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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

                               Page 16−2

 参加者レポート 
<ともちゃん>
9月28日
 朝食前にホテル近くの教会(サン・フランシスコ寺院)へ行ってみました。教会の中に入ると、一足早く来ていたMihoちゃんがホテルへ戻るところで、入れ違いになりました。朝のミサの最中のようでしたが、地元の出勤前のビジネスマンといった背広姿の方々の姿もちらほら見えて、ラパスの皆さんは信仰熱心なんだなぁ!と感じました。しばし朝のミサのに参加した後、まだミサの途中でしたが朝食を摂るためホテルへ戻りました。
 相変わらず美味しい朝食(パン類に混じってマリービスケットの姿も!地球の裏側にもマリービスケットはあるんだなぁ...と食べてみると、若干風味というか歯触りが違ってる感じでした。その国の好みによってちょっと変えているのかも^^)を食べ、しばしくつろいだ後でティワナク遺跡に向けて出発〜!

 昨夜ちょっと風邪をひいてしまった私でしたが、晴天で日中は暖かく、お陰様で体調もまずまず(^^)ちなみにラパスは標高3650メートルで世界最高所にある首都なのですが、標高の高さはそれ程感じなくて(坂道を上がるときちょっと息切れした程度)、帰国してからそのことを知って驚いたのでした。
 遺跡に向かう間、窓から見える景色をながめていたら空がともかく青くて美しい!それを見て「あぁ、標高が高くて空が近いんだなぁ」とようやく標高の高さを実感しました。スカイブルーの空に浮かぶ雲は真っ白で、日本の雲とは違ってモクモクっとして力強さを感じました。雲の形は動物系に見えるものが圧倒的に多くて、日本のやわらかでたおやかな雲とは趣がちがってまた面白かったです。

 いよいよ、世界遺産ティワナク遺跡に到着です。私はテレビ『世界遺産』が好きでよく見ていて、この遺跡も番組で見ていました(旅立つ数ヶ月前に放映されていました)。テレビで見たときは、何だか寂しそうで暗く重たい感じを受けたのですが、実際この目で見てみると全く印象は違っていて、全体的に明るくて素朴な感じがしました。実際に自分の目で見てみないと分からないこともあるんだなぁ、と改めて思いました。

 特に、太陽の門。創造神ビラコチャがなんとも...かわいい!無邪気で素朴な子供のようなお顔。テレビで見たときとは180度イメージが違っていました!(帰国後、ペルーやボリビアに大変興味がおありで色々詳しい知人の方に写真を見せながらビラコチャが可愛くて...と話したら、偉大な慈愛の涙を流す創造神に向かって可愛いとは何事か〜といった感じで軽く怒られてしまった私です^^;)眺めていたらこっちまで子供のような心になっていったのでした。

 お次の不思議なポンセの像は表だけでなく側面や裏側まで細かな模様が刻まれていて(素晴らしい技術です!!)、Miyukiさんに言われて近づいてみると小さな金粉がちりばめられたような感じでキラキラと輝いていました。クイチによるとここティワナク遺跡はインカ以前のもので当時は港の様な役割をしていたところだそうです(昔この一帯は湖が広がっていたようです)。遺跡敷地内に入ってすぐの小道で、記念に小石をひとつ拾いました。何となく「ハート型のものがいいなぁ」と探したらすぐに見つかりました。今になって気が付いたのですが、その形がMiyukiさんがラパスで撮られたハート型満月の形(右側の写真の方)とよく似ていてビックリしました!

 次に、半地下のようになっている壁に180個の石の顔がある神殿へ。ここではみんなそれぞれに「これ!」というお顔を選ぶんだよね...と思って眺めていたら、クイチが選んでごらんと言ってくれました(この時を待ってました〜^^)一回りして、幾つか気になったお顔の中でも一番気になったものをクイチに教えると...「シャイプリンセス」とのこと。女性のお顔でよかったなぁと思っていたら、この顔が示しているのは「とても恥ずかしがり屋で、いつも壁に隠れてこっちを見ている。」とのこと。う〜ん、当たってるかも...(さすがクイチ、やはり当たってます^^;)。「あなたの中の光を表に出しなさい!」と言われました(光があるのですね。ありがたいことです...はい、頑張ります!)。

 Miyukiさんも新たなお顔を見付けられていました。りかちゃんやみほちゃんもそれぞれ選んでいて、りかちゃんは確か芸術芸能に秀でたお顔、Mihoちゃんは大地と関係するお顔を選んだので「Minoの星座は地の星座では?」とクイチ。それで私達4人の星座の話になり、やはりMihoちゃんは牡牛座で「地」の星座(おぉ〜っ!)。Miyukiさんは蟹座で「水」。私は射手座で「火」。そういえばこの旅に赤い上着を持って来ていて、その上赤いセーター&ズボンを買って着ていたりしたのも「火」のエレメントだからかな!?じゃありかちゃんはもしかして「風」...?と思って確かめたら水瓶座で見事「風」。見事4つのエレメントが揃っていたのでした!!Miyukiさんもこれには驚かれていました!旅のテーマ『統合』にぴったり合わせたかのような組み合わせで、しかもそれをここティワナク遺跡で気付かされたのにも意味があると感じました。

 遺跡を出たところの露店で、お買い物タイムとなりました。私達3人はコッソリMiyukiさんへのお礼のプレゼントを用意しようと話していたものの、なかなか「コレ!」と言うものが見つからず、ここでもピンとくるものはありませんでした。明日は最終日でもう日がないのにな...贈るべきものは別なところにあるってことかな...?


 遺跡を後にして、ここから再びペルーを目指して進みました。今回の国境越えは行きとは別なところで、クイチを先頭に人通りの多い大通りのような道を歩いていきました。人混みの中をしばらく歩いたところで、クイチとちょっと離れちゃったなぁと思っていたら、突然数人のポリスマン達が目の前に来て、ちょっとこちらへ来なさいと言う感じで道の脇にある建物の中に連れて行かれました(これって警察の建物では!?)。Miyukiさんと私は入って右側の小部屋、Mihoちゃんりかちゃんは左側の小部屋へ入るように言われ、入ると手荷物チェックが始まりました。幸い手荷物が少な目だった私。唯一の気がかりと言えば、ヨーグレットというお菓子を箱から出してそのままバッグに入れていて、それが薬みたいな形状なので変な薬物と勘違いされないように、ということでした(あはは ...^^;)。そこで、ポリスがヨーグレットを出したとき間髪入れずに「ジャパニーズキャンディー」と言ってみたら...通じた(ホッ^^)!それからはゴゾゴソ財布を捜し出したポリスにコレですよ、コレはドルが入ってる、ほら100ドル札がここに...こっちの財布はソルですよ、などと片言英語で教えていたら“ハイもうよし!”って感じであっさりチェックは終了しました。最初はどうなることかとドキドキでしたが、チェックが始まると「これはかえって貴重な体験だわ〜オモシロイ^^」と楽しんでいる私が居たのでした。手荷物がちょっと多めだったMiyukiさんを待って、無事解放されたのでした。しばらくしたらMihoちゃんたちも出てきました。Mihoちゃん達は財布の中のドルを全部出させられたけど、ポリス達は始終冗談を言ったりしていて、最後にはりかちゃんのことを「ナイスガール!」と言っていたそうです(^^)クイチは急に消えた私達のことをとっても心配してくれていて(ゴメンナサイご心配おかけしました〜^^;)その後は私達の最後尾に付いてガードしてくれたのでした。  入国時も出国時も色々あった国境越えですが、無事ペルーへ入りルーベンと再会です(ボリビア人ドライバーさんありがとうございました)。お馴染みのバンが、なんと!ハネムーン仕様になっていました!(おぉっ、今度見るだけじゃなくハネムーンカーに乗れることに!なんちゃってハネムーンカーですが☆)

