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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

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 9月28日 (満月)
 しばらく眠った後、突然目が覚めた。何だろう・・・! 起き上がって、窓の外を見た。やっぱり! 空の上には満月が、煌々と輝いている。山に囲まれ、金色に輝いたラパスの町の上空に浮かぶ満月。何て、素敵なのかしら・・・♪ 時計を見ると、午前2時過ぎだった。その美しい光景を、カメラに収めようと、シャッターを押した。青白い光を放っているのが、写っていた。今度は、ズームして月だけ写してみた。すると・・・まあ、これは! 写し出された画面を見て驚いた。満月が、ハートの形になっている。 アラム・ムルの儀式の時に、用意されていたハートのシンボルを思い出した。 ハート・・・宇宙の根源のエネルギーは、やはり「愛」なのよね。その愛のエネルギーが、今ここに降り注いでいる。 いや、それは今だけではない。常に、宇宙からは、愛の波動が送られている。どこにいても、誰にでも等しく・・・。私たちが、そのことに気付いていないだけ。心を開けば、その愛は無限に受け取ることが出来る。そして受け取った愛は、分かち合うことで、さらに広がり、やがてこの満月のように、地球全体、宇宙全体を光で包むことも出来るのだ。

 私は手を合わせ、満月に向かって祈った。私も、その宇宙の愛の表現者になりたいと・・・。過去を振り返ると、未熟な自分の姿が見えてくる。(はあ〜っ) でも今は、過去を反省している時ではない。(大抵は、自分の未熟さばかりが浮き彫りになって、落ち込んでしまいますから。私も、何度ウンザリしたことか・・・。^^) 過去を振り返るのは、前に進むため。
 胸に手を当てた。静寂な中で、ドクンドクンと心臓の音が響く。愛の鼓動が、振動しているみたいに。 私のハートの中に、宇宙の愛が流れ込んでくる。 どうか、この真実の愛を、私にも表現出来ますように・・・。いえ、そうなれることを信じます。 ・・・そうなります。 ・・・そうなっています。(宇宙の三段活用なり。^^)


 再び時計を見ると、すでに4時過ぎ。(いつのまに!) 窓からは、まだ満月が見える。もう少し眠っておこうと、ベッドに横になった。窓は、ちょうど頭の上にあるから、月の光が感じられる。ウトウトはしたものの、そのまま眠ることはなかった。そして、朝を迎えた。(このパターンにも、慣れている。^^)
 
 しばらくして再び起き上がり、先に出発の準備を済ませて外に出た。向かうは、もちろん教会。教会の前を見ると、入り口の扉が閉まっているような・・・。もしかして早過ぎたかな。そうか、良く考えたら、24H開いているわけではないのよね。(相変わらず、何も考えないで動いている私。^^;) 何時から開くのかな・・・と思いながら、入り口の前に立ったと同時に、内側から扉が開いた。自動ドアかと思うくらいのタイミング。(^^) 待ってましたと言わんばかり。ちょうど、開く時間になっていたようだ。(5時半ごろだった。) 良かった〜♪

 この教会は、2年前にラパスに来た時に、最後にご挨拶に来たサンフランシスコ寺院。あの時も、ふらっと入ったらミサが始まり、降り注ぐ強いエネルギーを感じていた。(当時のレポート) その時のお礼参り&御挨拶。再び呼んで下さり、ありがとうございました。また戻って来れて、うれしいです。祭壇には、イエスさまとマリアさま。両脇にも、聖者たちの祭壇があった。その中で特に気になったのは、ケースの中で横たわっている像。 とってもリアルだわ〜。しばらく、その前から動けなかった。 説明があったけど読めません。(^^; でも、イエスさまの使者の一人であることは確か。 ふと浮かんできたのは、聖フランチェスコ。(「ブラザーサン・シスタームーン」の映画は、初ペルーの旅から帰った直後に観せられ、それ以来、慕わせて頂いています。^^) 彼の存在が感じられ、心臓バクバク。写真を写してみると・・・やっぱり! ありがとうございました☆  外に出ると、青空が広がり、塔の上に太陽の光が射し込んでいた。


