[聖なる旅]




聖なる旅


剣山編

                   
                         Page 1

2002.5.3〜5.6


5月 3日〜4日
 剣山に行く前に、背振自然の家のプログラムに参加した。剣山のコンサートがゴールデンウイークにあると聞いて、背振と重なってしまうなと思っていたら、ちゃんと両方に参加出来るようになっていた。(^^)
 3日の朝、集合場所でまたいつものメンバーに再会。総勢100人以上だった。今度は久しぶりにモーちゃん兄弟も来ていたので、柾至も喜んだ。おまけに同じ部屋だった。「雨かと思ったけど、大丈夫みたいね。」 どうやら、天気予報では雨になっていたらしい。全く気にしていなかった私。(^^: この時には、太陽も顔を出してくれていた。今回は、鬼ヶ鼻経由で背振山へ。予定では、8時間15kmのコース。曇りがちだったおかげで、涼しく登り易かった。途中からお腹ペコペコになってしまって、お昼が待ち遠しかった〜。お弁当は一気に平らげた。(^^)


一息ついて出発したところで、雨がポツポツ。小雨だった雨も、次第に雨足が強くなってきた。それぞれ、レインコートや雨具を用意している。降っても大したことはないと思っていたので、薄手のパーカーしか持ってきていない。そのうち上がるだろうと思っていたのだが、今回は甘かった。(^^)  降り始めて1時間もすると、服の中まで浸透して来た。今回のルートは結構ハードだったこともあり、おまけに雨になったので、この辺りでギブアップする人たちが出てきた。2時間が過ぎた頃には、靴の中まで入ってきた。この時には、完全にあきらめている。こうなったら濡れるだけ濡れよう。ここまで雨に打たれることは、二度とないかもしれない。(そりゃ、そうだ) そのうち、完全に全身が水浸しになり、被っていた帽子から顔に流れてきた。雨は、どんどん激しくなった。雷も鳴り始めた。自然の家からは車が出て、次々に拾ってくれていた。道はぬかるみで、身体は水浸しで重くなり、靴の中もチャポチャポなので、ますます足が重い。そのうち身体が冷えて寒くなってきた。車道に出ると、道の上を水がバシャバシャ流れている。まるで滝に打たれているみたい。禊をさせられている〜。今回は徹底的に、洗い流してくれているみたい。この後の剣山のためかな。よっぽどエネルギーが大きいみたい・・・。雨に打たれて3時間が過ぎようとした頃、身体が限界に来ているのを感じた。そこへ、お迎えの車が来たので、私たちも乗ることに。柾至は、まだ乗りたくないという。でも、雨具を付けていない彼も全身びしょ濡れで、身体は冷え切っているはず。さすがに、これ以上は放ってはおけない。半ば強制的に乗せた。車に乗った途端に、雨はさらに激しくなった。(助かった〜) 自然の家までは、あと30分ほどだったが、これ以上はとてもとても・・・。ここまでで充分! 良く頑張った。雷と雨がそう言ってくれた気がした。
 やっとの思いで到着し、靴をはずして逆さにするとジャ〜ッ。この分厚い防水の登山靴が・・・。バッグの中も何もかもが、見事にビショビショ。「もうしばらく雨はいいわね。」の声。同感〜(笑)。お風呂に入って、ようやく生き返った。このまま横になると、熟睡しそう。柾至たちは、その後もプレイルームで遊んでいる。子供たちはタフだなあ・・・。夜は、冒険クラブの親方のリードでレクリエーションがあった。身体がついていけるかしら・・・と思いながらも、一度ゲームが始まると夢中になって走り回る。(親方の遊ばせ方が、とにかくうまい!!) 1時間半も、あっという間だった。もうだめ〜、早く寝よう。柾至が咳をし始めて、喉が痛くて声が出にくいと言う。頭を触ると、熱が出ている。しかも、どんどん上がっている。横にならせた後で手を当ててヒーリングした。実は、先日の久住から帰った翌日、いつも通りに学校へ行き、夕方まで友達と遊んだ後から、喉が腫れて熱が出ていた。かなりの高熱で39度はあったはず。彼も冷やすのをいやがるので、そのままに、宇都宮さんが言っていたことを思い出して、アルファスリーとラブウォーターを混ぜたハーモニーウォーターを、たくさん飲ませた。翌日の昼頃には、ほとんど回復して元気そう。それでも、高い熱が出た後だったので、この日は静かにさせていた。次の日は普通通り学校に行き、その翌日がこの日だった。キャンプでは、思いっきり身体を使って遊んでいて疲れていたはずだし、何より久住山の登山で、かなりのエネルギーを受け取っているはず。彼も久々に大きな浄化をしていた。すぐに熱が出るのは、エネルギーが強くて細胞が元気な証拠。熱は一気に古い細胞を燃やしてくれる。それでも普通は、完全に回復するのに数日はかかるだろう。そこへ、続けてこの雨の登山。そのうえ、休む間もなく遊んでいたのだ。(うわぁ〜!?) 夜、眠ってからも、遠隔でエネルギーを送っていた。頑張れ!
 朝は、6時に起床してラジオ体操。この時、まだ熱は下がっていなかった。予定では、野外調理がある。キャンプ場まで少し登らないといけないし、準備やかたずけも大変なので、部屋で休ませるつもりだった。それでも本人は、やりたい!と言い張る。(結構、頑固だったりする) まだ、このあと剣山もあるので、ここで無理はして欲しくなかった。それでも、起きて支度して朝食も食べた。さすがに私もハラハラしたが、結局付いてきた。そして、他の子供たち以上に動き回って、みんなと一緒にカレーライスを作って食べ、最後は大きなお鍋を担当してゴシゴシ洗っていた。いつのまにか、熱は完全に下がっていた。彼もこの年から大変だなと思いながらも、そのために必要なものは揃えてくれていることに感謝した。決して、出来ないことはやらされないから。こうして、どんどん強くなって行くんだろうな。
 去年のように、また大きな掘り立ての竹の子をお土産に頂いて帰った。うちに着いて、すぐにお風呂の用意。何を先においても、ハーモニーウォーターのお風呂に入りたかった。そこで、回復させる。あ〜待ってました。この幸せなひととき〜♪ 極楽、極楽。v(^^)v そして、クリスタルセラで、たくさんエネルギーを吸収しておく。後は、とりあえず洗濯ものだけ出して、バタバタと準備して出発。博多駅から新幹線に乗り、小倉からフェリーで松山へ。這うように港まで歩く。(笑) 何とかそこまで頑張って、船に乗れば横になれる・・・。連休のため、船内は通路まで人で一杯。ふ〜っと一息。今回は確かに、ちょっとハードだった・・・。やっぱり今年のゴールデンウイークは、半端なエネルギーじゃないみたい。これも、余すことなく受け取れって感じかしら・・・☆