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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

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 9月27日
 昨夜は、やや興奮気味だったせいか、あまり眠れなかった。5時ごろから起き上がり、窓を開けてみると、朝焼けの空に龍神さま。 出発の準備も完了し、朝食を摂ろうとロビーに降りてみたが、まだ準備が出来ていなかった。ようやくシャッターを開けるところ。(7時頃です。) さすがコパカパーナ、この余裕がいいわ〜。(^^) 外に出て周囲を散策し、お水を購入。(お店も、まだオープンの準備中) 30分ぐらい待って、ようやく朝食スタート。とにかく今回の旅は、時間がゆっくり流れていて、何をするにもゆとりタップリなのだ。自分の意識が変わったから、そう感じるのかも。(ふふふ)
 さあ、まずは太陽の島へ。港へ向かうと、またアレキサンドロ達が・・・! 彼らも、ボートに乗るみたいね。バイバ〜イ!(これが本当に最後の御挨拶。^^) ボートに乗り込もうとしたところで、うれしくないサプライズが! クイチに政府からの呼び出しがあり、今日中にクスコまで帰らないといけなくなったという。私たちは、てっきりラパスまで一緒だと思っていたので、ガガ〜ンとショック。「後のことは、ルーディに全て任せているから大丈夫。」 それはわかるけれど、心の準備がなかったので、思わず動揺してしまい、日本に帰る前に会えるのかと聞くと・・・しばらくじっと顔を見て、「わかった。必ずもう一度、プーノまで戻るようにする。今夜、ラパスのホテルに電話するから、僕を信じていて。」と言ってくれた。この後、イミグレーションのオフィスへ行って、車のことも何とかしてみるとのことだった。二人とはこれで最後になるかもしれないのに、お別れの挨拶が出来ないまま、ボートで出発することになった。
 しばらくしてから、私は自分の言ったことに後悔した。あの時は突然のことだったので、プーノに来てほしいなんて、思わず口にしてしまったが、クスコからプーノまで片道8時間近くかかることを思い出したのだ。昨日の夜も、眠っていないかもしれない。いつもきちんとしている彼が、今朝は髭も剃っていなかった。一人で毎日、どれだけの仕事をこなしているのだろう。政府関係だけでも、相当量の仕事を任されているはずだし、大学の教授でもある。(責任ある仕事ばかり) 私は、そんな彼の状態を考えず、何てお願いをしてしまったのだろうと、自分の身勝手さを恥じていた。(わがままなんだから!) 忙しい中で、このツアーを受け入れてくれただけでも有難いのに、ここまで一緒に来てくれただけで、もう充分だったのに・・・。それに、我らがガーディアンの頼もしいルーディがいてくれるし。(^^) 今夜、電話でそのことを話そうと思った。(私たちは大丈夫だからってね。) そんなことを考えていたら、ブラックマリアさまの写真が目に入った。(ボートの中に飾ってあった。) まあ、こんなところに! そのお顔を見たときに、「大丈夫、これが最善なんだ。」と思うと同時に、何かまた奇跡が起こるのかもという予感が。 空を見上げると、半分ぐらい雲に覆われていた。今の私たちの心を表しているようだった。そうよ、自分たちの現実は、自分たちで創ることが出来る。何も、起こる前から諦めることはない。奇跡を起こすかどうかは、自分たちの意識次第。ただそれも、全ての関わる人たちにとっての最善であるように。そのことを祈り、後は信じていれば良いのよね。 そう、今は目の前のことに集中しよう。

 40分ぐらいで、太陽の島に近づいた。お〜来た来た! 島に着き、神殿に向かって歩いていると、胸の鼓動が激しくなってきた。(ドキドキしてる〜。) 入り口の前に立った時、懐かしさとうれしさ、感謝の気持ちで胸が一杯になり、またウルウルと涙してしまった・・・。(涙腺が弱いもので ^^;) 感謝の祈りを捧げ、光を送りながら、一つ一つ部屋を回っていった。


