[聖なる旅]

聖なる旅 


霧島 編

            
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2004.4.23〜4.25
                          

4月 23日
 さあ、今度の旅は天孫降臨の霧島だよ〜。今年の元旦を迎えた指宿・霧島に(初日の出編)、Mihoちゃん、ともちゃんの3人で、再び行くことになった。朝7時に博多駅を出発。熊本の八代駅で新幹線つばめへ。これが、噂のつばめちゃん。シートもゆったり、和風のデザインが落ち着いて素敵。桜の木のブラインドも、いい感じ。(^^) わずか30分で鹿児島に着いて、本当にあっという間。(もっと乗っていたかったくらい) 鹿児島中央駅も、開通したばかりで賑わっていた。乗り継ぎに時間があったので、駅前の朝市をブラブラ。アツアツのさつま揚げと焼餅をつまみながら散策。小雨が降っていた。
 指宿までは、黄色いボディの「なのはなDX」ちゃん。 海の景色を見ながら走り、約50分で到着。雨は上がり、空も明るくなってきた。目的は、砂むし温泉。バスで行こうと思っていたら、貸し自転車があることを発見。そのほうが時間を有効に使える。「楽チャリ」の名の通り、電動自転車だ。赤い色で可愛いし、楽しそう〜♪ 景色を見渡しながら、るんるん走る〜。車も少なくて、長閑なところだわ〜。

 10分程で到着。浴衣に着替えて海岸へ。浴衣のまま、砂の上に寝転んで、上から砂をかけてもらう。お〜、思ったよりもずっしりと重くて熱い。約30キロで、平均50度になるそうだ。砂むし温泉の効用は、普通の温泉の3−4倍あると言われ、血液循環を促進させ、老廃物の排出など様々な効能があるらしい。でも、私は身体的効果よりも、元旦に見た指宿の光る砂に惹かれて、ぜひ入ってみたいと思っていた。海のエネルギーを全身で感じたかった。指宿温泉の源泉は、80度の熱水が湧き出していて、地下の深い所にたまった古代の水である「化石海水」という説もある。
 バクバクと脈打っているのが、感じられた。一番熱く感じるのが、仙骨の周辺。汗がじわじわ出てくる。10分ぐらいで出たほうが良いらしく、無理すると却って良くないそうだ。確かに10分が限界かな。ふ〜っ。首まで入っているので、全身は効く〜。そのまま砂浜に出てみた。湯気が、ほのかに立っている。砂も海水も温かい。確かに、場所によっては熱い水が湧き出していた。さっと温泉で流して、一息ついたら出発。この頃には、太陽もキラキラと顔を出してくれた。帰りは、海岸線を走ってみた。潮風が気持ち良〜い。白鷺の姿も見えていた。
 市内に戻って、またまた楽チャリで市内を走った。紹介されていた自然食のお店も見つけて、ランチタイム。去年来た時に参拝した、照国神社のすぐ近くだった。(お久しぶりです。^^)名物の白熊アイスは食べ損ねたけれど、限られた時間で、お土産も買えて、ピッタ乗り継ぎに間に合った。ローカル線に乗って、のんびりと霧島へ向かう。(ガタゴト〜ン♪) 

  霧島神宮駅に到着。鳥居があって、神宮の形にデザインされていた。外に出て目に付いたのが、橋の上に立っている像。赤いお面を付けているように見える。つつつ〜と、呼ばれるように近づいて良くみると、天狗のようだった。生きているかのように感じられる。名前を見ると、猿田彦大神だった! なるほど〜。猿田彦大神は、霧島に呼んでくれた一人です。ここで最初に、挨拶をすることになっていたみたいね。空には、飛行機雲が走っていた。ありがとうございました。この後が、楽しみです♪

 バスに乗って、さらに山の中に入って行く。空気が、変わってきた。(この頃から、Mihoちゃんはお腹にきていて、ともちゃんは爆睡状態) 30分弱で到着。宿のお迎えを待っている間、広場の足湯に入ってみた。気持ち良〜い。わずか数分の間でも、足がすっきりして軽くなった。さすが、霧島温泉。ますます楽しみになってきた〜。(^^)
 霧島での宿は、「旅行人山荘」さん。霧島のサインが続いて、宿はどこにしようかなと思っていたら、ローカルテレビで紹介されていたのだ。きっと、ここに違いない。自然の中に建っていたことと、温泉が素晴らしいということで決定! その後でHPを見ていたら、ある一枚の写真に目が留まった。それは鳥を写した小さな写真。でも、それが少し前に太宰府で写した写真とそっくりだったのです。同じ種類の鳥みたいで、しかも全く同じように左を見て写っている。やっぱり、ここに決めて良かったみたね。v(^^)v

 ホテルは、静かな林の中に建っていた。お部屋の窓からは、錦江湾から桜島や開聞岳が見えるようになっている。(全室です) 夜景を見ながらの食事も、おいしかった。温泉は、ホテル内の大浴場と露天風呂の他に、貸切露天風呂が3つあった。部屋ごとに45分貸し切り出来るとのこと。知らなかったわ〜、なんて贅沢♪ この日の夜は予約していなかったのに、是非にということで、ひのきの湯に入ることが出来た。林の中の露天風呂。グリーンにライトアップされて幻想的。風が吹き、木の葉がそよぐ音に耳を澄ませていた。このホテルの温泉は、天然自噴の源泉。足から、じんじん入って来る感じ。雲仙温泉と似ている気がした。その後で、大浴場にも入った。寝浴というのがあって、寝そべって身体を浮かべた状態で入ってみる。マチュピチュの温泉で、みんなに浮かばせてもらった時のことを思い出した。(胎内を漂っている感じ。) 露天風呂からは、霧島の夜景が見える。ここでも、ほとんど貸切状態。あ〜最高で〜す♪  明日の準備もバッチリ☆