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聖なる旅 



RAINBOW TOUR  2007

セドナ  編




2007.10.21〜11.4
                                                                               

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10月26日   
 目が覚めたら、3時30分頃だった。またこの時間・・・。しばらくまどろんで、夜が明け始めたところで出発。今日は、地平線に昇っている。朝日に照らされるメサ。この美しさも、残念ながら写真には残せないけれど、私たちの心の記憶として焼き付けておきましょう。

 メサを出たところで、車を止めた。そこから振り返って、ホピ村を眺めた。くにちゃんがボロボロと泣いていた。その思いが伝わってきて抱きしめた。
 みんなで村に向かって、感謝と共に手を合わせて祈った。この平和が、いつまでも保たれますように。この平和が、世界にも齎されますように・・・☆

 (写真左)遠くに見えるのが、ホピ村のメサ。(写真右)そのメサへと続いていた道に立つ、服部ママ。 私たちは、ここから次の道へと進む。


 セドナに入る前に、まだ立ち寄るところがあった。そう、あの場所だ! 今日は雲ひとつない青空に、暖かい陽射しが降り注いでいる。あの時とは、空が全く違う。そのため、すぐにはわからなかった人たちも。(ふふふ) 
 あの時のあの空・・・豊かな大地に、雨と風、沈む夕日に雷、そして金色に輝く空に現れた大きな大きな虹。あらゆる大自然が一つになっていた。そのエネルギーは、私たち一人ひとりの細胞の奥の奥に記憶されている。素晴らしい大自然からの贈り物として。(セドナ編 Page9−2

 みんなで写真を撮っていたら、公園内のスタッフがやってきて、ガイドしてくれることになった。10年東京に住んでいたというTedさん。日本語も上手だけど、驚くのはそれだけではない。お髭を生やしているけれど、良くみるとまだ若い青年という感じ。お肌はツヤツヤで、キラキラと澄んだ目に、穏やかで優しい話し方・・・何とそのTedさんは、若き日のキリストちゃんにそっくりだったのです!  >知っているのかと言われると困るけど(^^;、そう感じるのだから仕方ありません。(笑) 

 おまけに、似ているのは風貌だけではなく、とても感じが良いので、引き寄せられるようにみんなで取り囲んで話を聞いていた。まるで、目の前にキリストちゃんがいるかのようだったので、思わずじ〜っと見つめてしまったりして。(^^;・・・遺跡よりも、Tedさんを写している私たち。どうせなら、もっとアップで写真撮っておけば良かった。(へへへ)


 集会場になっていた円形の場所で、しばらく座って瞑想。(前回イルちゃんと、ステップ踏んで踊った場所。^^) また当時の光景が浮かんでいた。


 Blow Hole へ。地球の呼吸、大地からの息吹を直接感じることが出来る。今日の風は・・・柔らかい。前回の勢いのある風とは違っている。今日の空のように、とても穏やかで優しい。これが、マザーアースの温かい愛なのだと感じた。


 その愛を、クンダリーニを上昇させるように、第一のチャクラからクラウンチャクラまでゆっくり通し、内なる光と融合させて天に返す。母なる地球への感謝と共に。
 

 遺跡の上に光が降りている。その奥にある部屋で、第三の目と手の平をつけて瞑想。遠隔の方法を使って光を送りながら、当時のアカシックと繋がってエネルギー交換。最後にもう一度、この大地と空に、感謝の光を送って出た。


 サンセットクレーターへ。今回は、その奥までトレイルを歩くことに。火山の写真やイメージした絵をみて、ハワイの女神ペレのことを思い出した。(ハワイ編 Page4


 溶岩の上に座って、火山の熱いエネルギーを感じていた。火山は、私にとっては子宮のイメージがある。噴火するときは、まさに新しい生命を生み出す瞬間だと。そのエネルギーは、絶大なるもの。・・・それで昔から、火山に惹かれていたのかも。ドクドク、ドカ〜ン!


 ねじれて倒れた木があった。そうかと思えば、ねじれたまま真っ直ぐに立っている松の木も。(!) 松ヤニが金色に光っていた。溶岩の周りも、光が当たると金色にみえる。ペレの金色の髪の毛が集まっているみたいに。


 サンフランシスコ ピークスも、良く見えていた。ホピ族にとっての聖なる山。
 ・・・夏になると真東から太陽が昇るが、サンフランシスコ・ピークスの東側に開いている口と、真東の太陽とを結ぶ線上には、ピタッと二つの火山がある。真東に太陽が来る日(夏至)、このレイラインで結ばれた太陽の光に乗って、ホピが敬うカチーナ(精霊)がサンフランシスコ・ピークスに帰って行くと言われている。また冬は日没の太陽が真西からサンフランシスコピークスに差し込み、その光に乗ってカチーナはホピの村にやって来ると言われている。つまりサンフランシスコ・ピークスはカチーナの棲む神聖な山なのである。・・・(以上抜粋)

