[聖なる旅] [春のセドナ 編] [Page 1]



聖なる旅 



RAINBOW TOUR  2006

セドナ  編



2006.10.4〜10.12
                                                                                

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10月 10日 (前編)
 翌朝は早いから、しっかり休んでおこうと思っていた。・・・なのに、眠れない。頭がはっきりして、意識はクリスタルクリア状態。(^^) そこで、アポロを取り出した。大抵は10分の間でも、いつのまにか意識が遠のいて眠っていることが多いから。・・・でも、今回だけはダメみたい。ますますハッキリしてくる。(ははは) 
 もっとも、私にとっては良くあることで、聖なる旅では毎度お馴染みのことだった。(^^) まっ、そういうことなら、それで良しとし、今夜も無理に眠ろうとするのは止めた。朝から登るので、身体だけは少しでも休めておきたい。それで、目を閉じて横になったままで、アポロを何度か使って自動調整していた。(持って来て正解。こういう時にお役立ち。^^)

 いろんなことが、次から次へと浮かんでいた。そうか、明日は(もう今日だけど)、カセドラルロックに登るから、それもあるみたいね。 去年ワイナピチュに登ったときのことを思い出していた。登り始めた途端に、全身の力が抜けていた。 そして、後になって、その理由がわかった。(当時のレポートへ) 今回もそうなのね。 は〜い、わかりました。 その心で行かせて頂きます。(^^)
 
  ・・・ 帰ってから、アメリカのあるチャネラーのメッセージを目にした。

 「こうした甚大な転換の最中は、幾夜も眠れずに起きっぱなしの夜を経験する可能性もあります。これはアセンションの非常に典型的なパターンです。高次レベルにおいて非常に多くのことが起こっているため、私達が自分の身体の中にいながらこの地球上に留まっている必要があるからです。一度に何時間も眠れずに横になっていることはフラストレーションとなるかもしれませんが、翌日も必要なエネルギーがちゃんとあるから不思議です。また、あなたの統合プロセスがどの過程にあるかによっては、逆にたくさん眠るという経験もあり得ます。統合している時は眠りが起こり、統合が終了すると不眠が起こります。多くの人々にとって背中の痛みは典型的な症状です。なぜなら私たちの背中は、内部におけるエネルギーの動きや転換の主要な場所だからです。・・・・」

  過去からのことも、全て納得でした〜。

 ベッドサイドの時計に目をやると、「4:44」。 (お〜!) ・・・ちなみに、「444」のエンジェルナンバーは、「今この時、たくさんの天使たちが、あなたを取り囲み、愛とサポートを送っています。あなたと天界は、とても強く明確な繋がりを持っています。また、あなた自身も地球の天使です。何も怖れることはありません。全てがうまく行っています。」 ・・・ ありがとうございま〜す♪

 そろそろ起きようかな。ゆっくり準備して、ジュエリーエッセンスを、たっぷりと念入りに塗り塗り。出発前に出会って持って来ていたけど、これも大いに役立ってくれていた。一本しかなかったので、みんなにも小瓶に分けて渡した。(スウェットロッジに向かう前から) それで、あんな高いところに登っていても、筋肉痛がないとか、肌の調子が良くなったとの声が♪ 必要なものは、ちゃんと与えられるということですね。では、しっかりと重ねて塗っておきましょう。(^^)

 6時にホテルを出発。登り口の駐車場に着いた頃から、少しずつ空が明け始めた。さあ、私たちも、あの山を目指してスタート! (昨日イルちゃんから聞いて、ネイティブと同じように部分的に三つ編みを作っていた。^^)


 駐車場から林の中を少し歩いたところに、カセドラルロックがド〜ン。そうなのよね、前回はここに来るまでに、かなり歩いていたのよね。(ははは) でも、それがボイントンと同じように、ちょうど反対側の表と裏から登ることになって、統合されるという意味に。 そう、実はとっても有難いことなのでした。(^^)


 今回はかなりのショートカットに。 普通に登れば、ここからは40分ぐらいで到着するそうだ。 それでも時間を掛けて、ゆっくり登るようにしよう。 ここでも、私が少し先を歩いて、登る道や休む場所を探した。 そして、途中で何度も立ち止まり、ゆっくり周りの景色を眺めながら登っていた。


