800株を植えてしまわないと、このままでは帰れない。(笑) 私は、昨日に続いて、苗を等間隔に置いていく係りになっていた。昨日は、自分が何しているのか、良くわからないまましていたけれど(^^;、今日は畑に入ってから、ここに来たもう一つの意味がわかってきた。
 みんなが植えていくペースに合わせながら、一つ一つの苗を置いて行く。そう、想いとエネルギーを込めながら・・・。それが、ここで私の出来ることとして。

 さっちゃんは、苗を植えやすくするために、鎌を使って土の尾根を開いて行った。昨日は、200株でもかなりきつかったそうだけど、今日は幾らでも出来るぐらいの力が湧いて来るのを感じていたとか。(まあまあ。^^) そう、明らかに、ここでも昨日とは違っているのが感じられた。

 途中で気がついたら、他の農家の方が畑に入っていた。昨日も私たちを見ていたそうで、見るに見かねたのか(笑)、苗の植え方を教えてくれたのです。その方法だと、もっとラクチンで早い。(あらあら) 何しろ、素人集団だったもので。(ほほほ) 
 でも、そうして丁寧に、時間を掛けてやってみることが必要だったのでしょうね。 それぐらいに、意味があることになっているから。

 しばらく休憩してから、再スタート。それからは、最後の一息だったけれど早かった。昨日の状態では、200株でも大変だったので、朝からしてもお昼までには終わらないかもという感じだったけど、途中でゆっくり休憩もしたのに、11時前には完全に終わっていた。素晴らしい!! ・・・プロの手によると、もっと早いのでしょうが。(^^;  
 >写真下 ビフォー&アフターです。

   

 それに、昨日も今日も曇っていて涼しかったので、汗をかくこともなく、気持ち良い状態で出来た。やっぱり今は、何でも余裕バージョンなのね。(イエイ!)

 帰り道に、「牛ノ塔」の前を通った。その昔、埋め立て田を作るときに、多くの牛が使役として犠牲になり、その供養として建てられていた。昨日目にした、巨石に祀られていた牛さんも、その一つなのかも。(合掌)

 ランチには、またまたお兄さんが用意してくれた焼き魚が登場。これがまた、ふっくらと焼きあがっていて、おいしいの何のって! 光子さんの煮豆もおいしかったなあ〜♪ 一仕事の後なので、またパクパク。 ご馳走さまでした〜。

 最後にもう一度、神島神社へ御挨拶に。海に向かって立った鳥居から、沖の神島神社に向かって参拝。小値賀には、数多くの墳墓や遺跡が見つかっているものの、発掘されているのは、ほんの一部だという。

 ” この島は、神の島であり、宝島でもある。” ・・・そうなのですね。宝船の出航と共に、長い眠りから目覚めるときが来たようです。

 本殿の中に入って参拝した後、前田さんたちに続いて、さっちゃんも太鼓を叩いた。押戸石でも叩いていたので、ここで統合させる目的もあったようです。それが生まれ変わった合図でもあり。(おめでとう〜)

   

 本殿から出たところで、また同じ蝶々さんがヒラヒラ〜。は〜い、最後までありがとうね〜♪ お使いご苦労さまでした☆

 佐世保へは、お兄さんの漁船で帰ることになった。わ〜い、チャーター船だなんて贅沢〜♪ お土産に、畑の玉ねぎまで頂いちゃった。それも、大きな大きなジャンボ玉ねぎで、小値賀のエネルギーもいっぱい。何から何まで、ありがとうございます。

 初めての漁船にワクワク。今日は風も出ているので、波が掛かってくるということで、中に入ってリラックス。

   

 途中で、昨夜話していた噴火の跡を見せてもらうことに。海底火山の噴火で生まれた火山島なので、噴火口の近くの土が真っ赤になっているところもある。(赤浜海岸 画像左はお借りしています。) 

 また、諸島の一つである古路島には、火口壁が海食によって削られY字型のネックと呼ばれる岩頸が露出していた。 見た瞬間に、1日目の明け方にみた夢のことを思い出した。 
 龍が火を噴いているのは、これだった! 海の中から、炎を噴き上げるように。 やはり、火と水だ。これで、一つになって「神」になる。


   

 何度も訪れている前田さんご夫婦も、観るのは初めてだった。そう、あと足りないもの、必要なのものは、やはり・・・!
 私たちがお家に来たとき、焼酎が出来上がって届いていたのだけれど、ラベルに大きなシワがよってしまっていて、もう一度全部張り替えることになったそうです。こんなことはあまり有り得ることではないので、何か意味があるのではと言われていたけれど、ここで答えが見えてきた。・・・