 プーノ目指して走っていると、一旦途中休憩でバンが山道の路肩に止まりました。路肩を見てみると...そこには可愛い子豚ちゃんが!!飼われているらしく、首に紐を付けた黒豚ちゃん(お昼寝中)といかにも豚毛って感じの毛の子豚ちゃん(お食事中)。そのキュートな姿を激写した私なのでした♪昨年のペルー旅はマカウちゃんが色々なところに出てきて旅の象徴だったようですが、やはり今年は豚さんみたい。好きだから嬉しいけど...。

 プーノの街に到着。ただいまーと言う感じでした。今回のホテルは町中で教会の近くにあり、なかなかロマンティックな感じ。この近くの教会というのが、昨年Mihoちゃんが来年もまたペルーに来られますように...とお祈りをした教会なのだとか!  このホテルで、クイチとお別れすることになりました。ここでクイチ、ルーディー(&ジャネット)、ルーベンへのみんなからのプレゼントを渡しました。すると、ルーベンから私達にプレゼントとしてボリビアのCDを渡してくれました。私のところに来たのは、ウィッチストリートでたまたま目にしていたCDだったのでビックリ!ジャケットはフォークソングのバンドっぽい雰囲気の6人組がマチュピチュをバックに立っている写真で、それがなぜか妙に気になって良く覚えていたのです!曲目を見てみると...フォルクローレで、私の好きなビートルズのカバーが4曲も入ってる(マチュピチュ高山鉄道の中で流れた曲はなかったけれど)♪『コンドルが飛んで行く』も入っており、なんで私の好みが分かったんだろう!?とビックリしました。Miyukiさんのところに行ったCDはMiyukiさんが以前180この顔の神殿で選ばれたお顔の写真がジャケットになっていて、情熱的な曲のCDを探されていたMiyukiさんにピッタリな曲目のようでした!Mihoちゃん、りかちゃんのところにもそれぞれピッタリなCDが行った模様。クイチ&ルーベン素晴らしい!どうもありがとうございました♪

 いよいよクイチとお別れの時がやってきてしまいました。Miyukiさんはまた会いましょうね、と言う感じでご挨拶されていて、Mihoちゃんはクイチ来年また会いましょう!と言われていました(スゴイ、Mihoちゃん!)☆ りかちゃんはうるうるしながらお礼の言葉を伝えていて、私も感謝の気持ちを伝えました。 クイチは「Miho、リカ、君たちのことはいつも僕の心の中にあるからね!」というようなことを言って、私には「トモコ、明日マニャーニャ(またね)!」と言って風のように去っていきました(あり?)。それで私は、もしかしたら明日クイチはまた来てくれるのかな...?と本気で思っていたのでした(^^;)
 Miyukiさんはクイチが去った後で、『今年クイチがクロージングの儀式をしなかったのはこの旅がこれで終わりじゃなく、来年も有るって言うこと!みんな来年も来るのよ!』といったことをおっしゃっていました!この時私は、思っていたより身体がきつい旅だったし(出発前に、ちらっと途中で具合が悪くなったらどうしよう...と心配してしまったからかも) 特にマチュピチュはもう暫くは懲り懲りです(白旗〜)と言う気持ちだったので、「ら・来年もですとー!?そりゃあ嬉しいですけど...確かにアレキパ織りポーチを買っていたと気付いたときからそんな予感はしてたけど...(あはは^^;)」と言うちょっぴり複雑な気持ちになっていたのでした。


 今晩はいよいよマスターコースの仕上げ。まず、MihoちゃんがMiyukiさんのお部屋に呼ばれてアチューメントを受け、続いて私が受けました。Miyukiさんのお部屋がと〜ってもスイートで、クイチからMiyukiさんへの大きな愛を感じました(本当にロマンチィック!素敵でラブラブなムード満点のスイートルームでした)。その後、Mihoちゃんとふたりで交互にアチューメントし合うテストを受けました。緊張したけど無事合格点を頂き、仕上げにMiyukiさんにアチューメントをしました。昨年のツアーでも最終日辺りにマスターのアチューメントがあり、その際アチューメントのテストがあったとMihoちゃんから聞いていた私は、旅の始めの方からちょこちょこ移動時間などを使ってアチューメントの確認やらしていて、そのことに結構神経を使っていました(覚えることに必死^^;)。昨年はマスターアチューメントの朝にテストの話があり皆さん大変だったらしいので、私は前もって知っていて幸せだなぁと思っていたものの、テストにプレッシャーを感じていたのかも知れません。今思えば、テストのことを気にしすぎていた自分は移動時間を純粋に楽しめず、『今ここ』じゃない『先のテスト』に集中してしまっていたのかも。ちょっともったいなかったかな...(でもあらかじめ聞いていなかったらものすごーくパニクってしまっていただろうから、教えてくれたMihoちゃんどうもありがとうね^^)。ここペルーの地でマスターを授かることが出来た感謝を忘れず、これからここで受け取った光を表にあらわしていきたいと思います。Miyukiさん、この機会を下さって本当にありがとうございました。  私達の後で、りかちゃんがセカンドアチューメントを受け、全員アチューメント完了♪Miyukiさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。

 さて、今晩はティティカカ湖畔最後の夜となってしまいました。折角なのでマーケットでも散策しようと言う話になり、Miyukiさんがフロントの女性に場所を聞いて下さったら、ものずごく丁寧に教えて下さいました。タクシーで行ってみると、クスコで入ったマーケットをもう少し庶民的にしたような感じのお店。中には色々な食料品がドッサリ☆ペルーのホテルで出されたイチゴジャムがあんまり美味しかったので、迷わずイチゴジャム購入決定です(^^)インカコーラの小瓶も記念に買うことに。他にも色々面白そうなものがあり、キヌアやらMiyukiさんが見付けられたキウイチャ(アマランサス)の粉、マカの粉や麦芽コーヒーなどなどみんなで購入したのでした♪
 夕食はもちろんお気に入りのあのお店(確かラゴ・デ・フローレス)♪スープやピザ、メインのお料理ももちろん美味しかったのですが、デザートのアップルパイに添えられたアイスの美味しいことと言ったら!また来たいなぁ!