 7時を周った頃に、日が昇り始めた。ちょうど絶好の場所があった。優しい雲が、太陽の周りに出ている。飛行機雲も一緒に。その雲の下から姿を現した太陽は、とても柔らかい光を放っていた。力強さよりも、優しく包むような・・・。 まるで、観音さまのように・・・。
 

 そして、その光が、カセドラルロックと私たちを照らしてくれた。この聖地で、こんな美しい日の出を目にすることが出来て、幸せだった。 心が満たされる〜。(何よりの心の滋養です。^^) 向かいの空には、白い月が浮かんでいた。


 再び出発。ベルロックで慣らされたので、みんなもスイスイと登ってくる。(逞しくなっちゃって。笑) そのあとは、一気に合掌した手のところまで来た。 3月のときは、お釈迦様の顔に見えていたけど、登り口が別なので、また違って見える。
 さて、この親指の下のところに、奥の院があると言っていたよね。とりあえず、登れるところまで行って、ぐるっと周ってみた。 ここも絶景ビューが広がっている。 気持ち良〜い♪


 もしかして、あれのこと? 崖を少し降りたところに、こんもりと一つだけ盛り上がった大きな岩がある。 みんなも 「そうかも〜!」 そして 「Miyukiさん、行きましょう〜!」 
 グランドキャニオンから体験しているメンバーは、ここでは迷うことなく進んで行こうとした。(まあまあ。^^) 

 じゃあ、行って来るね! 見守り隊にカメラを預けて、いざ出陣! オ〜! (^^) 勇んで行ったものの、目の前にすると思ったよりも高さがある。 これはこれは・・・。 でも、ここまで来たから、まずはチャレンジだ。 とても靴では登れそうになかった。 ここでは、昨日のケーブでの体験が活かされる。 裸足になって、バッグも下ろした。 帽子も脱いだ。 とにかく出来るだけ、身軽にしないと。 ・・・これも、人生と似ていますね〜。今よりも高いところに進もうとするときは、要らないものは捨てて行く。(^^)

 足を引っ掛けてと、どこか掴まるところを ・・・でも、この先はどうしよう。 あそこに足を掛けたいけど、あ〜足が上がらない。腕力も脚力もないから、こういう時は身体の長さと重さが邪魔になる〜。(笑)
 そこで、先にくにちゃんが行くことに。 慎重に、慎重に足を掛けて、あともう少し・・・ 光を送りながら見守った。 お〜行った〜! 続いて、Yokoちゃんも。 わ〜すごい! ベルロックの再現で、小柄で身軽な二人が先頭を切って到達。 それを見て、ともちゃんも。 


 私とYukiちゃんは身長があるので、ここはさすがに無理かなと思った。 う〜ん、でもやっぱり行ってみたい。 最後にもう一回だけチャレンジしてみよう。 途中の難所さえ越えれば・・・。
 そこに、見守り隊だったセイヤくんが降りて来た。彼が足で支えて、いざという時は受け止めてもらうことに。(笑)

 それだけで心強いものがあった。 よっしゃ〜! ファイト〜! 一発〜!(またかい! ^^) やった、上がれた。 後は、そこから一気に行きたいけど、手で掴んだところがボロボロと崩れてくる。脆くなっているところがあるみたい。 小さな石ころが、上からコロコロ。 おっとっと! 焦らない、焦らない。 落ち着いて、慎重に探しながら・・・よし! 
 あと最後のひと踏ん張りだ。 さすがに、ここはベルロックの時みたいに、引っ張り上げてもらうのは無理。 自分で這い上がるしかない。下を見ると怖くなるから、上だけを見る。「上がる、上がる」 と、心の中で繰り返しながら ・・・やった〜!(ふ〜っ)  到達で〜す !! 
 みんなでバンザ〜イ&ヴィクトリーのポーズ ♪ ・・・ このヴィクトリーは、勇気と信頼を持って、自分の中の恐怖との戦いに勝利したことへ。


