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聖なるペルーの旅 5


〜 一つの完結を迎えた旅 〜





2005.9.3〜2005.9.20

                                             Page 13

9月15日
 5時過ぎ頃、起き上がって窓の外を見ると、空が染まりかけていた。雲の合間から、少しずつ朝日が昇り始めた。葦の草と同じゴールデンカラーだ〜。
 今年もティティカカ湖で日の出が見れて、うれしいな♪ クロスも入って、太陽神からの祝福。 今日は、青空が見れそう。(^^)




 朝のお散歩へ。私たちのお部屋の屋根の上には、コンドルちゃんがいた。お庭の手入れをしていたおじさんが、「おいでおいで」して、箱からアルマジロを出して見せてくれた。まあ珍しい。おじさんも、どことなく似ている気が。(^^) 


 すぐ裏にある遺跡へ。お馴染みの受胎と豊穣の神殿だ。エンジェルちゃんも久し振り♪ 一通りご挨拶して、お祈りしていたら、同じホテルに泊まっていたグループがやってきた。昨夜、同じぐらいの時間に到着し、夕食でも一緒だった。リーダーらしき人は、白い衣装にコンドルの大きな羽を手にしたパワフルそうな人で、スピリチュアルなグループなのが一目でわかった。(ハグの仕方でわかるのよね。^^) ここでは、全員が白い衣装を着ていた。中高年の人がほとんどだったみたい。私たちは入れ替わりに出ることにして、振り返ってみると、お祈りらしき儀式を始めていた。(ご苦労さまです。^^) 


 ホテルのお店の入り口には、レインボーマークも発見。 このホテルで忘れちゃいけないのは、あの御二方。良かった、ちゃんと同じ場所に居て下さった。セントジャーメインとキリストちゃん。

 大切なガイドマスターが、ツーショットで並んでいる。 いつもありがとうございます♪ 




 そして、今回は新たなものを発見! 今朝レストランに入った時に気がついた。壁に掛けられていた大きな一枚の絵。それは、アラムムルの神殿を描いたものだった。良くみたら、今とは周りの景色が違う。海だ・・・周囲は海に囲まれている。 やっぱりそうだったんだ!

 初めてのペルーの旅から帰った後のリーディングで、ティティカカ湖にあったミステリースクール(神秘学校)で、虹の光の同胞団と学んでいたと伝えられていた。 その2年後に初めて訪れたとき、この場所だったのではと感じた。(当時のレポート) それは誰も証明出来ないこと。でも、私の中では、きっとここに違いないと思っていた。その翌年に訪れた時も同じ。そして、この絵を観たときに、もう間違いないと思った。
 ハリーポッターの映画を観ると、いつも思っていた。ハリーの魔法学校の場所が、懐かしいような気がしていた。周りが海・・・そう遥か昔は、あの周りも海ーティティカカ湖に繋がっている場所だったのだ。 この絵が表してくれているように。 (ハリーの学校はちょっと暗い感じがするけど、ここは太陽が降り注ぎ、夕日がきれいな場所です。^^)
 この絵は、いつからあったのかしら。 昨夜、このレストランに入った時は、全然目に入っていなかった。それも偶然ではなくて、今だからこそ示されたことなのよね。 ペルーの旅を完成させる時が来たから・・・。 レムリアの虹のマスター、ありがとうございます☆


 さあ、ボートに乗ってウロス島へ出発。るんるん♪ お約束通りに、太陽が出て青空が広がっていた。ティティカカ湖の湖面もキラキラ。マザーレイクー母なる湖よ、ただいま〜。
 専任のガイドさんが、ボートの中から詳しく案内してくれていた。みんな一斉に 「カミサラキ〜♪(アイマラ語で、How are you?)」 最初に降りた島では、湖で獲れるお魚を見せてくれたり、葦の茎を賞味。わ〜い! 前に島の子供たちが食べているのをみて、いいなあ〜と思っていたのだ。さとうきびをかじっているみたいな感じ。何てたって、葦の草も聖なる植物だものね。(詳しくは去年のレポートで) その葦の船を作っているところも見学。