 最後に、ルーディの案内でプリンシパルの部屋へ。ティティカカ湖に面した小窓からは、紫色のオーラを放った光が注がれていた。何てきれいなの! ルーディから、窓の前に立って、一人ずつ瞑想をするといいよとの提案。それはナイス! そのためのスペースだったのか、ちゃんと立つところがあるのだった。注がれる光を受けて、内なる世界へと入ると、ティティカカ湖に眠る光の神殿が浮かんできた。(龍宮城の西洋版みたいな感じ。^^) その美しさに感動して、またウルっと涙が・・・。その光の神殿に五十鈴を捧げた。そして、一人ひとりに五十鈴を振り、その光を分かち合った。
 リカちゃんは、小さい頃に太陽の神殿という本を読んでいて、強く印象付けられていたという。それがペルーのどこかにあるとわかり、卒論のテーマにしようと検索していたところで、私のHPに出会ったそうです。やっと来れて良かったね。おめでとう〜♪


 神殿の前から、ティティカカ湖に向かって、みんなで笛を吹いた。ここまで導いて下さったことに、心から感謝します。この神殿が、これからも守られますように。この光の都市が、永遠に輝き続けますように。私たちは、ここで受け取った光を、多くの人と分かち合うことを誓います。この美しい地球を守るために・・・☆


 神殿の周りには、コリカンチャと色違いの花が咲いていた。(ここでは、光の黄色♪) 島をぐるっと回って移動。同じ島でも雰囲気が変わる。島の人たちが集まって、何かを一緒に作っているようだった。男の人たちは木を集め、女性は石を拾っていた。(みんな仲良しね〜) 石段の上を登って、水の神殿へ。チャクラをクリアリングし、持っていたクリスタルを浸して、浄化&パワーチャージ。最後に、三回飲む。この水は、若返りの水とも言われている。心も身体も、若返っちゃいましょう。(^^) ここでは、小さな子供が二人登場。まあ、何て無垢なお顔。私たちも、この純粋な心を取り戻して、いつまでも大切にしたいね。


 水の中の緑色の藻が、神秘的できれい。淡い水色からイエロー、ピンクなど、いろんな色の石がある。どれも優しい色だ。その中で、一つ頂いて行こうかな。 ありがとう、太陽の島。 もう一つの月の島は、さらに一時間半ほど奥にある。月の島にも、よろしくね。(イメージで、光を送りましょう。) この次、訪れるときは月の神殿かな。


 帰りは、二階の甲板の上で、ティティカカ湖を見つめながら、風を感じていた。ルーディと久し振りに、いろいろな話をした。今回の旅でも、彼の存在は大きかった。ワイナピチュでは、汗びっしょりになりながら、みんなの荷物を持ち、私たちをしっかりガードしてくれていた。(タフガイ!) あっちにこっちにと走り回り、ある時は名カメラマンとしても大活躍。私たちは、そんな彼にしっかり甘えていたのでした。(^^)
 彼は独立して、普段は一人でガイドとしての仕事をしている。今回のように、クイチから依頼があれば、一緒に動くこともあるという。私たちって、もの凄く贅沢なことをしていたのよね・・・。(改めて感謝) ルーディは、空港で入ってくる人たちを見ると、普通の観光で来ている人なのか、スピリチュアルな旅で来ている人なのか、自然とわかるのだという。(ルーディ流にいうと)私たちのようなミスティカルピープル(!)と一緒の時は、しっかりオーラを整えて、準備しているとか。何も言わないけど、全部感じてわかっていたのね。さすがプロフェッショナル!(パチパチ) 
 ペルーには、他にもお薦めの場所があると教えてくれた。それがアレキパだった。アレキパは火山で出来た町で、凄く良い温泉があるという。(まあ!) それに、コンドルを目の前で見れる場所があるのだそうだ。大きな翼を広げたコンドル達が集まって、真上を旋回していく。「そのエネルギーがたまらなく凄いんだ〜。」と思わず力説するルーディ。(Too Much Energy !) 何度訪れても、そのパワーには感動するとのこと。その思いっきり実感がこもった話し方で、私も凄く行ってみたくなった。そして、わかったのです。クスコでウオルター達と再会したとき・・・なぜかマヌーは、もう行かないかもと感じていたこと。それと同時に、アレキパの名前が印象的に耳に入っていたこと。それらが、ここで繋がってきた。さらに、リカちゃんが言っていた、ペルーの北エリアも良いらしいという話を思い出し、ルーディに何があるのかと聞いてみた。そこには、ドラゴンのワカ(別名虹のワカとも呼ばれているらしい)や、太陽・月のワカなどがあるという。今朝見た龍の雲とも繋がり、鳥肌状態に。次々とアイデアと閃きが湧き出てくる。それも、ただのアイデアではない。これらのインスピレーションを受け取っているのが、ティティカカ湖なのです! それが、どれだけの意味を為しているか・・・すっかり興奮していた私。(もう止められない。^^)

