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聖なる旅 



セドナ 編



2006.3.18〜3.29
                                                                                                                                      

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 3月23日
 昨夜は、ぐっすりと良く眠れた。6時ぐらい前から、空が明るくなった。さっと着替えて、お部屋の外に出ると、朝日が昇ろうとしていた。ここから見れるなんて、期待していなかったのでうれしい♪ わ〜、眩しいくらいに輝いている。いつもありがとうございます。

 朝から快晴。気温も上がってきて、暖かくなってきたよ。春分の日を境に、何もかもがガラっと変わっている感じだ。(ワクワク) 久し振りに、ゆっくりとモーテル内の朝食を食べた。やっぱり、昨日、バレーツアーに参加しておいて良かったな。(最初から、そうなっていたんだろうけど。^^) 後は、このままセドナに一直線。

 昨日に引き続き、「ヤングガン」のCDを掛けていた。スローな曲もあって、じっくり聴き入っていた。(プラズマXを入れていると、CDの音響も良くなるのです。^^) Diaryを書きながら、時々青い空を見上げていた。すると、Xの形になった雲が現われた。それも一つや二つではない。次から次へとノンストップ状態。 最初にXの雲のサインを受け取ったのは、剣山でのこと。(剣山編) あの時は、剣山のシンボルとしての意味があった。でもここは・・・? この時には、まだその意味がわからないでいた。


 Cameron の町に入り、GSを補給することにした。支払いをしようと店内に入ると、ボブマーリの曲が流れていた。おっ、いい感じ〜♪
 GSステーションと一緒に、レストランやギフトショップなどのお店が並んでいたので、トイレ休憩も兼ねて覗いてみることにした。すると、その中のお店は奥が広くて、ネイティブグッズがいっぱい。それも、かなり種類が豊富なのだ。わ〜わ〜! どんな物があるかチェックするだけのつもりでいたけど、手に取ってみると、どれも素敵なのだ。しかも、他でみたものよりも安いみたい。お土産は最後でも良いと思っていたけど、これはお買い得のように感じた。(実際に、セドナの町よりも安かったようです。^^) 
 ドリームキャッチャーも、いろいろな種類があって素敵だけど、すでに持っていたので、今回はマンデラを買うことにした。マンデラは、8年前にカナダから帰ってくる前に買って持って来ていた。玄関にずっと飾っていたけれど、かなり色褪せてしまっていた。いろいろある中で、私好みのワインカラーのものを見つけた。真っ白なウサギさんのフサフサも付いている。
 マンデラは、ネイティブの人たちにとってはお守りの一つ。神々から守られ、家に飾ることによって、繁栄、健康、そして幸運がくると信じられている。先住民の人たちの手作りのものは、ちゃんと名前と写真が記された証明書まで付いている。 
 次に、天然のストーンで彫られた、ネイティブインディアンのチーフの置物に惹かれてしまった。ロッキーを旅している時も、一人お持ち帰りしたいと思っていたけど(笑)、買い損ねていたのだ。大きさも、お顔も様々だけど、その中でとってもハンサムで若いチーフを見つけてしまった。(もう一目惚れです。 。^^) ずっしりと重いけど、大きさも手頃だった。そのストーンは、ユタ周辺で採掘されるアラバスターという石。(エジプトでも採れるので、モスクなどでにも使われているとか。) 日本名では、雪花石膏というらしい。(また雪なのね。^^) その名のように、、白にピンク色の縞模様が入った半透明で、これも私好み。  わ〜い、良いもの見つけてうれしいなあ〜♪
 そして、カラフルなお面を付けた木の人形。これも、いろいろな種類がある。カチーナというらしい。これも良く見るわね。さて、誰か一人・・・と選んだのは、太陽のシンボルのカチーナくん。(Sun Dancer) 今にも踊りだしそうなポーズを取っていて、元気一杯って感じがした。じゃあ、一緒に帰りましょうね。(^^)
 柾至は、ヘンプのブレスレットや、お財布などを買った。 あとは、CDを一枚買いたかった。インディアンフルートが入っている曲で、何か良いのがないかな〜。ズラリと並んでいるけど、どれも良さそう。きっとどれを選んでも良いのだろうけど・・・。幾つか気になったのがあったけど、CDはどこで買っても同じだろうから、最後でも良いかなと思い、レジのところへ。
 お金を払って、包んでもらうのを待っていると、その中であるCDが浮かんで気になった。う〜ん、やっぱり気になる。だったら、やっぱり買っておこう! 手にした途端に、すごくほっとした感じがした。そのCDのジャケットの絵が、すごく気になったのだ。少し背中を丸めて、手に持った笛を吹いている。その身体が虹色だったのだ。 見れば見るほど、何か惹きつけられるものがあった。