 歩いてホテルへ戻る途中、教会の前を通ると教会はライトアップされ昼間とはまた違った美しさなのでした。空には満月が出ていて、月の下に出ていた雲は天使のようでもあり、私には翼を広げたコンドルの形に見えました。コンドルと言えば...アレキパ!来てる!?  お部屋に戻ると、私とりかちゃんのお腹の調子は何だかおかしくなっていました。きっとアチューメントを受けたから浄化しているんだよね。ふたりともそれはすごく感じていました。最後の最後まで浄化していたふたりなのでした...(頑張ろうね、りかちゃん!^^;)



9月29日〜10月1日
 ホテルのお部屋に暖房器具がない中、髪を濡らしたまま眠っていたせいか(ドライヤーは必須アイテムなんだなぁと今更ながら実感...^^;)起きると喉が痛い(><)ラパス風邪が本格化してきたのかな?いや、そんなことない、気のせい気のせい...と自分に言い聞かせつつ起床しました。昨夜からの浄化も終わりきっていないようで多少の不安を抱えつつも、ホテル近くの教会へお祈りに行きました。そこで私は、去年のMihoちゃんと同じ願い事をしていたのでした(アレキパのサインが来ているし、呼んで頂いているのなら、と感じ始めていたのです)!
 それから少なくなったお水を買うため、近くの露店をフラフラ散策してみました。通りに出て、薬局の前を通りかかると綺麗なペットボトルが店の奥に並んでいて(露店にも水はあったのですがペットボトルがかなりほこりまみれで汚れていたのでパスしていた)、そこでお水を購入。すると、その薬局にて「マカタフィ」というマカのキャラメルを見付けました!コカキャンディーは税関で引っかかるからお土産には×だけど、マカなら大丈夫♪今日は疲れ気味なので自分用とお土産用に数袋買いました。それから、気になっていたルーベン用のドリームキャッチャーネックレスを捜してみました(自分の分だけ無い、と寂しそうだったので)。昨日入ったおみやげ物屋さんで、見事に似た感じのものを発見!ルーベンにはいつも気に掛けてもらってお世話になっていたので良かった〜(^^)  ホテルに戻ると、りかちゃんは昨夜からの浄化のせいでまだ眠っていました(ゆっくり休んでね...)。教会から戻ってきていたMihoちゃんにマカタフィのことを話したらお土産&Miyukiさんへのプレゼントに添えたらいいねという話になり、私ももっと買っておけば良かったかなと思ったので案内がてら再び薬局に行って購入しました。このタフィ、甘さの中にほんのり苦みがあり独特の味なのですが、プーノではとても美味しく感じられ、食べるほど元気がでるようでヘロヘロ気味な私には大変ありがたかったです(オススメです☆が、職場のお土産のひとつとして持っていったらこれはあまり受けなかった...)!MihoちゃんはMiyukiさんへの贈り物をここでちょっと探しててくれる、とのことで、私は一旦ホテルに戻り出発まで休むことにしました(Mihoちゃんありがとう!)。
 戻る途中、教会の前の通りでパレードが行われていて、沢山の人だかりが出来ていました(その中にMiyukiさん発見〜☆)。足の船やら聖人やらが次々と練り歩いて行く。最後の最後まで珍しいものを見せて頂いて、どうもありがとうございました♪

 荷造りしてホテルを出て、空港へ向かいました。すると、飛行機の時間が遅れるとのことでシユスターニ遺跡にも寄れることに!向かっていると雨がポツポツ&強風になり、ルーベンはしばしバンを停めて屋根にくくっている荷物の雨対策を始めました。その時、近くを歩いていた地元のおばさんが、「家に寄っていかない?」と言う感じで私達に手招きしました。ルーディーやMiyukiさんに付いてバンを降りたら、ものすごい強風が!この風は尋常じゃないよ〜神風!?

 お家の中に招き入れられると、奥の壁にはマリア様とイエス様の絵が掛けられていました。その下の方に、なにやら大事そうに包まれた布がありました。この包みの中にはパチャママがいるんだ、とルーディー。そして包みを大事そうに開いて中を見せてくれたのです。コカの葉が沢山入っていたのですが、何かとても神聖な感じがしました。
 お家の外に出ると、おばさんが作ったという緑色のハーブを選り混んだような身体に良いというペーストをだしてくれました。茹でジャガイモに付けて食べたら良いよ、とジャガイモまで出して下さって、お腹の調子が怪しかった私にはとってもありがたかったです(ありがとうございます)!おばさんも息子さんも、素朴な笑顔が素敵で、心癒されたひとときでした。


 雨対策済みのバンに乗り込み、シユスターニ遺跡へ。りかちゃんは相当つらそうだったのでバンでお留守番することに。車から降りたら雷鳴ががとどろきました。丘を登り始めると私にはなかなかつらく感じられましたが、最後の遺跡なので頑張りました!丘に着くと、そこには別世界が広がっていました...(マチュピチュもそうでしたが、ここも宮崎アニメに出てきそうな感じ)!ウマユ湖に浮かぶUFO型の島も見ることが出来、最後のひとときを心穏やかに過ごしました。

 空港に到着し、チェックインを済ませた後も、私とりかちゃんの調子は怪しいものでした。私は自分をだましだまししながら(!?)何とか乗り越え、りかちゃんも同じだったと思います(よく頑張ったよね!)。ルーベンにMiyukiさんから今朝見付けたドリームキャッチャーをみんなからのプレゼントで渡してもらい、Miyukiさんから特別に雷山観音のお守りも手渡されていました。これでルーベンも大丈夫だね(^^)空港の売店で、アレキパ織りの財布や筆箱を発見!やっぱり来てます!!Mihoちゃんと大いに盛り上がり、お財布などを購入したのでした♪ここでクイチへのメッセージカードをみんなで書いて、ルーディーに渡しました(やはりクイチは来られなかった)。待ち時間の間、Miyukiさんはルーディー、ルーベンと早速来年(今年)のツアーについて話し合いを始められました(早い^^)!ルーディーの語るアレキパのコンドル話(身振り手振り付き☆)を聞いていたらやっぱりまた戻ってきたいなぁ、と感じました。  遂に搭乗時刻になりました。ルーディーとルーベンにお礼を言い別れを告げて搭乗口に入ると、フィルクローレ演奏が。「コンドルが飛んでゆく」で、ウルッときました。搭乗口には若い日本人カップルの姿もありました!ペルーに一緒に行けるなんて、素敵なパートナーシップだなぁと感じ、私もこういうパートナーを見付けたいと思いました(^^)いよいよ飛行機に乗り込もうと言うとき、聞き覚えのある声が...ルーディーとルーベンが空港の喫茶店のバルコニーから、私達の名前を叫びながら手を振ってくれていたのです!どうもありがとう!また会いたいな!
 飛行機は思ったより早く着陸...とおもったら、途中の経由地に着陸していました。それが、なんとアレキパ!りかちゃんと私が座っていた席からは方向が逆だったので山は見えなかったけど、これは自分の目で見るために戻っておいでって事かなぁ...と感じていました。

