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聖なるペルーの旅 3


〜 内なるマスターの扉を開く旅 〜



2003.9.25〜2003.10.12

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9月30日 (後編)

 この日も穏やかな天気だったので、セスナ機もスムーズに到着。窓から見えるクスコの町が懐かしい・・・。この景色を見ると、ペルーに帰ってきたことを実感する。ルーディとジャネットに、みんなで改めて挨拶。(3日前に着いたときは、余裕がなかったものね。^^) これから、またよろしくお願いしま〜す♪
 まずはホテルに行って、預かってもらっていた荷物をピックアップ。ホテルはもちろん、私のお気に入りのNOVOTELちゃん♪ 懐かしいスタッフの顔も見える。吹き抜けのロビーに、降り注ぐ太陽がキラキラ眩しい。 また帰って来れてうれしいな。コカ茶を飲んで一息つき、準備出来たところで、聖なる谷へと出発。

 サクサイワマンのキリストの像が見えた。「ただいま〜!」 大きく両手を広げた後ろ姿に手を合わせた。「またあとでね。」 今回は高山の影響も考えて、クスコを周るのは後にしていた。(これが大正解だった。^^) バスの中では、ルーディの「お役立ちスペイン語講座」。(^^) 挨拶から、お買い物まで必要になりそうなスペイン語を、みんなで質問して教えてもらった。(後でしっかり役に立ったのです〜) 聖なる谷のスポットで写真を撮り、ミニショッピング。可愛いアクセサリーもあって、早速みんなの目は釘付け。(私は、お人形とレインボーカラーのお財布を購入。) 

 ジャングルライフから現代へとカムバックしたので、今日は、とにかくのんびりリラックスして、楽しむことにした。今日のホテルは、私も初めての「ロイヤルインカ」。鮮やかなイエローとオレンジの外壁に、お花で一杯のガーデンが素敵♪ すぐ横には、小川が流れている。ホテルのレストランでランチタイム。スープにメインのフィッシュ、デザートとフルコースを頂いて、お腹も満足。レストランに飾られている絵が素敵だなと思っていたら、何とその絵はウエイターさんが描いたとのこと。他にも絵を見せてもらった。アンデスの村の風景や人々を描いた、それらの絵は落ち着いた色使いで、観る人の心を暖かくするような絵だった。「この絵、売ってくれるの?」 値段を聞いてびっくり。私たちは、それらの絵を、と〜っても安く買うことが出来たのです。(私は4枚買ったら、1枚オマケしてくれて全部で2000円ぐらい!) いきなりラッキーなお買い物にニッコリ。(^^) 

 さあ、次はお待ちかねのピサックマーケットでフリータイム。前回紹介してもらったクイチの友達カルロスも登場。引越したばかりの新しいお宅に、またお邪魔させてもらった。お〜、例の迫力あるシャーマンの絵も健在。「また帰ってきました〜」 相変わらずリアルな眼差しに、すごい迫力。それに、ストーンや数々のシャーマングッズで、またクラクラ。この前は、コンドルの羽を買ったので、今度はイーグルを買おうと思っていた。すると、何とそこにはマカウの羽が! しかも、ブルーにイエローゴールド! ここで受け取ることになっていたのね。うれしい♪ そして、シャーマン達が、帽子や髪に付けるという細いバンド状のものに、イーグルの羽を買って、帽子に付けてもらった。そこで、カルロスがお揃いのコンドルの羽もプレゼントしてくれて、一緒に付けてくれた。わ〜、うれしいな。これからのシャーマンの旅にピッタリ。それだけではなかった。奥からは、カラフルな羽がいっぱい付いたものを持ってきて、私にギフトとして渡したいと言うのだ。それは、シャーマンがお祈りの儀式に使う特別なもので、しかもその羽はマカウのものだという! え〜!! もう感動して、言葉も出なかった。 これは、ギフトとして有難く頂きます。う〜、ありがとうございます〜。
 そして、カルロスが一人一人に、コンドルの羽とシャーマンのオイルを使って、エネルギーのクレンジングをしてくれた。これも、明日からの旅の準備なのね。(写真左・右手のコンドルの羽に注目! なぜか写真では透き通っている!?) 

