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聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 アトランティスの封印を開く旅 〜



2009.9.1〜9.14
                                                                                

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 9月10日
 明け方の4時頃には、目が覚めていた。一人旅なので、かなりゆとりを持ったスケジュールにしていたつもりだったのに、朝早くから夜遅くまで、びっしりフル活動で濃厚な毎日。 このホテルもお庭が広いことで選んでいて、ゆっくり散歩しようと思っていたけれど、その時間もなさそう。(ほほほ)

   

 最後の地として、アレキサンドリアに行くことにしていた。カイロからは、バスも列車も出ている。一人で無難なのは、やはり列車。エアコンも効いているようだし、座席指定出来るクラスなら快適そう。それで、事前に日本から予約することを考えた。手数料などで高くはなるけど、確実なところで席を押さえておいたほうが安心だと思って。
 でも、そのエージェントさんはとても良心的で、この時期なら現地で直接チケットを買っても、席のほうは大丈夫ということだった。駅の下調べをしてみると、売り場はアラビア表記でわかりにくいので、チケットや乗り場も間違えやすいとあったので、ちょっとドキドキ。それでも、早めに行けば何とかなるでしょうと・・・。(^^)

 それが一転して、サミールが一緒に来ることになった。(!) イブラヒムがそのためのメッセージを受け取ったようで、私を一人にしないようにと・・・。 また急遽、前日に車とドライバーを手配してくれて、ホテルまで迎えに来てくれた。そこに、学校が休みになっていたリディアもいて、4人での出発。

 おかげで朝はゆっくり出来たし、車はラクチンで快適。ドライブ、ドライブ〜♪ それに一泊とはいえ、スーツケースなどの荷物を持って、一人で駅を行き来しながら、移動するのは大変だったと思う。現地では、タクシーと交渉して周るつもりでいたけれど、その心配も手間もなくなった。・・・ ありがとうございます☆

 前に立ち寄っていたサファリパークも出てきた。(アルパカちゃん、また別のところでね〜。^^) アレキサンドリアまでは、車なら2時間半〜3時間ぐらいで着く。今回入ることになったのは、エジプト最大級のカタコンベ。

 薄暗い中を、螺旋階段で地下まで降りて行く。中心が円筒形になっていて、下まで見下ろせる。礼拝堂などもあり、入り口には蛇(コブラ)やイーグルようなものから、左右にはメドゥーサの彫刻も。(わおっ!)  奥に入ると、壁にはアヌビスやホルス神のレリーフ。さらには、イシス女神にハトホルちゃんも。(わ〜い) どれもきれいに残っている。そのイシスファミリーが、光を送っているのを感じた。ここアレキサンドリアで、古代ギリシャと古代エジプトが融合するようにと・・・。
 サミールが、イシス&オシリスの妹であるネフティスの話をした。ネフティスは、優れたマジック(魔術)の女神だった。元々の魔術というのは、イシスやネフティスがそうであったように、全て良いことだけ(いわゆる白魔術)に使われていた。それが後に、使い方を間違えて黒魔術というものが出てくるようになった。

 > ちなみに「白魔術」は自然魔術であり、神や天使、精霊、聖なる妖精などの力を借りて行うもので、マーリンやガンダロフタイプであり、錬金術も白魔術から。 「エジプト魔術」その中でも「カー」と呼ばれる魂、霊、霊力が魔力と密接に関係している。「カー」のコントロールと鍛錬はエジプトの魔術師や神官にとっては、とても重要なことだったという。その時代で、最も偉大な力を持っていたのは、モーゼであったと言われている。(!)  私利私欲のために魔術を使い始めたものは、神々が力を貸さなくなり、邪悪なものに頼るようになり、それが「黒魔術」と呼ばれるものになっていった。・・・・

 前回の旅では、ネフティスが香油を使って、オシリスにイニシエーションをしているパピルスを手にしていた。背後からは、イシス女神が包み込んでいる。そう、それは愛の魔術だった。画像は、こちらのページに。 それ以来、ネフティス女神も見守ってくれているように感じていた。その後で、ネフティス女神は、イシスがオシリスを復活させる時に、一緒に力を貸していたことを知った。
 さらには・・・イシスが昼で動に対して、ネフティスは夜で静。イシスが「積極的なもの、生を与える」のに対し、ネフティスは「消極的なもの、死を与える存在」でもある。それもあって、オシリスを蘇らせる時には、イシスとネフティスは必ず二人で登場する。これは冥界へ入り、また出てくる「死」と「復活」を意味しているとも言われ、二人揃って「黄泉帰り(蘇り)」の働きになるということも。(!) ・・・・・