 ホテルに戻ると、ロビーにルーディ。(まだ6時ぐらいだったのに、早くからご苦労さま。^^) 朝食を済ませて降りると、クイチが外から戻ってきたところ。やはり教会に行っていたそうです。「昨日は、良く眠れた?」 顔を見て、お互いに眠っていないことがわかった私たち。(^^) あの満月のエネルギーでは、無理もありませんね。でも、別にきつくもなく、朝から元気ハツラツ。(オフコース!) 私が泊まったお部屋には、マカウちゃんの絵が掛けられていた。それもラブラブバージョン♪ (それに良く見ると、ハートの形を表しているみたい。) さすがマカウちゃん、演出がニクイ。(^^) もしかしたら2年前と同じ部屋!? レポートを書いていて気付いたことだけど、窓から撮った写真を見ると、風景がピッタリなのだ。(当時の写真は、こちら) 実はあの時、お部屋にMDプレーヤーを忘れてしまっていたのです。日本に帰ってから送ってもらったけど、それも同じ部屋に泊まるサインだったのかも。(有り得る〜! 宇宙の演出は、手が込んでいますから。^^)

 ラパスを出発し、ティワナク遺跡へ。空が青い。真っ白で大きな雲が、ぽかりぽかりと浮かんでいる。高度があるから、それだけ天にも近いのよね。(ふふふ) この頃には、三人の身体も強くなっていたようだ。私自身、ティティカカ湖でも、ラパスの町を歩いたときも何ともなかった。普通の道を歩いているのと同じ感覚。実際には4000m近いので、かなりの高度だけれど。(2年前は、坂道でまだ少し息切れしていたような・・・^^;) 私は4度目ということもあり、クスコに着いた時も全然平気だった。自分でも、どんどん強くなっているのがわかる。高度が高くなると、空に近い分プラーナの量が多くなる。そのために、低いところに住んでいた人たちは身体が慣れていなくて、反応を起こす。それも、自分の中のエネルギーが高くなるに連れ、影響を受けない身体になってくる。エネルギーで浄化しているのと同じだから、クリアになっていれば、それだけ浄化反応もなくなってくるのだ。(去年のツアーも、反応を起こしている人が少なかったし。) せいぜいあったとしても、空気が薄いので呼吸のリズムが変わるくらい。それも合わせるために、自然と深いゆっくりした呼吸になるので、呼吸法をしているのと同じ状態になっている。受け止め方によって、意識の向け方次第で、身体の反応も変わってくるのです。
 お空に近いところに行くと(天に近づくと)、それだけクリアになってくる。この澄んだ空気のように、クリアになることを促されるかのように。そして、自分の中に眠っていたものが目覚めてきて、自然と表に出てくる感じ。自由でオープンな状態に・・・。それを体験した私は、今では高山大好きになっている。この清々しい空の下にいると、私がより私らしくいられるから。日本に帰ってからは、そのことを思い出せばいい。いつでも、どこにいても、私らしくあるように。

 見晴らしの良いところで、車から降りて休憩。面白い雲が出てるわね〜。お魚ちゃんみたい・・・。じっと眺めていると、どんどんお顔がはっきりしてきた。「誰かに似てない?」と聞くと、「クイチ!?」とリカちゃん。 やっぱりそう見えるよね。(笑) 並んだ大きなお魚ちゃん二匹の後ろには、小魚ちゃんが連なっていて、お魚ちゃんファミリー集合なのでした。(^^)


 ティワナク遺跡に到着。まずは博物館へ。もしかして、ここもリニューアル !? 以前こんなの置いてあったかな? まずは、門番みたいに、しっかりしたお顔の像がお出迎え。奥に入ると、アラム・ムルの神殿を象ったものもあった。お〜マスター! レインボーファミリーとしては、ここが最後の遺跡。またお会い出来て良かったです♪ 残念ながら、この中は撮影禁止。それでも、私たちのためにルーディが、こっそりビデオを撮ってくれていた。
 博物館を出て、遺跡に向かっていると、あれっ、ルーディがいない? 待っていたが、なかなか来ない。どうしたのかな? ティワナクの遺跡は広いから、奥に行ってしまうと探すのが大変かも。しばらく待って、ようやく現れた。どうやら、ビデオ撮影が見つかってしまったようだ。私たちのために、ごめんね〜。

 ティワナク遺跡の中も、きれいに整備されていた。(最後までリニューアル尽くしなのでした。^^) そして、やって来ました太陽の門。コパカパーナで、お迎えのサインを見せてくれたビラコチャの神さま、ありがとうございました。おかげさまで、ここまでスムーズに来れました。