 マーケットでは、アルパカちゃんのセーターや、Tシャツにコットンパンツなど、いろいろ買った。あるお店のおじいさんとおばあさん夫婦が、優しくて良い感じだった。2時間の時間を取っていたけれど、それでも初めてのお買い物タイムで、みんなには足りなかったみたい。(^^) たくさんあるから、見て周るだけでも楽しくて、あっというまだもんね。お買い物も同じなの。たくさんチョイスがある中から、本当に自分の必要なものを、どれだけ早く見つけられるか。私も、昔は一つのものでも迷って、なかなか決められないことがあったけど、おかげさまで次第に早くなりました。それも最近では、お店に入って瞬時に見つかることも多くて、その品物のほうが呼んでくれているようにさえ、感じることがあります。v(^^)v 一度迷い出すと、どうしようもなくなることがあるので、何でも直感で選ぶようにしてみましょう。


 ホテルのお部屋も可愛いくて、プールやジャグジー、サウナもある。それでクイチが薦めてくれていた。市場にも近いし、アマゾンでの疲れをゆっくり癒すことが出来るように。(感謝☆) マッサージもあったので、私とAkiちゃんはお願いした。ディナーの時には、クイチから電話が入った。新しいファミリー達に会えるのを楽しみにしているとのこと。
 さあ、明日からはシャーマニックな旅が始まるよ〜♪
 
<Aki ちゃんレポート>
(書いていくたびに、思い返して気付くことがあったり、忘れていたことをおもいだせたり、このレポートはヒーリングレポートみたいです♪ ここにはあえて書いていない些細な自分への気づきもあったりで、ほんとにすごいです。私ペルーに行ってほんとによかったです。
  
 アマゾンからセスナ機でクスコへ。。。出発前に小一時間ほどいたレストランでは、アマゾンでのことが心の中にどんどん溢れてきて、実はうるうるしていました。でも、セスナに乗ったら一皮むけた元気になってる私になっていました。蛇行するアマゾン川を見納め、クスコの町並みが目に入ってくると、いよいよインカの国での旅が始まるとわくわくしてきました。でもそんな期待をインカの国は、いとも簡単にうち破ってくれたのでした。。。
 ベルトコンベアーに乗って出てくる荷物、待てど待てど、私のスーツケースが出てこない。。。「!?何で?」周りのメンバーは乗り込むバスへと向かうため外に出ていってしまう。。。遠くで「もぅ出発だよー!」私はパニックになってしまい、またもノックダウン状態の自分に逆戻りしていました。「荷物が出てこないーー」うろたえる私にMikiさんが「大丈夫大丈夫」と声をかけてくれ、最後の最後にスーツケースが出てきた時は、必死でつかみ取っていました。私はアマゾンで一皮むけ、このあとはなにもかもが順調にいくと思いこんでいました。精神的にすでにいっぱいいっぱいの経験をした感覚でいたため、もぅこのあとは、楽に過ごしたいという気持ちもあったのです。でもこの幕開けは、そうじゃないんだという知らせだと感じました。これからも色々なことが起こるんだと弱気になってしまいました。それでも、バスの中では、ルーディのスペイン語講座が始まり、わいわいとみんな知りたい言葉を口々に聞いてはメモるメモる。私も必死になってメモっているうちに気が紛れていったのでした。
 聖なる谷では、さっそく小物を購入。おそるおそる片言のスペイン語で話すと、おばちゃんたちにも通じているみたいで、返事が返ってくる。おお!!通じてる♪スペイン語は一つ一つの発音が英語よりもはっきりしているので、私にはありがたかった☆

 今日泊まるホテルは、庭に花がたくさん咲いているし、とてもかわいくて華やかな雰囲気のところだった。昼食後は、シャーマンのカルロスさんのお店に行くことができ、欲しかったコンドルの羽を買うことができた!コンドルの羽はなぜか惹かれるものがあり、Miyukiさんの昨年のレポートを読んでからずっと欲しかったものだった。ピサックのマーケットは初めてのマーケットということもあり、あっというまに時間がすぎてしまった。お買い物は、やっぱり楽しい♪いろんなものがありすぎて、まわるのも大変だった!なんとかTシャツや日本のもんぺみたいなかわいいパンツを購入できたのでよかった☆
 ホテルに戻り、ディナーの前にマッサージを受けました!初めてのことでした。結婚前に一度だけ行ったことがあるけど、普段は全く興味のないことで、お金は高いし自分の体にはもったいないと当然のように思っていました。でも、あの時初めて自分の体をいたわってあげようと思ったのです。今まで自分の体をいたわってあげてなかったことが申し訳なく思えたのです。私は子供の頃から年々、年をとっていくごとに体の調子が悪くなっていきました。小学校の頃にはすでに肩こりが始まっていて、気持ち悪くなるほどでした。どんどん悪くなるたびに私は自分の体を責めました。なんで私の体はこうなの??それが、この時になって初めて気付いたんです。私の今生の魂の乗り物をないがしろにしてきた。。。って。小さい頃から生きにくい環境を感じていたため、我慢していれば、辛くても犠牲になれば、いつか幸せになるとずっと耐えてきました。あの時は全部に耐えるしかなかったのも事実でした。でも、今思えば自分の意見を出していいところでも出せなくなっていたのも事実でした。その分別がつかないくらいになってしまっていました。それが体にサインとなって表れていたんだとようやく分かったんです。ずっと悲鳴をあげて私に教えようとしてくれていたのに、ずっと無視してきてしまったことに。。。マッサージは、とても気持ちよかったです!もちろん相手は日本語の通じないおばちゃんでしたが、片言の英語と身振り手振りでコミュニケーションもとりながら終えたときは、ちょっと満足度もUP♪UP♪なのでした☆
 
