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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

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9月22日
 例によって、4時頃には目が覚めていた。朝は何も食べないようにして出発。(出来るだけエネルギーのスペースを空けておく。) バスの前では、朝食用の食べ物やドリンクも売られている。おいしそうな手作りのバナナケーキがあったので、みんなでランチ用にゲット。(フルーツ類は、昨日の帰りに用意していた。) 始発のバスに乗り込み、シートに座って前を見たら、レッドクロスのマークがにっこり。見守ってくれているというサインだ。シートNOが目に入り、このバスが22号車だとわかった。昨日の11のマスターNOから、さらに一歩前進。(うふふ) 乗っている間に、手を当ててマチュピチュに入る準備をした。
 ゲートをくぐると、そこは別世界のよう。何度来ても胸が高鳴る。青い鳥が、目の前を横切って飛んでいった。またお迎えに来てくれたのね。ありがとう♪ (今年も、最後まで付いてきてくれた。^^) 雲が泳ぐように動く。目の前の景色が、一瞬にして変わっていく。ここで実感する。これが聖地の中の聖地、マチュピチュなのだ。


 そこでクイチも登場。小さな石段を昇り、ハイラムビンガムの場所に来た。この崖に立つと、彼が発見したときの興奮が伝わってくるようだ。この時点ですでに、ともちゃんとリカちゃんの顔色が変わり、息が荒くなってきていた。(もう始まったみたいね・・・。)
 そして、遺跡を見下ろす場所へ。ワイナピチュを背後に広がる空中都市が、目の前に開けた。静かに微笑む神が姿を現す。また帰って来れた。私にとってのこの1年間は、ここに再び帰るため、その微笑みに出会うための準備だったのかもしれない。その手に抱かれるに相応しい存在でありたかったから・・・。様々な想いが駆け巡る。ありがとうございます。心の中で何度も繰り返しながら、その感動に浸っていた。


 太陽に向かって立ち、日の出の儀式が始まった。太陽と私たちの間には、何も遮るものがない。太陽の前では、何も隠せない。太陽を礼拝するには、ありのままの自分で向かうこと。
 クイチの法螺貝が、マチュピチュに響き渡った。マントラを唱え、祈りを捧げる。太陽神から放たれた光が、全身を包み込んだ。両手を広げて、受け取っていく。細胞の一つ一つから、吸収しているみたい。コンドルの洗礼を受け、レインボーファミリーとして新しく迎える二人のイニシエーション。そのシンボルとなった、マチュピチュの石で作られたインカクロスが、クイチから与えられた。ようこそ、虹の王国へ。私も喜んで、あなたたちを迎えます。二人をハグして祝福をした。リカちゃんの涙が止まらない。しばらく抱きしめていると、彼女との繋がりが見えてきた。あ〜、やっぱり・・・。彼女も、ある過去生で私の子供だったのだ。彼女は今と同じ自由な魂を持っていた。(あの頃も、目を離すと、どこへ行くかわからなくてハラハラしたこともあったな。笑) 「すごい身体がビリビリして、手が引っ付いて離れない・・・。」とリカちゃん。 私の腰に回した彼女の手が動かなくなっていた。クイチが、そんな私たちを抱き寄せた。二人も一緒に、5人で一つになって抱き合った。ルーディが笛を吹いてくれていた。(ルーディは、今日のためにスペシャルな笛を持って来ていた。^^) 虹の光の同胞団が、私たちを祝福したのを感じた。


 舟の遺跡での瞑想で、果てしない宇宙を旅した。(詳しい遺跡の説明やマチュピチュの役割については、去年のレポートからリンク出来ます。) Wishing Door での私の祈りは、今も変わらない。願うのではなく、神に対して、宇宙に対しての宣誓。これからも、自分が選んだ道、与えられた道を、宇宙の意思と同調して歩んで行くために。 
 その様子を見ていた青年から尋ねられたので、この場所の意味を教えてあげた。(ほとんどの人が知らないで、ただ通っているだけなの。勿体な〜い! ^^)


 三つの神殿の広場へ。神事が行われていた、最も神聖な場所だ。今日は何て静かなんだろう。ほとんど人の姿がない。おかげで、石の上では心おきなく、自分の世界に入れた。その間、クイチはコンドルの羽で、サポートをしてくれていたようです。(夢の世界だったので気づかなかった。^^) そして、いつものお気に入りの場所で、五十鈴を振り、土笛を吹いた。飛んできた青い鳥と、優しい風を感じながら・・・。