 Yokoちゃんには、最初から驚かされていた。純粋であるために、とても繊細なところがあるYokoちゃんは、学生の時の心理カウンセラーの先生の紹介で、私のところに来るようになった。
 それから、REIKI も受けたりして、少しずつ安定を取り戻し、変化して行った。対人関係が苦手だったようだけど、STSのセミナーにも顔を出すようになり、「自然界と繋がるワークショップ」にも参加していたのだ。(このワークショップでは、自然界だけでなく、観音さまを始め、お大師さまや弁財天さまたちなどとの、ご縁を強く繋ぐことも目的としていた。)

 そのすぐ後で、久々にセッションを受けにきた。彼女が呼ばれていることは、あの時に感じていたけれど、この日にネイティブインディアンの絵が入ったTシャツを着ていたことで、私は心の中で頷いていた。でも、彼女は無意識に選んでいたので、この時にはまだ気付いてはいないようだった。自分で選んで決めることが大事だと思っている私は、そのヒントだけ教えた。
 セッションのあと、宇美八幡宮に行くと言っていた。その神社は昔、ある人に頼まれて、神社の気を清めるお手伝いをしたことがあり、私にも縁がある場所。 神功皇后が応神天皇をお生みになった地として、古事記にも書かれている。 これから「新しい生命を生み出す。」という意味ではピッタリだと思った。 それで、あとは自分で感じたことを信頼するようにと。

 その結果として、最終的に自分で行くことを決断出来た。(パチパチ) 海外旅行や団体旅行は、ほとんど初めてだったようだし、運動は苦手だったらしく、山登りも。小柄で華奢で、レディース達では一番年下だったこともあり、私も一番気にかけていた。
 だから、グランドキャニオンで、私のすぐ後を一番に付いてきたのを見て、とても驚いたのでした。そしてベルロックでも、カセドラルロックの奥の院でも。
 彼女の中に、こんなに強いものがあったのだと。それを目覚めさせるのが目的の一つではあったけど、私の予想以上に大きかったので。(^^) その一つには、彼女の過去生にも関係していた。今回の旅で、どこまで自分で気付いたかはわからないけれど、実際に体験して感じたことがたくさんあったようです。 ゲートが開かれ、そのスイッチがしっかり入ったので、体験を重ねて行くに連れて、自分のものとして統合させることが出来るでしょうね。 私にとっても楽しみです☆

 目の前に広がる 雄大な景色を眺めながら、しばらく達成感を味わった。その間に、Yuki ちゃんも頑張っていた。 そうして、自分で気付いたという。今回は、ここまでで良いみたいって。そうなっているように感じたそうだ。 うん、そうだね。 きっと、そのために次の機会が用意されているってこと。 アースダンスの時も、次のスウェットロッジでは、何の歌にするか一緒に考えていたし。また呼ばれるってことだから、その時を楽しみにしていましょう♪ 

 見守り隊も、ハラハラしながら見守っていてくれたようです。(見ているほうが怖かったみたい。^^) 自分が出来るところまで、今までのところから、一歩でも二歩でも前進していれば、それで良いのです。
 ともちんは、数年前にスピリチュアル系のツアーに参加して、セドナに来たことがあった。でも今回訪れたところは、ほとんどが初めてだったようだし、予想外のことばかりで驚いちゃったみたいだけど。(笑) 良くここまで頑張った。去年のペルーの旅から、またさらに大きく前進したのよね。(パチパチ)
 

 セドナ全体がパワーの強いところではあるから、ゆっくり眺めているだけでも癒されたり、大地のエネルギーを感じることは出来ると思う。 でも、モニュメントバレーでも経験しているように、景色として離れて眺めているのと、目の前まで来て、実際に五感を使って感じるのとでは、何倍も何十倍も・・・比較にはならないものがある。 この旅 ー 聖なる旅は、それぞれが今いるところからのアセンションと、新しい力を生み出す(= 内在している力に目覚める)、今あるところから最大限に自分自身の可能性を開くための旅でもある。(そう設定しています。^^) だから、一人ひとりには、そのための機会が与えられる。 周りに合わせるためではなく、今の自分からの進化のために。

 しばらくして、4人で現実に戻り、この後どうやって降りようかということに。サ〜ッ。(ちびまるこちゃん状態です。^^) う、う〜ん確かに。 どう見ても降りる方が・・・下を見ると、また崖っぷちだし。(笑)
 ここで考え込んでる場合じゃない。(頭で考えたら、とてもとても。) 登ったんだから、降りれるはず。 うん、ちゃんと降りれる! そこで、みんなで大地の精霊たちに光を送って祈り、自分で宣言してGO−!