 ビラコチャは、古代ペルーのもっとも主要な神の一人であり、創造神だといわれている。ティティカカ湖の底から大地に現れ、太陽や月、星を創造し、石から人間をこしらえ、その他地上の様々なものを創った。そして全ての創造を終えると、再びティティカカ湖の中に姿を隠したという。また、水を司る神であり、植物の成長に関わり、アステカのトラロク神やマヤのチャク神に類した神であるともいわれている。インカ族からは、偉大な文化的英雄として崇拝されていたが、何の犠牲も供物も捧げられることはなかった。それは、ビラコチャは創造神であり、あらゆるものを創り、所有する文化神であるので、人間からは何物をも求める必要がないと考えられたからだという。
 創造神というと、迫力のあるイメージで描かれやすいが、ビラコチャの神は違っていた。丸い目と、可愛いお口。あどけない表情をしている。そのお顔に釘付け状態になり、静かに見つめていると、 
 ・・・この旅で出会っていた、好奇心いっぱいの輝く目をした無垢な子供たちのように、素直で純粋な心を大切に。 誰もが、光り輝く太陽の子であることを思い出して・・・。はい、そうですね。そのことを忘れないようにします。ありがとうございました☆
 

 続いて、ポンセと呼ばれる像の前へ。この像の前に立った時から、私の中で何かが動き始めた。クイチが説明してくれていたが、何も頭に入らない。意識が、別のところに行っているみたいに。 2年前に初めてご対面した時は、特に何も感じなかったと思うけど・・・。何かあるのだろうか。
 この像は、ティワナクの遺跡の中でも、最も保存状態が良いもので、ほとんど当時のまま残っているようだった。彼の目は、全てを知っている・・・。そう感じた。近づいて見てみると、全体に小さな金粉が出ていた。今まさに、目覚めた!? ・・・その意味が何かわからないまま、次の場所へと移動した。 赤茶色の石壁は、クスコやマチュピチュとは、また違っている。ティワナクは、インカ発祥の地といわれているが、まだ多くの謎に包まれている場所だった。


 次に、180個の石の顔がある神殿へ。それぞれに、自分の顔を探し始めた。私は、2年前に見つけた顔に挨拶に行き、そのまま待っていたが、クイチから新しい顔を探すように言われた。あの時と今では変わっているから、また別の顔が見つかるはずだと・・・。そうかな〜、どれもピンと来ないけどと思いながら、ぐるっと一回り。最後のコーナーに来たところで、足が止まった。この顔は・・・!? 2年前に見つけた顔と、全体の形が似ている。でも、表情が全然違う。あの凛としていた顔から、何かが崩れてきているような・・・、目には哀しみが感じられる。どうしたの? 何があったというの? 
 この神殿の前に来た時、みんなで写真を撮っていたが、私はその中に入る気さえ無くなっていた。ポンセの像から、明らかに気分はダウンしていた。この石の顔が、何かを伝えようとしていた。みんなを待っている間、その神殿の中にしばらく座っていた。何で最後の最後に、こんな気分になるのだろうと、さらに落ち込みそうになった。ビラコチャ神に会った時は、とっても幸せだったのに。(グスン) 

 ガヤガヤとした声が聴こえてきたかと思ったら、どこからともなく子供達の集団が、この神殿の中に入ってきた。どうやら、フィールドトリップ(校外学習)で来ているみたい。一気に賑やかになったと同時に、神殿の中のエネルギーまで変化した。(明るいエネルギーに) クイチは例によって、先生方にすぐ捕まっていた。(笑) これはまた、しばらく時間かかりそう。 そうして、次第に落ち着いてきたところで、やっとわかってきた。
 2年前に来たときに、このティワナクでも、神官のようなことをしていたことがわかっていたが、この時に起こっている感情は、ティワナクが滅びる時のことと関係していたようだった。どうやって滅びたかは、はっきりわからないが、私は神殿の中に残り、一緒に沈んだような光景が浮かんできた。でも哀しみは、それだけではないようだった。誰かとても愛する人がいたのだが、立場上そのことを伝えることが出来ないまま、最後を迎えていた。そのことを後悔しているのかも・・・。息苦しいと同時に、胸の奥が苦しかった。沈んだのは、もしかしたら水の中かもしれない。・・・でももう、これ以上深く追求するのは止めよう。ここでは、記憶の扉を開くだけで良い。全ては終わったこと。大事なのは、これから。もう同じことは繰り返さない。そのことを決意するために、ここに来たのだとわかった。この大切な地球を守りたい。愛する人たちのいる、この地球を滅ぼしたくないから・・・。