 神殿を出るときに、クイチからコカの葉を三枚ずつもらった。口に入れて噛んでいるだけでも効果がある。インティワタナでは、母なる地球の中心と繋がり、自分のエネルギーと一つに統合させる。ここでも人は少なかった。 それも、身体に変調がきている二人に、合わせてくれていたのかも。(おかげで、自分達のペースでやりたい放題。^^) クイチは持っていたシャーマンのオイルやローションを使って、二人をケアしてくれていた。中でもリカちゃんは、昨夜までとは全く様子が変わっていた。これまでエンジン全開で元気一杯だった彼女が、マチュピチュに足を踏み入れた途端に、全身フラフラ状態になっていたのだ。吐き気がしても、なかなか吐けなくて苦しそうだった。深く眠っていた古いエネルギーが、動き始めている。でもまだ詰まっていて、出すことが出来ない。(解放しようとしている状態) 自分でも手放すように意図することを伝えた。インティワタナの下にあるチャクラの階段を降りた。他のグループのガイドが、そこは降りてはいけない場所だと説明しているのが耳に入った。でもクイチといるからか、他の人たちは遠巻きに見ているだけで、私たちの邪魔をすることはなかった。その場所で、リカちゃんを横にして、みんなでヒーリングをした。どうか、彼女たちのプロセスをサポートしてください。最善の元に、終わらせることが出来ますように・・・。


 大地の母パチャママの石に第三の目を付けて瞑想。出来れば、今日またこの場所に戻って来れますように。(この時点では、まだワイナピチュに登れるかどうかわからなかった。) 魔女の部屋では、一人ずつ中に入り、自分の目的を声に出して宣言するようにクイチに言われた。そして出てきたところで、五十鈴をチャクラの一つ一つに振ってクリアリングし、最後に光を降ろして包んだ。小さな雨がポツンポツンと落ち始めた。その近くでは、壁の石の間に鳥が入っているのを見つけていた。あらっ、まただわ。(去年も隠れていた小鳥を見つけていた。) ちゃんと巣が出来ているみたいで、今度は小鳥たちの親子がいた。(う〜、かわい〜い♪) 
 僧侶の部屋の前で、しばらく休憩。ここからは、ピューマの顔をした石が見えていた。(写真下・左を向いてます。) どうやら今回の旅は、ピューマちゃんがシンボルになっていたようです。(^^) 初めて入った広い部屋の真ん中には、二つの石があった。クスコのケンコーの石と同じように(もっと大きくした感じ)、太陽と月を現しているようだった。ちょうど雨で水が溜まっていて、水面が浮かび上がって見えた。(水鏡みたいに)


 コンドルの神殿は、相変わらず素敵。雄大で力強く、高い空に舞う姿が浮かんでくる。大きな翼を広げて、見守ってくれているみたい。三つの世界を表したインカのシンボルである、コンドル・ピューマ・サーペント。三つ揃ったところで、これらのエネルギーも統合させましょう。
 コンドルの上にある出産の場所を通り、パチャクテックの部屋である太陽の神殿へ。インカの王に敬意を示して祈った後、神殿に昇った。変容と進化を促す太陽エネルギーが降り注ぐ場所。敷き詰められていたゴールドのエネルギーは、まだ残っている。私たちは、それぞれの窓でトーニングしながら、ゴールドのバイブレーションを感じた。エネルギーの変わり目である春分の日(日本では秋分の日)を迎える前に、ここに来れたことに感謝。この旅は、宇宙のリズムと共に流れていた。ありがとうございます☆