 島の中を散策していたら、名前を聞かれたので答えると、その瞬間から「Miyuki 〜♪」と一斉に連呼されてしまった。お土産を買うつもりはなかったけど、笑顔で名前を呼ばれると弱い。(笑) 手作りのタペストリーを薦められた。タペストリーは、ペルーの至る所で売られているが、それぞれの場所で特色がある。これまでも毎年来る度に、一枚づつ様々なタイプのものを買っていた。(クスコ&ユカイ&マチュピチュなどなど) もう飾るところがないので、今年は買うつもりはなかったのだ。 このウロス島のものも、また独特。 生地は薄めで、織り方もそうだけど、描かれているデザインも、ちょっと変わっている。どの人のも素敵だから困っちゃう。それぞれに買ってあげたいところだけど。(^^; 柾至の部屋に飾ることにしたので、彼に選んでもらうことに。 そのタペストリーに描かれているのは、太陽の門にあるビラコチャと僕たち、インカの王、葦の船に描かれているピューマとドラゴンなどなど。 生地は、鮮やかな赤い布で金色も入り、色使いも個性的で力強い感じ。グラウンディングと「情熱」の赤という感じで、今の彼にもピッタリみたいね。
 そこで、何とエケコちゃんも登場!? お〜っ、こんなところに。 エケコちゃんは、カラフルなものが多いけど、これは一色使いで渋い。(表情も、ちょっとクールなの。^^) 大きさも手頃で質感も良い。 このタペストリーを買ったら、一緒に付けてくれるという。 わ〜やったね! エケコちゃんは、自分で買うよりも、人からプレゼントされて手にするのが一番だと言われているから。 このタペストリーも買うべきものだったみたいだし、エケコちゃんも来てくれることになっていたみたいね。(うふふ) 


 再びボートに乗って移動していると、あの白い衣装のグループがいた。みんなで、唄を唄っているみたい。(やってる、やってる。^^) 
 次に上陸した島は、もしかして・・・そうだ! ウロスキャピタルの島だ。あっ、いたいた! おしんちゃん♪ まあ、背も伸びて、また少し大人っぽくなったみたい。
 クイチは、島のみんなに途中で買っていた丸パンを配っていた。女性陣に取り囲まれ、みんなにハグを求められたりして、モテモテ状態。 さっきの島でランチを頼んだのを知って、みんなヤキモチを焼くなんてことも。(^^) 「モテモテ〜、ラブラブ〜♪」 と、からかう私たち。(笑) 惜しみなく愛を与えているから、愛されるのでしょうね。
 みんな穏やかな笑顔で、ゆ〜ったりして、平和だな〜。時間の流れ方が違う。来る度に思うけど、下界と離れた別世界にいるみたい。 このエネルギーを、そのまま持って帰りたい。そう、それも出来るのよね。 例えどんな環境の中にいても、ウロス島に居た時のことを思い出して、同じ意識に持っていけばいいだけ。 そのための体験でもあるのだから。(^^)
 おしんちゃんには、用意してきた木彫りの日本人形のキーホルダーとカードをプレゼント。年齢的には、柾至と同じくらいだものね。 私にも娘が出来たみたいで、成長をみるのが楽しみ。今度来たときは、すっかり大人になっているのかも。元気でね〜♪

 お待ちかね、葦の船の遊覧タイム。金色の葦の上で仰向けになって、母なる湖と繋がる瞑想。爽やかな風、静かな波の音、心地良い揺れ。全てが解き放たれ、母なる湖の胎内へと誘われていく。ゆら〜りゆらゆら・・・漂う水の中で、私たちを優しく包み込んでくれている。 そして、ティティカカ湖に眠る光の神殿の中へ。


 深い深い眠りから覚めると、最初に降りた島に戻っていた。私たちのテーブルが用意されていた。 まあ、ティティカカ湖の上で食事が頂けるなんて、しあわせ〜♪ 
 メニューは、ティティカカ湖で獲れたレインボートラウト(お〜ピッタリ!)を、天然の土で作られたお鍋で、じっくり焼いたもの。その特製お鍋は、ブルちゃんを買ったプカラの町で作られたものらしい。まあ! それはまたパワーがありそう。 テラちゃんと私は、そのお鍋も気になったりして・・・。(売ってたら買ってたかも。笑) 
 付け合わせは、ゴールデンポテトと、中が紫色のパープルポテトに、乾燥させたブラックポテト。それらを、塩とライムをかけて食べる。おいし〜い♪ お魚は肉厚で、外はカリっと香ばしく、中はふっくら。 みんな、昨夜のホテルの食事よりも、おいしいと感激。そうなのです、プロのコックさんによる凝った料理よりも、島のお母さんたちが自然のものだけで作ってくれた、シンプルなものがおいしく感じる。そう感じられるのも、私たちが自然と繋がってきているということなのよね。
 一番最初に完食したのは、何と和ちゃん。それも、お皿の上には何も残ってなくて、お皿の上がピカピカなのだ。(皮も骨もない!?) それには、クイチを始め全員驚いた。一斉に、「素晴らし〜い」の声。(食欲旺盛の柾至でさえも、まだ半分ぐらいだったのにね。^^)  私も出来るだけ頑張ったけど、途中でお腹一杯に。(^^; 食事している間、黒に黄色の模様が入った珍しい蝶々が、周りにたくさん集まってきて、楽しそうに飛び交っていた。(ふふふ)  