 リマに到着。お久しぶりのユーリ達が出迎えてくれました。しばし時間があると言うことで、大急ぎでMiyukiさんオススメのお店へ。綺麗な店内で、案内されたテラスの席からは輝く白い十字架が見えました。美味しいパエリヤ&ジュースにケーキ、ペルーでの最後の晩餐も美味しく大満足なのでした♪  空港に戻る途中、りかちゅんがこの旅中探し回っていたペルーのコーヒー《チャンチャマーヨ》が置いてあるというスーパーへ寄りました。私の母が大のコーヒー好きなので、私もりかちゃんと一緒に探していたのです。黄金のピラミッドや綺麗な鳥が描かれたパッケージで、雲霧林で育った豆との記述が!一袋だけ買ったのですが、帰国後母が飲んでみたらすご〜く美味しかったそうです!もっと買っといたらよかったなぁ。また来られたら沢山買っちゃおうっと(コーヒー好きの方にはオススメです☆)!

 空港へはギリギリセーフと言う感じで間に合いました!このころにはりかちゃんと私の体調も、Mihoちゃんに飲ませてもらったSPHWのお陰でかなり回復してきていました。  リマから飛び立ち、ヒューストンへ。機内でりかちゃんに「大丈夫?」と尋ねたら、何とペルーを離陸した瞬間に気分が良くなりもうすっかり良い、とのこと!さすがりかちゃん、浄化が早い!私といえば、お腹の調子は良くなったものの、機内が涼しかったせいかラパス風邪が悪化しており、鼻がグスグスなのでした(><)
 ヒューストンでは、売店を散策中、出発時に寄っていたお店に再び立ち寄り子豚のぬいぐるみを購入(待たせたねぇ、一緒に日本へ帰ろうか^^)☆Miyukiさんへの贈り物も、ここで探すことに。Mihoちゃん、りかちゃんと3人で散策していましたが、私は職場用のお土産で買っていない物があり、それを選ぶのに時間を掛けてしまったりして、最後までふたりには迷惑を掛けてしまいました(ごめんなさい)。しかも、手荷物が重くてフラフラしていたら見かねたMihoちゃんが持つのを手伝ってくれたり...(どうもありがとう)。とあるお店で七色に輝くクリスタルガラスの大アリクイを発見(贈るべきものはやっぱりここに有ったんだ、よかったぁ^^)!

 その後本屋さんで美しいしおりのコーナーがあり、3人で選んでいたらMihoちゃんがイエス様のしおりを見付けました。みんなでこれは気になるねぇ...Miyukiさんって感じだよねぇ、と話しつつも、自分たち用を物色していたら、うっかり者の私はしおり掛けに接触し、しおりを大量に床に落としてしまいました(ヒエー、ご・ごめんなさぁい...)!すると、Mihoちゃんの近くにあのイエス様のしおりが表を向いて、まるで「私を持って行きなさい」と言う感じで有りました。Mihoちゃんりかちゃんも、これはMiyukiさんの元に行くべきものと感じられたようで、贈り物に付けることになりました(^^)
 ヒューストンから無事日本に到着し、東京でりかちゃんとお別れをして(また会おうね^^!)福岡へ戻りましたが、鼻グズグズな私はとうとう福岡空港へ着陸したときに左耳が中耳炎に!!ペルーを出たときから機内のトイレでコッソリ鼻をかんでいたのが原因みたいです(鼻の調子が悪くても、機内ではあまりかまないように要注意!!)。最後の最後でまたやってしまった私なのでした(^^;)  それにしても、この旅の記念すべき第一枚目の写真に何気なく富士山を写していたのには、自分でもオドロキです。というのも、この旅で私は「自分で日本という国を選んで生まれてきたんだなぁ」、と何故かしら感じ、「私は日本人なんだ」というアイデンティティを確立出来たからです。どこで、いつから確立できたのかは自分でも分かりませんが、この旅を通して常に私は日本人で、ペルーと日本ではこんな違いがあって、ここはペルーが素敵だな、日本でもどうにか出来ないかなぁ...と思ったりしていました。富士山は日本の象徴なので、私にとっての旅のテーマを示していたのかも。それから、ペルーの山道をバンで通っていたとき、ふと女性の顔が浮かんだことがありました。突然浮かんだので自分でもビックリしたのですが、どうやら私みたいな顔で、髪型は平安の姫カットみたいでした。これは前世の顔なのか、それとも未来で再びここに戻って来る時の顔なのか、ハイヤーの顔なのか???それにしても日本的な髪型でした。それと、アレキパを象徴する山が富士山にそっくりな形をしているのです!最初からアレキパに呼ばれていたのでしょうか!?今年も参加出来るよう、私なりにベストを尽くします!(結果は天にお任せします...!!) それと、旅立つ前より自分のオリジナリティを認め、受け入れられるようになったと感じます。以前は人と自分を比べて落ち込むこともありましたが、自分は自分だから...と良い意味で思えるようになってきました。

 帰国後、幸せなことに私はバイトの身分ながら丁度バイトの期間の更新休みをペルー旅に合わせてとらせてもらえたため(職場の皆さん、本当にありがとうございました!)、元の職場に復帰することが出来ました。復帰する日の朝、通勤のため車に乗り込む時にあまりにも良いお天気だったので、ふと空を見上げました。すると心の中に、「さぁ、第2ステージの始まりです。」との言葉がインスピレーションのように浮かびました(天から降ってきたのかな??)。えっ、第2ステージって何の!?人生の!?ともかく、新たなステージに進んだということみたいです。新たな始まりを受け入れ、進みます!!

