[聖なる旅]


聖なる旅


宇佐編 2003

2003.5.5

5月 5日
 Masayoさんから、宇佐神宮の本殿が、この時期だけ見学出来ると聞いて、再び行ってみることにした。大分と言えば、ぜひ寄りたいのが「木の花ガルテン」。(^^) どちらも行ってみたいと言っていたMihoちゃんを誘って、3人で出発。市内を出る頃から、柔らかい女神や天使系の雲が、たくさん出てきた。そして、極めつけはソーラーレインボー! すご〜い、やっぱり迎えに来てくれた。 車を停めて撮影タイム。だんだん虹の部分がはっきりとしてきた。次々と表れる空に、Mihoちゃんも写真撮りまくり状態。 甘木を過ぎた頃だった。(卑弥呼の里と呼ばれている) 窓から空を見上げると、太陽から繋がって表れたのは、衣をまとった女性の神様のような姿。私が見る角度に合わせたかのように、横向きになっている。思わず目が合って、「こんにちは〜♪」って感じだった。観音さまかな・・・。空の上から見守ってくれているみたい。
 
 木の花ガルテンに到着。連休だけあって、かなりの順番待ち。待っている間に物産展に寄って、お買い物。豆乳用の大豆や手作りの柏餅やお菓子もゲット。天領窯では、お皿も買った。完熟梅のアイスクリームにもトライ。食べ終わったところで、電話が鳴って呼ばれた。いいタイミング! 復活して食欲旺盛なので、モリモリパクパク。またまたたくさん食べちゃいました。v(^^)v

 出発の2日前には、大分の日田の豆田町が紹介されていた。天領時代の面影を残した町並みで、情緒のある雰囲気。私のタイプだわ〜♪ これはまた、最近のパターンになりつつある、寄って行きなさいというサインかな。今回は、宇佐神宮だけが目的だったので、時間もありそうだし、食後のお散歩にはちょうど良いかも。
 メイン通りには、御幸(みゆき)通りと付けられていた。(おや、まあ!) 風情のあるお店が建ち並んでいる。そこで、日田の名産の一つである下駄が目についた。かわい〜い! 赤・ピンク・紫色の模様の丹後ちりめんの鼻緒に、三日月のような形をした下駄が気に入った。桐の感触も気持ち良い。直で卸しているから、お値段もお得だった。ぐるっと一回りして、裏の道にも入ってみた。そこで、天然の木を加工した小物を売っているお店に入った。一通り見て、そろそろ出ようとしたところで、キーホルダーが目に止まった。オレンジなどの色が付いているけど、全て自然のままの色らしい。そこに、パープル色のものが目に入って、思わず手に取った。鳥を形どっている。フクロウかな・・・。じっと見ていると、目に吸い込まれそう。その目が、私に語りかけてくるようだ。生きている! 魂が入っているのを感じた。お店の人が、「それはパープルハートという名前の木で・・・」 パープルハート! まあ、何て素敵な名前♪ 「南米にある珍しい・・・」 えっ、南米! 「買います!」 (笑) その木は、伐採した時はグレーがかっているのに、数日経つと鮮やかなパープル色になるそうだ。パープルハートのものは、それ一つしかなかった。
 ちょうど前日のこと。それまで鍵を付けていたのは、アマゾンの空港で買った蝶々のキーホルダーだった。それもアマゾンの木を使ったもので、アヤワスカの儀式の時に表れた蝶々と同じものが描かれていた。しばらく前から、周りの木が欠けてきていたものの、気に入っていたので、まだ大事に持っていた。でもそこで鷽鳥さんに出会い、鍵に付けたかったので、キーホルダーを外したところだったのだ。やっぱりアマゾンが呼んでるよ〜。その鳥を見つめていると、私の中にぐんぐん入って来るようで、頭がクラクラしそうだった。鳥さんに会うために、ここに呼ばれたんだね。 早速、鷽鳥さんと一緒に付けてあげた。うそちゃんも、友達が出来て喜んでいる。 アマゾ〜ン! もうすぐ行くから待っててね〜♪

 宇佐に向かう途中で、白くて大きな天使の像が目に入った。それも大天使のイメージ。何でこんなところにというくらいに、周囲の風景とはマッチしていないところに立っていた。でもそれが逆に私たちの目について、メッセージとして届いた。「神様は待ってますよ。」 窓から手を振って、「ありがとう〜♪」