 ウロス島とも、これでお別れ。最後に、ゆっくりお食事まで出来て、もう〜何も思い残すことはないって感じ。素晴らしい時間を、ありがとうごいざいました。(本当の贅沢というのは、こういうことなのよね。^^) 日本に帰っても、ウロス島の人々のように、いつも笑顔で、心穏やかでいられるようにしますね☆

 再びバスに乗って出発。 急に空模様が変わって来た。 そして、とうとう小雨が降り始めた。雨で迎えてくれているみたいね。 近づくに連れ、私の中で何か感じてくるものが・・・。
 プーノから一時間半ほど、奥へ奥へと走ったところで、アラムムルの神殿に着いた。また、去年とは変わっていた。神殿まで、歩ける道が作られている。(2年前に初めて来たときは、野原の中を横切っていた。^^) そう、今は野原になっている、この場所が海だったのよね。
 あの絵を思い出しながら、神殿に向かおうとしたところで、「Miyuki!」とルーディに呼ばれて、後ろを振り返ると・・・。わ〜虹だ〜、虹が出ている! 大きな大きな虹が、空一杯に広がっている。 すご〜い! 昨日に続いて、何て大きな虹。 すごい祝福だね〜♪  レムリアのマスターであり、虹の光の同胞団のマスターである、アラムムルからの素晴らしい祝福。 遠い昔から、いつも虹の光で導いて下さっている大切なマスター。神殿の前で、虹として現れてくれるなんて・・・感動で胸が一杯になった。
 ずっと見ていたかったけど、その虹はあっというまに消え始めた。みんなで写真を撮ろうとする頃には、端のほうが残ったぐらい。その代わりに太陽が現れ、虹の上に光が降り注がれた。 まあ〜素敵♪ そして、青空が広がってきた。 この間、わずか数分なり。 虹がくっきり出ていたのは、ほんの一瞬だったのです。 これも完結の旅に相応しい祝福ですね。 本当にありがとうございます〜☆


 感動に浸っている時間はなかった。どうやら、ウロス島でゆっくり過ごしすぎて、時間がなくなっていたようだ。クイチ達が用意していた、赤いカーネーションの花を一本ずつ持って、神殿に捧げながら、お祈りをした。 最後に振り返り、大空に向かって「ハイリー!」 ふ〜っ、爽快。(^^)
 今日は、珍しく子供達も一人もいなかった。一杯キャンディを用意していたんだけど。(^^) それも、あまり時間がなかったから、良かったのでしょうね。 何から何まで、ありがとうございます♪

 帰りの道で通った村では、賑やかな音が聞こえてきた。カラフルな衣装やマスクを付けた人たちが、音楽を奏でて踊りながら、楽しそうにパレードしている。何かのお祭りみたいね。まあ、また一緒にお祝いしてくれているみたい♪ そういえば、昔からいつもお祭りに出くわすのよね。(うふふ)


 ティティカカ湖に、光が降り注がれている。きれいだなあ〜。移り変わる雲の動きと太陽を眺めていた。そして、ボリビアとの国境へ。時差があるから、一時間プラス。クイチ達が急いでいたのは、6時でゲートが締まるからだった。 着いたのは、その20分前。(!) 手続きは、これまででも一番スムーズに終了し、6時ギリギリで何とか間に合った。ふ〜っ。(ちゃんと、そうなっているんだけど。^^) 考えたら、遅れた時にはボリビアに入れないから、どこかに泊まるところを探さないといけなかったのよね。 それで、ウロスを出てから、クイチ達はハラハラしていたようだった。(その時まで、全然考えていなかった私。ははは) ドライバーさんも、ご苦労さまでした。