 最後に、大変な状況の中でツアー実施を決断して下さったMiyukiさん、貴重な学びの機会を与えて下さりどうもありがとうございました。旅中も時には優しく、時には厳しくも暖かく導いて頂き、本当にありがとうございました。
Mihoちゃんには旅立ち前の準備段階から最後まで色々お世話になりました!Mihoちゃんの存在はとても大きくて、頼りにしてました。本当にありがとう!
りかちゃんは私より随分若いのにしっかりしていて、私に無い素晴らしいものを学ぶことが出来ました!ホントにありがとうね! このメンバーで旅をさせてもらえて感謝です☆


<みほちゃん>
9月28日
  昨日はお腹いっぱいになりすぎていて、ダンボのお店に行かなかった。あの時は思わなかったけど今思えばやっぱり行きたかったなあ。(^^ゞ Miyukiさんは今後の予定のことを考えていて、私たちに提案してくれたが、私たちは考えておらず、答えることができずにいた。自分で人生を創っている人と、流されている人の違いか…。(少なくとも私は)
 部屋はきれいだったけど広さとしては1,2番目になるくらい狭かったので荷物整理に手間取った。やっぱりベッドの上でスーツケースを広げるのが正解です。 準備に時間が掛かったので早く寝ようとしても、目がギンギンとしている感じで^^;眠れなかった。みんなもそうだったみたい。

今日は何とか早く起きて教会に行こうと頑張ってみた。結局そんなに早くなくなってしまったが(^^ゞ。みんなより一足速く教会へ。坂道を走る車の量は多く、タクシーの呼び込みも大音量で半端ではない。(昨日びっくりしたことの1つ。Rikaちゃんはそれを聴いて真似してみせ、呪文みたいと言って、私たちを笑わせてくれた。)ボリビアの首都の通りを1人で歩く日本人に、「ようこそボリビアへ!」的なことを言うおじさんがいたりして、都会だけどラパスの印象をよくしていた。 ここの教会はとても大きい。朝のミサが始まっていた。座ったもののちょっときょろきょろして落ち着きのない私。(^^ゞなんとか気持ちを落ち着かせて感謝の気持ちだけは伝えた。そろそろ帰ろうとしている頃、Tomoちゃんが入ってきた。(後から聞くと最後のハグするところまでいたという。えらい!行くならこうでなくっちゃ)
一足先に教会を出て、ビデオを撮ってみた。あの大音量タクシーをビデオに収めたかった。(なんといってもやっぱりインパクトあったので^^;)通りの横で堂々と撮影する勇気はなかったのでカメラを下の方に隠し持つようにして道路を映しながら音だけ撮り、人が来ないときに上に向けるということをしていた。音は入っていたが、とっても怪しい映像になっていた。(後でTomoちゃんに撮ったの〜、と見せて2人で「怪しい〜」と大笑いしてしまった)他にもラパスのすり鉢状の街並みを少し撮影させてもらった後、ホテルで朝食。ここのホテルは高級ビジネスホテルのようで、食事もちょっとリッチな都会風。例により思わずたくさんお皿に盛るのでした。(パン持って帰りました) そうそ、気分の悪そうだったRikaちんをホテルに置いてきていたが、朝食を終える頃、朝食の場所には来ていて飲み物だけ飲むと言っていた。先に下に降りていたら、出発の時にRikaちんが来ないのでちょっとハラハラ。気分が悪い人へのケアには敏感になる必要を感じ反省することしきり。

  ティワナク遺跡へ向かう。途中、遠くに雪山が見られるようになる。その中でもひときわきれいな山が後ろに見えた。もしかしてガイドブックで見ていた山では?と思って名前を聞いてみたらビンゴ!ワイナポトシだった。 この高度でも、ラパスに来てから、気分が悪くなったりはしていなかった。今年はクスコに着くたびに体調を崩していた。去年はプーノに向かうバスの中で熱っぽくだるく浄化されていたという感じだったけど、クスコでも急激に体調が悪くなるということはなかった。だから今年クスコに着いてホテルで倒れる寸前になったり気分が悪かったときは自分でもなんでなんだろうと思っていた。(それでも遺跡に行ったり買い物したりディスコまで行けていて、後から思うと気分の悪い状態の割には満喫していたけど。(^^ゞ)でもそれも今年の浄化だったのですね。去年と今年では浄化の深さも変わっている。今年はクスコでより深いところで浄化されたり、変わろうとしていたのでした。クスコには世界のヘソもあるし、第3チャクラとも関係していたのかもしれないです。クスコ当たりから今年の命題、長女としての自覚にやっと火が付いてきていたし。 
雪山を遠くに望む見晴らしのいいところで休憩。わーい、外に出てみたかったの〜。空気はどこまでも澄んでいて気持ちはとても爽やか。この辺になると高度は高くてもみんな「何ともない」と口々に言っていた。雲の形がクイチに似ていると盛り上がる。

 ティワナク遺跡の博物館に着いた。遺跡の中に入ろうとしていたらおじさんが像を売りに来た。ティワナクのものだろうが、ラパスでは目に入らなかったか、なかったもので、トラのような動物に、その手のあたりに女性らしき顔があった。男性性と女性性の統合の象徴のようにも見えた。神社の狛犬のようでもあり、赤く色づけされているのは第1チャクラのエネルギーを表しているようにも見えた。何より用意されていたように感じたので、迷わず購入した。大切にします。 遺跡にはたくさんの像がガラス張りの中に保管してある。とてもエキゾチックでおもしろい形をしたものが数多くある。保存するにはこの方法がいいのだろうなあと思う。撮影禁止だけど、ルーディがビデオに撮影してくれた。(^^ゞその後中々博物館から出てこないので、どうしたものかと心配してしまった。クイチが今ごろテープを引き抜かれビデオも没収されているだろうと悪い冗談でみんなを笑わせてくれた。クイチが冗談を言っているので大丈夫なんだなあと思った。ほどなくしてルーディが出てきた。幸いビデオは手にしていた。(ホッ(^^ゞビデオのことも心配だったりして。まだビデオ代は支払ってないので)ルーディごめんね〜、ありがとう!

  太陽の門。ラパスでこの像をMiyukiさんの知り合いになったお姉さんから買っていた。思ったよりは小さかったが、やっぱり本物はリアルー。(当たり前だけど)細かいつくりは実際に見てみないと感じることができない。ここに来れてよかった。ビラコチャの神も、コパカパーナでマフラーを買ったら、ビラコチャの神をモチーフにした紫色で、(これも夜買ったので色がほんとはよく見えていなかった(^^ゞ)親近感を持っていた。こんにちは〜、ここに来ることができて幸せです!的な感じでご挨拶した。 今年のツアーにティワナク遺跡が入っていることは、行きたいという原動力の1つになっていた。名前に惹かれるものがあったし、Miyukiさんの一昨年のレポートの写真にも惹かれるものがあったから。

ポンセの像の前に来た。この像も見たいと思っていたものだった。手に何か持っていた。クイチがゆっくりと説明してくれたが、頭に入っていない。今はそれよりもその姿、全体的な像から何かを感じるのが必要のように感じられた。私には何かを訴えかけるように感じた。