 予定外に、すっかり時間を取ってしまっていた。でも、すごく良い買い物が出来たので、とっても満足。・・・結局セドナでは、ゆっくり買い物をする時間がなかったので、ここで買い物をしたのは大正解。また行く機会があれば、ここで買い物したい。超おすすめのお店です!(写真右上 この看板を目印にね。)

 ここからは、私が運転してみることに。この先の道は、真っ直ぐな一本道で走りやすかった。正面には雪山が見えて、その山に向かって走っている感じ。その山がどんどん近づいてくる。と同時に、その山の上のほうに大きな X の雲が! 

 早速、さっき買ったCDを掛けてみることにした。開けてみると、ディスクにはペトログラフが描かれている。一曲目から、鳥肌が立ちそうになった。インディアンフルートの切ないメロディが、私の奥に響いてくる。そして、その独特のリズム。細胞の一つ一つにまで刺激されるような感じ。初めて、堀田さんの「メサ」を聴いた時の感覚と同じだ。そのタイトルは、「Sun Circle 」だった。その後に続く、どの曲もたまらないくらいに良い。柾至と二人で、一緒にリズムを取りながら、運転していた。
 音楽と周りの景色がピッタリになってきた。とうとう、見えていた山の間を走ることになった。標識には、「Sacred Mt」とあった。聖なる山・・・確かにそう感じるような山なのだ。ところどころに雪が残っている。曲は、「Shaman’s Dream 」 「Spirits Of The Dance 」 と続く。五十鈴に似た鈴の音まで入っていて、もうウズウズして、どうして良いかわからないくらい。(笑) すごくエキサイトしてきた。 私の中の何かが起き上がってきたように・・・。


 聖なる山々に感謝の光を送り、さらに進んだ。(山の精霊さん、ありがとう〜♪) フラッグスタッフを過ぎ、セドナの標識が見えてきた。気が付いたら、森の中の川沿いを走っていた。あら、途中で道を間違えたかな。ビジターセンターで降りて確認。スタッフは、若いお兄さんでとっても親切だった。良かった、この道からも行けるみたい。いや、むしろこの道で良かったようだ。オーククリークキャニオンに入っていて、周りの景色もきれいだった。
 展望台のある公園へ入った。たくさんの人がいる。手作りアクセサリーやグッズの露店も並んでいた。緑のある森の景色は久し振りだ。思いっきり深呼吸。清々しい空気に包まれていた。


 川沿いに車を止めて、降りてみた。透き通った水がきれい。靴を脱いで、足を付けた。冷たいけど、気持ち良〜い。身に付けていたエイトスター類を外して、一緒に水に浸した。ここで水の洗礼と浄化。ずっと、こうしていたいくらい。 気分もスッキリして、準備完了なり。水の精霊さんも、ありがとう。