 空を見ると、ある人の顔らしきものが・・・。あれは誰かな・・・あっウイッチ! 魔女の横顔だ!(写真下左・尖った鼻に、しっかり目も入ってます。) ラパスには、有名なウイッチストリートがあり、そこでしか手に入らないグッズが一杯揃っている。私は2年前に訪れていたが、そのレポートを見て、みんなも是非行きたいと思っていたようだった。でも昨日の夜、クイチと予定を相談していたところ、お店は夕方には閉まってしまうから、明日は間に合わないかもしれないと言われた。もし太陽の島を止めるんだったら、確実に行けると言われたけれど、さすがに太陽の島を外すわけにはいかなかった。すると朝になり、「早いボートが見つかったから、うまく行けば間に合うかも。」とクイチ。その通りに、私たちのボートは小さいけれど、早かったようだった。(おじいさんと孫のコンビです。^^) 同じ頃にアレキサンドロ達のボート(十数名は乗っていた)も含めて、数隻の大きなボートが出発していたが、途中から姿が見えなくなっていた。そのおかげか、太陽の島では一組のカップルだけで、ほとんど私たちの貸切状態だったのだ。だから、この雲を見たときに、「ウイッチのお店にも行けるのかも。いや行けるに違いない。」と思ったのです。だって、ウイッチがわざわざ現れてくれたんだもんね〜。(2年前の時は、空を飛んでいるウイッチが登場。2002年編 ^^) 同じものでも、他の人が見たら全く違うように見えたりするけれど、自分で見て感じたことが、自分へのメッセージなのです。(^^) その他にも、二つ対照になっている雲が現れていた。ここでも一つ、統合されたのですね。(パチパチ) さすが、地球の第13チャクラと言われているティティカカ湖。いろいろなことが起こっても不思議はないのでした〜。


 ホテルに戻ると、何とそこにはクイチの姿が! まだ出発していなかったの? 何と・・・政府の仕事はお願いして、何とかあと一日延ばしてもらうことにしたのだとか。 「これでクビになったら、僕の面倒よろしく。(笑)」  私たちのために申し訳ないと思いつつ、マリアさまの計らいだから、きっと大丈夫よね・・・なんて。(^^; 
 ルーベンのほうは駄目だったけど、プーノで待っているという。じゃあ、あと一日だけだね。ラパスまでは、若いドライバーさん。車も広くゆったりシート。船でティティカカ湖を横断して移動。港で休憩して(アイスをペロペロ)、さらに走る。一直線にビュンビュンって感じ。すると、あらあら不思議。ふと気がつくと、茶系の町並みが姿を見せ始めた。もしかしてラパス? 何とびっくり、予定より遥かに早くラパスに入っている。嘘みたい・・・。とにかく彼の運転が早かった。後で聞いたら、隣に座っているクイチも、思わずビビっていた程で、「これがルーベンの運転だったら、日が暮れていただろう。(笑)」と言っていた。 ここで全て納得。このドライバーさんは、地元の人なので慣れていたのだ。だから脇目もふらず、思いっきり飛ばしていた。ラパスに入ってからも、道が全部わかっているので、ホテルまでも迷わず一直線って感じだった。(町の中は入り組んでいて、交通量も多くて大変。) それもこれも、全て私たちのために起こっていたのだとわかり、改めて感謝した。何が最善なのかは、後でわかるのですね。