  半地下神殿は思ったより広く、クイチから自分の顔を選ぶように言われて、探してみた。見始めた時、とても印象的な顔があったのでクイチに「これっ!」と指さすと、「ほんとにそれ?」と聞かれ、あれれ〜?どうやら自分の好きな顔を選んでいたようで、もう一度探してみる。ぐるっと回って今度はほんとに自分のような顔を見つけることができた。

 私は英語のヒヤリングもできない人なので、Rikaちんに通訳してもらう。それによると「少し哀しみを内に持っているけれども王女として生きていた」というようなことだった。哀しみといえばポンセの像も少し哀しげに見えた。あの像は今も歴史の証人として立っているし、さっきも書いたが現代の私達に訴えかけるようにも見えた。私もきっとあの場所で生きることで歴史を見て、哀しんでしまったことがあるのかもしれない。クイチに誕生日を聞かれて答えると4つのエレメントの大地のエネルギーが流れているねと言われた。

 帰りにクイチが私のことを「ヒロヒトのワイフ」となぜか言っていた。それを聞いて私は合点がいくことがあった。私は昭和天皇と誕生日が1日しか違わないので、小さい頃から昭和天皇をテレビとかに映ると注意深く見ていた。そうするとテレビでしか見たことがないけれど自分と似ているところがあるなあと感じることが実はあったのです。よく、夫婦は長いこといっしょにいるとエネルギー交流で似てくるというけれど、クイチも昭和天皇と私が似ていると感じとり、そういう言葉が出たのでしょう。それを自分から言ったことは一度もないし、それについての感情とかもないけれど。それにしても半地下神殿は圧巻だった。ここが何のために利用されていたかなど頭で考えるより、今は感じることを優先したかった。ここは船の往来する港だったとのこと。そう言われればなんとなく合点が行く。 しばらくすると子供たちがやってきて、クイチは取り囲まれていた。結局、儀式はしないまま、ゆっくりと時間を取って遺跡を後にした。今回私が感じたことは多くはなかったのかもしれないが、今年に必要なエネルギーは受け取っていたと思う。またいつか帰ってきます!


帰りに、露店があって目が釘付けになっていた。Miyukiさんへのプレゼントを買うことにしていて、荷物にならないアクセサリーを3人で探し始めていたが、ここではそういうものはなかったので諦めた。結局父へのお土産と自分用に太陽の門の柄がさり気なく入っている大きなストール数枚をまとめて購入した。(最後になって荷物が増えていく私)

 プーノに向かうのに、国境越えは一旦車から降りて、歩いて行った。みんなが一斉に同じ方向に歩いているというような大移動状態で、自動車がない分、人力車のような車も目立つ。確か最後尾でみんなの後を歩いていたらいつのまにかとある建物に入って行って、(最後尾だから前の状況がわからない。)MiyukiさんとTomoちゃんの姿が消え、その代わりに警察官のような人が5,6人、Rikaちゃんと私を取り囲んでいた。あまりの突然の流れにびびってしまった。彼らは「私たちは警察官です。今からこちらに来てもらいます。」みたいなことを言って、Rikaちゃんと私は連れて行かれた。Rikaちゃんも私と同じく状況がわかってないみたい。しょうがない、流れに身を任せよう。諦めて(諦めるしかないんだけど(^_^;))部屋に入ると私は椅子に座らされ、Rikaちゃんが荷物の中のものを出すように言われた。警官は英語でRikaちゃんに質問していたけど、その英語も怪しかったのと、どこから来てどのルートでどこに行くのかとか、細かい地名を聞かれ、「え〜何?!」みたいな感じで大雑把なことしか答えられない。(私もわからない。)警官は荷物を見ていて、Rikaちゃんに「エニー、エニー」と繰り返していて、Rikaちゃんが「え〜わかんない!!」と私を見た。気が付いたのは「マニー」。「マニー?お金だせって言ってるんじゃない?!」。警官もそうそうと言ってきた。「ノーマニー!!」なんていいながら袋のお金を出すRikaちんに警官も納得した様子。途中からまた5,6人の警官が笑いながら入ってきた。Miyukiさんたちのところが終わったのだなと思う。部屋の中は警官だらけだった。私たちも早く解放してよー、と思っていたら、私は座ったままでいいから財布を出すようにいわれ、素直に中身を出して見せた。最後は警官がRikaちゃんに「You are pretty!!」と何度も言っていた。Rikaちゃんも笑って答えていた。ようやく解放されるようだ。日本語で軽く「警官が職務中にそんなこと言うなってー」とつっこみの独り言(通じないもんね〜と思いながら)を言ったら、なんかニュアンスは伝わっていた模様。(^^ゞ表でMiyukiさん達が待っていた。Miyukiさんに「大丈夫だった?」と聞かれ、「最後の方は」と思いながらうなずきました。(^^ゞほんと、連行された時はどうなるかと思いました!スリリングでした。

ルーベンとも再会。なんだかすごく長い間離れていたような気がする。車には花飾りがしてあった。みんな、「かわいいー!」と感嘆の声をあげていた。 プーノが近づいてきた。去年1、2時間ほどプーノの街に子供たちだけで(笑)繰り出したのを思い出していた。まず教会に挨拶して、そのあと街で買い物をみんなしていた。あの時も今日みたいに天気のいい日だったなあなんて思っていると、どこかで見たことがある街並み、「ん?!」もしかしてあの教会は!!なんて思っていると教会のすぐ裏のホテルに着いた。その教会は去年行って、感動した教会だった!これって私にとってすごいギフトでした。去年、あの教会の中にミカエルちゃんがいて、「またここに戻って来れますように」って思わず祈っていたのです。今年のホテルがその裏にあるホテルになるとは!Miyukiさんにそのことを言ったら「祈ったもの勝ちってことよね」。また祈ろうかな。(^^)

 ホテルの中はアットホームな感じでなおかつお掃除も行き届いていて過ごしやすく感じた。それもそのはず、オーナーは女性らしい。 プレゼントを渡し、ホテルの前でクイチとお別れすることになった。クイチとはまた会えるねー的に、明るくハグハグした。今年もいっぱいお世話になりました。忙しいスケジュールの合間について来てくれていたクイチ、本当にどうもありがとう。また会おうね! ルーベンからはCDのプレゼントがあって、びっくりしたやらうれしいやら!みんなそれぞれにぴったりのものになっていたのがおもしろい。CD、大事にします。
  その後、部屋に戻りマスターコースの練習、幸いというか、部屋にベランダのスペースがあり、仕切れるカーテンまで付いていた。まるでここでマスターの練習ができるでしょと言わんばかりに。(^^ゞTomoちゃんはとても覚えが早く、再受講の私のほうがもたついているくらい。一人づつアチューンメントの後Tomoちゃんと2人で部屋に行き、Miyukiさんにやってみる。ベランダの外の公園にいる人が、一斉にこっちを見ているのが目に入る。(気にしない気にしない)この旅ではよくあったように、最後にすごいお天気なのに雨がポツポツと音を立てていた。天が反応してくれている。ありがとうございます。これからもっともっと自分や天とのつながりを強くして、宇宙と調和して、周りと調和して、外に表現していきたいと思います。そう、ここはティティカカ湖のすぐそばでした。力をもらったようなもの。一歩一歩進んでいきたいと思います。