 最初に向きを変えて降りないとね。 下は崖になっているけど、登った時と同じように、そこから足を掛けて周らないと、降りれそうにない。
 だから、ここは何も見ない、考えないで、「大丈夫行ける、行ける!」 何度も言い聞かせながら、一気に行く! 両手、両足を使い、この岩と一体になって。
 ジャケットも邪魔になったから、そこで脱いで投げる。 え〜い!(^^) 

 よし、やった!  ここまで来たら、後はもう大丈夫だ。 ぶら下がりながらも、カメラを見る余裕あり。(イエイ!) この後は、もう滑り降りるしかない。セイヤくん達も、下でスタンバイしてくれているし。 ここまで来たら、落ちても頭さえ打たなければ、なんて考えながら。(笑) 
 

 やった〜着地! 大丈夫だよ〜、みんな行けるよ〜。そして、3人が続いて降りてきた。光を送りながら、見守って応援。 最後に Yokoちゃんも。岩にぶら下がって、腕をプルプルさせている。そこで、くにちゃんが足が載せれるように手を差し出した。 全員、無事帰還なり !! イエ〜イ!


 こうして写真を見ながら振り返ってみると、良くやったよねって感じ。(ははは) でも、旅をしていると、あの場にいると、眠っていたものが起きてくるような感じで、もう止められなくなるのです。 目の前に差し出されると、もう受け取るしかなかった。 もう行くしかなかったって感じ。 誰も、何も強制していないのに。 それぞれに内側からの求めに従っただけ。

 そして、それがやり遂げられたのは、内在する力だけではなく、大いなる源のサポートと、見守ってくれていた周りの人たちがいたから。 お互いに助け合って、一つになっていたから。 決して、自分一人だけで出来たものではなかったのです。

 わずか数mのロッククライミングだったけど、初めての私たちにとっては、充分なチャレンジ体験だった。 セイヤくんが何気なく 「大和魂ですね。」と言った。そうか〜、うんそれもあるかもね。 良くわかってるじゃないの♪ バシッ!(笑)

 ただいま〜! ピッタリの場所を見つけ、みんな揃ってゆっくり瞑想タイム。 五十鈴を振って光を降ろし、土笛を吹いて、感謝の祈りを捧げた。 そして、それぞれの内なる世界へ。(浸っている私たち。^^)


 ここで、クロージングセレモニーを。私から、みんなへのプレゼントを渡した。これは、グランドキャニオンで見つけたもの。天然石のキーホルダーで、一つずつ色も形も違う。その色も鮮やかできれいだったので、すぐに決まった。 それぞれに必要な光とエネルギーのストーンが行くように、ハイアーセルフにお願いしながら渡して行った。(Akemiちゃんには、先に帰る時に渡していた。もちろんレイさんにも。^^) そうして全員に渡し終えてから、今のみんなに、これからのみんなにピッタリのものだとわかった。


 最後に残ったのが私の石。それはグリーン系にゴールドが入って、光に当てると虹色になった。
 セイヤくんには、一番鮮やかなピンク色になった。形は、リップみたいだったし。自分で選んだら、絶対選ばなかったはず。(笑) 
 この旅で愛のエネルギーが注がれ、彼のハートが開かれたこと、そしてその愛のエネルギーは、この先セイヤくんからも外に向けて流れ出していくことを。
 
 奥の院も、さようなら。またね〜♪ もしかすると、ここはイルちゃんが言っていた場所とは違っていたかもしれない。(頂上も広いから) でも、あそこが私たちの奥の院ー RAINBOW ファミリーの奥の院であり、アセンションポイントであったことは間違いないことでした。(^^)