 神殿の真ん中にあった像は、コンティキ神だとわかった。コンティキ神は雷の神で、創造神・太陽神と並ぶ三大神。常に水瓶を持った妹を連れ、それが雨を司る神だったといわれている。この旅では、いつも大事なときに雨の雫が落ちていた。祝福の雫だった。毎回、最後の最後に謎が解けるのよね。(^^)  行く先々でハートマークや、ラブラブ愛のエネルギーが充満していたのも、このことと繋がっていたのかも。
 そして、神殿のゲートから見えるように位置していた像が、ポンセの像だったことに気付いた。私に、このことを伝えたかったのね。そのためにスイッチを入れてくれたのね。ありがとう♪


 ようやくクイチも先生方から解放され、私たちのところに戻ってきた。(ボリビアに来てまで、ご苦労さまね〜) 思わぬ足止め状態だったけど、そのおかげでゆっくり時間を過ごせ、過去での関わりもわかることになったのよね。遺跡を出たところで、露店を散策。(2年前はなかった。) 太陽の門とビラコチャ神は、昨日買ったから・・・そうだ、ポンセの像! 例によって、お店によって造りも顔も違う。この時点で、まだ感情を引きずっていた私は、珍しくどれにするか迷っていた。(心がブレていると、選ぶのにも時間かかるのねと実感。^^) 幾つかのお店を見て周り、ようやく決まった。 大きな雲がモクモク出ていて、私たちを見守ってくれていた。私の中のネガティブな感情も、受け止めてくれてありがとうございました。ティワナクでの目的も、何とか果たせた感じ。昨夜からの満月のエネルギーは、やっぱり半端ではなかったのだ〜。

 ここからはプーノに向かう。その前に、行きとは別の国境を越えることに。結構な人通りだ。フラフラしていると、迷子になりそう。車を降りて、クイチの後ろを歩いていたが、ちょっと離れてしまったところで、制服を来た人たちに声を掛けられた。どうやらポリスマンのよう。スペイン語ばっかりで、何を言っているのかわからない。そのまま数人の人に、中まで連れて行かれた。それぞれの部屋に分かれて、バッグの中を全部出すように言われた。財布の中まで、全部出された。最初は何をされるのやらと、訳がわからずドキドキしていた。(彼らもシリアスな顔をしていたし、いかにも連行されます!って感じだった。) でも、個室で取り調べ(!?)に入ると、急に態度が変わったように、冗談らしきこともを連発していたようだった。(それが却って、最初は怖かった。笑) 一通り調べた後、笑顔で返してくれた。外にはクイチが待っていた。私たちが急に消えたので、焦ったらしい。普通は、こんなことはしないし、する必要はないと言っていた。(国境警備隊だったのかな。)そんなに怪しかったかしら・・・。日本人の女の子だけで、フラフラ歩いていたから目立ってしまったのかも。考えたら、これも貴重な体験よね。 やはり旅には、スリリングなことがないと。(笑)

 ルーベン達との合流の場所へ。市場やお店が並んでいて、賑やかな町。自転車のタクシーに乗らないかと、しつこく誘われたり、10代くらいの男の子たちに絡まれそうになったりと、スリリングは続く。(笑) 今度は、ピッタリとボディガードの後ろに付いているので、心配は御無用。(^^) 公園で待っている間、小さな子供が食べていたアイスクリームがおいしそうだったので、どこで売っているのか、辺りを見回して探す、私とみほちゃん。(^^) クイチにも探してもらってゲット。(ダディも大変なのだ。へへ) 壁に描かれたコンドルの絵が目に入った。それにアレキパの文字も。やっぱり来ているのかも〜。
 久しぶりに(・・・といっても一日だったけど。^^)、ルーベンと再会。「ボリビアは、どうだった?」 「楽しかったよ、お留守番ご苦労さま。」と、みんなで買ったお土産を渡した。 私たちの車には、ハートマークのお飾りが! 私たちをフレッシュな気持ちでお迎えするために、コパカパーナでクイチが買っていたらしい。かわい〜い♪ ハネムーンカー用の、お飾りだった。ハートのラブラブサインは、まだ続いてます。(^^) 