<Mihoちゃんレポート>
 セスナ機がクスコに着くと、文明に戻ってきたという実感が湧きます。でもその文明も、クスコだと現代日本に生きている私たちにとっては、「何時代の?」って感じです。それほどクスコの空港は日本とかけ離れた、素敵な風景が広がっていました。民家はレンガの建物が多く、山も山肌が見えてるせいか、色がレンガ色っぽかったと記憶しています。ほんとに地に足をつけていると実感できる感じです。現代日本ではありえないかもしれない感覚です。
 ホテルに行って(すごくきれい!)休憩しようとソファーに座ったら、葉っぱ入りのコカ茶をメンバーが飲んでいて、大感動!私も飲んでみてペルーにいることを体感しました。おいしいなあ♪味はそれほど強くなく、すっきりとしていてハーブティのような感じでした。バスの中で、初めて会ったルーディからスペイン語を少し習いました。スペイン語って、難しいなあとこの頃はしり込みしていました。ルーディは黒髪で眼差しがキラリンとしていて印象的で、人種的にはインディヘナなのでしようか、こちらでは一般的なおじさん(?)といった感じです。
 聖なる谷でバスを降り、記念撮影をしました。あまりにも広大で谷が深くて色もきれいで、まるで絵に描いたようだと思いました。そこで大きな布のようなものに広げて置いてあるアクセサリーや小物のかわいいこと。。ここだけでもこんなにあるなんて、と感動していました。

 この日泊まるホテルに着いてそのかわいさにまた感動していまいた。ランチタイムの後、(もちろん食事はおいしいのだ〜)ウェイターさんが書いたという絵をみんな買っていましたが、私はお金をその場にあまり持って来ていなくて部屋に戻ったりしていて買いませんでした。今思えば惜しかったです。それらは素朴だけど多分それらと同じような光景の写真をたくさん撮るよりも「アンデス」が伝わってくるような絵でした。
 クイチの友達というカルロスのお宅にみんなで行くことになりました。、いろんなものが置いてありましたが、私はマカウちゃんの水色とオレンジ色のうぶ毛(?)が付いた、瞑想のときに地面に突き刺して使うという棒状のものと羽を買いました。みんなそれぞれ買っていましたが、Kiyomiさんが「この品物はあなたに合うかどうか」というのを観てあげたりしていてすごいなあと思いました。
 ピサックのマーケットでは大暴走。。すごい品物の数にどれを選んでいいかわからなくなってしまい、ほとんど何も買わずに集合時間少し前に行き、やっぱり何か買いたくなって戻って、集合時間に遅れたあげくに買い物も大失敗していました。戻ったらみんなが私を探していました。みんなごめんなさい。。このことで私は一気にガックリと気を落としてしまいました。(直感で選ぶ。。日本に帰ってきて、やっと時々できるようになってきました。それは自分がその後に「これほしい!」と思ったものとは違うことが多くて、それでも最初の直感どおりにすると、しばらく経ってからそれで良かったんだと思ったりするから今も不思議です。)
 ホテルに帰って水着に着替えてサウナとジャグジーに入ってみました。クイチありがとうございます。それから部屋に帰って、アマゾンから帰ったのに自分の靴が川魚くさいのに気がついて、自分の中で大騒動。。(アマゾンでピラニア釣りをした時、写真を撮りたくてみんなが行かない舟の先端の水が少したまっているところに足を踏み入れたのが原因のようです。とほほ)靴を一生懸命洗ったりしているうち、時間が過ぎていきました。ピサックのマーケットで唯一直感で買った腹巻き財布(?)の柄が、私が泊まるホテルの部屋のテーブルクロスと偶然にも全く一緒だったことがせめてもの救いでした。(うれしくて記念撮影をしました。)夜はホテルにある大きな暖炉の暖かい前で、メソメソと泣く私を同室の人が「MihoちゃんはMihoちゃんのペースでわかっていけばいいからね」というような言葉で慰めてくれました。その優しい言葉にまたおいおいと泣いてしまった私でした。(でもやっぱり、いつになったら私はもっと大人になるんだろう。(^_^;))