 宇佐神宮に到着。早速、日田で買った下駄を履いていた。足にあたる木の感触が気持ち良くて、心までウキウキする♪ 朱塗りの欄干の橋を渡って、境内に入る。この橋が、この世と神界との境になるようだ。(写真左) 「ほんと、空気が変わった!」 MihoちゃんとMasayoさんにも、はっきりとわかったみたい。v(^^)v
 この時すでに、午後4時30分を過ぎていた。本殿の見学は午後4時30分の受付で終了になっていた。・・・まあいいでしょう。中に入れなくても、参拝に来れただけでも充分。広い境内をゆっくりと歩いて、最初に下宮に向かった。すると、神橋と呉橋が現れた。去年を思い出した。やっぱり「千と千尋・・・」の世界だ。(^^) 下宮から参拝するつもりだったが、今日はそのまま本宮へ向かいなさい、ということだった。
 桃山風の西大門をくぐると、本殿への入り口が設けられていた。その受付のところに、まだ巫女さんたちが座っていたので聞いてみると、まだ入れるという。良かった〜。もう諦めていたのに。本宮へ真っ直ぐに行くように言われたのは、この意味だったのね。
 白い玉砂利が敷き詰められた本殿は、厳かに佇んでいて、まさに聖域だった。一般に公開されたのは、初めてだという。確か今日が、その最終日。最後の最後に入ることになった。昼間は、きっと多くの人が訪れていたに違いない。私たちはそのことに感謝し、静かに、そして心を込めて参拝させていただいた。国宝である本殿をゆっくりと見回していると、小さな鳥が飛んできた。その鳥は、檜皮茸の屋根に止まった。良くみると、その鳥は金色に光っている。「ねえ、あれって金色に見えない?」 「ほんと〜!」 確かに金色! その小さく金色に光っている鳥は、屋根の下に入ったり出たりして、しばらく私たちの目を楽しませてくれた。(写真下 右) 何という名前の鳥なのだろう。金色の鳥がいるなんて、初めて知った。現れたタイミングといい、私たちにとっては宇佐の神様の御使いとしか思えなかった。ありがとうございます〜☆
 本殿の横には、煌びやかな神輿が置かれていた。そう、それは去年東大寺の儀式で担がれた、あの神輿だ!(奈良・伊勢編) ここで再会出来て感激。(写真下 左) 心も魂もすっかり満たされた気分で本殿を出た後、一の御殿から参拝した。そして、また神様みくじを引いてみることにした。今回は、どの神様が出てきてくれるかな・・・。すると、何とまた大吉! 先週の善光寺、その三日後の太宰府に続いて、わずか一週間の間に続けて大吉が三回。去年初めて宇佐に訪れたときも、龍山寺、高千穂と続いて連続三回目の大吉が出ていたのだ。 感謝・感謝ですね。そのおみくじには、このような歌が書かれてあった。
 
 ” いそしみし しるしはみえて ゆたかにも 黄金なみよる 小山田のさと ” (やっぱり黄金!)
 する事なすこと幸いの種となって、心配事なく嬉しい運ですから、わき目ふらず 一心に自分の仕事大事とはげみなさい。

 は〜い、しっかり心しますね。中に入っていた神様は、比売神様。比売大神さまは、中央の二の御殿に祀られていて、三女神のことでもある。三女神と言えば、すぐに浮かぶのが宗像大社。ここは、まだ一度しか訪れていないものの、私が住んでいる地名でもある高宮が奥にあるところで、縁を感じている神社の一つだった。三女神は、地の神・海の神として、道を開く、神運を開く神として信仰を集めている開運の神であると記されていた。
 帰ってから気になって調べてみると、古事記ではアマテラス様とスサノオの命との間に生まれた子と言われているが、他の八幡宮では比売大神は、玉依媛命とする神社もあるとか。そう言えば、玉依媛ちゃんとも、これまでにいろいろ繋がりがあった。さらには、再び卑弥呼のことも出てきた。卑弥呼はこの地の近辺で亡くなられ、それを祀るために作られた神社こそが「宇佐神宮」であると・・・。アマテラス=卑弥呼と考えると、すでに伊勢神宮で祀られているようだが、純粋に祀られた社は、この宇佐八幡宮ではないかという説もあるようだ。去年は、まさにその卑弥呼に導かれて、この宇佐に来ることになった。(阿蘇・宇佐編) 再来週には、また阿蘇に行く予定になっている。さて、それもどのような旅になるのか、今から楽しみになってきた♪