 ボリビアの首都であるラパスは、高層ビルの並ぶ都会。これまで訪れた町とはガラっと変わり、しばらくお休みしていたアドレナリンを目覚めさせてくれます。(^^) ホテルは、同じくグロリアちゃん。お〜、懐かしい。何より、教会の近くなのがうれしい。チェックインした後、クイチの案内で早速お出掛け。
 石畳の坂道も懐かしいな〜。お目当てのウイッチストリート(リナレス通り)を、のんびり散策。あのお姉さんのお店を覗いてみたが、姿が見えなかった。ルーディに聞いたら、このお店のことは良く知っていて、この通りでのお薦めだったようだ。(やっぱりね〜!) もう一軒のお薦めは、通りの一番奥だった。そこで、兄たちのお土産に幾つか買った。そして道を戻っていると、あのお店に赤ちゃんをオンブした女性の姿が。もしかして・・・と近づいて顔を見ると、やっぱりあのお姉さんだった。まあ! ルーディに話して聞いてもらうと、ちょうどその頃に妊娠したようだった。あの時は、若い女性らしい魅力的なエネルギーを発していて、人を惹きつけるものがあった。(やっぱり愛に満ち足りていたのね。^^) 今は、母性のエネルギーに溢れていて、すっかりお母さんに。その幸せそうなこと。愛のバージョンアップ版って感じで、その変化を見た私はうれしくなった♪ (エネルギーを扱っているなら、こうでなくっちゃね!のお手本です。^^) ここで、やはり目に付いたものが。この後に行くティワナクの太陽の門に、ポンセの像、インカの初代皇帝の顔にリャマちゃんがサークルに並び、真ん中に窪みがある。(小物が置ける) それと、太陽の門に彫られているビラコチャの神の像。同じようなものは、他のお店にもあるが、扱う人によっても違うものがある。生きている、入っていると感じさせるものがある。それに、小さなカメちゃんも一緒に買うことに。安くしてくれた上に、一つ一つに例のレインボーもサービスして、巻き巻きしてくれた。(さっきのお店では、してくれなかった。) 先に買って出たみほちゃんが同じグループだとわかり、呼び戻して巻いてくれることに。(この優しい心遣い!) やはり愛を与える人が、より多くの愛を受け取るのですね。すでに二人目を宿しているお姉さん、ますますお幸せに・・・☆


 ラパスは、さすがに都会らしく、品数も豊富で珍しいものも一杯。ここで、大きなシャカシャカ(アルパカちゃんの爪)をお土産用に選んでいたら、私も欲しくなって、とうとう買ってしまった。(珍しい色付きバーションだったので。) 敷物やテーブルクロスにもなる織物もお土産に買い、皮を一部にあしらったバッグもゲット。(このバッグは使い勝手が良くて、大のお気に入りに。) そして、プーノでお留守番しているルーベンへのお土産も買っておいた。どれも、信じられないくらい安い。(日本では、何も買えなくなっちゃう。) クイチは、そんな私たちの様子をニコニコしながら眺め、最後まで買い物に付き合ってくれたのでした。(視線を感じると思ったら、私のオーラを眺めていたとか。お〜い!) 

 夜の食事は、ホテルでゆっくり取ることにした。シャワー後の髪を下ろした姿で、クイチも登場。ベジタリアンのビュッフェに、クイチがオーダーした料理も頂いた。それが、またおいしくて・・・♪ (メニューにないものだが、特別に作ってもらったらしい。このホテルの支配人も、クイチの知人だった。) この6人のメンバーでは、最後の晩餐ね。無理をさせてしまったけど、やっぱり一緒に来てもらって良かったかも。明日は、いよいよ満月です☆