 再びプーノの町に戻った。(ティティカカ湖も、ただいま〜♪) 今夜の宿は、町の中心にあるホテル。公園の前で、近くに教会もあった。ガラス張りで素敵なホテル。「今日は最後だから、スイートルームを用意した。」とクイチに案内され、お部屋に入ってみると・・・お〜っと! ガラス張りのサンルーム風スペースには、ラブソファが置かれ、ベッド周りも何気にハートマークをあしらっていて、全体的にラブラブムードが! これって、ハネムーン用のお部屋みたいだけど・・・。(ははは) そこで、私にプレゼントを渡してくれた。シルバーのインカクロスの中に、水に浸った小さなワイルーラが一杯入っている。これは確か・・・、コリカンチャで、クイチが買っていたものだった。ありがとう、大事にするね♪
 クイチとも、ここでお別れ。私たちも、日本から用意していたものを渡した。みんなが揃うのは最後だから、ルーディとルーベンも一緒に。 そこで、ルーベンからも、私たちにプレゼントが! それはボリビアのCDだった。彼は行けなかったので、クイチに頼んでボリビアで買ってきてもらったらしい。まあ、そんな・・・お世話になったのは私たちなのに。それもCDということで、びっくり。実は、今度の旅ではフォルクローレ以外の、南米のCDが欲しいと思っていたのだ。音楽は、ペルーよりもボリビアのほうが有名。コパカパーナで探してみたが見つからず、ボリビアで買おうと思っていたが、すっかり忘れていた。 でも驚いたのは、それだけではなかった。

 ジャケットの写真には、何とティワナクの神殿の石の顔が・・・! それも、私が2年前に最初に選んだ顔だった。(180個ある中で!) しばらく言葉が出なかった。 その石の顔を再び見た時、完全に当時の過去生が浄化されたのを確信した。 その顔は哀しみを表したものではなく、しっかり目を見開いた、元の顔のほうだったから。(癒されたのね。) さらに良く見ると、太陽の門のビラコチャ神の周りにいた鳥人の絵が、周りに描かれていた。(まあ! ビラコチャちゃんまで。) 一人一人違うCDだった。ルーベンは、袋の中からランダムに選んで、渡してくれたようだったけど。(宇宙の御技には降参!) 旅の終わりを祝福してくれたのですね。ありがとうございました☆
 ビラコチャ神、コンティキ神、ポンセちゃんも、ありがとう〜。もう大丈夫。私はこれからも、今のこの瞬間に生きるから!!

 ホテルの前で、クイチをお見送り。これまでとは違い、不思議と淋しい思いはなかった。また後でね〜と、すぐにでも会えそうな感じで笑顔でバイバイ。その中で、ウルウルしていたのは、リカちゃんだった。(無理もないね。^^)
 これから、長距離バスでクスコまで帰る。今からだと、着くのは夜中だよね。最後の最後まで、私たちのためにフル活動。(私たちには、こうして一緒に過ごすと楽しくて、自分にも良い刺激になっていると言ってくれたけど。) 私も自分で仕事をしているから、少しはわかる。この時間だけ働けば良いというのではなく、仕事には終わりがない。どこまでやるかは自分次第。(それが良いところでもあり、やりがいのあるところでもあります。^^) 責任感が人一倍強い彼だから、その仕事の量は計り知れないものだと思う。 そんな彼にツアーをお願いするのなら、彼のスケジュールに合わせるのが普通だと思うけど、私の場合は全て、その時の月のリズムで動いているから、ずらすことが出来ない。去年も、他の大事な仕事が入っていたのを、わざわざ変更してくれていた。 そんな彼の好意に甘えるだけで、何も返せないけれど、それも全てわかってくれている気がする。実際に、言葉の壁があるから、そんな深いところまで話せていない。(だったら、もっと勉強しなさい! すいませ〜ん。^^;) でも、そのことで言葉だけが大事ではないことも実感している。目を見ただけで相手の思うことを感じ、深い部分で理解出来ることがあるのだと。


 今日は、もう一つ大事なことが残っている。二人のマスターコース伝授の仕上げと、アチューンメント。交替で、アチューンメントの確認。部屋の中に、エネルギーが充満してくる。満月のエネルギーも加わって、最高潮に達し、身体の芯から熱くなってくる。(ふ〜っ。) 最後に、みほちゃんが私にしたとき、雨がパラパラと落ちてきた。外は晴れていて、太陽の光が射し込んでいたのに。屋根も一面ガラス張りだったから、お部屋の中でも、私たちの上に注がれている感じだった。(そのために、この部屋を用意してくれたのかも。最後まで、心遣いありがとうございます。^^) 天からの祝福ですね。ティティカカ湖で、マスターの光を受け取ったことの意味も大切にね。
 続いて、リカちゃんのセカンドアチューンメント。出発前に、ファーストを受けていた。ツアーの申し込みが完了したのは、8月末だった。ツアー参加を決めてから、両親の許可を得るのに大変だったみたい。私も入院していた頃だったので、手続きが間に合うかしらと、ハラハラドキドキしたことも。(^^) 彼女は最後まで諦めずに説得し、ギリギリセーフで、この旅への切符を手にすることになった。(それもスリリングだった。^^) その精神と宇宙のサポートがあれば、これからも必ず望むものは手に出来るでしょう。チャンスは誰にでも平等に与えられている。それを手にするかどうかは、その人の意識一つだから。