エネルギーが強いです。(クリックして拡大)
神輿の鳥に似ている

 二人も、それぞれに必要なメッセージを受け取り、三人でお揃いのものも買った。Mihoちゃんがピンク、Masayoさんは水色、私が紫と、それぞれにピッタリの色が三色あったのだ。そして、八色の鈴も付いていた。宇佐には八徳神が祀られている。宇佐は、仏教と習合しているので、「八幡大菩薩」との称号も賜っているそうだ。朝、お迎えに現れたのは、その菩薩さまだったのかな。

 最後に菱形池の奥にある水分社に行ってみることにした。去年は、時間がなくて寄れなかった。菱形池は、八幡大神が最初に姿を現したといわれている霊池。その池を渡ったところに、小さな社があったので、そこが水分社だと思った。その石の橋を渡ろうとしたら、途中で足がすくんでしまった。下を見ていると、その池に吸い込まれそうになったのだ。「何かこわ〜い!」と言う私に、二人は下駄を履いているからかなと思ったそうだけど、その二人も渡ろうとしたら、同じ感覚に襲われていた。「なに、なにこれ〜。」 途中で引き返ることも出来ず、下を見ないようにして何とか最後まで渡り終えた。一体、この感覚は何だったのだろう。何とも言えない不思議な感覚・・・。おまけに、水分社と思っていたら、そこはただ小さな社があるだけだった。私たちは、この池を渡るために来たようだ。戻るために、もう一度渡って確認した。やっぱり同じ感覚。この池は何? この世とは思えない。別世界・・・別の次元・・? いや宇宙を表しているのかもしれない。そうだ、この橋は壮大な宇宙にかかる橋。私たちは、その上を歩いているようだった。池の底には果てしなく深い世界がある。そう感じた。 私たちは試されたのだろうか。 最後まで到達する勇気があるのかどうか・・・? (もちろん行っちゃいますよ〜) 今、思い出してもドキドキする〜。(写真左)

 水分社は、その奥にひっそりとあった。私は五十鈴を鳴らした。そして土笛を吹こうと思ったら、二人とも持って来ていた。(素晴らしい!) 三人で土笛を吹いた。真ん中にいたMasayoさんが、両方の耳から音が入ってくるので、頭の中で不思議な感覚がするという。私とMihoちゃんも交替しながら試した。「すご〜い!」 頭の中で音が響き渡り、それぞれの音が共鳴し、高いバイブレーションで揺れているのを感じた。しばらく吹き続けた。風で木の葉がそよいでいる。ここに棲む精霊たちや、宇佐の神様たちが喜んでくれているのを感じた。周りには誰の姿もなく私たち三人だけ。三人と言えば、おみくじの三女神。おまけにM揃いで、宗像三女神がそれぞれの傍らで、見守ってくれているようだった。(^^) 
 池のほとりに、不思議な木も見つけた。(写真右) 来てます、来てます。ツインソウルを表しているようでもあり、蛇が天に昇っているようにも見えていたが、こうして改めて見てみると人の姿にも見えてきた。(キリストさまにも・・・) 今回は去年以上に温かく迎えてくれたのを感じ、より宇佐の神様が身近に思えて、大好きになった♪ ありがとうございました。 また来ますから、これからもよろしくお願いしますね☆


渡ってみる?

何に見えますか?(クリックして拡大)

Mihoちゃんの感想メールより

この間はありがとうございました。 楽しかったし、エネルギーもいっぱい、もらったんですね!
その前に仕事でいろいろあることで食欲がなくなって出して、Miyukiさんのリフレを受けてから行ったことで、入ってきたのだと思います。 あれからMiyukiさんの「阿蘇・宇佐編」を読んだりしました。 前読んだときは流し読みというか、そういう読み方でしたが、今回読んで内容盛りだくさんですごと思いました。
丁度というか、あのあと職場で変化があって、今の私には「毎日をおもしろく楽しく、神様を念じ、心を正しくして過ごす。」というメッセージのところに引かれました。 自分でそうやって行くことで、自分の流れができてくるのだなあと思います。 これからも仕事場を通じて、変化があるのだと思いますが、(これは4月から始まっているようです。)魂レベルで出口へ向かっている気がしていますし、9月末がひとつの区切りという予感がありますので、安心して進みたいと思います。 あと、周りはまわりの流れで、それすらも船(私)を海へと運んでくれる流れに他ならないと思います。 それでもしぶきがかかってしんどい時は、船着場で休んだりしながら、とりあえず秋まで進もうと思います。(^^ゞ ・・・