 もう一つのWishingi Door を通る時には、感謝の祈りを捧げた。最後には、シャーマンの部屋へ。ここも初めて。アヤワスカをする部屋や、小さなステージのような場所もあった。(床の間のような感じかも) 古代のシャーマンの能力を、現代にも活かしていきましょう。
 ここで、クイチとも一旦お別れ。最初のプランでは、去年と同じように、午後はショッピングの自由行動にして、ワイナピチュには明日登る予定にしていた。それが、帰りの列車の時間が変わったので、ワイナピチュに登るなら今日しかないことになった。
 クイチは、先に帰りたい人がいたら、一緒にホテルまで送ってくれると言ってくれた。通常なら、フラフラと歩いているリカちゃんの状態を見たら、有無を言わさず帰していただろう。でも、ここはマチュピチュ。そして、私たちはそれぞれの聖なる目的を持って、ここに来ている。その目的を果たす前に帰ってしまったら・・・。 私は彼女に伝えた上で、自分で決めてもらうことにした。しばらく考えて、彼女は私たちと一緒に残ることにした。その言葉を聞いて、私もうれしかった。クイチは本当に大丈夫かどうか心配していたが、私を信じて任せてもらうことにした。何を隠そう、そういう私もここに来るまでは、自分の身体がまだ不安だったし、メンバーの中では一番危うい状態だった。マチュピチュは、高度は低いので問題ないが、段差が多い場所だったので、念のため杖もバッグに入れておいた。そこで、松葉杖の若い男の子の姿を見た。彼は背中にリュックを背負って、松葉杖を使いながらも、普通の人と何ら変わらない様子で、遺跡の中を元気に周っていたのだ。(しかも歩くのが早い!) ペルーへ行くと病院に話したときは、松葉杖で周れるところだけにしたほうが良いと言われ、それだったらどこにも周れないよ〜と思っていた。(笑) 特に狭い通り道や段差のあるマチュピチュでは。だから、使わなくても良いように、出来るだけ自分で歩けるようにしておこうと思ったのだ。でもここで彼の姿を見て、どんな状態でも自分の意思があれば、出来ないことはないのだと気づいた。(少しぐらい大変でもね) 制限を加えているのは、自分なのだと。そういえば、ゲートに入るときも、レッドクロスのマークが目に飛び込んでいた。(今日はダブル♪) 大丈夫、きっと登れる!

 私たちが一旦外に出てトイレを済ませている間、リカちゃんは横になって休んでいた。そして、登り口の手前にあるパチャママの石の前へ。ところが、急に天候が変わり、雨が降り始めた。それも次第に激しくなってくる。屋根のある小屋に入って、しばらく様子を見ることにした。スコールのように激しく降る雨。一向に上がる気配はない。小屋の中は、雨宿りをする人たちで一杯になっていた。その中で座り込んでいる二人の様子を見ていると、私の中にも迷いが生じてきた。私の選択は、本当に正しかったのだろうか。彼女たちにとって、本当に最善なのだろうか。無理なことをやろうとしているのでは・・・? ワイナピチュが呼んでいるのを強く感じながらも、揺らいでいた。まだ彼女たちには早かったのだろうか・・・。ここまででも、もう充分なのかもしれない。どうしても駄目だとわかったら、その時は潔く諦めよう。いずれにしても、この雨では外にも出られない。その答えが、はっきりと示されるまで、今は待つしかない。(ここがじっと我慢の為所。) どうか私に最善の判断が出来ますようにと祈りながら・・・。
 すると、しばらくして雷が鳴った。あっ来た! どっちなの? 次第に雨足も弱くなってきた。このまま帰るべきか、それとも・・・。 ルーディが来て、「ワイナピチュの門は1時で閉まるから、登るなら今しかない。さあ急いで、バモスバモス!(レッツゴー)」 雨は、まだ降っていたが、空は次第に明るくなっていた。やっぱり行こう! 夕方までに降りれば良いのだから、急ぐ必要もない。ゆっくり休みながら、行けるところまで行ってみよう。どうしても無理だとわかった時には、また引き返せば良いから。(迷った時には、前進することを選んでみる。何もしないで後悔することがないように。)
 お約束の出発前の写真も撮って(ビフォーです。 ^^)、パチャママに心で祈りながら、出発した。みほちゃんを先頭にして、出来るだけみんなのペースに合わせて、ゆっくり登ってもらうようにして、私は一番後ろについた。(私の足が一番遅くて、かなり離れていた。ほほほ ^^) 小雨が降ったりやんだり。時々、遠くで雷も鳴っていた。


 そして、いつしか頂上の手前まで。まあ、思ったよりも早かったじゃない! かなりゆっくり登ったつもりなのに、時計を見ると、ここまで40分ぐらいしか経っていなかった。(あらあら不思議!?) そこで、また雷が轟く。お〜! 祝福してくれているみたいね。また雲が動き始めた。そして、目の前にゆっくりと現れたのは・・・! マチュピチュの遺跡全体を覆うように、次々に重なり合って出来上がったのは、何と虹の形だったのです! すご〜い、すご〜い。 さらには、右の山のほうには、横に一直線に並んだ雲まで! 山と山を繋ぐ架け橋のように。 私たちを結ぶ虹の架け橋が、ここで完成したことを示してくれている。それは、天と地を結ぶ龍神を通して伝えられた、虹の光の同胞団たちからの祝福でもありました。ありがとうございます☆