 コパカパーナに到着。今回のお宿は、初めての「ホテルロザリオ」。まあ、ロザリオだなんて、マリアさまの町に相応しい名前だこと。ティティカカ湖の前に建っていて、お庭もあって、中も可愛い〜♪ うれしいなあ〜。
 チェックインを待っていると、ロビーにオレンジ色の光が入ってきた。 ロビーの2階にある大きなテラスから、夕日が見えているのだ。ダッシュ! わ〜すご〜い! 夕日が、ゴールデンオレンジに輝いて、目のような形に見えている。ティティカカ湖の上に光の道が出来ていた。すごいね〜、みんなでウットリ♪ そして、湖の中に沈んで行った。それも、ほんの数分のことだった。何て素晴らしいタイミング!
  私はいつも見れていたけど、みんなにもティティカカ湖に沈む夕日の美しさを、是非見せてあげたいと思っていた。でも今日は、到着がいつもより遅かったので、ティティカカ湖まで歩いたら、夕日に間に合わないかもと思っていた。 それが、こうしてホテルのバルコニーから見えるようになっていて、最初から何もかもプラン通りになっていたのよね。 願いなど掛けなくても、心に浮かんでいることが通じている。いえ、もう浮かぶ前に、全てわかっているから用意してくれているのです。深いレベルで繋がっているということの証として・・・。


 チェックインして、一息ついてから、みんなでブラックマリア様の教会へ。今日は、メインの礼拝堂が閉まっていたらしく、裏から入ることに。 ちょうど礼拝が始まろうとするところだった。(^^)  私たちは、静かに一番前に並んで座った。(そこしか空いていなかった。) そこで、待っていたかのように神父さまが入ってきた。神父さまが祈る言葉と唄を、みんなで一緒に繰り返しながら捧げていた。その間に、雨の音らしきものが聞こえていた。激しく降っているのか、礼拝堂の中にまで響いていた。
 最後には、一人ひとりにワインを浸したホーリーブレッドを口に入れて下さり、出る時には聖水まで掛けて下さいました。 ありがとうございます。
 そして、クイチの薦めで、今年もマリアさまの聖水を買うことに。(そういえば、去年は買い損ねていたような・・・) ボトルにも、ブラックマリアさまの写真がある。・・・聖水を飲み終わって、写真が剥れてしまっても、柾至がすごく気に入って大事に使っている。 最近では、私が作った彼のLUNA WATERを入れて、学校に毎日持って行っている。友達の間では、ホーリーウォーターとして知れ渡っているとか。(^^)

 教会の外に出ると、地面が濡れていた。やはり礼拝の間に、激しい雨が降っていたようだ。傘を持ってきていなかったけど、出た時には小雨になっていて、ほとんど上がるところだった。みんなが出てくるのを待っていると、空が一瞬パッと光った。わっ何かしら!? と思ったら、ゴロっと大きく一回だけ鳴った。 雷だったのね。 教会の門を出ようとしたときも、また青白く光った。 その2回だけだった・・・。

 通りを歩きながら、レストランを探した。そうして入ったお店の中は、ネイティブインディアン風!? だった。 まあ、おもしろ〜い♪ (今なら、その意味はわかるけど。^^) 木のテーブルの上にはキャンドルが灯され、雰囲気も良〜い。 後で一人入ってきたぐらいで、ほとんど私たちの貸切になっていた。 炎メラメラの石釜があったので、ピザにした。 二つのテーブルで、それぞれにみんなで分けて、ちょうど良かった。 温かいハーブティーを飲みながら、心もお腹も満たされてリラッ〜クス♪  
 
 クイチは、礼拝の時の神父さまのお話が、凄く良かったと話してくれた。(私達はスペイン語だったので、チンプンカンプン。^^) その中で、イエス様は人間と天界を繋ぐブリッジであるということと、虹は天界からの印であり、ライオンが虹の象徴となることがあると言われていたそうだ。 その話を聞いて、すぐに浮かんだことが・・・。 あるとき、あなたの隣にはライオンが共に歩いていると伝えてもらったことがあった。その時には、意味が良くわからなかったけれど、ようやくここで・・・。 ありがとうございます。感激で胸が一杯になった。 帰ってから観たナルニアの映画でも、ライオンは創造神だったし、後になって教えてもらうことや気付くことがたくさんある。そうしてメッセ−ジも少しずつ繋がって、パズルのように完成して行くのですね。

 今日も一日盛りだくさんで、充実していたなあ〜。空には、煌々と輝くきれいな月が出てきた。あともう少しで満月・・・そろそろ旅も、終わりに近づいているのね・・・。