 お滑り・・・ズルズルシスターズも、ここでまた出番です。(^^) さすが下りは早い。その途中で、セイヤくんがヘビの抜け殻を見つけた! お〜っ、これはこれは! またきれいな金色。ヘビの抜け殻は、私のこれまでの旅(ペルー)でも、象徴として差し出されていた。だから、すぐにその意味がわかった。 これまでの古い殻から抜け出して、脱皮した。 次の段階へとアセンションしたという印として。 やったね! おめでとう〜♪ 


 服部ママは、この数年間引きこもり気味になって、その殻の中でもがいていた彼を見て、この旅に一緒に参加させたいと思った。迷っていたのでリーディングを受けると、今が変化のためのチャンスだと出ていた。 何もわからぬままに参加した彼は、着いた時から「もう帰りたい」を連発していたという。(笑) だから、いつもちょっと離れたところにいた。
 少しずつ入って来たのは、二日目のグランドキャニオンの辺りから。それまでそっとしておいたけど、写真を撮るときに声を掛けるようにした。それから、少しずつ言葉を交わすようになった。

 キャメロンでのお買い物の時には、みんなが集めていたココペリについて、私に尋ねてきた。それに答えると、素直に頷いていた。(あとで、ココペリマークの服をゲットして着ていた。^^) ベルロックのハイキングの時には、息を切らしてきつそう〜に登っていた。きっと、「朝っぱらから、何でこんなことを〜!」と思っているんだろうなと感じていたけど(顔にそう書いていた。^^)、そういう時は見てみない振り。(笑) 
 ここで、自分の身体のことや、これまでの生活習慣の結果だと、少しは気付いたはず。 でも、決して体育会系ではない、見た目にもか弱い(^^)レディース達が頑張って登っているのを見て、お母さんやともちんに、手を貸すようになった。 ・・・ それが、自分の中のパワーを目覚めさせることになる。

 初めて受けたセッションのとき。これまでも、お母さんのヒーリングを拒否していたぐらいだから、相当イヤがっていたらしい。私が部屋に入った時は、寝たふりをしていたそうだ。知らなかった私は、「さあ起きて、始めるよ〜」と、さっさと起こしてセッションをスタート。(^^) 何もしなくていいから、そのまま眠ってて良いよというと、「この姿勢じゃ眠れない。」 そう言いながら、始まるとすぐに爆睡していた。(笑) ・・・ このセッションの間、くにちゃんの夢の中に笑顔のセイヤくんが出てきたそうです。(^^)

 そして、その翌朝には、身体の中から大量の老廃物が。(パチパチ) それで、自分の身体の状態もわかってきたようだ。ケーブのセレモニーの時には、「ここでは、タバコは吸わないほうが良いですよね?」と聞いてきた。「あったり前でしょ。タバコが吸いたくなったら、代わりに水を飲むのよ! 家には、すご〜く良い水(HW)が付いているんだから。」と叱咤激励。 もうこの頃には、ファミリー(息子)同然のように接していたので、名前も愛情を込めて呼び捨て状態に。(笑)  
 また、アースダンスで浄化に使っていたセージに興味を持って、尋ねてきたことも。 答えたら、いつも素直に聞いてくれていた。 そう、彼の魂はとっても純粋だった。ただ、それがこの世の中で、周囲の環境の中では、うまく調和出来ていなかった。今までは、その方法がわからなかっただけ。

 この日のカセドラルロックの時には、最初から違っていた。私たちが必死でトライしているのを見て(見兼ねて!?)、自分からやってきた。 そして、「僕の足の上に乗ってください。」と、一緒にサポートしてくれた。 それで、私も上まで登れたし、みんなも降りて来られた。 
 自分にも出来ることがある、人の役に立てるのだという、その喜びを知り、彼のハートが開いたのです。
 彼の手元にきたストーンはその象徴であり、自分で見つけたヘビの皮は、彼が生まれ変わった印として、宇宙からプレゼントされたものなのですね。 この旅での経験を、いつでも思い出すことが出来るように。 だから、私も自分のことのように、すごくうれしかったのでした。(^^)
 今はまだ理解していなくても良いのです。 何年か経って、年を重ねて振り返ったときに、この旅に連れて来てくれた母親(服部ママ)に、そこまで導いてくれた全ての存在に、心から感謝するときが、きっと来るでしょうから☆  
 
