[聖なる旅] [2008エジプト編]  [RAINBOW TOUR 2009] [Page 1]


聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 アトランティスの封印を開く旅 〜


2009.9.1〜9.14
                                                                                

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 9月 7日(PART 2)
 ただいま〜! 船内に入ったところで、エルくんたちが、おしぼりとミントティーを出してくれた。ちょっとしたサービスが、うれしい♪ まだ午前中とはいえ、お外を歩くと暑いので、おかげでリフレッシュ。

 しばらく、お部屋でリラックス。外がどんなに暑くても、船内は涼しいので快適。一時間程してから、船内ツアーが始まった。フロントのスタッフさんが、船内を説明しながら案内してくれる。運転ルームには、キャプテンのヌビさん。どっしりと座っていて、快適そう。(^^) 海ではないから、揺れも感じないし、動いているのかどうかわからないくらいに、スムーズにゆっくりと進んでいる。だから船酔いの心配は、全くなし。むしろ、心地良〜い♪

 一番下には、エンジンルーム。かなりの音が響いていて、すごいパワー。それでも、客室では全く感じないから、有難いですね。

   

 続いてキッチンルームへ。設備が充実していて、ピカピカに磨かれている。 他にも、パン専用のお部屋があり、大きなオーブンで、毎朝その日のパンを焼いて、焼き立て状態で出しているのだとか。(!) それで、あんなにおいしかったのね。種類もたくさんあって、いつもフレッシュに感じられていた。 担当の青年も、笑顔が良くて爽やか〜。・・・ おいしいはずです。(^^)
 さらには、デザートに使っているチョコレートまで、毎回ここで手作りしていた。(ほ〜っ!) 出来立てを試食。もちろん、おいしい♪ ここまで拘ってくれているとは・・・。だから、心も身体も満たされるのです〜。(納得。^^)
 
   

 ランチタイムまで、デッキのソファに座ってナイル川を眺めたり、お部屋で横になってDiaryを書いたり。 その間、船は次の場所へと向かっていた。

   

 ランチは、またまた種類がいっぱい。サラダだけでも、同じメニューは出て来ない。オーダーメイドコーナーでは、ターメイヤを作っていた。わ〜い♪ 揚げ物は、出来立てが一番! 中に入れる具材も、好みで選べるし。 ふわふわで、また最高〜。
 メインには、グリルした野菜や、お魚などをチョイス。お昼は、デザートも思いっきり食べちゃおう。ここのデザートは甘さ控え目で、フルーツをたっぷり使ったものが多いので、食べた後も重い感じがしない。 アツアツの焼き立てアップルタルトに、冷たいバニラアイスを載せてくれた。わ〜素敵♪ それにマンゴームースや、フルーツケーキなども。(えへへ)

   

 コムオンボに到着し、午後の観光スタート。かなり暑そうだから、ちょっと気合いを入れて外に出る。 船は、神殿のすぐ近くに止まっていた。鮮やかな緑と、ブーゲンビリヤの中を通った。 ちょうど音楽の演奏も始まり、爽やかな風が迎えてくれた。

   

 コムオンボ神殿は、ナイル川に突き出た丘の頂上に立っている。他の神殿とは異なった独特の造りで、左右対象に分かれた二重構造になっている。正面から向かって、右半分がワニの神であり、豊饒の神であるソベク神、左半分がホルス神に捧げられているのだ。

 出入り口から通路、奥にある至聖所まで二つに分かれていた。第一列柱室の手前にある部屋は、ハトホル女神の礼拝堂で、その中にはワニのミイラが保存されている。ホルス神やソベク神(写真左 ワニの頭)のレリーフも、多く残っていた。

   

 他には、占星術のようなものを示すレリーフも。そして、この神殿で最も重要なものとして説明されたのは、エジプトで最初の医療が行われていたことを証明するレリーフ(メスや医療器具となるもの)だった。 すると、その中には母乳を上げたり、出産しているものも。(!) 

   

 今朝のホルス神殿に続いて、またしても誕生を表わすものが出てきた。(うふふ) ・・・ 右のレリーフは、妊婦が椅子に座っている。これらのレリーフは、至聖所の裏側の壁にあった。

   

 大きく深い井戸や、ミイラの石棺などもあり。

   

 出発する前に、この神殿では、あるイニシエーションが行われていたという情報が入っていた。それは、自分の恐れを克服するための儀式として、地下にあるワニの池で行われていたという。

 「恐れは、昔も今も人が光へと成長することを阻む最大の力。高次の光の世界では、自分自身の思考や感覚がダイレクトに現実化する。・・・そうなると、自らを破滅に追い込み、高次世界の存在できなくなる。従って、高次の世界で生き延びるには、ここ地上において自分の恐れを克服しておかなかればならないことを、あらゆる古代文明の人々は知っていたのです。・・・」 (一部要約して)

 そのための儀式の一つが、この神殿で行われていた。それは第二チャクラに関する恐れであり、同時にタントラや女性性も学んでいたという。性の歓びにとどまらず、性エネルギーの流れや、性に関連する様々なエネルギーについて、またそうしたエネルギーが復活にどう関わるかなどがテーマとされていた。

 自由時間になったとき、その儀式の場と思われるところを見つけ、自分の中でイニシエーションをした。(写真左 二人の神からイニシエーションを受けるファラオ。 写真右 珍しいライオンのレリーフ)

   

 この二つに分かれた神殿は、闇の世界(ソベク神)と、光の世界(ホルス神)を表わしているという説もある。ホルス神とソベク神が、アンクを手に向かい合っているものをみると、どちらも平等で同じ位置にあり、ここでは対立がないのを感じる。
 冥界を司っているオシリス神と太陽神ラーの娘であるイシス神が夫婦であるように、そのイシスの母であり、昼と夜を胎内で司っているヌト女神のように。 対照的な世界も、一つに融合させることが出来る。 ・・・ その祈りを最後にして、神殿を後にした。  
 
   

 神殿前のガーデン広場では、また軽やかな音楽が奏でられていた♪ 何の争いも対立もない、平和な世界を象徴しているように・・・ ☆