マーケットに繰り出すことになった♪オーナーの女性が私たちのほしいものを聞いて、親切に場所を教えてくれた。キヌアにキウイッチャ(アマランサスの粉)にマカに小豆のような粉に穀物コーヒー!特に穀物コーヒーは大きい瓶入りが安くて。思わず買ってしまったが、日本に帰ってからもっと買えたらよかったなあと思ったくらいお薦めです。 一旦ホテルに帰り、今度は食事へと繰り出す私たち。Miyukiさんへのプレゼントが気になる。カードだけは文具店らしきところでゲットしたが、肝心のプレゼントが見つからず、ちょっと焦る。もっと早くから探しておくべきだったか…。 Miyukiさんが待っている間に警官と話していた。記念撮影をしてもらう。笑顔が素敵なほんとナイスガイって感じでした。

 夕食は今年最初にプーノで見つけたお店に入った。あの時はMiyukiさんが偶然見つけたんじゃなかったっけ。すごく感じがよくて、スープなどの軽いメニューでおいしいと確信していた。(^^)案の定、どれもおいしい!釜で焼いたピザやナスのトマトソース掛けにはたっぷりのフレッシュチーズ、デザートのアップルパイまで、大満足なのでした。 ホテルに戻る途中、あの教会の前を通る。明日ご挨拶しますねー。夜のこの教会も素敵だと確認できた。(^^)ホテルに戻ると気分が悪くなってきた。 あれ〜。でも今日はマスターコースもあったし、いっぱいエネルギーを受け取ったから最後の変化かも。



9月29日〜10月1日
 朝、教会に行き、ご挨拶。両脇にいろんなマリア様やキリスト様が飾ってある。その一つ一つを見て回った。去年ミカエルだと感じた天使さんにも再びご挨拶できた。今年もここに来れて幸せです。ありがとうごさいました!また来年も、よろしくお願いしますねと、祈ってみる。よく見ると祭壇の上のほうにも天使さんがたくさんいる。この教会は全体的に白くて、清々しい。椅子に座ってしばしお祈り。振り返るとレッドクロスが…。

 そういえばこの教会は白に赤の絨毯で、白と赤のレッドクロスと色合いが重なる。去年は気づかなかったし、気づく必要もなかったみたいだけど、今年はよくレッドクロスが出てきていたので、最後に見せてくれたといった感じなんですね。

Miyukiさんから「レッドクロス」の話を聞いたのは入院中から。それがここまでついて来てくれていたなんて。私もその頃準備をし出していて、いくつかの不安材料はあったものの、もう突き進むしかないという感じでした。私も聖なる導きを信じて、職場にも区切りをつけることにしていた。4年前、不安を抱えて始めた仕事に自分の方が合わないと感じていて、ペルーに行くことが辞めるには丁度いい機会だと思ったのです。辞めることを会社に言って、その1ヶ月の長かったこと…。でもそれも旅行の準備があったことでなんとか気持ちのメリハリが付き、乗り越えることができた気がします。

教会を出て、Miyukiさんに渡すプレゼントを見に行く。アクセサリーか…。プーノではマフラーなど一般的なものしか見当たらなかった。クスコだったらいろんな種類があるお店が多かったよね…。結局ここでも見つけることができなかった。ホテルに戻ると、定刻どおり、出発するという。ありゃー、飛行機が遅れるというので勝手に出発が少し遅れると思っていた。急いでRikaちんのところに言いに行く。自分の荷物はなんとかまとめていたので出すだけだったが、彼女はダウンしてまだ寝ていたのだ。幸いというか、彼女の荷物は少なく、詰め込むのが私から見るとあっという間!荷物が少ないっていいなと思う。Tomoちゃんも出すだけだったので、私たちの荷物を出してもらっている間にRikaちゃんの荷造りが完了していた。なんとか少し遅れただけで出発できた。

なんとシュスタニ遺跡に行けると言う。やったね、また今年の予定外のところに行けるなんて!そろそろ近づいて来たかなあと思われる頃、雲行きが怪しくなってきた。風が半端でなく吹き始め、車が一旦止まった。そこで外におばあさんが編物をしながらニコニコと私たちを手招きしていた。ルーディにも促され、(ルーディも知り合いのように接していた。ある人から、ペルーの人は人類みな兄弟が基本にあるのよと聞いた。そういうことなんでしょうね。)外に出た。風の強さに、突然現れたリャマくんの毛が後ろにたなびき、ヤギの顔のように細くなっていてかわいい。台風多発地帯の九州に住んでいるので言えるけど、間違いなく台風並みの風でした。ただ違うのは風が回らず一直線に吹いていたこと。

 なんとなくかわいらしい門をくぐり中に入ると敷地内は結構広い。素朴な祭壇にはよく見るとマリア様とキリスト様の絵がはってあり、ルーディがパチャママを見せてくれると言うので、ちょっとドキドキ。風呂敷のような包みには、コカの葉が入っていて、お酒のような瓶もある。自然のアイテムと人のお祈りが、パチャママを呼ぶのですね。
  外にはなぜかおばあさんが作った食事が用意してあり、パンや茹でた素朴だけどおいしいジャガイモに、薬草のバターのようなものを付けて食べさせてくれた。そしてお土産用に置いてある手袋をお礼代わりに買った。庭では動物が飼われていて(羊だったかな)、ほぼ自給自足の生活をしているのがここでもわかる。
 息子さんが農機具の使い方をビデオに撮らせてくれた。短い時間でいろんな体験をさせていただいた。私たちが外に出て車に乗り込むと2人とも笑顔で手を振ってくれた。不思議な時間でした。ありがとうございました!