 その後、ハミングバードを象ったマチュピチュ遺跡が姿を現したかと思うと、しばらくすると私たちを包み込むように、辺りは真っ白に。これらの雲の動きは、1分ごとに変化していくのです。とても、この世にいるとは思えない。自分でも目の前で見ている光景が、信じられなかった。そして、もう一つハプニングが起こった。ルーディの声で気が付くと、リカちゃんが地面に突っ伏していた。すぐに駆け寄って起こすと、彼女にも自分に何が起こったのかわからなかった。急に意識を失って、倒れたようだった。でも、どこにもケガはしていない。一番驚いたのは、その光景を見たルーディだった。あと1〜2m後ろだったらと、心臓が飛び上がったらしい。その一方で、私は彼女が一つ大きなものを解放したのを感じていた。軽くなっている・・・。(やったね!)
 そして雲が晴れて、再びマチュピチュが姿を見せた。
 

 頂上にいたのは、ほんの数人だけだった。あの雨の後で登ってくるのは私たちと、あと一組ぐらいいたくらいで、後はそのまま残っていた人たち。もし晴天だったら、この時間には人で埋め尽くされていたはず。そのために、いつもは翌朝一番に登るようにしていたのだ。それに、涼しかったおかげで、本来なら汗びっしょりになるところが、少し汗ばんだぐらいで済んだし、呼吸も楽に登れていた。全ては、完璧だったのですね。本当に感謝です☆

 みほちゃんと私は、岩の上で休んでいる二人の分も一緒に、お立ち台でビクトリーのポーズ。ロープがなくなっていたので焦ったけど、何とかすべり台の岩を降りて、横になったりしてゆっくり過ごしていた。空には、青空が広がっていた。静かで平和だった。幸せで満たされた時間。病院を出た時には、ワイナピチュまで登れるかどうかわからなかった。もしも無理だと思ったら、下でみんなを待っていようと思っていた。だから今回は、喜びもひとしおなのです♪ 私たち全員を、ここまで連れてきて下さって、ありがとうございました。感謝の気持ちを込めて、導いてくれた虹の光の同胞団と、守ってくれたパチャママと神々に、五十鈴と笛を捧げた。(虹の光の同胞団については、こちらへ。)


 帰りは、ともちゃんに先頭になってもらった。彼女も一緒に来れて良かった。ともちゃんも、マチュピチュに入った頃から、顔色が悪くなり、身体がきつそうだった。小屋で待っている間も、このまま帰りたがっているのを感じていたが、敢えて尋ねることをしなかった。なぜなら、彼女にとっても必要なことだとわかっていたから。苦手なことから逃げたり、避けていたのでは、進化することは出来ない。(このことは、帰ってから受けた彼女のリーディングにも出ていた。) 彼女の魂は、成長し進化することを強く望んでいた。そのために、ここまで来ていた。ただ、身体も心も疲れきっている時には、その内なる声に耳を傾けることが難しくなり、自分で判断出来ないことがある。それを感じたので、彼女には有無を言わさず、みんなに付いてきてもらうことにした。それも自分で限界を超えることを経験して欲しかったから。(日本での生活の中では、そこまでの経験をする機会がないのです〜。) 「可愛い子には旅をさせよ。」 これは、大切な我が子の成長を願う母親の真の愛情表現であり、神もその目でいつも見守っている。全く無理だと思っていたら、最初からその機会は与えられないはずだし、必ずやり遂げられると信じてあげることが必要なのだと。それを黙って受け入れて、見事に成し遂げた彼女は、一回り大きくなったことでしょう。そして、この経験が、先の人生で大きな自信に繋がっていくのです。(経験者は語ります。ふふふ ^^)