 橋を渡ったところで、赤い大きな岩山が見えた。もう、セドナの町に入っていたようだ。さすが観光地。お洒落なお店や建物が並んでいる。しばらく山の中にいたので、また新鮮。青い空と太陽が似合う町だ。
 まず最初に、ビジターセンターに入ることに。インフォメーションセンターは、町のあちこちにあるみたい。とりあえず地図をもらい、パークパスを買った。担当してくれたのは、お婆さんで親切に教えてくれた。この二日間は、セドナも雪の嵐だったらしく、今日着いてラッキーよと言ってくれた。(^^) ホテルは、すぐ近くでわかりやすいところにあった。
 事前に電話して、眺めの良いところをリクエストしていたけど、その時に空いている部屋しか駄目みたい。まっ、仕方ないか。カウンターで、また別の地図をゲットしたりして、一端部屋に入ったものの、その部屋には電話がなかった。それで変更してもらおうと戻ると、その間に部屋が空いたらしく、オープンデッキのある部屋に入れることに。わ〜い、ラッキー♪ 
 
 お部屋に入って、明日の予約の申し込みや、確認の電話をしたりした。そして、デッキのテーブルに座って、しばらく景色を眺めながら寛いだ。この後は、しばらく移動しないので、ゆっくり出来る。
 
 5時ごろになって、そろそろ出てみることに。車で10分ぐらいのところに、エアポートメサがある。ボルテックスの内の一つだ。車でぐんぐん上がっていたら、頂上の飛行場まで来てしまった。しばらく眺めてから戻った。メサは、その手前にあった。二つに分かれたので、柾至がダッシュで急な坂を駆け登り、頂上まで登って見てきてくれた。どうやらさっきの飛行場に登る道だったようだ。(へへへ)
 良く言われているように、木が根っこの部分から倒れていたり、ねじねじになっている。すごいね〜。これが全て、ボルテックスのエネルギーによるものだなんて。 実際に目の前でみると、ちょっと感動。(^^)
 



 
 空が次第に染まってきた。ここからは、360度の視界でセドナ全体が見渡せる。夕日のすぐ横に、また Xの雲が現われた。それも、幾つか重なってきた。周囲の山々も、染まっていく。あ〜素敵♪

 岩の上に座って、ゆっくり眺めていた。こうして美しい夕日を眺められるのは、私にとっては最高に幸せで、満たされる時間なのだ。今日も一日、ありがとうございました☆




 近くにある、ナチュラルフードストアに入ってみた。明るく広い店内には、オーガニックフードがズラリ。わ〜わ〜、うれしくてまたエキサイトしている私。ほ〜ほ〜、こんなものもあるんだ。夢中になって見ていたら、柾至が 「あ〜っ!」と言いながら、歩いて行った。そして、「お〜、マサシ〜!」の声が。 えっ、なになに!? 声の方向に行ってみると・・・柾至が誰かと話している。あ〜っ! その人は、去年のペルーのインカトレールで一緒だった、本堀さんだった。 私も会話こそしていないけれど、リマで顔は合わせていたし、写真を見ていたので憶えていた。 柾至は大喜び! まさか、こんなところで会えるなんてね。 驚くのは、それだけではなかった。本堀さんと一緒にいた人は、セドナでガイドをしているイルさんだった。私は、出発前にコンタクトを取って、明日会うことにしていたのだ。(!) しかも、さっきホテルに着いて、電話でお話したばかり。その電話の時に、本堀さん達は一緒にいたらしい。まあまあ♪ 仮に、同じお店にいても、広いから会えないことだってあるのに。もっとも、これも言うまでもなく、全て宇宙のプランなんだけど。(ふふふ) 

 柾至は、この後思いっきりハイテンションになった。しばらく興奮冷めやらずって感じ。よっぽど、うれしかったんだね。・・・後で聞いたら、柾至はこの旅の間も、インカトレールの旅を思い出し、みんなのことを考えていたそうなのだ。改めて、ペルーの旅は彼にとっても大きな意味のあるものだったのだとわかり、私もうれしくなった。(^^)

 買い物を済ませて、ホテルに戻ってリラックス。オーガニックのアイスクリームも、おいしいよ♪ テレビでは、ジョンウエインの映画をしていた。昨日、御挨拶したところで、早速の登場なのでした。(^^) 
 ベッドに入ってから、手からビリビリ来るのを感じた。わ〜、早速来ているのね。 明日も何かありそう〜。ワクワク興奮するよ〜♪