シュスタニ遺跡に着いた。車から降りると今にも雨が降り出しそう。実際、さっき雨が降ってきていた。去年お祈りしたサークルを抜け、丘を登りきると チュルパがあった。今は誰も人がいなかった。去年中まで入って光を送ったのを思い出す。ここにも今年、また来れるなんて。ありがとうございます。
 その奥にはウマユ湖がある。去年よりも黄色がかって見えた。静かで誰もいない。春に霧島に3人で行った時、きれいな湖を見て、ウマユ湖に似ているという話をTomoちゃんにしていた。その湖に来れることになったんだね。いつの間にか太陽が顔を出し、青空も出始めていた。感謝の気持ちを送った。 車を出す前にルーベンの車の前で記念撮影。Rikaちゃんは休んでいた。


 車でほどなく空港に到着した。ルーベンはこの旅でみんなと仲良くなっていた。ドイツ人らしさと神社にいる宮司さんのようにも見えるし、なによりとても信心深かった。ルーディと共にあるときはガードマンの役割までしてくれていた。Tomoちゃんが買ってくれていたファミリーのドリームキャッチャーを渡した。 出発まで時間があったので、売店を見てみる。ここにもMiyukiさんに渡せそうなアクセは見当たらず。アレキパの刺繍の小銭入れがあったので、去年のメンバーにお土産として色違いで買った。そこに置いてあった刺繍物は私とTomoちゃんでほとんど買い占めたのでした。赤のなんて足らなくて青や水色のを買うことになったくらいでした。 Miyukiさんがルーディとアレキパの話で盛り上がる。その様子をビデオに撮ったりしていた。 いよいよお別れの時、もうしばらく会えないと思うとやっぱり寂しいけど、また会えるね!ルーディとルーベンに手を振って別れる。
 搭乗口ではフォルクローレの生演奏が!音楽に癒されているのか、寂しさが増しているのか、自分でもわからない。でもビデオだけはしっかり撮っていた。 飛行機に乗り込む時、雨はすっかり上がり、浄化完了といった感じでした。夕日がとてもきれいな中、後ろの方で男性の声が聞こえるのを耳にした。Tomoちゃんが振り向いてルーディとルーベンの姿を確認していた。私もすぐ後に気づき、Miyukiさんにも知らせる。それにしても飛行機の音がすごいのに、ルーベンの「とーもこー!」の声はよく響いていた。待っていてくれたのだ。う〜、別れが辛くなるー。でも私も頑張ってまた戻ってきますね!

アレキパ経由でリマへ。確か去年もプーノからアレキパ経由じゃなかったっけとか話しながら。飛行機の中では今年最後になるだろうインカコーラを飲んでみた。(^^) リマにつくと、ユーリが待ってくれていた。とうとうリマまで来てしまった。Miyukiさんのプレゼントは間に合わなかったのだ。というのも去年はリマのラルコマルで渡していたので。プレゼントがないのはちょっと寂しいけど、今はこのときを楽しむ気持ちを忘れてはいけない。今回もまた行けることになったのだ!十字架の白い光も、海辺のレストランも、パエリアもデザートも最高だった。プレゼントはなかったが、せめて今は感謝の気持ちとしてMiyukiさんに奢ることを3人で決めていた。幸い喜んでくれたみたいだったので少しほっとする。 マーケットに立ち寄り、Rikaちゃんは念願のチャンチャマヨというコーヒーををゲットしていた。旅の最初からずっと言ってたよね。でも最後の最後でよかったのかも。だってあれだけの量の食品、持ち歩くだけで大変だったと思うから。全ては完璧だったんだね。 空港に着いたのはギリギリで、ここでもプレゼント用の買い物の時間はなかった。どうなるかと本当に不安になってきたのでした。今思えばこれも完璧だったのだと思う。常に完璧にことが運んでいるのに、そう思えず不安になったり心配したりする自分がいることを見せてくれていたように思います。
とうとうヒューストンまで来てしまったという感じでした。(^_^;)Miyukiさんがお土産物のいいものをゲットしていて、みんなに教えていた。幸い時間はたくさんありました。3人で話していて大アリクイが良いという話になり、「大アリクイ〜大アリクイ〜」とずっと探し回っていました。アマゾンではインパクトあったし。とにかく探さなくてはと焦ってしまっていましたが、そう思えば思うほど見つからないことに薄々気が付いてきた。なのである時間、Tomoちゃんたちが他の物を買っている間、椅子に座って心を落ち着け「Miyukiさんに渡す素敵なものがゲットできますように」と祈りました。後は出てくるのを待つだけーと思っていたら、ほんとにほどなくRikaちゃんが私のところに来て、「Tomoちゃんが大アリクイのスワロスキーを見つけたって」と言う。やったー!スワロスキーも他の店では大アリクイはなく、そのお店にしかなかった。以前考えていたアクセサリーとは違ったけど、予算もその通りで、もう買うしかないねーと購入!予め書いておいたポストカード、封筒が糊付けされてなくて大アリクイを買ったところの店員さんに借りたテープでぺたぺたと張ることになってしまいました。店員さんは、これ(スワロスキー)はバックの中に入れて持っていたほうがいいわよとアドバイスしてくれ、チケットを見せるともう搭乗口に行った方がいいわよとも言ってくれた。ありがとうございます!

 急いで搭乗口へ。Miyukiさんを探したけどいないみたい、そう思ったら椅子にゆったりと座っていた。買っておいたしおりと一緒に渡せた。(遅くなりましたけど^^;) プレゼントを買うのにも、焦らないこと、それを得ているとイメージすること、祈ること、祈った後は待つこと、などを最後まで体験させられていたみたいです。^^; やり終えたという充実感で、飛行機に乗り込みました。(^^) 今年のペルーもこれで終わりです。 今年を体験して、自分のこととしては、流されずに自分で人生を創ることが欠けていると思ったので、それをもっとやっていきたいと思います。 今回人数が3人で少なかったことは、長女役の私としては非常にまとめやすい状況を創って頂いていたのでした。(^^ゞそれに2人とも元々しっかりしていました。Rikaちゃんはコミュニケーション力がばっちりで、英語はほぼ大丈夫だったし、Tomoちゃんも日常会話はすっと出てきていました。なので私の方が言語では助けてもらっていたくらい。(^^)それで安心しきっていたせいか、Rikaちゃんへのケアが足りないことが多々ありました。そこはTomoちゃんがフォローしてくれていたので、本当に助かっていたんですよ〜。 それに2人とも変わりました。Rikaちゃんは受け入れる度合いが大きくなったというか、価値観が変わったみたいだし。(クルリン!もあったし)最後の方はお水とかの必要性も感じていたみたい。Tomoちゃんは特に依存心を手放すことができていたみたいに感じました。(つたない長女もいたし…^^;)これからもレインボーファミリーとして、2人を見守っていきたいなあとこれを書きながらあらためて思います。 私も行く前と比べたら変わったみたいですが、Miyukiさんが書いているように、これからも長女としての役割は続いていくとすごく思うのです。そういう機会も日常の中でやってきていますし。人生はプロセス、そのプロセスを日々楽しみたいと思います。 そしてやっぱり自分を変えるには2週間の旅がとても大きかったと思うし、また自分を変えたくなったら参加したいと思うのでした。 最高の旅、Miyukiさん本当にありがとうございました!!