 グランドキャニオンを出るときに道を間違えたりして、何度もサンフランシスコ ピ−クスを目にすることになっていた。この後も、セドナに向かいながら、もう一度目にすることになる。これで、あらゆる角度から眺めることになっていたのでした。(パチパチ)

 聖なる山のゲートを通って、セドナへ。その手前のフラッグスタッフのSub Way でランチ。今度はベジタリアンサンドに、ベジのパテをプラスしてみた。おいしくて、ボリューム満点。これで、この後のスウェットロッジのエネルギーもバッチリかな。(^^) 
 ここで、ちょっとしたハプニング。お店を出て、しばらく走ってから、ウエストポーチがないことに気付いた。どうやら、テーブルのイスに忘れてきたみたい。(あちゃ〜)
 財布の中には免許証も入っていたけど、もう駄目かなあ〜と思いながら、混みかけた道をもう一度戻ってみた。すると、ちゃんとお店の人が預かってくれていた。(ほっ) 財布を開いて、光で現れた観音さまの写真が入れてあったことに気付いた。・・・ありがとうございます。
 昨夜のマスターコースの時に、闇のエネルギーについて話していた。今回の旅では、闇(ダークサイド)の影響を受けることがないように、光を強くさせることもテーマの一つになっていた。このハプニングは、その象徴になっていたようです。(イエイ!)

 オーククリークキャニオンの紅葉もきれい。鮮やかな黄色に染まっている。(写真上 右) 小川の水に足や手を浸して、お清め。(伊勢の五十鈴川みたいに。^^) しばらくインカクロスを浸けていたら、グリーン色が出てきた。コンドルとイーグルの統合ね。(ふふふ) エイトスターも、またキラキラに。


 レッドロックが現れた。さあ戻ってきたよ〜。初めての人たちには、Welcome! 今回のお宿は、ココペリが迎えてくれた。ホピ村に行くことになってから急遽変更したけれど、これで正解! お部屋も広々としているし、スタッフも良い感じ〜♪

 おっとっと、もうこんな時間に。素早く準備をして、アースダンスに出発。去年とは、また別の場所。住所をもらって地図で検索したけど、何もないところみたい・・・。まあ呼ばれているなら、何とか辿り着くでしょう。(^^)

 気分を合わせようと、アダムのCDを入れた。でも何度やっても、エラーが出て止まってしまっていた。町を過ぎて、カントリーロードに入った。去年で慣れているとはいえ、また凄い道になった。すると、途中で道がなくなって、石がゴロゴロしたところに・・・。(!?)
 う〜ん、どっちに行けば良いのかな〜。それらしい標識もサインもなければ、道らしい道もない。車が走れそうな方向に進んでいたけれど、一体どこにいるのやらわからない。アダムの携帯に電話しても、応答がない。イルちゃんにも掛けてみたけど、留守電になっていたので、とりあえずメッセージだけ残しておいた。  ・・・何と、そのメッセージは日本に帰国する頃に届いたそうです。(!)

 そうこうしている内に、太陽がどんどん沈み始めた。ヤバイ! このまま日が暮れたら、元の道へと戻ることさえ難しいかもしれない。さあ、どうする!? さすがに焦りそうになった。・・・ダメダメ、落ち着かなくっちゃ。まずは冷静になろう。
 このまま進んでも、見つかるという保障はない。それに、このガタガタボコボコのオフロードに、15人乗りの重いワゴン車だと、いつ動かなくなってもおかしくはない。実際に、その可能性は大きかった。今なら、まだ戻る道を探せるかもしれない。でも、私たちは呼ばれていたはず。それとも今回は違うの!? ・・・いえ、そんなことはない。
 太陽を見つめながら、必ず辿り着くはずだと信じることにした。後ろに引き返すよりも、諦めないで前に進むことを選んだ。そして、 もう一度アダムのCDを入れてみた。すると、ガタガタ道にも関わらず、今度はちゃんと流れた。(!) 

 正しい方向に行っているのか、全くわからない。ただ走るに任せて、前に進んでいるだけ。レイさんも真剣な顔をして運転していた。誰も口を開かなかった。アダムの唄と音だけが流れていた。私は光を降ろしながら、スピリット達に祈っていた。

 少ししてから、外から音が聴こえてきた。CDのボリュームを下げた。みんなの歌声のようだ。やった! もう近くまで来ているのだ。そのまま音がする方向へと走らせていると、道らしい道も出てきた。バンザ〜イ! 
 山に日が沈もうとしていた時だった。そこで、前から一台の車が来た。止まってもらって聞いてみると、この道の先にそれらしく集まっている場所があるという。やったね! 
 しばらくしたら、アースダンスの道しるべのようなサインも出てきた。そして、とうとう辿り着いたのです!! イエ〜イ!