 予定通りに、2時間ほどで到着。フェリーだと3時間は掛かるし、この後は夕方からしか出ていなかった。貴重な体験までさせてもらえて、有難いことです。 お兄さんも、ご苦労さまでした。(ぺこりん)

   

 曇っていた空も、港に着いたところで明るく晴れていた。車に乗って走り始めたところで、「555」。そういえば、昨日の奉納から苗植えまで、ずっと5人だったのよね。(ふふふ) ご主人とお兄さんは、小値賀の島おこしのために、自分たちで出来ることをして行こうと真剣に動いている。その思いが、小値賀の神さまたちにも通じている。 天命とは、一人ではなく、神と一体になって働くことで、達成出来るようになっているから・・・☆

 また、結婚8年目になるという前田さん夫婦は、夫唱婦随という感じで、お互いに敬って支えあっている。それも男女和合の実例ですね。(うふっ♪)

 駐車場に戻る前に、さっちゃんの財布をピックアップ。昨日の朝、失くしたと思っていたところ、スパのスタッフの人が見つけてくれて、わざわざ連絡先まで探して電話してくれていたのでした。(めでたし、めでたし)

 「10−10」ナンバーが目に入ったところで、龍登園で気になった丸に十字の紋が浮かんだ。あの時は、島津家の家紋としてしか知らなかったけれど、それだけではない気がして、帰ってから調べてみたら・・・。
 他にも、この紋には 「縦の一は昇り龍を、横の一は下り龍」の説があると出てきた。(!) はい、これでよ〜くわかりました。(ちゃんちゃん)
 一方、さっちゃんは「18−81」が目に留まっていたとか。 光の裏と表の数で、これも陰陽の和合なり。(ちゃんちゃん)

 ちょうど良い時間になって、駐車場でお別れ。本当に、いろいろお世話になりました。この三日間で、それぞれにやることはやり終えたけれど、ここから次への始まりですね。 この新月を境に、新しく開かれた道を進んで行くために・・・。

 私たちは、佐世保駅に寄ってみた。目的は、五島うどんを買うためだったけれど。(ほほほ) 駐車場に着いたところで、あのスパの送迎車が目の前に止まっていた。良くみると、大きくタツノオトシゴ(=龍の子供)のマークが。(!) あらあらそれで・・・。 またまた、何から何まで手配をありがとうございます。(^^) 

 ・・・まだ終わりではなかった。
 (龍宮城のある)武雄のインターで降りて、走っていたら・・・さっちゃんが、思わず声を上げた! 一日目の行きの時に話していたトラックが、同じ場所に止まっていた。そのトラックは、押戸石の時に見かけていたとのこと。 そのトラックとは・・・

 後部には、大黒さまと恵比寿さまがニッコリ。それも船に乗っている。そして右側には、顔面アップの迫力ある青龍がド〜ン! どひゃ〜! 

   

 ということで、車を止めて写真撮影スタート。 道路沿いだったけれど、そこはお構いなく。(^^; 反対側もみてみると、三日月の夜空にお姫さまが。 また何て美しくて麗しい。(日本のヴィーナスみたい。^^) & 椿は五島の花でもあり、この場所は三日月町だったのでした。(ちゃんちゃん) 

 それが実は、さっちゃんが見たときは、般若の怖い顔だったとか。まあ、このわずかな間に、この絵だけ塗り替えているなんて。 それにしても、般若とお姫さまだなんて、思いっきり対照的でわかりやすいこと。それが、変容した象徴になっているから。・・・

 さらには、カーナンバーが「81」になっていることに気付いた!! う〜ん、そこまで手の込んだことをして頂けるなんて。 もう〜、何と言っていいやら。 
 いえ、その意味をしっかり胸に刻んで、これからに活かして行くべきなのですね。 は〜い、しかと心得ました。v(^^)v

 もう一つ・・・このトラックを目にする直前に、ある場所のことを話していたところだった。それも青龍の名に関係のあるところとして・・・。 満月の押戸石から、この日の新月までが繋がっていたように、一つが終われば、すぐ次が示されて繋がっていく。 それが、光の道を歩んでいるという証として・・・。

 帰りの高速バスは、金立(きんりゅう)から乗ることになった。(^^) 駅について歩いていたら、「81−41」がいつもの場所に止まっていてくれた。最後の最後まで、ありがとうございました。

 ・・・最後に、あと一つだけ。このレポートを書いているときに、山田さんから電話があったので、この島のことを話していたら、かなり前から別の人に誘われていたとか。さすが父上。(^^) そして、その島には間違いなく、キリストが来ていたという話も。(やっぱり!) ・・・ 導いて下さっている、多くの存在に心から感謝します☆