 このカタコンベは、本来は貴族階級の墓地だったそうだ。光を送りながら周った。奥に入ると、横穴式の共同墓に石棺、カラカラホール。死者と家族が会う場所であるバンケットホールも。思ったよりも内部は広いので、一人なら迷子になりそうかも。(^^; 写真禁止だったけど、サミールがこっそり撮ってくれた。(^^) ・・・・ いつもの精霊たちも、ちゃんと見守ってくれている。

   

 アレキサンドリアの街は、雰囲気が良くて好き。特に、海沿いは素敵♪ 途中で街中の通りに入ると、ドラゴンが登場。ゲートみたいになっているね。・・・ エジプトでは、かなり珍しいはずだけど。(うふふ)。

   

 ホテルに到着。前回と同じホテルを予約していた。場所も造りも、お気に入りなのだ〜♪ チェックインして、まずは女神たちの絵に御挨拶。あの旅では、イタリアで実物とご対面することになっていたのよね。テーマは、「調和と春の誕生」かな。(絵の解説は、こちらのページへ) マーメイドや天使たちも、楽しそうに乱舞中。(^^)
 
   

 リディアは、私と同じ部屋に泊まることになり、サミールとドライバーさんは、すぐ近くのホテルへ。 荷物を置いて、早速ホテルの前の海へ。なにやら、人が集まっているよ。地元の人たちが網を引いている。その様子を、みんなで長閑に眺めていた。(写真右 隣にいるのがサミール)
 潮の香り、心地よい風、海がキラキラ輝いている。 そう、この海は地中海。 エーゲ海からの風も運んでくれている。オリンポスの女神たちと一緒に ・・・☆

   

 しばらくまったりと過ごして、今日のラマダンも明けたところで、お待ちかねのお食事タイムに。日の出から日没の時間までが、断食時間。その間は、飲み物さえも摂らないという。特に、この暑い時期だと大変だろうと思うけれど、実際に一緒に過ごしてみると、その習慣に慣れているのか、エジプト人たちは楽しんでいるようにも思えた。 それをこの後、一緒に体験することに・・・♪

 アレキサンドリアと言えば、やはりシーフードでしょう。今回は、ドライバーさんが知っている穴場のお店へ。小さな通りの中に入ったところにあり、市場と一緒になっていた。外にあるダイニング席は、テーブルもぎっしりで広い。それが、ちょうどお食事タイムということで、瞬く間に一杯になってきた。 知る人ぞ知るという感じで、地元の人たちに大人気のお店だった。 

 壁や天井には、またまたマーメイドちゃんも乱舞。(うふふ) とにかく活気があって、ちょっと圧倒されそうなくらい。(^^) オーダーは、サミール達にお任せ。まず、好きな魚介を選んで、調理法をリクエストしている。待っている間、アエーシのパンにタヒニや、お気に入りの茄子の付け合わせなどが何種類が出てきた。
 しばらくしたら、次々に運ばれてきた。何だか凄いよ〜。目の前の市場で捌いて料理しているから、とにかく新鮮。グリルした大きなお魚もふっくら。海老もプリプリ。きっとお値段も、観光レストランと比べたら、かなりお手頃なのだと思う。

   

 みんなの食欲も素晴らしく、その勢いに乗って私もパクパク。(えへへ) その間、隣のテーブルにいた女の子が、何度も振り向いて、ちょっと恥ずかしそうに微笑んでいた。 食べ終わった頃に、横に座っていたリディアに声を掛けた。私と一緒に写真が撮りたいと言ったらしい。まあまあ♪ 良くみたら、ナダに良く似ている。そのことをリディアに言うと、同じことを思っていたらしい。 彼女の携帯で撮ってから、私のカメラでもう一度パチリ。すると、その妹ちゃんもやってきて、またまたパチリ。 みんな可愛いね〜♪
 
   

 その後は、通りをブラブラと散策。そこで、馬車に乗ることに。わ〜い♪ カッポカッポしながら、ゆっくり通っていたら、みんなが手を振ってくれていた。(^^) ・・・ 写真左 交代して御者になった、お茶目なサミール。(ふふふ)  ジュースバーに寄って、グアバのフレッシュジュースもゴクゴク。大きなグラスで、ボリュームもいっぱい。

   

 古代ギリシャを思わせる神殿のような建物も出てきたよ。やっぱり、オリンポスの神々も集ってますね〜。 スリーショットでパチリ♪

   

 ホテルに到着。「おやすみなさ〜い、では明日。」 ・・・と思ったら、2時間後ぐらいにとの話。(!?) この時、8時半頃だったので、耳を疑った。そう、ラマダンの聖なる夜は、まだ終わっていなかったのでした〜。(ほほほ)