・・・でも、ちょっと待って。あの歌声は!? すぐ目の前ぐらいに聴こえていた。でも実際は、あれからさらに何マイルも走っている。良く考えたら、この場所から聴こえるような距離ではない。(!?) 
 それで、モニュメントバレーでのことを思い出した。Ear Of The Windに向かっている時も、音楽が聴こえていた。でも、周りにそれらしいものはなかった。しばらくしてから、グループがやってきて、音を奏でてくれた。あれも、そうだったのだ。本来なら聴こえるはずのないものを、スピリット達が風と一緒に運んで、聞かせてくれていたのだ。・・・これが、内なる耳を開くということ。(!?) 
 内なる耳を開くと、内なる音が聞こえるようになる。内なる目が開かれた後は、内なる耳へ。そして、自分の内なる声と、示されていることを信じること。私たちは、その体験を今ここでしていた。そのため齎してくれた出来事だったのでした。・・・

 アダムも出てきて、テントの中へと案内してくれた。すでに儀式は始まっていた。長老たちが祈りを捧げている最中だったので、そのまま静かに入った。日本から来たということで、早速私たちも唄を歌うことに。(あらあら) まだ心の準備が出来ていなかったけれど、何とかみんなでいつもの唄を・・・。(^^)
 終わった後で、自分が癒したいところや気になるところに、ヒーリングの土を塗るように言われた。ペルーの温泉の泥パックを思い出す。(ふふふ) 敏感肌の私は、軽く塗り塗り。みんなネイティブ状態に。中でも一番張り切って塗った、くにちゃんはアマゾ〜ン!って感じでGOOD。v(^^)v

 スマッジで清めて、一人ずつメディスンホイールの中へと入った。フルムーンダンスのスタート! 火が焚かれ、歌や太鼓のリズムに合わせながら、思うがままに自由に踊る。
 満月が煌々と輝いている。その月に向かって、祈りながら踊った。火を囲んで、一緒に歌う。月の光のシャワーを浴びながら、心地良く酔っていた。(写真左 アダムのハートに、たまゆらの光) 


 一時間位は踊っていただろうか。その後でスウェットロッジの用意がされた。今回は、二つのロッジが用意されていた。一つは私たちのグループだけで、アダムのリードで行われることに。彼の友人も一人、サポートとして一緒に入ってくれた。
 一人ずつ祈りの言葉を唱えた。そして、感じていることをシェアリングした。Yokoちゃんは踊っているときに、また涙でボロボロになっていたそうだ。今回はネイティブの少年がいて、リードしてくれたみたい。私は、ここに辿り着くまでの出来事と気付きを話した。そう、あれは確かにスピリット達の導きだった。アダムの曲が最初に掛からなかったのも、そのことを知らせるため。本当に感謝でした☆
 
 ワンクール終わる度に、新しい風と水を注いで、浄化したエネルギーを出していた。アダムは、浄化している人たちに尋ねて確認していた。咳をして出している人もいたけれど、何も見えない真っ暗な中で、誰が浄化しているのか良くわかっている。(さすが!儀式をリードする人はこうでなくっちゃ。) 
 アダム達の歌に合わせて、私たちも一緒に唄った。私たちが歌いやすい歌を、ちゃんと選んでくれていた。(ベアの歌も楽しい♪) バッファローも登場して、グランドキャニオンを出たココペリのお店で、バッファローの人形を買った意味もわかった。(^^)

 みんなで手を握って、一緒にお祈りもした。アダムは、隣にいた私の手をギュっと握りながら、「スパークした目で、日本との縁を繋いで、アースダンスのサポートをしてくれたことに感謝している。」と言ってくれた。そして、「これからの地球、マザーアースは女性性のエネルギーが中心になる。ここに、みんなの繊細で優しいエネルギーを持って来てくれてありがとう。」と・・・。 去年、日本とのブリッジとペルーとのブリッジが掛かったことを、とても喜んでいると言っていた。(この儀式の数日後に、彼はまた日本に行きました。) 
 今回の儀式も、私たちの状態やペースに合わせてくれていたので、最後までみんな大丈夫だった。とても穏やかな儀式だった。多くのスピリット達に見守られながら、母なる地球の胎内で、私たちはまた生まれ変わった。
 (光の柱と、子宮の辺りに大きな光の玉も。)


 素晴らしい満月の夜だった。旅に出発する前に、満月の日は火のセレモニーをするのに最適だと聞いていた。火の要素の激しい光が、私たちを変容させ、新しい道の先を照らしていく。  (写真右 スピリット達の炎のダンス)