 さすがに、今回は去年のように駆け下りることは出来ないので、ゆっくりと時間をかけて降りた。(下りのほうが、足腰には負担が掛かりやすいのです。) ほとんど人がいなかったので、自分達のペースで歩くことが出来た。(普通なら、登り降りが多いので道を譲り合いながら行く。) 何から何まで有難い。みんなも良く頑張ったね。パチャママの石に背中を付けて、感謝のお祈り。青い鳥が、また前を飛んでいった。すると、隣に立っていたリカちゃんがフラリと落ちた! 又しても突然意識を失って、倒れたのだ。「えっ、なに〜!?」 彼女が一番驚いている。今度は石の上から倒れたにも関わらず、同じくどこにもケガがない。その様子を見ていた私は、やっぱり!って感じだった。落ちる時に、受け身をするように頭と肩がくるっと回っていたのです。(普通なら、頭から落ちて、どこかをぶつけていたはず) 見えない存在たちの手が浮かんできて、思わず感動。 
 「気持ち良〜い♪」とリカちゃん。倒れる度に、気持ち良くなってスッキリしていたらしい。(クセにならないようにね。笑) これは、目覚める時がきたという、宇宙からの目覚ましコールよね。開けゴマ!って感じもあり。(^^) 実は、ここに来るまで絶好調だった彼女は、このまま最後まで何も変化がなかったらどうしようと言っていたのだ。この聖なる旅で、その心配は必要ないからね。(笑) おめでとう! 良かった、良かった♪ 通りかかったカップルが、心配して声を掛けてくれていた。さっき頂上にいた人たちだった。二人共ドクターだったらしく、いろいろ症状を尋ねて心配していた。でも、本当の意味を説明することは難しかったので、ただ「大丈夫です、ありがとう。」としか言えなかった。(ご親切にありがとうございました。^^) 彼らやルーディたちの心配を他所に、一人喜んでいた私。(^^) 完全に守られた中にいることを信じ切っていたので、崖っぷちで倒れた時でさえも、心配することはなかったのです。その必要は全くないとわかっていたから・・・。
 マチュピチュのゲートも、そろそろ閉まる時間になっていた。(時計を見てないのにピッタリ!) 早朝から丸一日、マチュピチュのエネルギーにどっぷり浸かっていたのね。素晴らしい一日をありがとうございました。最後に、精霊たちや神々に感謝の光を送り、別れを告げて、マチュピチュを後にした。

 二人はホテルに戻り、みほちゃんと私はアグエスカリエンテスの通りへ。 今年は、みほちゃんも2回目だけあって元気だわ〜。軽く何か食べようと、レストランに入ることにした。最初は、お気に入りの「インディオフェリス」に行く予定だったが、初めての二人も連れて来てあげたかったので、明日のランチに取っておくことにした。そこで名前に呼ばれて、「マヌー」というお店に入ることに。マヌーの写真も飾られていたが、壁に掛けられていた絵に目が釘付けになった。マチュピチュだ! クリスタルの光の柱を土台にしたマチュピチュ。その上空にいる光の精霊の手にある火と水を統合させて、神の光となったピラミッドの頂点に虹がかかっている。マチュピチュのエネルギーをチャネリングして描いたかのよう。この絵を見るために、ここに入ったみたい・・・。(写真右・すごく素敵でしょう♪)
 ウエイターは、まだ10代ぐらいの男の子で、全く英語がわからなかったので、通じているのかどうか心配していたけど、何とか大丈夫だった。(ふふ) スープとベジタリアンのラザニアを、シェアして食べた。ビルをみると、計算が間違えていて、実際よりも安くなっていたから、教えてあげようとしたけど、なかなか通じなかったことも。最後に店長さんらしき人が来て、めでたく解決。本当は、彼が叱られないように、こっそり教えてあげたかったんだけど。(^^)

 両替したお店で、皮の帽子を見つけた。実は、マチュピチュに来てから、急に皮の帽子が気になっていたのだ。前に柾至に買ってあげたことがあるけど、自分で欲しいと思ったのは初めて。いろいろなタイプがある中で、一目で決まってしまった。ワイン色がかっていて、細かく丁寧に型押しした模様が入っている。(しっかりした作りで皮製なのに安い!) この色は他のお店では見当たらなかった。明日から、これを被ろう。この旅では、帽子がエネルギー入れ替わりの象徴になっているみたい。日本では滅多に帽子を被らないのにね。おもしろ〜い♪ アイスクリームを食べながら、ホテルに戻った。丸一日歩いたのに、心が充実感に満たされているからか、疲れもあまり感じず、食欲も落ちない私なのでした〜。(うふふ)