 さ〜て、ティティカカ湖の最後の夜を楽しみましょう♪ プーノの町でも散策しようかな。ロビーの女性から、マーケットの場所を教えてもらった。(すごく親切で、丁寧に教えてくれた。^^) タクシーに乗って到着。何かおもしろそうなものが一杯。日本でいうヘルシーフードのお店って感じ。南米は、穀類も豊富。有名なキヌアは、スープにも大活躍で、キウイチャは、お菓子類にもGOODだった。他にも、おじさんお薦めの穀類の粉を買った。(スペイン語で名前わからず。) 自然の甘味があって、身体にも良いのだとか。(小豆っぽい感じ) マカの粉も発見。マカというと違うイメージがあったのだが(日本だけかも)、今回Tomokoさんから貰ったマカの説明を見て、すごいパワーがあることがわかった。
 マカは、インカ時代のもっと昔から栽培されていたもので、特権階級の食べ物と考えられ、戦士への褒章として使われていた。3900〜4450mのアンデス山脈の高原にしか栽培されない塊茎植物。(それが凄い!) 効能としては、エネルギー源、活力源、再生源。肉体と精神の均衡保持・集中力と記憶力の向上・免疫システムの強化・生殖器の機能アップなどなど、その効能は計り知れず。(わぉ〜っ) NASAでは、宇宙飛行士の体調保持と、頭脳明晰力や反射能力を最上に維持させるものとして使われているとか・・・。高地に生えるというだけで、パワフルなのは想像出来るが、それほどとは知らなかった。試しに、100%天然の粉があったので一袋買っていた。帰ってから、日本で買うよりも超お得だったとわかり(一袋300円ぐらいだった)、もっと買っておくんだった〜って感じ。(^^) ハチミツと混ぜると、おいしくて摂りやすいみたい。
 その横に、穀物コーヒーらしきものを見つけた。(コーヒー豆のものは、私には刺激が強すぎるから、ほとんど飲まない。) これも試しに買ってみたら、予想以上の大ヒット! 香ばしくておいしい♪ おまけに、大瓶で400円ぐらい。(日本で売っている穀物コーヒーは、1500円以上はするから) 今度来たら、絶対まとめて買っちゃうよ〜。これで、南米の人たちのパワーを分けてもらおう! 思わぬ買い物に、心はしゃぐ私たちなのでした。(^^)

 表通りを歩いていて、リカちゃんと待っていると、二人のポリスマンと目が合い、話し掛けられた。スペイン語ばかりだったけど、それでも話は何となく通じるから不思議。(コミニュケーションは、言葉以外でも出来るものなのです。) 二人共、笑顔が素敵でハンサムなナイスガイだったのだ♪ みんな出てきたところで、一緒に記念撮影。楽しい時間を、ありがとう。お仕事頑張ってくださいね〜。
 夕食は、やっぱりあのお店よね。プーノに着いた時に、入ったお店。今日は、しっかり食べるぞ〜!(私は、いつも食べてたけど。^^) 濃厚なトマトスープに、サラダやメインを頼んで、みんなでシェアした。ベジタリアンピザも、おいしかったな〜。デザートのアップルパイは、ココアイスとピーカンナッツが添えられていて、期待通りのおいしさ。とっても満足な夜でした。


 ホテルの近くにある教会は、夜空に白く浮かび上がっている。お空には、満月のお月さま。ゴールドの光に包まれている。月の下側にある雲が、天使の羽のように見える。何て神秘的で素敵なの〜♪ う〜、感動! 光に包まれた空の下を、歩くのは気持ち良く、満たされていた。


お部屋に戻ると、夜景が部屋全体に映し出されて素敵。お部屋のライトは必要ないかも。きっとカップルは、このラブソファに座って眺めているのっでしょうね。(ロマンティックだわ〜) そのテーブルの上には、またラブラブの置物が・・・。お〜っと、これはちょっと濃厚だけど、素敵かも♪ (写真でお裾分け。^^)  最後の夜は、またしても愛のエネルギーに包まれたのでした☆