 服部ママのストーンは、観音さまの慈愛のような紫色だった。彼をここまで一緒に連れてくるのは、簡単なことではなかったと思う。自分一人の準備もいろいろあるのに、二人分になる。(良くわかります。^^) 注ぐエネルギーも2倍。(それも良くわかります。^^) でも、そうして信頼して注いだものは、それ以上に無限のエネルギーを持ったものとして返って来る。
 カセドラルロックを登っている途中で、服部ママの携帯に家族から電話が入っていた。(!) それで、登りながら話していたのだ。 この時間、この場所で、携帯に繋がっていること自体・・・!? 内容は仕事関係のことだったそうだけど、日本に残っている家族にも、このエネルギーが届いていて、エネルギーを共有しているということ。それは、私もいつも経験しているし、これまでの旅で参加している人たちの間にも起こっている。 ここで体験していること、受け取っているものは、自分の為だけにはなっていないのですね。(^^)
 
  > その後として・・・ 帰国して落ち着いてから、セイヤくんはRAINBOW AGE REIKI のアチューンメントを受けた。この旅で生まれ変わり、第一ゲートが大きく開かれたのですが、そこはまだ19歳。このまま真っ直ぐに向かってほしいけれど、周りの環境に影響されやすい年頃でもあるので、私もその後どうしているか気になっていた。
 だから、彼がアチューンメントを受け入れたことで、私自身もほっとするところがあった。アチューンメント の意味とかは、何もわかっていなくて良い。 ただ、これで彼の光の回路を開き、光と繋げることが出来たということが、うれしかった。(私が柾至の小さい頃に、初めてアチューンメントをした時と同じ気持ち。) ここで、次の役目を果たしたような感じで。 これからは繋いだ光の存在たちと一緒に、アチューンした光を通して、安心して見守ることが出来るから。(^^)
 (・・・セッションの時に、彼から出て行ったのは身体の老廃物だけではなく、それまで彼の中で支配しようとしていたものたちも、一緒に追い出されて出てて行っていました。純粋な光は闇よりも強し。^^)
 それから、セイヤくんは自分で動き始めたそうです。翌月には一人暮らしを始め、辞めた従業員の代わりに彼が働くことになったり、来年からは単位制の高校に行くことを決めたり。 受験を控えた妹さんに、「自分のようにはなるな。」と一生懸命伝えていたこともあったとか。 それも帰国して、まだ2ヶ月も経たないことでした♪

 
 到着する前に、最後にもう一度みんなでストーンの石を太陽の光にかざしてみた。すると、さっきとはまた違う色に見えた。それも象徴的ね。 手にした時から、自分のエネルギーが入って来て、自分のものになる。 その色は、この先もまた変化することがあるでしょうね。(^^)

 駐車場に着いたところで、ふと時計を見たら、「10:10」だった。わ〜!! ブラボ〜!  そう、今日は10月10日の天の日。 天の御心から、最後にまた祝福のサインだった。 あの日のソーラーレインボーに続いて・・・。 そして、それぞれの思いが、その天の御心に通じているという証として。 (このレポートも、10ページ目になっているし。^^)
 毎年この天の日には何かあるけど、今年はまたスペシャルな時間を過ごせた。この観音さまの奥の院で。 この先も、私たちが観音さまと同じ慈愛の心で歩めるように。 本当にありがとうございます☆


 私たちが降りる頃になって、他の人たちが続々と入って来た。そう、それまでは完全に私たちだけだったのです。 秋とはいえ、日中のアリゾナの日差しは強い。だからこの旅では、いつも朝早くから動き、一番暑い時間帯は移動や、ゆっくり過ごす時間にしていた。 この作戦も、一石二鳥でピンポ〜ン! 自然界のリズムに合わせて動くこと。 それが同調する一つでもあるのです〜♪